2012-02-15 10:29 | カテゴリ:神戸
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
私も実は二度しか神戸に行っておらず、二度とも有馬温泉に行ったため、実質三宮の駅周辺や元町商店街を歩いたのは半日くらいしかないのです。それなので神戸に何があるとかそういう事はその限りでしかわかりません。

とりあえず三宮の駅を出るとバラ園があってニワトリの風見鶏のシンボルがありました。


まあフリーメイスンリーのシンボルとしては十分なのですが、最近話題のような新宿みたいにピラミッドをあっちもこっちも立てるのとはやはり歴史が古いようでシンボルの見せ方も穏やかみたいです。そうは言っても関東大震災後の都市の直下型地震である阪神大震災を平成になって被災した神戸なわけで何かしらシンボルへのこだわりはあるものと思われます。関東大震災当時は横浜の外国人居留地などを含めてかなりのフリーメイスンリーの部分が神戸へ移動した歴史もあったようです。

さて神戸と言えば異人館と言うことでとりあえず最初は行ったわけですが人も少ないしあまり目立ったシンボルもとんがり屋根と風見鶏以外に認められないので帰ります。
北野町から下っていくとインド人などを見かけていきますが、あまり白人や黒人は多くありません。生田神社に参拝していきます。生田神社周辺は神戸の中心地と言う感じです。後で説明しますが昔の神戸外国倶楽部はこの辺にあった様で、大正時代くらいのロッジの住所はこの辺から西へ行ったところのNHKや神戸女子大大学院のあるところだったようです。

元町通り商店街は花時計や地球儀の地面のレリーフなどがあったと思います。一応フリーメイスンリーのシンボルともなります。(追記:花時計は最初に分類学の父リンネが作ったそうで、彼もフリーメイスンなんだと思います。確実にそうかどうかはわかりませんが、リンネの分類学の思想はフリーメイスンリーの科学思想の源流であるかと思います。神戸の花時計が日本最初だそうで、そういう意味で非常に意味深いシンボルなんだと思います。)ブラザーモーツァルトの名前を冠した店などが散見されたかと思います。結構長い商店街です。中華街も小規模ながら密集して活気のある感じでした。郵便局の横を抜けて旧外国人居留地の方に行く所でホテルかマンションのような新しい建物が屋根にピラミッドを多数つけていました。阪急などの方へ行く所で、モザイクという名のモールがあるようです。旧居留地の方へ行くと震災で石造りの古い建物は倒壊したものが多いらしく、元町駅の駅舎に遺構がなっていたりします。震災の後にマンションが増えたようでした。大丸の所まで行くと旧居留地で最初に目立つのはNTTの建物です。その他はブティックなどが並び特に目立ったシンボルのようなものはありませんでした。


メリケン波止場より旧居留地を望む
旧居留地で唯一シンボルらしいのはプラダの壁画だけでした。


縄の結び目はミラノの市章みたいですがフリーメイスンリーの友愛の象徴ですね。(追記:縄の結び目はイタリア統一運動で中心に活動したサヴォイア王家の紋章のようです。P2ロッジ事件でも名前が出てくるかと思います。)


生田神社裏中山手通りにある恐らく昔のロッジがあったあたりにある写真館の人形。
恐らく最初のロッジがあったという一番という意味ではないでしょうか。まあ普通の人には関係ありません。ここの北側には孫文の記念館などありこの地域がかつてのフリーメイスンリーの日本での活動の中心地の一つであった事が想像されます。現在の神戸外国倶楽部はここをさらに北上し北野町の少し閑静な所に入った関係者以外立ち入り禁止の敷地のカービーホールと言う所のようです。


メリケンパークの地図 直角定規などととれるのでしょうか。神戸ポートタワーはそのままシンボルだと思います。展望室ではテディベアとバラの絵柄のものを売っていました。映画の宇宙戦艦大和で使われた船など3つの船が展示してあったのはそのまま戦艦三笠と同じくノアの箱舟のシンボルだと思います。(追記:グーグルアースで見ると全体がチェッカーの模様になっていますね。)


神戸海洋博物館の形はシドニーのオペラハウスの様で恐らくシンボルなのだと思いますがちょっとわかりません。その前にある碇はシンボルとなりますが川崎重工のものではなく三菱重工のもののようです。横浜ロッジのホームページにありましたが何やらフリーメイスンが明治時代に作った神戸の造船ドックだか製鉄施設はその後川崎重工に取られてしまったとか歴史はあるみたいです。ちょっとかなり複雑みたいです。

メリケンパークにはちょっと変わった石の彫刻もありました。


淀川長治さんを記念したもののようです。パーフェクトアシュラーの空洞ですね。生涯独身で結婚せず映画を評論した淀川さんを象徴するものでしょうか。丸い磨かれた石は観客を意味するのでしょうか。


一応この二人はフリーメイスンです。たぶん本人たちとは直接関係ないものでしょう。


大きな魚の塑像と手前にある魚を狩る鷲の彫刻。出来たのは阪神大震災の前みたいです。
魚はキリスト教のシンボルでキリスト自身を表すものです。日本の魚食の習慣もありキリスト教化した日本を象徴するのかもしれません。手前の鷲が魚を狩る図はそのままの印象でアメリカが日本をキリスト教化した所で捕えると考えてよいのではないでしょうか。三笠公園の意味とほとんど同じかと思われます。シンボルの意味がこうして確認されることにもなるわけです。(追記:モザイクガーデンの信号所が三笠公園のマストに当たる十字になるのですね。全く一緒ですね。)


近くにあったメリケン地蔵尊 日本の伝統宗教の意地だと思われます。アーサー・ヘスケス・グルームの逸話を思い出させます。シンボルはどこでも同じ事です。