2012-08-01 18:53 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
旭市旭市横浜市戸塚区横浜市戸塚区鴨川市鴨川市気仙沼市気仙沼市幸区幸区港南区港南区狛江市狛江市山武市山武市常陸大宮市常陸大宮市人吉市人吉市仙台市泉区仙台市泉区匝瑳市匝瑳市相馬市相馬市総社市総社市津久見市津久見市東かがわ市東かがわ市東久留米市東久留米市南さつま市南さつま市八代市八代市浜松市浜松市武蔵村山市武蔵村山市

さてまたもやみなさんボンヤリしてしまうであろう市章の話の続きです。Gの文様型との事ですが、まあ切れ込み型ともとれるし、反転したものも混じっているようです。比較的それっぽいものもあるようですが、色々苦しい形のようです。社章の形でいうとインテルのものが近いのでしょうか。案外ブルーは少なくって、意外と横浜市戸塚区なんかがそんな色で鳩型ですね。なかなかわが故郷ながら純粋にそういう系譜である事はなんとも感慨深いです。やはり米軍の通信隊があるのが大きいものかと思われます。以前は世界一の動く観覧車との触れ込みの大観覧車や、いわゆる海賊船のあるドリームランドがありました。エンパイアステートビルにかけたようなホテルエンパイアなどもあり、これは現在も横浜薬科大学の図書館として残っているようです。大きなスケート場ともなるプールがあり、レインボープールという名前だったようです。鹿を飼っている春日神社などがまだあるようです。

さてまあ市町村のみでなくその下の行政区分である区まで含めてしまいましたが、基本的に市町村でも町村はあまり入れていませんので、気になる町村や取り上げてほしいものがありましたらコメントで教えてください。大体町村も目を通してはいますが、印象としては市よりも大胆にフリーメイスンリーのシンボルを入れ込んであるものが多いようです。なかなか北朝鮮の柳京ホテルのようなシンボルの安売りのような面もあるようです。このブログもかなり有名で世界的に影響も大きなようなのですが、碌なコメントが無いのがネックでもありますので、あまり深く考えずに気軽な感想などのコメントをお待ちしております。



2012-08-02 09:34 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
あなたは神を信じますか?

実は昨日諏訪神社にお参りして5円をお賽銭として入れてきました。
IMG_1823.jpg
すると翌日ベースの前を朝歩いていると5円玉が落ちていました。

神様は金なんかいらねえというのかもしれません。

横須賀の神様のお話でした。随分御利益が強そうな神様のようです。
2012-08-03 07:32 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
このブログも市章の話やそれと関連した外国人との接点の歴史やそれらと市や地域の発展や民主主義などの文明化などの話を一つのテーマとした流れとしているわけですが、最近テレビでは少し聞かなくなりましたが、大阪市役所などの話が地方自治では最近話題でした。大阪市の市章も非常に特徴的ないわゆるΧΡの形でしたが、そもそもこのブログで最初に取り上げた横須賀市の市章は北極星とコンパスと星が組み合わさったもので、かなり良くできたフリーメイスンリーのシンボルを入れたものと言う事でしたが、実際の市役所や市の様子はどのようなものかは市外の人からもこのブログからも色々伝わっているものかと思います。
で、説明が回りくどくなったわけですが、横須賀市は市役所の前の公園にも特徴的なオブジェがあります。
IMG_1825.jpgIMG_1826.jpg
まあ要するにラフアシュラーなわけですね。三笠公園やヴェルニー公園などフリーメイスンリーのシンボルが入れ込んである公園が多くあるわけですが、どうも市役所が主体的にフリーメイスンリーに関わっているわけではない事を示しているのかと思います。まあ要するにロータリークラブやライオンズクラブ、米軍を主体とするフリーメイスンリーなわけですね。実際の日本の民主主義や理想の町づくりと言ったものは、日本政府の動きを見るまでも無くまだまだほとんどがラフアシュラーの段階という事なのかと思われます。

ちなみに今週は横須賀は開国祭という事で様々なイベントをこの公園周辺で行っています。8月4日には今年二度目のフレンドシップデーと言う事で基地開放で屋台でお肉を食べさせてくれるようです。空母ではなくイージス艦を見学させてくれるようです。再び三笠公園口からの入場で、セキュリティーチェックはありますので身分証が必要でしょうか。夕方には花火もあるようです。興味があれば来られたらよいかと思います。
2012-08-04 06:55 | カテゴリ:横浜
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
横浜みなとみらい地区のシンボリズムについては大桟橋の隣の象の鼻パークの形がGとなっている事や、観覧車、今後建つソロモン宮殿の形の結婚式場、インターコンチネンタルホテルのvesica piscisと十字の形、クイーンズスクエアの3の強調、ドコモの電波塔、ランドマークタワーのオベリスクとの類似、日本丸のノアの箱舟としての象徴、ドックの子宮の象徴、横浜美術館のピラミッドなどがあげられるかと思います。
さてではそれ以外に気付きづらいシンボルはあるでしょうか。
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横浜銀行本店の一階入り口の両脇に小さなピラミッドがありますね。横浜銀行もブルーを強調したものとなっています。もちろん戦前の横浜正金銀行とは規模も国際業務の取扱量も格段に違いますが、多少その系譜を地元横浜の名前とともに継承しているのではないでしょうか。
ちなみに戦前の横浜正金銀行はその後東京銀行となり、現在は三菱東京UFJ銀行となっています。横浜正金銀行本店は横浜空襲でもほぼそのまま残り、現在は重要文化財に建物が指定され、内山岩太郎氏が最後の仕事として開館した神奈川県立歴史博物館となっています。現在はこのブログでも取り上げたペリーの肖像画の違いを主題とした「ペリーの顔・貌 かお・カオ -「黒船」の使者の虚像と実像-」といった企画展を行っています。いわゆる日本財団の助成事業のようです。三笠公園の話以来どうも英米フリーメイスンリーの視点と日本フリーメイスンリーの視点とは齟齬があるようです。まあそれをとことん突き合わせるのがフリーメイスンリーの醍醐味でもあります。

本日は横須賀米軍基地の開放日です。天気も真夏にも関わらず曇り空でお出かけにはちょうどよい気候のようです。横須賀のアメリカ軍の現実を目の当たりにすることは日々の日本人の生活にも大きな影響を与えてくれるものと思います。朝9時三笠公園から入場ですが、早めに動いた方が待ち時間も短いようです。どうぞ横須賀に近い町の方はぜひこの機会に横須賀にご来場いただき、日米同盟、日米安保の現実、戦後日本の安全保障について御一考下さい。それほど難しく考えなくても楽しめるイベントかと思います。入場には一応身分証の提示が必要になることはありますので携行ください。是非ブラザーのやっている屋台で一声かけてください。

また上野ではツタンカーメン展が開催するそうです。上野はスターバックスが開店し、上野公園もさらに美しい公園になってきているようです。お出かけには良い気候です。是非お出かけください。
(ちなみにスターバックスのシンボルマークは以前に福岡の回で触れましたが、セイレーンで異教の神と五芒星という事でしたが、良く見ると月と太陽のシンボルマークが隠れているようです。)
2012-08-05 07:53 | カテゴリ:本について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
昨日の基地開放デーはすごかったみたいですね。自衛隊基地の方も盛んにヘリや船でアピールしていました。
花火でもピースマークや菱形だったりとかなり意識したものがあったようです。

さてこのブログも今年の一月二日から始めてほぼ休まず続けてきて内容的にも本一冊くらいのものとなってきて、様々な内容について十分に日本社会に与えたインパクトはあるものかと思います。今後も継続する予定ですが、以前から言ってきたとおりほぼ毎日更新するのは内容の濃さや蓄積を考えても、読書や情報収集の労力を考えてもなかなか厳しいものかと思います。特に最近になってグーグルの検索順位で、特にロンドンオリンピック関連で検索してこのブログに興味を持たれる方が増えてきて、アクセス数が増えているようですが、ブログの常として更新したものが最新となり、ブログの先頭に現れるような形でありますので、実際にはブログの古いものから順に読んでいかないと理解がしづらいものとなっており、新しく誘導されてこのブログに来られた方は、このブログの当初の慎重に誤解なくフリーメイスンリーを紹介するという部分が抜けてしまうとなかなか誤解を生じやすくなってしまうのではないかと危惧します。

そういうわけで7カ月経過したところで、ここまでの内容を作者本人が概括しまとめて伝えることとします。
最初の方はほぼ横須賀の公園の紹介と市章の分析になっています。横須賀の公園は米軍基地の影響でフリーメイスンリーのシンボルを最低一か所は入れたものとなっており、それに絡めて横須賀の開港以来の歴史を紹介しつつそれらとフリーメイスンリーの歴史を絡めてわかりやすく紹介しています。とにかくわかりやすくというところに重点を置いており、また各所から様々に問題が生じづらいように若干文章的には曖昧な表現を多用しながらも、想像したり具体的な疑問が生じたりしやすいような書き方となっています。文章的には簡潔とは言い難い独特なものとなっているかと思いますが、それらもまたそういう様々な事情のためと作者の個性ととらえてください。
市章の分析は実はシンボリズムは数学であると何度も強調しているように実際には基本的なトレーニングとともにシンボルの意味、それらのシンボリズムの歴史と日本への導入の歴史、我々の生活レベルでのシンボリズムとの関わりを伝えるかなり慎重に慎重を重ねた内容となっていて、単純に興味の薄い方にとっては冗長で関心の薄い内容かもしれませんが、このブログの当初の慎重に誤解なくフリーメイスンリーの紹介をするという方針に沿った、極めて実際的で深慮を持った内容と自負しています。
その他ところどころに興味をかきたてるようなマスメディアやアメリカ関連の話題、日本の宗教に関する話題などがちりばめてありますが、実際にはこれらはそれほど重要ではありません。フリーメイスンリーは実際には個人の心のありようの問題、生活レベルでのものだからです。
さて3月頃からは基地開放のレポートから始まって、ワシントンのフリーメイスンリー関連施設の訪問、ニューヨーク観光のレポートなどアメリカ関連のものが続きますが、これらはほぼ観光レポートのようなもので、同じような観光をされる予定がある方は参考にされれば良いかと思います。
その後の様々な内容についてその場その場で考察して書いたものについてはかなり話題が様々に飛び、読む方としては大変なものもあるかと思いますが、一応持っているネタを出し切るという姿勢でかなり真摯に様々な話題に出来るだけ書き込んだもので必ずしもフリーメイスンリーを直接反映したものではないかと思いますし、ざっと読んでいただければよいかと思います。
ただヨゼフに関する部分は何度も強調している通り旧約聖書の通読はフリーメイスンリーの根幹にかかわる部分かと思い、重要な内容かと思われます。恐らく日本のフリーメイスンリーと世界のフリーメイスンリーの根本的な相違はこの旧約聖書の通読の部分になるのではないかと思います。日本人のフリーメイスンが圧倒的に少ない理由はこの旧約聖書の理解の部分に関わるのではないかと思います。

さてここまでの大体のまとめを書きましたが、重要なのは今後どうなるかというところになるのかと思います。旧約聖書の通読にしても、アメリカ旅行にしてもほぼ2010年から2011年にかけて私自身が時間と労力をかけた個人的なものの集成であり今後に同様の内容のレベルを継続するには同様の時間と労力が必要となるものかと思います。そういうわけで今後もこのブログを継続していく意義は十分感じるので、そういった内容をそのまま継続していくのは困難なので、日々の更新は当初からの内容から継続して読者の方を失望させない程度に薄めのものとして、なんとか読者の方々をつなげ、その間に読書や旅行などで得た知識をもとにして様々な考察のある内容を加えていきたいかと思います。
一応今後内容として考えているものを挙げます。
現在途中まで読んでいて読了していないものが「ユダヤ古代誌」「ユダヤ戦記」「グノーシス関連書」「タルムード入門」「フランス革命の省察」「スタンダール モーツァルト」「ヘロデの呪い」「キプリングの日本発見」「アンネの日記」「1945日本占領」などが日本語のもので、それ以外には英文で「アンダーソン憲章」「モラルアンドドグマ」「ブラザートルーマン」「全ての年代のための秘密の教え」と言ったものがあり、その他英文の本は多数あるのですが、理解して読むにはやはりある程度このブログなどで翻訳したものを掲げた方が日本のフリーメイスンリー研究、フリーメイスンリー理解に貢献するかと思い、出来るだけそれらの方針で継続したいと思います。まあ概観してもすさまじい量の読書量となるのだと思いますが、まあ努力目標であり、それらの内容を全て読んでは無料のブログに書き込むのはどうもすさまじいボランティアでありそこまでして継続できるかどうかは不明ですが、一応こうやって世間に公表する事も動機づけになるかと思い書かせていただきました。それぞれの本について読んでそれなりに咀嚼したところで皆様に紹介する形になるかと思います。是非今後もこのブログおよび小雀局個人の活躍にご期待下さい。出来ればコメントをお願いいたします。

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ブログ読者の方もこれらの本を読んで様々にご活躍される事を期待します。
2012-08-05 13:53 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
またまた市章の残り G反転型です。
あわら市あわら市つがる市つがる市下妻市下妻市庄原市庄原市西東京市西東京市村上市村上市
まあ選んだ後の残りですからこんなもんでしょうねえ。
一応反転したものを追加します。
あわら市反転つがる市反転下妻市反転庄原市反転西東京市反転村上市反転
なかなか苦しいですね。ただ実際ブログを作る時は楽なんですけどね。
結局先にこれらがGを象徴するという確信があってだから多少そう見えなくっても安心なんですね。
詳しく知りたい方はこのブログの市章シリーズを一通りお読みください。

暑いですねえ。全く昨日の天気が嘘みたいです。
人類の進歩は止まりません。そのうち火星に人類が住む時代もすぐそこかもしれませんね。
2012-08-07 07:52 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
ブラザーヴェルニーの手がけた建築の代表的なもので、横須賀ドックに引き続いて走水水源からの水道、そしてこの観音崎の西洋式灯台を日本で最初に作ったわけですが、恐らくフランス出身でフランス大東社の当時ナポレオン三世時代でフランス大東社も全盛時代であるようですが、カトリック信仰が盛んなフランスですので、観音崎という名前と観音信仰とマリア信仰の類似を感じるでしょうし、そこに作る最初の光の導きとなる灯台は、極東の日本に神の導きをもたらす意識で作られたのではないでしょうか。
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その後数多くの灯台をスコットランド出身のお雇い外国人のリチャード・ブラントンが作るわけですが、恐らくこちらの方もフリーメイスンであったかと思われ、フランス大東社および英米系フリーメイスンリーの明治維新当初よりの共演が盛んにあったものかと思われます。
観音崎灯台は明治元年11月1日に着工されたそうで、完成が明治二年2月11日(旧暦1月1日)という事で、いずれも建築と日付を大事にするフリーメイスンリーのやり方に乗っ取っているものかと思われます。恐らくブラザーヴェルニーとともに日本に来日した多くのフランス人技師たちもほとんどがフリーメイスンであったのではないでしょうか。

先日やっとここの灯台に登れたわけですが、やはり中は螺旋階段にかなり無理くりに三層構造になっていました。ブラザーヴェルニーが作ったものは教会のような形で、恐らく教会の形を意識して作られたのではないでしょうか。関東大震災の半年前に地震で崩壊し、そのために建て直されたそうですが、結局半年後の関東大震災で崩壊し、さらに三代目が現在のもので建てなおされたようです。
IMG_1874.jpgIMG_1875.jpgIMG_1876.jpgIMG_1877.jpgIMG_1878.jpgIMG_1879.jpgIMG_1880.jpgIMG_1881.jpgtoudairenga610071.jpgtoudaizangai306101.jpg
ブラザーヴェルニーの作った灯台を巡って地震や建築など様々なやり取りがあったとも想像され、恐らくフリーメイスンリーの建築として日本に作られた最初のシンボルと考えられ、北海道の五稜郭とも対応してなかなか相当のこだわりがあったのではないかと思われます。(ちなみに北海道にある最初のオベリスクと考えられる建築は榎本武揚が五稜郭の戦いの戦死者を祭った塔のようです。市章との関連もこうやってシンボルの建築と関係していくと徐々にはっきりとしていきます。)
碧血碑
恐らくこの灯台の建築と地震による崩壊を含めて、その時代の日本のフリーメイスンリーはまさに大きな転換期であり、決定的に運命が決まったのが保安条例によるいわゆる日本人の入会を禁止する紳士協定であったのではないかと思われます。それらと同様のものが2011年の東北大震災の時期にあったのかはわかりませんが、恐らく同様のものがあったものかと思われます。神は常にいつの時代にも全てを見ているのだと思います。

さてこの灯台の近くに以前も螺旋階段のシンボルで触れた開館5周年の横須賀美術館があるわけですが、現在ストラスブール美術館展を開催しています。ストラスブールがどこにあるかというと、あのヒトラーのアルザス・ロレーヌ割譲で有名なアルザス地方にあるそうで、なかなかいわくつきの美術館のようです。
ピカソやゴーギャン、ブラック、マックスエルンストやシャガールなど美術の教科書に出てくる有名どころの小品や大作など、東京でやれば連日行列ができそうな内容ですが、横須賀観音崎だと果たしてペイできるのかどうか不安になるような感じです。内容は非常に充実していますので、中学高校生までの自由研究などでは良い題材ではないでしょうか。非常に充実した内容ですが、いったいどんなコネがあるのかと考えてしまいますが、フランス女性の特に斜め45度を意識したような肖像画が多くなんとも美に対する意識が固定化しているようで、横須賀的嗜好というものを感じさせます。
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さて観音崎も色々あって一日かかって回ってもなかなか面白いところなのですが、いかんせん都会から来た方には色々地方色が強くすぐに飽きてしまう可能性もありますので、少し三浦半島をさらに奥深くまで潜入して行ってはいかがでしょう。観音崎灯台のさらに岬の先の方は防衛省の管理地になっていて何やら石碑が建っていたりします。入口にはこれまたフリーメイスンリーのお決まりのシンボルである碇が丁寧に置かれていて、どうも観音崎灯台と地震崩壊など日本の国土防衛にまつわる問題か何か秘密があるのではないかと思わせる配置となっています。
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あの良くある世界人類が平和でありますようにという白い棒もオベリスクの形なのですね。生長の家から派生した宗教団体の活動のようです。
初代の灯台が崩壊した地震は関東大震災の半年前の地震で、浦賀水道の直下型の地震でまさに被害は初代灯台の亀裂であった模様です。
(観音崎には京急ホテルもあり、入浴やスパもあり、料理もおいしいようです。メインの建物がピラミッド型の屋根になっており、こういった建築も京急の発展に役立っているのかもしれませんね。ボードウォークからランドマークタワーやスカイツリーも望む事が出来ます。)
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さらに南に下ると鴨居という土地があり、この土地には神社や寺が比較的多くあるのですが、会津藩との関わりもあるようです。
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さらに南に下るといわゆる開港の地として有名な浦賀に当たるわけですが、この地には東叶神社と西叶神社という渡しを挟んで二つの神社が向かい合うようにあり、町の形式自体が東西の邂逅の形となっています。どうもそもそも隠れキリシタンなどもいたようで、浦賀の開港の地と言うのは相当なバックグラウンドがある模様です。そもそも浦賀には燈明堂という江戸時代から存在する和式の灯台もあり、この場は行くとなかなか面白いのですが、江戸時代の首切りの刑場であったそうで、南無妙法蓮華経と書いた大きな石塔が建っています。海上交通の要となる灯台の場所が首切り場であり、元寇を予言した日蓮が開祖の法華宗の題目を書いた石塔が建っているという、なんとも江戸時代の外海に対する社会の姿勢をある意味端的に表現したような対比が観音崎灯台と比較して感じられます。
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さてここ浦賀の東叶神社には何やらいわくつきのフリーメイスンリーと関係あるようなないようなシンボルがあります。そもそも東叶神社は鶴岡八幡宮の系譜を引き継ぐ八幡神社のようなのですが、反対側には源八郎為朝と関係する為朝神社もあり、為朝と言えば荒くれ者の弓の達人で、伊豆大島に流された話や、沖縄で王様になった伝説などある源氏でも義経と並んで伝説の多い平安末期の武者です。東叶神社もなかなか急峻な裏山への階段を背負った立派な作りの神社で、登っていくと途中にイギリス風の喫茶店があったりと、鎌倉の寺社を思わせるような国際的であり、勝海舟が咸臨丸で海を渡る前に籠ったとか逸話があります。
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そして一番高いところに上るとなぜかいきなり立派なオベリスクがあり驚きます。一体どんな関連なんだと見るとなんと大正時代に住友造船所で何やら大きな事故で死傷者が出て、その鎮魂のためにこの三角柱の変型オベリスクが建てられたという事です。なんとも日本のフリーメイスンリー的にもかなり貴重な特殊な建築ですが、住友の家紋がフリーメイスンリーのシンボルとよく似た菱形である事もあり、なんとも感慨深い大正時代を濃密に感じさせるシンボルとなっています。
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実はこのオベリスクとそっくりの三角柱のオベリスクが葉山の御用邸前にも存在します。恩光碑と言って、昭和11年に建てられた皇太子の葉山行啓を記念した碑だそうです。碑文はあの明治憲法記念碑でも出てきた、明治憲法を夏島で作るのに参加した金子堅太郎氏のものによるそうです。葉山の御用邸と言えば、まさに大正時代の終わりを告げる、大正天皇がクリスマスのその日に亡くなった地であり、またブラザー林董が英国から帰国後不遇のうちに育ての親であるヘボン医師が日本で手術に成功した足切断術で病状が悪化して死亡した土地でもあります。現在葉山の元町と呼ばれる中心的な地にはスターバックスがあり多くの観光客がゆったりとした時間を満喫しています。また御用邸横にはしおさい公園という県立近代美術館葉山館と繋がるかつての御用邸の一部が開放されていて、大正天皇や昭和天皇が愛した庭園を散策して正面にある砂浜を眺められるようにできています。茶道の心得のある女性が抹茶をたててくれるお茶屋もあり、面白い事に抹茶の他には紅茶が注文できるというなんとも天皇家おひざ元を感じさせる庭園となっています。
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(八幡宮の中にある県立近代美術館鎌倉館については後々鎌倉探訪で取り上げます。)

フリーメイスンリーのシンボルをテーマとして三浦半島を見た際に、明治時代から大正時代という自由民権運動の時代、そして敗戦から戦後、そして現代の平成という時代に、デジャブとも言うべき自由、いわゆるフリーメイスンリーの再来があるように感じます。そういうテーマでこの土地を再確認して見ると、今日の混迷する国際情勢、日本の政治状況、社会状況をあらためて再考し、コンパスとなる指針が明確となるのではないかと、個々人の心に強く印象付けられるのではないかと思われました。
2012-08-07 10:51 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
連日オリンピックで盛り上がっているロンドンですが、このブログもロンドンオリンピックのグーグル検索で多くの人が訪れるようになったりもしていますので、今後またロンドン・パリを実地で探索する予定ですが、それ以前に様々な話題でフリーメイスンリーの故郷とも言えるロンドン・パリの様々な話題について触れていきたいかと思います。
さて連日テレビ報道などで映される数多くのロンドンやイギリスの観光地の風景が目に留まるかと思いますが、私はかつて一度だけロンドンを訪れた事があり、その際に抱いた印象は、皆さんがテレビを通して見た光景から抱かれる印象と同じかもしれませんが、「石の都、石でできた都市」と言う印象でした。
実はこの光景は作られたもので、皇居の回で江戸城天守閣がなぜないかというところで触れましたが、1666年のロンドン大火で木造建築が全て新たに石造建築に変えられたためでした。
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もちろん1666年と言われれば、それが聖書のヨハネの黙示録で触れられる666、獣の数字と一緒であり、陰謀論者にかかればそれはフリーメイスンリーの陰謀であるという話になるものかと思います。
聖書のヨハネの黙示録を読めば666がネロ帝を意味するところはすぐにわかるわけですが皇帝ネロ(Nero Caesar)のギリシア語表記(Νέρων Καίσαρ, Nerōn Kaisar)をヘブライ文字に置き換え(נרון קסר, Nrwn Ksr)、これを数値化し(ゲマトリア)、その和が666になるというものです。このネロ帝はローマ大火を故意に起こしたのではないかと噂され、その根拠としてローマ大火の跡地に彼自身が芸術家としてローマ芸術の集大成としてコロッセオの近くに黄金宮殿を作り、その悪趣味具合から歴史から抹殺されかけましたが、近年になり発掘が進みその芸術性の高さが再評価されているといういわくつきの出来事があります。ルネッサンスのラファエロの芸術などに影響を与えており、カトリック教会が代々秘密の芸術の源として保存していた可能性があります。
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ネロ帝はキリスト教にとっても非常に重要な存在であり、ローマ大火をきっかけとして、民衆の不満の矛先をキリスト教徒に向けようとして、その結果としてキリスト教が普及したという効果もあったようです。
そういうわけで1666年というのはフリーメイスンリー、イギリス国家にとっても革命的な年であり、その復興のシンボルとなったのがいわゆるセント・ポール大聖堂であり、この大火をきっかけとしてペストの大流行が止んだとされています。ペストの流行には当時隆盛を極めたユダヤ教徒への偏見や弾圧と相まって、ユダヤ教徒による陰謀説や魔女狩りのきっかけともなったりしていました。日本ではハーメルンの笛吹きの逸話などがペスト流行などと絡めて語られる事もあったりします。ブラザーゲーテもこの逸話に触れた詩を残しているそうです。(ハーメルンの笛吹き男は伝説では6月26日の聖ヨハネの日の話(2013/5/6追記:6月24日が洗礼者ヨハネの日ですね。誤りです。)のようですが、最近ではこれは当時数多くあった東方への移民の話ではないかという事です。聖ゲオルギオスの逸話とともにモンゴル帝国成立後の東西の交流が極めて盛んだった時代であり、そういった十字軍からさらに時代の下った時代のものかと思われます。いわゆる改宗ユダヤ人、ハザール王国の話と絡めて極めて象徴的な話かもしれません。)
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さてロンドン大火ですが、この影響として実はニュートンの発見に影響を与えたという事になっているそうです。ニュートンの発見にはフックとの確執やその当時の王立科学協会の様々な人間関係が影響しているそうで、ニュートンの発見は時間をおいてフックなどライバルが王立科学協会からいなくなった後に発表されたのですが、それらを支援したのがまさにアンダーソン憲章の本文を書いたとされるブラザーデサグリエであったそうです。ブラザーデサグリエはニュートンの紹介を受けて王立協会に入会したそうで、そういう意味ではニュートンは元々近代思索的フリーメイスンリーが成立する以前の薔薇十字団などのメンバーで、彼らの活躍を原動力として、まさに近代フリーメイスンリーは発足したと考えられるのかと思われます。(追記9/1:薔薇十字団の存在は近代の幻想であり作り話であるとの話も有力なようです。いずれにしてもピタゴラス学派や錬金術などの流れをくむ、カトリック教会とは異なる中世ヨーロッパの科学の歴史が必ずあるのは確かで、それらが秘密結社という形であったかどうかはわかりませんが、それらの有力な流れが実務的メイスンリーと結びつき近代思索的メイスンリーとなったのは確かであるようです。それらは常にテンプル騎士団や薔薇十字団、グノーシス思想やイルミナティなど、様々な伝説と相混じり合ってフリーメイスンリーの源流として語られるのは定番であるかと思われます。)
ブラザーデサグリエはプラネタリウムの発明者とされるそうで、現在家庭用でも使えるプラネタリウムが数多くあったりしますが、以前は渋谷のプラネタリウムを代表として、多くの科学博物館の名物であったかと思います。(10/25追記:10/25現在ウィキペディアではこの項目が削除されています。プラネタリウムの最初の製作者としてオランダ人のアイゼ・アイジンガーという方が挙げられています。)
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アンダーソン憲章の内表紙の版画には歴代のグランドマスターが憲章を渡している図と、一番右端に憲章を発行した際の第三代グランドマスターであるブラザーデサグリエの姿があります。

1666年には清教徒革命後のオランダのイギリスへの政治介入を終わらせる英蘭戦争を決する海戦で英国軍が勝利し、世界の海の覇権を手にする年でもあるのだそうです。後のイングランド王ににあたるカトリック教徒のヨーク公ジェームズを司令官とする英国海軍はオランダ海軍と死闘を繰り広げ、結局ペストの流行やロンドン大火で疲弊しつつも最終的にオランダ海軍に勝利し、新大陸のニューアムステルダム改めニューヨークなどのオランダ植民地を割譲したそうです。恐らくフリーメイスンリーのヨークライトの起源もこの辺りにあるのではないでしょうか。(2013/5/6追記:ヨークライトの起源はイングランドのヨークそのものにあるようです。)結局その後の名誉革命でカトリック教徒のヨーク公ジェームズ、ジェームズ二世はオランダから来た新国王に国を追われるわけですが、これらカトリック教徒のジェームズ二世支持派はジャコバイトと呼ばれその後のフランスフリーメイスンリーの源流となったともされます。007の主人公ジェームズ・ボンドの名前などもこの国王と関係しているかもしれませんね。ジェームズは一般にヤコブに由来する名前です。
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さてそういう非常にややこしい欧州の歴史ではありますが、そういうややこしい争いと平和の中でフリーメイスンリーは成熟し1717年のグランドロッジ創設へと繋がるわけです。

2012年の現代にその石の都ロンドンで平和の祭典オリンピックは様々ないわくを残しながら現在までのところ成功裡に進行しています。

さてついでと言っては何ですが、ロンドンオリンピックのシンボルタワーとなるアルセロール・ミッタル・オービットという変な形の塔についてフリーメイスンリーのシンボルと絡めて解説をしておきます。
一応アルセロール・ミッタルというのはスポンサーの名前のようで、イギリスの鉄鋼会社の名前のようです。オービットというのがこの塔の名前のようで、一応軌道とかそういう説明がなされていますが、要するにOrbitのラテン語の原語の意味である眼になるのかと思います。また螺旋階段があり、それもフリーメイスンリーの象徴になります。ロンドンアイのように恒久的なシンボルとなるかどうかは現在のところ不明のようですが、ロンドンを代表する新たなシンボルとなる可能性があります。
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さて盛り上がっているロンドンオリンピックですが、開会式のフリーメイスンリーのシンボリズムについては一度触れましたが、それ以外にもたくさんあるようです。最初にシルクハットの集団が握手するのはフリーメイスンリーを象徴すると思われます。ケシの花と思われるものがあったりしましたが、ケシの花も英語でポピーと言いシンボルとなるようです。ダンスを主導するシルクハットの男性達は明らかにフリーメイスンリーを象徴していますし、手に持った本はアンダーソン憲章を象徴していると思われます。ダンスで横向きに両手を天に向けて仰ぐ形はフリーメイスンが仲間に助けを求める時のサインで、モルモン教の教祖であるブラザージョセフ・スミスが民衆に殺される際にそのポーズをしていたとして有名です。
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それらのサインをまとめたような動画がありました。
また工業化の象徴として太い煙突が現れますが、これはイングランドグランドロッジの紋章にあるグランドロッジの元となる三つのロッジを象徴する3つの塔のシンボルを表しているものと思われ、煙突は7本ほどあるようですが、恐らくロッジの連合を象徴すると同時に、Entered Apprenticeで習得する事を求められる7つの美徳を象徴する7本の列柱の意味もあるものかと思われます。写真で見ると煙突の下から3段はやや広めで菱形が入っているものがあり、さらに段数は全体として皆大体11段のようです。三笠公園や平成町のピラミッド型の照明も11段を認めていて、ユダヤ教を象徴する11なのかどうか良くわかりませんが、こういった形があるようです。下の三段は象徴的なブルーロッジの階級を象徴しているのかもしれませんが、相変わらず全体の11段の象徴は良くわかりません。
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煙突には象徴的に菱形模様が描かれていますが、いかにもフリーメイスンリーのシンボルのように描かれています。ブラザーワットの発明した蒸気機関も現れ、その後に出てくるイエローサブマリンを象徴した船もシンボルとなるかと思います。会場自体もロストシンボルでも何度も強調された二重の丸になっているようで、シルクハットの人物は鉄道設計者の大西洋横断ケーブルを可能にした特殊船の製作者であり恐らくフリーメイスンのイザムバード・キングダム・ブルネルであるそうで、これはロスト・シンボルでも触れられていた、米英を繋ぐ電信回線であり、議事堂のロタンダの頂点に描かれた神格化されたワシントンの周囲にあったネプチューンとケーブルを記念するものとかけたものかと思います。ブラザーブルネルが作ったグレートイースタン号は当時最大の客船で、当時ゴールドラッシュに沸いていたオーストラリア航路に向けたものであったそうですが、建設当初から様々な問題があり、またスエズ運河の建設などもあり結局大西洋航路に使われたようです。タイタニック号よりも強靭であったとされ、商業的には全く成功しなかったようですが、タイタニック号の事故はこの船などの建設も遠因になっているのかもしれません。日本のいわゆる小栗上野介が帯同した万延遣米使節団がニューヨークで見物しているそうです。
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高精細画像のものは無料動画になっていないようですが、荒い画像のものがYouTubeにありましたのでご覧ください。
London 2012 Olympics Opening Ceremony 1
London 2012 Olympics Opening Ceremony 2
(2の方は国際オリンピック委員会から止められているようです。やはりフリーメイスンリーの重要なところは茶道の一期一会のようにその機会にその場にいて体験を分かち合うというところなのかと思います。そういう体験を分かち合おうという心持、志が重要だというものかと思います。あとはざっとこの日に作ったブログを読んでみましたが非常に読みづらいですね。これもそういうものとしてお読みください。)
2012-08-07 17:34 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあなかなか市章の話も壮大なテーマです。
でもロンドンやパリのフリーメイスンリーの話に比べれば全く大したことはありません。
宇治市宇治市習志野市習志野市勝山市勝山市小松市小松市松江市松江市新城市新城市成田市成田市大分市大分市淡路市淡路市中津市中津市朝来市朝来市津久見市津久見市那須塩原市那須塩原市二戸市二戸市白山市白山市美祢市美弥市姫路市姫路市
どうもロンドンの話から市章の話、しかも微妙な残りの市章の話になるととてもテンションが落ちますね。
姫路市なんかはキリスト教の三位一体のシンボルTriquetraそのものとなるわけですが、あまりこういうことを言ってもあまり大したことにはならなそうですね。
新城市なんかはピラミッドというよりナイキのマークそのもので、ライオンズのシンボルになるものかと思われます。やはりイングランド固有の文化、欧米の文化の神髄を凝縮したようなフリーメイスンリーと、開国や敗戦によってもたらされた異文化の象徴としてのフリーメイスンリーとしては和魂洋才ではないですが、本質的な差異を感じてしまうのはしょうがない事なのかと思います。それがまた頂点のずれたピラミッドの象徴の現実でもあるかと思われます。

ロンドンの新たなシンボルとなるであろうアルセロール・ミッタル・オービットはスポンサーがインド人であり、その名前がヒンドゥー教の美の女神の名前だそうで、また製作者はユダヤ系インド人だそうです。こういう国際的で様々なアイデンティティーがミックスし新たな創造に繋がるところが現在の欧米社会のエネルギーの元であり、今後の日本や東アジアの辿るであろう道であるかと思われ、市章のシンボルもそれらの大事な導きの一つであり、それなりに重要なシンボルであるかと思われました。
2012-08-10 21:56 | カテゴリ:本について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてではお約束していたとおりアンダーソン憲章を日本語訳していきます。逐語訳していきますので、後々になって色々意訳したり、間違いを訂正することもあるかと思います。参考とした本文のデジタル版のリンクを毎回載せますので、興味のある方は英文にあたってください。

Libraries at University of Nebraska-Lincoln
Faculty Publications, UNL Libraries
University of Nebraska - Lincoln Year 2006
The Constitutions of the Free-Masons
(1734). An Online Electronic Edition.
James Anderson* Benjamin Franklin†
Paul Royster‡
*Right Worshipful Fraternity of Accepted Free-Masons,
†Grand Master of Masons of Pennsylvania,
‡University of Nebraska-Lincoln, proyster@unl.edu
This paper is posted at DigitalCommons@University of Nebraska - Lincoln.
http://digitalcommons.unl.edu/libraryscience/25

ネブラスカ‐リンカーン大学図書館
学内発行、ネブラスカ‐リンカーン大学図書館
ネブラスカ‐リンカーン大学 2006年
フリーメイスン憲章(1734年)オンライン電子版
ジェームズ・アンダーソン* ベンジャミン・フランクリン† ポール・ロイスター‡
*認証されたフリーメイスンの真正なる尊崇すべき兄弟
†ペンシルバニアのフリーメイスンのグランドマスター
‡ネブラスカ‐リンカーン大学 proyster@unl.edu
この文書はネブラスカ‐リンカーン大学の電子公開文書として投稿されました。
http://digitalcommons.unl.edu/libraryscience/25

The Constitutions of the Free-Masons (1734).
An Online Electronic Edition.
This is an online electronic edition of the the first Masonic book
printed in America, which was produced in Philadelphia by Benjamin
Franklin in 1734, and was a reprint of a work by James Anderson (who
is identified as the author in an appendix) printed in London in 1723.
This is the seminal work of American Masonry, edited and published
by one of the founding fathers, and of great importance to the
development of colonial society and the formation of the Republic.
The work contains a 40-page history of Masonry: from Adam to
the reign of King George I, including, among others, Noah, Abraham,
Moses, Solomon, Hiram Abif, Nebuchadnezzar, Augustus Caesar,
Vitruvius, King Athelstan the Saxon, Inigo Jones, and James I
of England. There are extended descriptions of the Seven Wonders
of the World, viz. 1) the Great Pyramid, 2) Solomon’s Temple, 3) the
City and Hanging-Gardens of Babylon, 4) the Mausoleum or Tomb of
Mausolus, King of Caria, 5) the Lighthouse of Pharos at Alexandria,
6) Phidias’s statue of Jupiter Olympius in Achaia, and 7) the Colossus
at Rhodes (although some maintain the 5th is the Obelisk of Semiramis).
It is a celebration of the science of Geometry and the Royal Art
of Architecture, as practiced from ancient times until the then-current
revival of the Roman or Augustan Style. “The Charges of a Free-
Mason” and the “General Regulations” concern rules of conduct for
individuals and of governance for Lodges and their officers. The work
also includes five songs to be sung at meetings, one of which—“A New
Song”—appears in print for the first time and may have been composed
by Franklin.
The document suggests that Masonry, in its modern Anglo-American
form, was rooted in Old Testament exegesis (“So that the Israelites,
at their leaving Egypt, were a whole Kingdom of Masons, …
under the Conduct of their GRAND MASTER MOSES”) and
in contemporary Protestant ideals of morality, merit, and political
equality.

フリーメイスン憲章(1734年)
オンライン電子版

この文書はアメリカで印刷された最初のフリーメイスンリーの本である、1734年にベンジャミン・フランクリンによってフィラデルフィアで作られた、1723年にロンドンで印刷されたジェームズ・アンダーソン(付録で著書とされている)による著作物の再版のオンライン電子版である。
この文書はアメリカのフリーメイスンリーのその後に大きな影響を与えた著作であり、アメリカ建国の父の一人によって編集され出版され、植民地社会の発展と共和国の建国に非常に大きな重要性を与えたものである。
この著作は40ページにわたるフリーメイスンリーの歴史を含んでいる。アダムの時代からジョージ一世の治世までであり、間の期間である、ノアの時代、アブラハムの時代、モーゼの時代、ソロモン王の時代、ヒラム・アビフの時代、ネブカドネザル王の時代、アウグストゥスとカエサルの時代、ビトルビウスの時代、サクソンのアゼルスタン王の時代、イニゴー・ジョーンズの時代、そしてイングランド王ジェームズ一世の時代を含んでいる。そこには世界の七不思議に関する広範な記述も認められる。すなわち1)ギザの三大ピラミッド 2)ソロモン宮殿 3)バビロンの空中庭園 4)カリア王のマウソロスの墓または霊廟 5)アレクサンドリアのファラオの灯台 6)アカイアのフィディアによるオリンポス神ジュピターの彫刻 7)ロードス島の巨像(いくつかの場合には5番目としてセミラミスのオベリスクを入れている)それは幾何学と建築の王室芸術の科学に対する賞賛であり、古代より現代のローマまたはアウグストゥス様式の復興まで実践されているものだからである。「フリーメイスンの規則」と「一般規則」は個人の行動に関する法規と集会所の運営とそれの役員に関する法規についてである。それはまた集会で歌われる5つの歌を含んでいて、それらの一つは「新しい歌」であり、この版で初めて認められるものであり、フランクリンによって作られたものであろう。
この文書はフリーメイスンリーが近代英米系の様式において旧約聖書の解釈(イスラエル民族は、出エジプトのときから、全体がフリーメイスンの王国であり、グランドマスターモーゼの指揮下にあった。)に基づいているという事を示唆し、また当時のプロテスタントの道徳観、価値観、政治的平等性の理想を示すものでもある。

Contents
Facsimile of the 1734 title page           frontispiece
Dedication: To His Grace the Duke of Montagu          3
The Constitution, History, Laws, Charges, Orders,
Regulations, and Usages of the Right Worshipful
Fraternity of Accepted Free-Masons               7
The Charges of a Free-Mason                  47
Postscript: Coke’s Opinion on 3 Hen. VI. Chap. I.    57
General Regulations, Compiled by Mr. George Payne     59
Postscript: The Manner of Constituting a New Lodge    75
Approbation                           78
The Master’s Song, or the History of Masonry          81
The Warden’s Song, or Another History of Masonry      86
[A Paragraph from an Old Record]                 88
The Fellow-Crafts Song, by Charles Delafaye, Esq.  89
The Enter’d ’Prentices Song, by Mr. Matthew Birkhead    90
A New Song                           91
[Order to Publish]                   92
Editorial Note                    93

目次
1734年版の表題の複写                口絵
献辞:モンタギュー公に捧げる               3
真正なる尊崇すべき認証された
フリーメイスンの兄弟の憲章、歴史、
法規、規則、組織、細則、習俗               7
フリーメイスンの規則                  47
追記:ヘンリー6世1章3におけるコークの見解      57
ジョージ・ペインによってまとめられた一般規則      59
追記:新しい集会所を開設するやり方           75
認証                           78
マスターの歌またはフリーメイスンリーの歴史       81
ウォーデンの歌またはフリーメイスンリーのもう一つの歴史 86
(古い記録からの一節)
チャールズ・デラフェイエ氏による徒弟の歌        89
マシュー・バークヘッド氏による見習いの歌        90
新しい歌                        91
(発行組織)                      92
編集付記                        93
2012-08-15 07:42 | カテゴリ:その他 雑記
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
今後も不定期で休みます。
皆さまもご自愛ください。
2012-08-15 11:59 | カテゴリ:シンボリズム
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
本日は終戦記念日です。
カトリックではマリア信仰を象徴する聖母被昇天の祝日です。

ちなみにウィキペディアの項目も増えていて、12月8日の真珠湾攻撃の日本での太平洋戦争の開戦日はカトリックの無原罪の御宿りの祝日だそうです。ちなみに仏教では12月8日は釈迦が悟りを開いた成道会という最も重要な記念日です。

ちなみにカトリック関連で8月15日にその他に起きた出来事は以下のようであるそうです。
どうもカトリックの方が積極的にウィキペディアも更新しているようですね。
イエズス会結成(1534年)
第1回十字軍中東エルサレムへ向け欧州から出発(1096年)
アスンシオン建設(1537年)
フランシスコ・ザビエルら、日本到着(1549年)
イエズス会が京都に建設した聖母被昇天教会、通称「都の南蛮寺」の献堂ミサが行われる(1576年)

特に日本のカトリックの歴史はイエズス会との関連が強いと思われますので、様々な歴史がこの日に集約されるように伝承されているようです。
2012-08-15 21:03 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてさてお休み宣言の後の投稿で不定期さが増していますが、市章シリーズは残り少しですので出来るだけ早めにやっちゃおうかと思います。

月と太陽は昨今非常に好まれているシンボルの一つで、エジプトピラミッドの太陽の船ではないですが、古来から今日まで洋の東西を問わず人類誰もが天地の真理として納得しうるシンボルであり、物事の対比を表わし人間のリズムや行動に当てはめても陰と陽、男と女などあらゆる相対的な対比を象徴する、人間生理で科学的に説明すれば概日リズムという事になるのだと思いますが、これに関しても最近ではメラトニン製剤が日本でも販売されるようになっており、シンボリズムとはまた別のものとして人間のリズムや生体も月面着陸などと同じく、人類が到達しえない未知の世界ではなく、様々に探索し利用しうる世界となり、シンボリズムがさらにまた形而上的なシンボリズムとして確固としたものとなるという事があり、そういう事もあってシンボリズムとして好まれているのもあるのではないかと思います。

なかなか難しい日本語ですが、難しいままお読みくださいますようお願いいたします。

さてそういうわけで残りの月と太陽ですがどうでしょうか。
うきは市うきは市にかほ市にかほ市奄美市奄美市加東市加東市嘉麻市嘉麻市佐賀市佐賀市上天草市上天草市瀬戸内市瀬戸内市西予市西予市竹田市竹田市
アンクのようなものや、赤の日の丸の形を模したAll Seeing Eyeとかけたものなど、やはりGを模したものなどがあり、にかほ市はGと良くかかったタイプですが、福岡市の方のデザインだそうです。面白いですね。佐賀市はやはり大隈重信公の出身地でもあり、薩長土肥の一角でありきれいなGの形になっているのはうなずけるかと思います。大隈重信公とフリーメイスンリーの接点についてはまた後々取り上げようかと思っています。上天草市は天草四郎出身地のようですが、十字の形は入っておらずアンクに近い形です。島原市とは異なるタイプで、なかなか日本のキリスト教について考えると面白いようです。やはり最近の市町村合併によって月と太陽のシンボルは増えたようです。
戦前にAll Seeing Eyeや六芒星のブームがあったように、その後アンクのブームがあり、昨今では月と太陽のブームというようにそれぞれシンボルの浸透度合いに従って段階的な市章や商標のブームというようなものがあるように思われます。月と太陽のシンボリズムはそういう事を教えてくれて、シンボリズムもいわば極めて基本的な言語のようなものですから、言葉の流行と同じようにある種のブームのようなものがあるという、フリーメイスンリーの変わらぬ教えとはまた少し視点の異なる、実際的なシンボリズムの話ではないかと思われます。こういったシンボリズムのブームのようなものが、良く言われるようなフリーメイスンリーの暗号や秘密のやり取りといったものとも一面では説明でき、またそれがシンボリズムの暗号やフリーメイスンリーの仲間意識、高い倫理観や道徳観を維持するのに役立つという効果も持っているものかと思われます。

ちなみに世界の国旗では月と太陽はセットになったものはかなり近いものとしてチュニジアだけくらいみたいです。チュニジアにしても基本的にはイスラムを象徴する月と星であり、特に円形を太陽としているようではないようです。月と星を国旗に利用する国はイスラム圏では有名な通り多いです。チュニジアと言えば最近ジャスミン革命と呼ばれるインターネットを中心とした市民革命で独裁体制が崩壊した国でしょうか。
チュニジア
日本のように太陽そのものを象徴とする国はその他には台湾やウルグアイなどがあり、ウルグアイなどは顔の入った太陽そのもので、これなどはフリーメイスンリーのシンボルに慣れているとまさにフリーメイスンリーのシンボルそのもので、あれシンボルが入っていると思ってしまいますが、まあ建国の経緯を知っていれば大体うなずけるわけですが、もちろん台湾の国旗もブラザー孫文が友愛のシンボルとして太陽を入れたとあれば、もちろんその通りな訳ですが、さてさて日本の日章旗がフリーメイスンリーのシンボルであるというのはなかなか日本人には受け入れがたいかと思うわけですが、そもそも対外的に国旗を有していなかった日本が初めて国旗を決めたのがブラザーペリーが来航して初めてであったようで、日本という国名が大和時代頃からあったようなので、まあ極東で確かに現代でも日付変更線を越えて最初に朝日が昇る先進国であることは確かなので、それらに一切の矛盾はないまさにフリーメイスンリーのシンボルとしてなんら問題の無いものかと思われます。(8/18追記:フィリピンやアルゼンチンも国旗に太陽のシンボルがあります。その他マケドニア、カザフスタン、キリバス、キルギス、ナミビア、ニジェール、ネパール、マラウイ、バングラデシュ、ルワンダなどです。)
ウルグアイ 台湾 日本 アルゼンチン フィリピン

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2012-08-16 22:13 | カテゴリ:シンボリズム
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
これはまあ言わずもがなでしょう。

細石の巌となりて

大山巌が好きだったそうで国歌になったそうです。元は古今和歌集の和歌です。
要はラフアシュラーからパーフェクトアシュラーへというフリーメイスンリーの基本的な教訓にかけてるのだと思います。

そもそもイングランドの国歌「God save the queen」を参考として作られたもので、そもそもイングランドの国歌はクックロビンの話で触れたと思いますが、イングランドの名誉革命後の議院内閣制の基礎を作ったウォルポール初代首相の頃にジャコバイトとイングランドとの戦いの中で生まれた曲だそうで、いわゆる1717年後であり、激動のイギリス政界においてトーリー党とホイッグ党という二大政党と外国勢力やスコットランドなどの連合王国内での対立を抱えて、対立を結束に変えていって対外的に大いに進出を果たした時期かと思われます。恐らく制作にはフリーメイスンが関わったのではないかと思われます。

ちなみにアメリカの国歌もフランスの国歌もフリーメイスンが作詞作曲したとのことで有名です。

2012-08-16 23:29 | カテゴリ:シンボリズム
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Rock'n Rollと言えばエルビス・プレスリーでしょうか。(エルビスの作品にもテディ・ベアやフリーメイスンの作者の歌詞の歌などあるようです。)
The Rolling StonesやThe Beatlesが代表的なのでしょうが、見ればわかるとおり石を表す言葉の連発です。
(Beatlesは恐らくエジプトのスカラベとの関連なのでしょうか。)

ロックとは何か?まるで現代の日本のマンガ、アニメ文化のようです。

ロンドンオリンピックでもThe BeatlesのHey, JudeやJohn LennonのImagineなどが歌われましたが、前にもふれたとおりHey, JudeはJewにかけたメッセージとなっていて、Imagineの歌詞なども読めばわかるとおりフリーメイスンリーの考えとかなり似たもののようです。(Sir Paul McCartneyとJohn Lennonの名前も聖パウロと聖ヨハネからきているのですね。ちなみにJohn Lennonの暗殺された日は12月8日ですね。)

私が個人的に歌詞でフリーメイスンリーや旧約聖書に近い印象を受けるのがSimon and Garfunkelの二作品です。
一つは有名なSound of Silenceです。もう一つはI am a Rockでしょうか。どちらもフリーメイスンリーやユダヤ教を念頭において歌詞を味わうとなかなか味わい深いです。

その他にも多数あるのかと思いますが、思いつく範疇と言うとこの程度です。
2012-08-16 23:49 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
これも時間帯で平日朝と言う事もあり見られなかったのでコメントしませんでしたが、今動画でちょっと見て一つシンボルがわかりましたのでコメントします。
最初にロンドンアイとビッグベンの模型がイギリス国旗の中心で並べられる形になっていましたが、その際の並びがいわゆる円と中心点、二本の線で象徴される、いわゆる洗礼者ヨハネと使徒ヨハネのシンボルとなっていました。
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後は誰もが興味を持つものかと思いますが、いわゆるPhoenix、不死鳥のシンボルですが、これは実は1666年の話で取り上げたセントポール大聖堂の入り口に掲げられたブラザークリストファー・レンが刻んだPhoenixのシンボルにかけているものと思われます。ロンドン大火から復活する象徴として再建されたセントポール大聖堂のシンボルと出来るかと思われます。
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ロンドンのフリーメイスンホールにロッジを持つかなり古いロッジの名前もPhoenix Lodgeというそうで、その他にもPhoenix Lodgeの名前はアメリカの各州や南アフリカ、ルーマニアを始めとして世界中にあるようです。(追記:フェニックスの名前のロッジをまとめたホームページによれば116あるそうです。ルーマニアのロッジなどはその後増えたようなので現在の数は正確にはわかりません。)
都市の名前ではアリゾナ州の州都がPhoenixですが、これもやはりアリゾナ州の最初の州知事がフリーメイスンで丘の上に大きなピラミッドの33度の角度を持ったお墓があるそうです。
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もともとギリシア神話にルーツがあるようですが、そのさらにルーツにはエジプト神話の青鷺の神様があるようです。中国の鳳凰や朱雀とは直接のつながりはないとされるようですが、ペルシアにも同様のサラマンダーという象徴があり、東と西に共通とされるような、エジプト起源のフリーメイスン好みのシンボルのようです。(All Seeing Eyeの原型となるホルスの目のホルスが猛禽類のハヤブサの神様ですが、その原型であったとか、ホルスの父親になるオシリスの魂であるとか、そのあたりのまさにエジプト神話の最初の最初の重要な神様のようです。結局ナイル川の氾濫を予測する青鷺の行動観察がそういったエジプト文明の端緒である事の象徴なのかと思われます。日本で言うと鶴とかカラスとかそういう賢い動物の神様の象徴でしょうか。)
さらに第三階級の儀式の象徴である復活と再生の象徴でもあり、まさに開会式で入会儀礼を経験し、閉会式で復活と再生のMaster Masonの儀礼を体験するという、まさにフリーメイスンリーの儀式尽くしのオリンピックであったと言えるのではないでしょうか。

Phoenixでフリーメイスンリーで忘れてはならないものがありました。
Phoenix Freemasonryで検索すればすぐ出てくるのですが、いわゆるフリーメイスンリーの通信教育とも言えるPhoenixmasonryです。フリーメイスンリー関連の英語の本は著作権が消失しているものはほとんど網羅しているようです。その他非常に豊富な内容となっていて、アメリカやヨーロッパのグランドロッジなどと比べても恐らくフリーメイスンリー関連のインターネットのホームページで最大の内容となっているかと思われます。英語の得意な方はこちらの内容を読まれる事をお勧めします。
2012-08-18 09:14 | カテゴリ:シンボリズム
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
五稜郭は歴史的にもその規模や象徴性からいっても明らかにフリーメイスンリーのシンボルだと思われますが、どうもウィキペディアなどを見てもそういう明らかな接点は出てきません。
このブログの最初のヴェルニー公園の回で触れた、フランスフリーメイスンリーでのGのシンボルと対応する五芒星のシンボルを宇宙から見てもわかる形で作る程のシンボルになるのかと思いますが、なかなか明らかなフリーメイスンリーとの接点というのは見てとれません。

そういうわけで今回はこの五稜郭について建設と歴史的経緯、建設に関わった人々と時代状況、シンボルとしての象徴性について考察していこうかと思います。
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まずまあこのブログのパターンとしてウィキペディアに全面的に依拠するわけですが、そもそも建築の目的が日米和親条約での函館開港に伴う防衛力の強化であったようです。
とりあえず欧州の事情や世界の事情に現在から見れば明らかに疎かった江戸幕府は、ブラザーペリーが開国を迫ってきてとりあえず長崎オランダ商館から手に入れた書物をもとに防衛拠点を作らせた。(8/24追記:TBSの日本史ミステリーという番組でとりあげられていましたが、どうも原典は函館に来たフランス軍艦から渡されたフランス語の築城術について書かれた書物のようです。つまり蘭学者で一応ヅーフ辞書について勉強していたようですが、どの程度オランダ語として通用したのかというところはわかりませんが、とりあえずフランス語で書かれた書物の五稜郭の形をそのまままねて大砲などの近代戦に対応しようというつもり、結果的には単なる幕府と日本人の威信というところで、恐らくフランス人はフリーメイスンでその人の言葉はわからなくとも意図の通りに五稜郭というフリーメイスンリーのシンボルを建築したのが史実のようです。)というのが五稜郭建設の真相のようです。そしてそれらの中心となって活躍したのが武田斐三郎という、伊予出身の緒方洪庵の適塾出身のオランダ語に通じ、ブラザーペリーとの交渉で筆記のオランダ語での通訳をした人物のようです。面白いのがこの武田斐三郎と言う人が維新後の日本陸軍の中で唯一の幕臣として指導に当たったというところかと思います。この辺はウィキペディアが面白いのですが、そもそも甲斐武田氏の流れを汲み、漢方医であったそうですが、兄も優秀で孝明天皇の側近として仕えたという事で、緒方洪庵のもとで学んだ後は佐久間象山のもとで学び、この時に吉田松陰とともに浦賀に出向いたそうです。その後ロシアのプチャーチンとの交渉やブラザーペリーとの交渉にあたり、函館にとどまって日本最初の大学とも言える学校を作り、榎本武揚や前島密が学んだそうです。新島襄もこの学校を目指して函館に来たそうですが、英語が学べなかったので一カ月で函館を脱出してボストンに到達して、現地で学校に入ったそうです。新島襄の襄はジョーと愛称で呼ばれたのと、ジョセフと呼ばれた両方を取ったそうです。
さてまあ敗戦後の幻の北海道分割統治ではないですが、当時まだ江戸幕府の影響が小さかった蝦夷地は列強がかなりの興味を示していて、そういう中でその後のブラザークラークの赴任や蝦夷地開拓などの歴史を含めて、函館と下田の開港というのはそういう欧米列強の興味を反映した模様なのかと思われます。もちろんその後の井伊大老のもとで結ばれた日米修好通商条約でのいわゆる開港五港、横浜、神戸、長崎、新潟、函館において、その後の日本の港湾の発展が規定されたかと思われます。
さて武田斐三郎についてですが、戊辰戦争後は日本陸軍の創設でフランス軍事顧問団と折衝し、陸軍学校の教鞭をとり明治13年に亡くなったそうです。面白い事に日本フリーメイスンリーのグランドロッジがある港区の近くの芝公園にある東京芝東照宮に記念碑があるそうです。
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この一連の流れを見ていると、勝海舟などもそうですが、ヴェルニー公園に胸像のあるブラザーヴェルニーと小栗上野介の関係のようなものを思い出させます。小栗上野介にしても欧米を視察して十分に現地の事情に通じており、その後岩倉使節団を中心として明治政府の首脳も盛んに欧米に視察や留学を重ねるわけですが、戊辰戦争前の段階においては恐らく最も欧米について実態を知っていたのは幕府側の人物でしょうし、結果として英国が肩入れした薩長軍が錦の御旗のもと戊辰戦争を圧倒するわけですが、坂本龍馬が提案したという大政奉還と倒幕への一連の駆け引きと大勢はドラマチックで、フランス革命やイギリス名誉革命の舞台裏のごとき様々な人々の動きがあった事かと想像されます。南北戦争で使用された中古の武器をブラザーグラバーが輸入して薩長軍が使用したなど、開国して間もないとされる日本において壮大な世界市場での影響が早くも表れているという今と変わらぬ世界規模の情報と物の流れがある事がわかります。日章旗の話でも触れましたが、江戸幕府の幕臣たちが知恵を絞って選択した数々の出来事が結果として後々まで残るフリーメイスンリーを象徴するシンボルとして比較的自然なものとしてある事が、必然とはわかりながらもなかなかシンボリズムの妙として不可思議さを残して感じられます。
さてその中で武田菱の家紋で有名な甲斐武田氏、徳川氏の関東での優位を決定づけたともされる天下分け目の有名な長篠の戦いを分岐点とし、その甲斐武田氏の末裔である武田斐三郎という人物が、その徳川幕府の最期に幕臣として建築した恐らく日本最大のフリーメイスンリーを象徴する五芒星のシンボル、そしてその後の日本の命運を決したとも言える陸軍の徽章となる五芒星のシンボル、これらを結び付けるシンボルの三を名前に持つ人物の、フリーメイスンリーとの明らかな接点はブラザーペリーとの接見であり、適塾でのヅーフ辞書との接点であったようです(8/24追記:もちろん上述のフランス軍艦からのフランスの築城術の本と恐らくその際に渡した軍人がフリーメイスンであった事があります。)。もちろんその後榎本武揚らと行動を共にするラスト・サムライで有名になったブラザーブリュネとの接点ももちろんあったものかと思われます。なかなか五芒星、情熱の赤を革命のシンボルとするフランス大東社の一つの性向、ブラザーヴェルニーが最初に建設した観音崎灯台のように情熱と理性の到達点を最大にすることを最善とする情熱の神性とも言うべき哲学が感じられるものかと思われます。ブラザーブリュネは帰国後にレジオンドヌール勲章をもらっているそうです。
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日本における五芒星のシンボルの話でした。
2012-08-18 14:25 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあなかなかしょうも無いタイトルですが、手品の種明かしみたいなもんで、先に興味を引くためにシンボルに見える形のものを羅列したので、最後になればなるほどシンボルからは遠い形のものでありながらシンボルを意識しているか、それらから派生したものが残っていくのは当たり前なわけで。
一応多くの市章を見てその中からGに見えるまたはGの形に近くなる、円にただ切れ込みを入れてあるだけのものを機械的にシンボルと分類している訳で、なかなか単純にこういう機械的な作業ができるか否かがシンボリズムの理解と応用になるわけですが、そういう作業の全体を見せるというテーマになるかと思います。
まあなかなか市章の話はテーマが日本の民主主義という極めてややこしい話を伏線としていることから、シンボリズムとしては単純で、日本の市章にはフリーメイスンリーのシンボルが隠されているんだよなんて都市伝説の話で終われば単純なのですが、それが市の発展やらわが町から総理大臣が出るとか有力政治家が出るとかそういうのとフリーメイスンリーのシンボルが関係あるんじゃないかとかそういう話になるとややこしくなるのですが、そういうややこしい話を単純にしようというのがまたシンボリズムの話と言うものかもしれませんね。

というわけで役に立つのか立たないのか、それはあなた次第という訳で、有料化にもしないできない誰もお金は払わないという、まあまさにフリーメイスンリーのボランティアで成り立つブログの市章のテーマの残りです。
ふじみ野市ふじみ野市みどり市みどり市伊勢原市伊勢原市関市関市旧気仙沼市旧気仙沼市戸田市戸田市四条畷市四条畷市酒田市酒田市石岡市石岡市早良区早良区東村山市東村山市藤沢市藤沢市徳島県徳島県舞鶴市舞鶴市牧之原市牧野原市和歌山県和歌山県
まあなんか市章のGシリーズってのは相当に時間をかけて作ってるわけですが、想像したほどの影響はあまりないみたいですね。やっぱりテレビやなんかでもデザイン的に使いやすい白黒のモザイクの方がどうも使いやすいというのは圧倒的みたいですが、市章の世界では相当にGシリーズは年季が入った使いつくされた形のようです。まあGodとGeometryのGという事なのですが、色々加わってGnosisとかGeographyとかGravityというのもあって、Gravityなんてのはニュートンの大発見を象徴している事もあるのでしょうが、シンボルである垂直儀や水平儀にも錘があり、錘が正確に地球の重心を示すのは重力、すなわち万有引力の法則があるわけで、それはすなわち真理に通じるという、まあなかなかとにかく原点が間違いのない真実なのでそこからどう派生しても間違いはないという事になるのだと思いますが、いずれにしても間違いのない教えで間違いのない人間を育てるというのが一つのフリーメイスンリーの役割だと思いますので、後々にはそれらフリーメイスンリーの核心部分であるリチュアル、儀式での宣誓の文句についてもそれぞれわかる範囲で解説して皆様に披露していければと考えております。
2012-08-19 18:45 | カテゴリ:シンボリズム
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
このブログの三笠公園の回やそれ以降でも、三笠公園だと半円形の舞台、シドニーのオペラハウスや東京ドーム、神戸のメリケン広場のオペラハウスに似た形の建物など、いわゆる貝殻型のシンボルについていまいちよくわからなかったので何らかのシンボルではないかというところと説明していましたが、貝殻の象徴性についていわゆるキリスト教での象徴性、もちろんフェニックスと同じくシンボリズムとしてフリーメイスンリーでも共通となるのだと思いますが、それについてまあほぼネットからの知識なのですがわかりやすくまとめて整理してお伝えしたいかと思います。
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神戸のメリケンパークの神戸海洋博物館は明らかに貝ではなく帆船をイメージしているようですね。シドニーのオペラハウスは貝殻とヨットの帆の両方にかかっているようで、そのために神戸のものが似ているのですね。この他にも実は私は全く行ったことはないのですが、確かFar East Lodge No.1のホームページで紹介されていたと思うのですが、横浜港のシンボルタワーというのがあり、これのシンボルがどうやら貝殻のようです。
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このシンボルタワーは昭和61年、1986年に出来たようで、衛星写真で見ると十字か、アンクのように見えますがどうもはっきりとはしません。日本の古墳の円墳が二つ重なったように見えますが、横から見た形ではどうも十字架の形のようです。旧神戸港信号所がかなりきれいな形の十字になっていましたので基本的にはそれに準じたのかもしれません。半円として思い浮かぶのがパストマスターの分度器で、フリーメイスンリーのシンボルとしてはそういうものの記念の可能性はあります。中心的なシンボルが花壇とホタテの貝殻の形のもののようで、恐らく花壇が石垣でフリーメイスンリーの結束を示し、ホタテの貝殻はキリスト教などの信仰を示しているものかと思います。いずれまた機会があれば訪問し、横浜や東京周辺のシンボルを探索する事があるかもしれませんね。

聖書の中身からは特に貝について触れたような箇所はあまり思い浮かびません。貝殻のウィキペディアでの項目では十二使徒の聖ヤコブが漁師であり、その紋章であると説明されていますが、基本的にはスペインの巡礼地周辺で普通に食用とされていたホタテガイの貝殻を巡礼者が持ち帰ったためという説明があります。日本で貝殻と言えば最初に思いつくのが貝塚かもしれませんが、要するに魚食、温帯の海辺の民族は大概魚や貝を主食としており、貝殻は獣類の骨や麦や稲藁と同じく食糧調達に伴う再利用可能な廃棄物であり、様々な利用価値が装飾品、道具として認められてきた為に、古くは貨幣の代わりや日本では山伏のホラ貝や碁石の材料など様々な用途やそれに伴った象徴性が生まれたものかと思われます。フリーメイスンリーのシンボリズムは基本的にキリスト教からの流用がほとんどですからキリスト教カトリックで優勢であった巡礼地の教会の象徴などはこのホタテガイの形のシンボリズムのようにフリーメイスンリーにおけるキリスト教を強く意識させるシンボルとして認められる形になったのかと思われます。ただフリーメイスンリーの発展にはやはりカトリックとプロテスタントの宗教改革の歴史がありますので、聖地巡礼というのは基本的にはカトリックを主とする習慣かと思われますので、比較的カトリックよりのシンボルとなるのかもしれません。スペインでの巡礼という事になると、スペインはディアスポラ後のユダヤ人が多かった土地かと思われ、そこでの巡礼と言うといわゆる放浪するユダヤ人などというイメージとも重なり、十字軍の際のホスピタルなどと同様に各地で巡礼者を支援する体制やホスピタルのようなシステムがあったかと思われ、そういうネットワークを象徴するシンボルともいえるかもしれません。
ただ日本でもそうですが、世界中どこでも貝食というのは普遍的なものであるかと思われますし、貝殻のシンボリズムというのは樹木や植物のシンボリズムと変わらず、人間が利用しやすい生物の象徴としてある程度普遍的なものではないかと思われます。ただ日本でよく食べられるシジミやアサリ、ハマグリやサザエがシンボルの形となるかというとそうではない事はご理解いただけるかと思われます。
貝と言うと漢字では財など貨幣を意味するものそのものであり、漢字のシンボリズムでは宗教性よりも経済を意味するものであり、この辺りが後に挙げますがシェル石油の逸話、ユダヤ人と貝の象徴性というところでなかなか漢民族とユダヤ民族の共通性みたいな逸話ともなるのではないかと思われました。
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貝が象徴的な絵画と言えば上のボッティチェリのヴィーナスの誕生になるかと思いますが、ウィキペディアの解説ではこれはキリスト教的ではないもので、ポンペイの壁画に影響を受けているそうで、ローマ・ギリシャ時代には貝はやはり女性器の隠喩であったそうです。そういう意味でもVesica Piscisやイクトゥスのようなシンボルと同じ意味になるのかと思います。そろそろこういう説明も無粋な域に入ってきてる気がします。
貝のシンボリズムとしては日本では貝印という有名な髭剃りのメーカーがありますが、これもジレットなんていうフリーメイスン創業の会社が大手でありますので、その関連なのではないかと思われます。

さて問題のロイヤル・ダッチ・シェルの貝のシンボルについてですが、この話はヘキサゴンという日本のインターネットの陰謀論では恐らく最も古く、ほとんどの人が読んだ事があるのではないかというホームページに詳しく載っている話が中心です。
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まあ代表的な陰謀論のホームページな訳ですが、史実で無い事を載せている部分ではないと思いますので、この話に限っては大体合ってはいるのかと思いますが、話の結論が要するにロスチャイルド家がどうとか日本が陰謀にはめられたとかそういう論調にならざるを得ないところがしようがないかもしれません。
この部分は非常に良くできていると思うのですが、結局ブラザー林董と恐らくフリーメイスンのシェル石油の創業者であるブラザーマーカス・サミュエルが仲良くしているという事で、フリーメイスンリーの繋がりがわかるかわからないかという事なのかもしれません。日露戦争関連ではブラザージェイコブ・シフやブラザーセオドア・ルーズベルトなどの話もありましたが、このブラザーマーカス・サミュエルもその後の日本の南方進出や戦後のエネルギー事情など日本のその後を具体的に決定した役割があるのかもしれません。
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ウィキペディアにもロイヤル・ダッチ・シェル設立の経緯などが書かれていますが、この辺はヘキサゴンのホームページの内容の方がより面白く書かれているのではないかと思います。商標はもともとムール貝であったのが、出資者の紋章がホタテ貝であったことからホタテ貝に変わったという逸話が、恐らく貝食でサザエやアワビ、ハマグリやアサリと言った日本でよく食べられる食品としての貝とヨーロッパで普遍的な食品としてのムール貝での貝食の共通、もしかすると日本に来て口にあったのがムール貝と似ているバカガイやイガイのようなものであったのかもしれませんが、そういう思い出であったのかもしれないと想像されます。ヘキサゴンのホームページについては恐らく原典がどこかにあるのだと思いますが、やはり陰謀論の悪いところはあまり原典などを明示しないところでしょうか。恐らくラビ・マーヴィン・トケイヤー氏の一連の著作に基づくのだと思います。この方はフリーメイスンかどうかはわかりませんが、ユダヤ教のラビの方で日本ユダヤ関連の著作を多く書かれていて邦訳されています。日本人のユダヤ陰謀論の方のほとんどの原典はこの方の著作に基づくようです。ウィキペディアによると現在ニューヨーク在住のようで、恐らくニューヨークのロッジに所属するフリーメイスンなのではないかと思われます。現在手術を終えてリハビリ中というヘブライ語を話す三笠宮殿下ともつながりがあったそうです。
ブラザーマーカス・サミュエルが日本で貝殻を拾ったというエピソードは湘南と書かれていて、会社を横浜市中区に置いたそうなので、恐らく三浦半島から大礒あたりまでのほとんどの海岸なのだと思いますが、そこからいうと葉山でブラザー林董が亡くなったなどの話もまた大いに繋がりを感じられるものとなるかと思います。なかなかシンボルを通じて皆が繋がっていく、まさにフリーメイスンリーの世界そのものという逸話になっていく感じでしょうか。ブラザーマーカス・サミュエルはヘブライ語の名前?というのがあるそうで、それがモルデカイというそうです。この名前は何度か取り上げましたが、旧約聖書のエステル記でユダヤ人を絶滅させようとしたペルシアの大臣が逆に絶滅させられてしまうというナチスドイツの逸話そのものの話の重要な登場人物の名前で、現在のロスチャイルド財閥の中心的な企業になっているなどユダヤ関連の話としてもなかなか良くできた逸話となっており非常に興味深いですが、シンボリズムとしては貝は前述のようにユダヤ教と言うよりもキリスト教カトリックを象徴するものであり、全体として総合するとイギリス、オランダという新教国のユダヤ人を絡めたカトリックのシンボリズムのさらに東南アジアやカスピ海、黒海や日本を組み合わせた壮大な世界的なシンボルと言う事になるのかと思います。
ウィキペディアによると初代のブラザーマーカス・サミュエルは男爵、子爵まで叙爵されたそうですが、これは恐らくユダヤ人として英国では初めてなのかもしれません。またその二代目、三代目も同じ名前で、二代目はシオニストとは一線を画してパレスチナの平和に貢献したそうです。英国にうまく同化したユダヤ人としてナチスのユダヤ人迫害で移住するユダヤ人は支援したようですが、シオニズムには反対であったようで、一概にユダヤ人と言っても様々な経緯や人物がいたという事がわかる話の一端ではないかと思われました。
ちなみに日本では昭和シェル石油という名前で、横須賀では三笠公園前にガソリンスタンドがありますし、日本本社はお台場でフジテレビ本社の並びにあるかと思います。

日本でホタテ貝と言うと亡くなられたハーフの方のキャラクターや、現在アメリカ在住の女優の方のセミヌードの素材に使われたなどありますが、まあ全くもって無粋な話になります。

現在世界のエネルギー問題や従来の化石燃料の問題を革新するかもしれないと期待されているシェールガスという従来よりも深い地層から得られる天然ガスの名称ですが、どうも語感だけからいうと、このシェルと近いのではないかと思います。まあ全くの感じだけなので、陰謀論みたいですがどうでしょうか。

陰謀論でもフリーメイスンリーでも皆が楽しめれば良いのだと思いますが、偏見や差別に繋がるようなものは良くないのだと思います。ユダヤ人や人種差別については日本人は実体験が少ないだけになかなか想像が付きづらいものかと思い、またそこを色々利用されるきっかけとなるのだと思いますが、様々な体験を通してそれらの偏見や誤解を取り除き、新たな自分、価値観を得る作業がまさにフリーメイスンリーではないかと思います。
(追記:コルヌーコピアイという豊穣を意味する巻貝に形が似たシンボルがありますが、巻貝ではなく羊の角に由来する円錐形のようです。アメリカの州章に多く認めるシンボルですが、貝ではないようです。)
(9/4追記:貝食はユダヤ教では基本的に戒律で禁止されているようです。そういう意味でもブラザーマーカス・サミュエルは改宗ユダヤ人に近い形での綬爵であったようです。欧米のユダヤ人観というのは日本人が考えるものからはなかなか遠いもののようです。)
2012-08-21 08:42 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてまあかなり人気のない市章シリーズの残りですが、まあシンボリズムでも曖昧なものはいくらでもあり、特に日本の市章のようなものはそれを代表するものかと思われ、それがまたそういうあいまいな日本の民主主義や行政組織の実態を象徴しているという、厳密なシンボリズムを象徴する曖昧なものとなっているようなので、そのために分類していくとG丸に切れ込み型は大量に認められるのですが、どちらかと言えばAll Seeing Eyeとかどちらかと言えばアンクとか、どちらかと言えばピラミッドを含むとかそういう分類が実際に成立すると思われるという形になるかと思います。
キリスト教やユダヤ教の一神教は基本的に至高の存在、唯一の神の存在があり、その不完全な模造物として神の被造物としての人間やこの世の中があり、その考え方はまたプラトン哲学にあるイデア論などとともに、理神論としてネオプラトニズムとなりルネッサンス以降花開くわけですが、そういう理想の存在、至高の存在が確実に存在するというものが、これらシンボリズムでも究極の美として認識される形となり、それらがいわゆるフリーメイスンリーのシンボルとなっているというわけです。いわば数学でいうところの公式や定理、真理と言うわけで、様々な証明法があったとしても示される真実は皆同じであるというところもそういうフリーメイスンリーの考え方の一つの基本になっているものかと思います。それがまた様々な歴史的な逸話や例え話から道徳的な教訓を得てそれを繰り返して自らを道徳的な高みに導くというフリーメイスンの一般的な作業と言うところに還元されるのかと思います。

そういうわけでフリーメイスンリーのシンボルからいかにかけ離れようとも、それらが極めて曖昧にわかりにくく表現されているとしてもその一端をひもとき分解し関連を明示していくことは、いわゆる科学によって神の存在、この世の真理を証明する作業と同じくシンボリズムを正しく理解し活用していくために必要な作業になるのかと思います。

さて毎度毎度能書きが長くなりますが、それだけこれから示すシンボルのインパクトが薄いという事になるのかと思います。
綾部市綾部市羽咋市羽昨市浦安市浦安市塩竈市塩竈市我孫子市我孫子市鎌ヶ谷市鎌ヶ谷市館山市館山市岩出市岩出市熊本市熊本市江南市江南市高砂市高砂市高知県高知県高浜市高浜市鴻巣市鴻巣市国分寺市国分寺市阪南市阪南市三郷市三郷市鹿島市鹿島市宿毛市宿毛市須崎市須崎市石垣市石垣市石巻市石巻市筑紫野市筑紫野市鳥取市鳥取市鶴ヶ島市鶴ヶ島市都城市都城市都筑区都筑区東金市東金市日向市日向市白石市白石市八戸市八戸市武蔵野市武蔵野市福島県福島県平塚市平塚市鳴門市鳴門市
そういえば最近見なくなりましたが、効果があるのかないのか知りませんが鳥よけの目玉マークの風船というのがかつてそこらじゅうで見られる時がありましたが、どうもあれは鳥に向けたものではなく人間に向けたものであったのではないかと思われます。なかなかしょうも無い日本のフリーメイスンリーの実態と言ったところでしょうか。
2012-08-24 21:13 | カテゴリ:その他 雑記
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
どうも最近になって気づいたことがあるのでここに書きます。
Internet Explorerではこのブログの背景がうまく表示されないためにうまく読めないようです。
Google ChromeかFire Foxで見てください。改善するつもりは今のところありません。
Google Chromeの方が当然のことながらシンボリズムとしてもより良いという事も反映しているものかと思われます。
マイクロソフトのビル・ゲイツさんも確かゲイツ=門という名前であり、ロータリークラブの会員ではあったかと思いますが、Googleはその名の通りGのシンボルとooのAll Seeing Eyeであり、またその企業の設立自体も一応民間の情報機関的な役割であるかと思いますし、よりフリーメイスンリーとしても好ましいのかと思われます。
その他にも何か気づいた方がいればコメントに一言お願いいたします。
2012-08-26 10:07 | カテゴリ:ユダヤ教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
フリーメイスンリーと11の数字の関連はかなり難しいです。
最もはっきりわかるのは11という数字が3と絡めて33というスコティッシュライトの象徴的な数字として認められるという事です。
その他一般的な数秘術でも認められるのが、ユダヤ教との関連で12-1とか、ヨセフの兄弟が11人いたとか、ヨセフが110歳まで生きたとかそういうものがあります。
ただフリーメイスンリーについて見ていくと、必ず11という数字が3や12、33と言った数字とともにある種突出した印象を持って出現してきます。
このブログでも最初に三笠公園の電燈のピラミッドの段数が11と言うところから始まって、阪神大震災の日付1.17、アメリカ同時多発テロの日付9.11、東北大震災の日付3.11といったところから11という数字の意味についてユダヤ教を象徴するような意味という説明をしてきましたが、正確な原典というものはわからないとしてきました。(陰謀論とこの部分については重なるものを感じる方が多くいるかと思いますが、恐らくこの部分はフリーメイスンリーの秘密の真髄にあたる部分でありそういう部分と重なるのはいたしかたないのかと思いその流れで進めます。そういう表現を用いたとしても偏見や誤解を取り除くこと、正当な興味を持ってもらえるようにすることを目的としています。)

ユダヤ教関連ですが恐らく11の数字の原典となるものを発見しました。
それはいわゆるユダヤ神秘主義の象徴とされる生命の樹、セフィロトの木の丸い部分、セフィラ、ダアトと呼ばれるものの数がちょうどセフィラ10個にダアト一つで合計11あるという事です。
以前はこのブログでも触れましたが、ユダヤ教の戒律ミツワーの合計数が611+2(神直々の戒律が2つ)で11というのがここから出てくるのかと思っていましたが、やはり611から11が大事というのはちょっと不自然なのでまあ関連はあるのだろうと思ってはいましたが、613自体が365(一年の日数)+248(人間の骨と重要な器官の数)で613となっているというところなので、こちらになるのかと思います。

この生命の樹、セフィロトの木についてはこのブログではシンボリズムのフラワーオブライフに関連して触れましたが、恐らくユダヤ神秘主義、まあ要するに旧約聖書を原典とする啓典の民の教えの真髄なのだと思われます。毎度毎度ですがウィキペディアを転載します。
192px-Ktreewnames.pngTree of LifeQabbalah-Tree-of-Life.jpg
生命の樹(せいめいのき、英語:Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。
カバラではセフィロトの木 (英語: Sephirothic tree)という。
ヤハウェ・エロヒム(エールの複数形、日本語では主なる神と訳されている)がアダムとエバをエデンの園から追放した理由は、禁令を無視して知恵の樹の実を食べ、神に背く罪に陥った人間が、生命の樹の実までも食べて罪のからだのまま永遠に生きる(ユダヤ伝承では知恵の樹の実と生命の樹の実をともに食べると、神に等しき存在になるとされているので)事のないためである。

セフィロトの樹
セフィロトの樹は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされ、近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などでは生命の樹をタロットカードと結びつけての研究が行われていたことでも有名である。10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図も同じく「生命の樹」と呼ばれる。現代ではセフィロトの樹は「生命の樹」と同じと解釈される(カバラ由来の樹はセフィロトの樹が正しく生命の樹と混同すべきではない等)。

アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・オウル [Ain Soph Aur]
アインは無と訳され、0で表される。
アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
アイン・ソフ・オウルは無限光と訳され、000で表される。アイン・ソフ・アウルと表記されることもある。
アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じた。

10個のセフィラとダアト
右図の天頂の白丸のセフィラ(ケテル)から右下の灰色丸(コクマー)、左の黒丸(ビナー)、右下の青丸(ケセド)、左の赤丸(ゲブラー)、右下の黄丸(全体の中央でティフェレト)、右下の緑丸(ネツァク)、左の橙丸(ホド)、右下の紫丸(イェソド)を経て、いわゆる、ジグザグに進み、最終の虹色丸(マルクト)のセフィラへと至る。なお、第3から第4のセフィラの間に隠されたダアト(右図では点線丸)というセフィラがある。

ケテル(Kether、王冠と訳される)
第1のセフィラ。思考や創造を司る。数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。惑星は海王星を象徴し、王の横顔で表される。神名はエヘイエー。守護天使はメタトロンである。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。

コクマー(Cochma、知恵と訳される)
第2のセフィラ。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。惑星は天王星を象徴し、至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。神名はヨッド。守護天使はラツィエルである。

ビナー(Binah、理解と訳される)
第3のセフィラ。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。神名はエロヒムである。守護天使はザフキエルである。

ケセド(Chesed、慈悲と訳される)
第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴する。王座に座った王で表される。神名はエル。守護天使はザドキエルである。

ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される)
第5のセフィラ。数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。神名はエロヒム・ギボールである。守護天使はカマエルである。

ティファレト(Tiphereth、美と訳される)
第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。神名はエロハ。守護天使はミカエルである。

ネツァク(Netzach、勝利と訳される)
第7のセフィラ。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。全裸の女性で表される。神名はアドナイ・ツァオバト。守護天使はハニエルである。

ホド(Hod、栄光と訳される)
第8のセフィラ。数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴する。神名はエロヒム・ツァオバト。守護天使はラファエルである。

イェソド(Yesod、基礎と訳される)
第9のセフィラ。アストラル界を表す。数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。裸の男性で表される。神名はシャダイ・エル・カイ。守護天使はガブリエルである。

マルクト(Malchut、王国と訳される)
第10のセフィラ。物質的世界を表す。数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。王座に座った若い女性で表される。神名はアドナイ・メレク。守護天使はサンダルフォンである。

ダアト(Daath、知識と訳される)
隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。惑星は天王星を象徴し、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。隠された意味は悟り、気づき、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。

22個の小径(パス)
右に記載しているのは、対応する大アルカナ。
アレフ (ケテル → コクマー)愚者
ベート (ケテル → ビナー)魔術師
ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇
ダレット (コクマー → ビナー)女帝
ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝
ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇
ザイン (ビナー → ティファレト)恋人
ヘット (ビナー → ゲブラー)戦車
テット (ケセド → ゲブラー)力
ヨッド (ケセド → ティファレト)隠者
カフ (ケセド → ネツァク)運命の輪
ラメド (ゲブラー → ティファレト)正義
メム (ゲブラー → ホド)吊るされた男
ヌン (ティファレト → ネツァク)死神
サメフ (ティファレト → イェソド)節制
アイン (ティファレト → ホド)悪魔
ペー (ネツァク → ホド)塔
ツァディー (ネツァク → イェソド)星
コフ (ネツァク → マルクト)月
レーシュ (ホド → イェソド)太陽
シン (ホド → マルクト)審判
タヴ (イェソド → マルクト)世界

3つの柱
ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。

3つ組
ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれる。ロゴスの三角形と呼ばれることもある。
ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれる。
ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれる。魔術的三角形と呼ばれることもある。

さて全体の印象としてどうでしょうか。内容からいってもなかなかここまで読み続ける方は少ないかもしれません。また知っている人はすでに知っている内容で読み飛ばしたり興味を失ってしまうかもしれません。
とりあえず11の丸がそれぞれ、色相学、天文学、鉱物学や金属学の錬金術、社会学、さらに聖書やユダヤ教の神や天使に対応する事がわかるかと思います。また最初に出た無と無限と無限光に関する部分が数学、物理学、ニュートン力学などとの関連が感じられるかと思います。

色にしても白→灰→黒→青→赤→黄→緑→橙→紫→虹色というのは色相学、三原色や、光の合成、またフリーメイスンリーの階級を象徴する色とも重なるかと思います。

またセフィラの進みにしても王冠→知恵→理解→知識→慈悲→峻厳→美→勝利→栄光→基礎→王国と一見すると儒教道徳の修身斉家治国平天下とも繋がる並びとなっており、そのままそれが帝王学ともとれる内容となっている感じがするかと思います。

22のセフィラを連結するパスがそれぞれタロットカードの象徴となっており、それぞれの人間の状態やステージを象徴するものとなっていて、それらの間を繋ぐもの、人間の変化、進歩を促すものである事が示されているかと思われます。大アルカナに56枚のトランプの数4×13(+4ジョーカー)の小アルカナで全体で78枚のタロットカードを形成するようです。22という数字はヘブライ語の文字の数でもあるそうです。

タロットカードの解釈の成立には黄金の夜明け団が深く関わっていて、この神秘主義集団の創設にはフリーメイスンであるブラザーマグレガー・メイザースがあるようです。こういうのがあるので毎日テレビでは星座占いをやるのではないでしょうか。

また生命の木とは別にもう一つあるアダムとイブがその実を食べたとする知恵の木があり、この実(リンゴで象徴される)を社章とする現在株価更新中のスマートフォンを販売しているアメリカ企業アップルは最近亡くなったスティーブ・ジョブスと創業時からともに歩んだブラザースティーブ・ウォズニアックがやはりフリーメイスンです。色々と逸話があるようです。
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さてそんなユダヤ教とフリーメイスンリーの関連ですが、これは後にある程度知識がたまってきてから再び取り上げようかと思っています。

今回のテーマとして取り上げた11という数字の関連ですが、フリーメイスンリー関連ではフリーメイスンの行った偉業としてアポロ計画による月面着陸が取り上げられる事が良くあります。その中で最初に月面着陸を成功させたのがアポロ11号です。
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アポロ11号では月に着陸した二人の宇宙飛行士がともにフリーメイスンでした。またアメリカ人で最初に宇宙周回軌道を飛行した宇宙飛行士で後に上院議員となったブラザーグレンもフリーメイスンです。
アポロ11号では最初に月面に降り立ったブラザーニール・アームストロング船長の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」という言葉が有名です。二番目に降り立ったブラザーオルドリンは敬虔なクリスチャンで月面で聖餐式を行ったそうです。ブラザーオルドリンはその後二番目に月面に降り立った事を不名誉と感じうつ病になった事もあったそうです。二人はほぼ年齢が一緒のようです。
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スミソニアン博物館にある司令船はアポロ11号の本物なのですね。

そんな11にまつわるフリーメイスンリーの話でした。
ブラザーニール・アームストロングが心臓バイパス手術後に82歳で亡くなったそうです。
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安らかな死を願います。

(追記:ロンドンオリンピックの開会式での象徴的なシンボルツリーもまたこの生命の木を意味するものでもあるかと思います。ジャコバン派の理性の祭典でシンボルとされた木もまたこの生命の木をシンボルとしているようですが、これに関してもフェニックスのシンボルとしての共通性と同じく、神話学での生命の木として世界共通のシンボルとしてあるかと思います。ウィキペディアの項目を転載します。
生命の木 (神話学)
生命の木とは、神話学などにおいて、世界の諸神話に広く見られる、生命を象徴する木という神話モチーフを類別する概念である。代表的なものに北欧神話の世界樹、聖書の「生命の樹」、仏教の菩提樹・娑羅双樹、メソポタミアの生命の木、アッティスとキュベレーの神話などのモチーフがある。ある象徴が、同時に矛盾する複数の概念を象徴すること(融即律)は特殊なケースではないように、「生命の木」の諸象徴が同時に「世界の中心」モチーフや「境界」、「死」の象徴となることも非常に多い。)
2012-08-27 19:44 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてまあ嫌がらせみたいに続きますが、市章シリーズは一応最初に選び抜いた市章をノルマとして全部こなさないと、市章を作った方やそれなりに思いを込められた方々に失礼になるかと思いますので、選んだものを全て掲載する事とします。もちろんその最初の選択で選ばれそこなったものや色々な独断の選択なので様々な問題はそれなりにあるかと思いますが、できるだけ最善を尽くすという事で、当初の方針に沿って掲載していくものとします。残りはG切れ込み型 アンク・タウ十字とかぶると、G切れ込み型の残りです。
安中市安中市稲沢市稲沢市宇治市宇治市羽生市羽生市滑川市滑川市御所市御所市室戸市室戸市所沢市所沢市勝浦市勝浦市新宮市新宮市深川市深川市大船渡市大船渡市大田原市大田原市大和市大和市津島市津島市入間市入間市八幡平市八幡平市富士見市富士見市富良野市富良野市
さてまあどうなんでしょう。滑川市、勝浦市、津島市はいかにもアディダスのマークそっくりですね。
まあピラミッドについても現在では以前より研究も非常に進んでいますし、観光地としても日本人が数多く訪れているようですから、以前よりも神秘的な雰囲気よりも身近な存在となってきているのではないかと思います。個人的にはオベリスクがワシントン記念塔を始めとしてフリーメイスンリーの象徴として非常に象徴的なものと思いますので、東御苑や上野公園など日本の人が集まる公園に象徴的に建築されるような社会になるとさらに成熟した民主主義である事の象徴となるのではないかと思っています。

ちなみに1ドル札の後ろのピラミッドの図柄については公的にフリーメイスンリーのシンボルではないとされているようなのでここで一応触れておきます。詳しくはパストグランドマスターブラザー山屋明の著書「日本のフリーメイスン」にありました。この本についてもいずれ内容について紹介しようかと思っています。
2012-08-27 22:05 | カテゴリ:東京
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあこれも行ったんでやっぱりコメントしときます。
いかにもな感じで宣伝、協賛、興行込みだったのでちょっと興ざめしましたが、実際展示されていたものは迫力があり、なかなか海外に行かないと見られないものばかりだったので、是非興味のある方はいらしてください。12月頃までやっているそうなので、長くかなりの興行となるのかと思われますが、残念なことに内部での撮影が禁止されているために展示物のリアルな写真は掲載できません。
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とりあえず上野の写真からです。駅前のパチンコ屋が白黒のチェッカーになっていますね。こういうのを見ると平壌の柳京ホテルがピラミッドの形をしているのも頷けます。まあ何でも繋がるフリーメイスンリーです。
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上野と言えば西郷さんです。だいぶ工事中で端っこにされています。
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彰義隊の記念碑です。なんで上野に籠ったかという話ですが、なかなか現代では理解しづらいものかと思いますが、時代の変化というものが激烈であったのですね。現代でいうとITの登場のようなものでしょうか。
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整理券を配って2時間くらい待ちますので周辺を歩きます。国立博物館前の噴水池の工事が終わりつつありました。良く以前は鳩が集まっていたところですが、現在は暑いせいかあまり鳩は目立ちませんでした。なかなかきれいになりましたが、以前とどう違うのかはよくわかりません。
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写真で小さくなってしまいましたが、中央の時計の上にライオンズクラブのシンボルマークがあります。ちょっとした縄張りみたいな感じでしょうか。
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噴水を挟んでスターバックスと日本資本なのか同じようなオープンエアの喫茶店があります。
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まあなかなか彰義隊が籠った所ですから色々と保守色が強く、スターバックスとプロントみたいな並びにはならないんでしょうね。でも上野のスターバックスは高齢者も入りやすい雰囲気のようで、かなり普通のスターバックスよりも高齢者が多かったです。
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並んで待っているとスカイツリーがかなりきれいに見えます。スカイツリー完成の影響も上野にもあるのでしょうか。
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スーラの点描画のような光景ですが、なかなか日本も豊かになった気がします。
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スーラも早世していますが、多分その点描画の革新性などからもフリーメイスンになりかけていたのではないでしょうか。エッフェル塔などもモチーフとしているようです。
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ワシントンのリフレクティングプールのようなので是非オベリスクが欲しい感じでした。
さて展示物についてですが、ネットで拾えた写真を転載します。個人的には菊花紋と同じ文様が認められたことと、アンクがたくさん強調してあって、当時とても流行ったシンボルであった事と、またライオンの造形が色々置いてあって、ライオンズクラブの繋がりでこの展覧会が行われている事を示唆していたのが特徴的でした。六本木ヒルズでやっていた大英博物館の死者の書の展覧会も行ったのですが、それでも感じられたのが、どちらも結局ユダヤ教、キリスト教に繋がるというところがエジプトのツタンカーメン周辺の大事なところだと思うのですが、それが特に日本の展覧会の場合は欠けてるというかあえて除かれているのが残念な感じでした。幼稚園以下の子供に見せて理解できるとかそういうものではないかと思うのですが、夏休みという事もありそういう家族連れが多かったのが、興行という意味合いが強い博物展でした。また撮影禁止なのは日本では良くあることではありますが、博物学の精神にもとるものかと思われました。鎌倉の県立近代美術館でも撮影禁止でわざわざデータ消去までさせられましたが、果たして日本のこういう状態はどうなっているのでしょう。
さてまあ展示物の写真を転載します。
013.jpg13G20120316DDD1900338G30000.jpg014.jpg46527f87.jpgフリーメイスンのエプロンみたいですね。
120329kingtut1.jpg20120213-532.jpgDSC_0102.jpgece1203171406001-p1.jpgece1203171406001-p3.jpgG20120804TTT0700107G3000000.jpgka-men.jpgtut2.jpg
個人的にはウィキペディアに写真があったアテン神の石碑そのものが来ていたのが印象的だったでしょうか。結局ツタンカーメンの話はそこがポイントなのだと思います。あとはセト神やホルス神、アモン神など要するにアテン神以外の時はエジプトは基本多神教だというところだと思います。宗教的寛容というものと経済や文化の発展というものがリンクしている、一方で一神教というものが文化の爛熟や革新という点で大きな影響を持ち、その原型がエジプトの最大の秘宝として今日まで伝えられているというところがこういった展覧会のポイントなのでしょうか。
(9/2追記:中で写真が撮れなかったので載せませんでしたが、中で掲げているロゴがなかなか秀逸でした。KING TUTのGにあわせてAll Seeing Eyeとなっているもので、そういうロゴがいいのになぜ写真撮影禁止であの雰囲気なのか全く持って日本はちぐはぐです。
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さてまあツタンカーメン展で写真が撮れなかった憂さ晴らしではないですが国立博物館の常設展に行き写真の撮れるものを撮りましたのでご覧ください。
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仏像ですね。
IMG_1926.jpgIMG_1927.jpgIMG_1928.jpgIMG_1929.jpgIMG_1930.jpgIMG_1931.jpgIMG_1933.jpgIMG_1934.jpgIMG_1935.jpgIMG_1936.jpgIMG_1937.jpgIMG_1938.jpgIMG_1939.jpgIMG_1940.jpgIMG_1941.jpgIMG_1942.jpgIMG_1943.jpg高村光雲の木彫りの猿です。
IMG_1944.jpg日本書紀に記された南海地震の記録とかだったと思います。
IMG_1945.jpgIMG_1946.jpgIMG_1947.jpgIMG_1948.jpgIMG_1949.jpgIMG_1950.jpgIMG_1951.jpg
一休和尚の真筆でしょうか。
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八芒星のようなシンボルもあります。東京国立博物館にも実はフリーメイスンリーのシンボルの入った螺鈿の漆箱があるようです。私の所有するアンダーソン憲章の初版本や各種フリーメイスンリーの時計なども寄付は出来ませんが展示など出来ればお願いしたいですが、なかなか難しいでしょうか。

まあこの後は景色もきれいだったので横須賀ヴェルニー公園からの夕景です。
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