2012-07-28 11:04 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
近代オリンピック発祥後第30回目の記念大会であり、ロンドンで開催されるのも3回目と言う数字で見てもシンボリックな大会となっています。
シンボルが豊富にアピールされているのでそれぞれ目についたものについて説明していきます。

まず最も目につくのが以前にも触れましたがメインスタジアムのピラミッド、All Seeing Eyeの形の照明かと思われます。
london-olympic-stadium-537x318.jpg
あとはやはりヘッダーにも使いましたが、マスコットやロゴは陰謀論などでも挙げられている通りAll Seeing EyeのモチーフやZION(シオン:約束の地、エルサレムの意味、元々は神殿の丘を意味した。)と読めるという事で良いかと思います。(中央の四角はパーフェクトアシュラーになるのだと思います。小文字のiにしたら大文字か小文字か意味がわからなくなります。まあそういうのが陰謀論ではないでしょうか。)
zion.jpgmascot.jpg
さてまあこの辺りまでは陰謀論のページでも盛んに陰謀陰謀と言われていて誰もが知っているレベルかと思われるのですが、この先はいわゆるフリーメイスンリーの謎というやつでしょうか。
先ほどから開会式の録画を見ていたのでその中でフリーメイスンリーを象徴する、一般人にはなかなか分かりづらいものを解説します。
まず会場全体の芝を敷いて象徴となる樹木を丘の上に植えた形ですが、これは少しフリーメイスンリーについて知っている人であればすぐわかるかと思いますが、フランス革命ジャコバン派絶頂期に執り行われた「最高存在の祭典」を模したものとなっています。
Fête_de_lEtre_suprême_2
この祭典はブラザーロベスピエールを中心として、ブラザージャック・ダビッドが演出したそうです。またこの祭典のフィナーレは有名なブラザージョセフ・ギヨタンが開発したとされる200人のギロチンであったそうですが、実はギロチンはフランス大東社の創設メンバーであったブラザーギヨタンが開発したわけではなく、理性的で残酷で無い死刑執行法として会議で提案しただけだそうです。皮肉にもその後にこの死刑法にブラザーギヨタンの名前が冠せられたわけですが、実際には彼個人は究極的には死刑廃止の考えを持った予防接種などを普及した医師であったそうです。

さて開会式の方ですが、こちらは良くわかるかと思いますが青を強調しており、これもまたフリーメイスンリーの象徴であります。青は理性を強める働きがある色とされ、マスターメイスンの象徴でもあります。青赤白の三色はフランス、イギリス、アメリカのそれぞれの国旗の色であり、また五芒星と同じく、赤がフランス大東社系、青が英米系正統派フリーメイスンリーの傾向であるようです。青と赤が一緒に重ねられるのはそれら世界全体のフリーメイスンリーの協調をうたった象徴かと思われます。特にフランス大東社の最大の象徴であるその最高存在の祭典を模した形は、英王室のエリザベス女王やグランドマスターであるブラザーケント公が出席する開会式においてまさに両フリーメイスンリーの融和を象徴するようなセレモニーとなっているかと思われます。
the-british-meadow-scene-of-the-olympics-opening-ceremony.jpgWK-BC663_Ceremo_G_20120726172157.jpgJacques-Rogge.jpgdukeofkent.jpg
さてこのくらいまでは少し知っていればわかるレベルだと思うのですが、後は細かい演出の中にフリーメイスンにわかるような動作や小道具で特徴的なものがありました。
芝の上で牧歌的なスポーツに親しんでいる象徴から一気に産業革命を経て工業を象徴する踊りとなったのですが、その際にシルクハットを着た明らかにフリーメイスンをモチーフとした人々を中心として変わった踊りをするのですが、その際の振り付けの右手で首のあたりを横に手刀を切る形の動作が、これが入会儀礼の象徴的な動きであり、いわゆる喉を掻っ切る、Cutting throatの象徴であり、秘密を守ることを象徴する動作です。またオリンピックの輪を鉄鋼の鍛造に例えて黒い眼鏡をして叩いている動作がありましたが、この際のサングラスのような遮蔽眼鏡はこれはフリーメイスンリーの入会儀式で象徴的に使用された、闇から光へと移る象徴となる小道具です。元々はただの布で目隠しする形であったようですが、特にアメリカを中心として入会儀式でこの遮蔽眼鏡が使われたようで、この眼鏡の中でメッセージなど小さな文字や画像が本人だけに認められる、いわゆるマイクロフィルムのようなトリックもあったようです。
Masonic_Oath.jpgHoodwink_man.jpgHoodwink_interior.jpgpic2469.jpgCANDIDATE.giffromhell_initiation.jpg
結局全体としてみると、フリーメイスンリーの入会儀式を模した形の開会式セレモニーとなっており、参加者および出席者、テレビでの全世界の見守る人々にフリーメイスンリーのイニシエーション(入会儀礼)を行うような意味づけとなっているものかと思われます。

鳩のモチーフによる象徴性はもう十分に説明されてきたかと思いますので割愛します。
最後にサー・ポール・マッカートニーが「Hey Jude」を歌いましたが、この歌も柔道にかけているなどと言う話もありますが、歌詞の内容を読んでいただければユダヤ人を意味するJewにかけた意味だという事が十分わかるかと思います。フリーメイスンリーとユダヤ教については私自身が十分勉強してから後々にまた取り上げたいかと思います。
最近のオリンピックに毎回登場する元プロボクシングヘビー級チャンピオンモハメド・アリ氏は名前がこの前の回に登場したエジプト近代化に貢献したエジプト太守のブラザームハンマド・アリーと同じ名前と言う事で、そのままシンボルとなっているようです。

(追記:もちろん聖火リレーはベルリンオリンピックから始まった有名な拝火教、ゾロアスター教の伝統を引き継ぐものかと思われます。フリーメイスンではありませんが、哲学者ニーチェの著作「ツァラトゥストラはかく語りき」は有名かと思います。東方の異教、ヤキンとボアズの柱に象徴されるような有名な二元論の教えの最も古い宗教ではないかとされています。東芝の電球の商品名や、車メーカーのマツダの社名とも関係しているようです。)
(追記:ピースマークの人文字もあったようですね。直接フリーメイスンリーと関係しているかどうかはわかりません。アンチキリストなど様々に説明されています。ヒッピー文化で多用されてきたようですが、ヒッピー文化で使われていたのであれば元ネタは恐らくフリーメイスンリーだと思われます。なかなかこの辺のからくりは複雑かと思いますが、ほとんどのフリーメイスンリーの秘密は目の前でありながら見えていないものなのです。最初の教えを忘れないでください。)