2012-07-17 15:48 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
東郷平八郎元帥と言えば軍神として有名であり、日露戦争での英雄的な活躍、「天気晴朗なれども波高し」でも有名な戦前の日本で最も良く知られた海軍の司令長官であったかと思われます。

もちろん横須賀でも三笠公園の銅像を始めとして、東郷ビールを売ったりと未だに東郷平八郎元帥の人気は衰えていないようです。

フリーメイスンリー関連としては日露戦争の講和条約をブラザーセオドア・ルーズベルトの仲介で結んだアメリカのポーツマスが東郷平八郎元帥の留学先であったイギリスのポーツマスと同名であったなどがあります。

さてこの東郷平八郎元帥についてですが、ウィキペディアでは妻の事は書かれていませんが、明治11年に海江田信義の長女テツと東郷30歳、テツ17歳で結婚しています。海江田信義と言えば薩英戦争の発端ともなった生麦事件で真っ先に騎乗の英国人一人を切り殺した薩摩隼人の代表的な人物で、戊辰戦争で共に戦った医者出身の軍略家大村益次郎と仲が悪く、その暗殺の黒幕ともされる人物です。維新後は主に薩摩にとどまる事が多く、西南戦争の際にも薩摩にいて病気療養中であったようです。

さてこの世界的にも有名なアドミラルトーゴーとして知られる東郷平八郎元帥ですが、日露戦争の直前に連合艦隊司令長官に就任する際に海軍大臣に推挙される理由が「この人が、ちょっといいんです」という事であったそうです。

さてこのちょっと良いんですが、何が良いのでしょうか?
Togo_in_Europe.jpgTōgō_Heihachirō
もちろんウィキペディアに写真があるように、顔が三船敏郎に似てハンサムであったという事もあるかと思います。三船敏郎も本名で、黒澤明監督の下でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞する「羅生門」「七人の侍」に主演するわけです。

もちろんこのブログを読んでいる方は三船敏郎が三、船というシンボルが入った名前である事、黒、明という漢字もシンボルとなる事もご理解いただけるかと思います。

さてそうなると東郷平八郎元帥はどうでしょう。東は光を東方に求めるフリーメイスンリーのシンボルですし、平もタウ十字、十字の形に近いシンボルと認識されます。また八も東洋の吉兆の数字、キリストの復活の数字としてシンボルとして認識されます。郷の字も小文字のgのカリグラフィーに似ています。
ではローマ字ではどうでしょう。東郷平八郎元帥は留学していますので、現地ではTOGO HEIHACHIROと表記したものと思われます。(現在の英語版のウィキペディアではTōgō Heihachirōとトップバーをあえて表記しています。トップバーはシンボル的には眉毛になるのでしょうか。)TOGOはto goとも解釈され、英語としても率先して動く印象を与えますが、何よりTOGOはタウ十字、All Seeing Eye、シンボルのGを含むなんとも素晴らしい名前となります。代表的なシンボル三つが名前で表現されている東洋の美男子薩摩隼人であったわけです。
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ちなみにA級戦犯として巣鴨プリズンで病死した東郷茂徳はもともと薩摩藩に朝鮮の役で豊臣時代につれてこられた朝鮮の陶工の末裔で、父親が東郷の士族株を明治維新後に購入しそれから東郷となったそうです。太平洋戦争開戦時、終戦時の外相でした。

丸十字、太陽十字で家紋が表現される薩摩島津を象徴するような歴史が感じられるエピソードかと思われます。

(ちなみにTOGOに関連して、GOTOでいくと東急グループの創始者である五島慶太となるのでしょうか。渋谷周辺の開発を進め、現在の渋谷ヒカリエに繋がるものかと思います。大船観音の建設にも関わっているようです。ちなみに渋谷は現在の神奈川県境川周辺の呼び名であったものが所領が飛び地で存在し、その末裔が薩摩東郷氏であるようです。そのあたりが現在の渋谷区にある東郷神社の存在とも関連しているようです。また初代ボーイスカウト連盟総長、拓殖大総長、満鉄総裁ともなった関東大震災前の東京市長であり、震災復興の帝都復興院総裁であった後藤新平もGOTOとなります。大政奉還を進言したとされる土佐の後藤象二郎もいます。ウィキペディアには日本で最初にルイ・ヴィトンを愛用したとあります。後藤という名前は現在の芸能界でも数多く認められるかと思われます。東郷では東郷青児やマンガで架空の人物ですがデューク東郷ことゴルゴ13などもいます。Golgo 13、Duke TogoとどちらもOの並びがAll Seeing Eyeとなっています。)

LAUS DEO

(2015/9/4追記:東郷平八郎で英語で同じ音で書くとTo go. Hey, hatch low!でしょうか。おい、行くには水門(または船の入り口、ハッチ)が低い!という感じでしょうか。ブラザーデッカーの名前の駄洒落ではないですが、イギリス海軍のフリーメイスンリーでありがちな駄洒落のようです。旗艦三笠とブラザーマッカーサーの駄洒落ではないですが、そういうのが実際のイギリスと日本のフリーメイスンリー発祥後の関係のようでもあります。)

(2016/5/5追記:旧約聖書箴言22章1節 名誉は多くの富よりも望ましく品位は金銀にまさる。 とありますが、これは日本語の新共同訳で欽定訳聖書ではA good name is rather to be chosen than great riches, and loving favour rather than silver and gold.となるそうです。まあ直訳すると良い名前は富に勝り、金銀よりも好まれる。となり、名誉ではなく良い名前、という意味になるようです。もちろん通常の聖書の解釈では名誉ととるのでしょうが、名前や言葉にこだわるフリーメイスンリーではそのまま良い名前ととるという解釈が圧倒的であるという事なのだと思われます。聖書の翻訳の時点で秘密は秘密とされる。いかに英語の前のラテン語聖書、ギリシア語聖書、そしてヘブライ語聖書の意味が大事かという事かと思われます。またその原典である古代オリエントや古代エジプトの意味が重要かという事になるかと思われます。これに関して、当時の古物でこういう皿もあるそうです。
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まあ当時からイギリス人は東郷提督の快挙の理由を知っていたというわけなんでしょう。日露戦争の秘密でしょうか。)