FREEMASONRY
Blue Lodge, Scottish Rite & York Rite in Japan
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まあいわゆる日本のスコティッシュライトというとSouthern Jurisdiction南部管轄区、ワシントンD.C.に本部を置く組織になるわけですが、そもそもスコティッシュライトというのもブルーロッジの上位階級とか、別組織とか、内部団体とかいろいろ言われるものでもあり、南北戦争の歴史や、イングランドグランドロッジ、フランス大東社という、フリーメイスンリーの歴史を知っての団体ということで、まあ今回はたまたまFacebookに投稿されたNorthern Jurisdiction北部管轄区のスコティッシュライトの博物館の紹介の動画というものをここに取り上げます。
マサチューセッツ州のレキシントンにあるそうです。いわゆるマサチューセッツグランドロッジとのつながりが強いのでしょうね。もちろんマサチューセッツグランドロッジといえばブラザーポール・リビアやブラザートマス・ペインということで、いずれはコモン・センスも含めて記事としていく予定です。
マサチューセッツ州のレキシントンにあるそうです。いわゆるマサチューセッツグランドロッジとのつながりが強いのでしょうね。もちろんマサチューセッツグランドロッジといえばブラザーポール・リビアやブラザートマス・ペインということで、いずれはコモン・センスも含めて記事としていく予定です。
創世記 第7章 新共同訳
主はノアに言われた。「さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、わたしは認めている。
あなたは清い動物をすべて七つがいずつ取り、また、清くない動物をすべて一つがいずつ取りなさい。
空の鳥も七つがい取りなさい。全地の面に子孫が生き続けるように。
七日の後、わたしは四十日四十夜地上に雨を降らせ、わたしが造ったすべての生き物を地の面からぬぐい去ることにした。」
ノアは、すべて主が命じられたとおりにした。
ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。
ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。
清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、
二つずつ箱舟のノアのもとに来た。それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。
七日が過ぎて、洪水が地上に起こった。
ノアの生涯の第六百年、第二の月の十七日、この日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた。
雨が四十日四十夜地上に降り続いたが、
まさにこの日、ノアも、息子のセム、ハム、ヤフェト、ノアの妻、この三人の息子の嫁たちも、箱舟に入った。
彼らと共にそれぞれの獣、それぞれの家畜、それぞれの地を這うもの、それぞれの鳥、小鳥や翼のあるものすべて、
命の霊をもつ肉なるものは、二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。
神が命じられたとおりに、すべて肉なるものの雄と雌とが来た。主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた。
洪水は四十日間地上を覆った。水は次第に増して箱舟を押し上げ、箱舟は大地を離れて浮かんだ。
水は勢力を増し、地の上に大いにみなぎり、箱舟は水の面を漂った。
水はますます勢いを加えて地上にみなぎり、およそ天の下にある高い山はすべて覆われた。
水は勢いを増して更にその上十五アンマに達し、山々を覆った。
地上で動いていた肉なるものはすべて、鳥も家畜も獣も地に群がり這うものも人も、ことごとく息絶えた。
乾いた地のすべてのもののうち、その鼻に命の息と霊のあるものはことごとく死んだ。
地の面にいた生き物はすべて、人をはじめ、家畜、這うもの、空の鳥に至るまでぬぐい去られた。彼らは大地からぬぐい去られ、ノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
水は百五十日の間、地上で勢いを失わなかった。
さていきなりの旧約聖書の引用という内容なんですが、もちろんフリーメイスンリーのシンボルとしては雨ではなく救済の箱舟であり、雨と洪水はその前提となる神の懲罰としてあるわけです。猛暑と大降雨の繰り返す日本なわけですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
雨で外出もできないときは心を落ち着かせるクラシックがお勧めと思いますがいかがでしょう。このブログでも様々な音楽家のフリーメイスンやそれにまつわる逸話、また指揮者ではブラザーサー・ゲオルグ・ショルティについて記事にしてきたわけですが、やはり日本人に圧倒的な支持があるのはヘルベルト・フォン・カラヤンという事で、彼についてフリーメイスンリーとの関連を見ていくこととします。まあそういうときにはお決まりのパターンがウィキペディアかお墓という事で、お墓を見ていくと発見があります。

カラヤンはブラザーモーツァルトと同じくザルツブルグの貴族の出身という事で、モーツァルテウム音楽院出身で、初演はフィガロの結婚という、まあまさにザルツブルグ出身のブラザーモーツァルトに次ぐ大音楽家という事になるわけですが、第二次世界大戦中のナチス党員であったという事から、まあなかなかフリーメイスンとは成り難い、この辺りが自ら退位したヒトラーユーゲント出身の前教皇のベネディクト16世とも通じるところがあるわけですが、このお墓を見る限り明らかにロレーヌ十字であり、斜めにされたスコティッシュライトの33階級の象徴とほぼ同じ十字であるわけで、まあつまりは死後に33階級に顕彰されているという事なのだと思われます。
ロレーヌ十字については第二次世界大戦中の自由フランスを率いて、戦後の第5共和政フランス共和国の初代大統領となった、イエズス会学院の校長の子供であるシャルル・ド・ゴールの亡くなった地にある記念碑も自由フランスの象徴でもあったロレーヌ十字であるそうです。シャルル・ド・ゴールについては以前も触れましたが生誕日と没日が明確なシンボリズムを表していて、まさにイエズス会とスコティッシュライト、フリーメイスンリーを象徴する存在という所であるようです。

ロレーヌ十字のウィキペディアの項目には自由フランスのロレーヌ十字のシンボルがナチスドイツのハーケンクロイツへの回答であったとも書かれており、第二次世界大戦が独仏のフリーメイスンリーのシンボリズムの対決でもあったとも考えられるのではないでしょうか。
ハーケンクロイツについては、日本では卍で仏教のシンボルでもあり、アルトゥル・ショーペンハウアーによって西洋的に解析された仏教やインド哲学の帰結としてシンボリズムの十字の一つとして象徴とされたかと思われますが、その後のニーチェや、実存主義への流れ、また現在の情報化社会やグローバリズムへの中で、ポストモダンと言うのでしょうか、まあいずれにしてもこのブログの命題ともいえる現代のフリーメイスンリーの紹介という部分でさらに追及していければと思います。
主はノアに言われた。「さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、わたしは認めている。
あなたは清い動物をすべて七つがいずつ取り、また、清くない動物をすべて一つがいずつ取りなさい。
空の鳥も七つがい取りなさい。全地の面に子孫が生き続けるように。
七日の後、わたしは四十日四十夜地上に雨を降らせ、わたしが造ったすべての生き物を地の面からぬぐい去ることにした。」
ノアは、すべて主が命じられたとおりにした。
ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。
ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。
清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、
二つずつ箱舟のノアのもとに来た。それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。
七日が過ぎて、洪水が地上に起こった。
ノアの生涯の第六百年、第二の月の十七日、この日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた。
雨が四十日四十夜地上に降り続いたが、
まさにこの日、ノアも、息子のセム、ハム、ヤフェト、ノアの妻、この三人の息子の嫁たちも、箱舟に入った。
彼らと共にそれぞれの獣、それぞれの家畜、それぞれの地を這うもの、それぞれの鳥、小鳥や翼のあるものすべて、
命の霊をもつ肉なるものは、二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。
神が命じられたとおりに、すべて肉なるものの雄と雌とが来た。主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた。
洪水は四十日間地上を覆った。水は次第に増して箱舟を押し上げ、箱舟は大地を離れて浮かんだ。
水は勢力を増し、地の上に大いにみなぎり、箱舟は水の面を漂った。
水はますます勢いを加えて地上にみなぎり、およそ天の下にある高い山はすべて覆われた。
水は勢いを増して更にその上十五アンマに達し、山々を覆った。
地上で動いていた肉なるものはすべて、鳥も家畜も獣も地に群がり這うものも人も、ことごとく息絶えた。
乾いた地のすべてのもののうち、その鼻に命の息と霊のあるものはことごとく死んだ。
地の面にいた生き物はすべて、人をはじめ、家畜、這うもの、空の鳥に至るまでぬぐい去られた。彼らは大地からぬぐい去られ、ノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
水は百五十日の間、地上で勢いを失わなかった。
さていきなりの旧約聖書の引用という内容なんですが、もちろんフリーメイスンリーのシンボルとしては雨ではなく救済の箱舟であり、雨と洪水はその前提となる神の懲罰としてあるわけです。猛暑と大降雨の繰り返す日本なわけですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
雨で外出もできないときは心を落ち着かせるクラシックがお勧めと思いますがいかがでしょう。このブログでも様々な音楽家のフリーメイスンやそれにまつわる逸話、また指揮者ではブラザーサー・ゲオルグ・ショルティについて記事にしてきたわけですが、やはり日本人に圧倒的な支持があるのはヘルベルト・フォン・カラヤンという事で、彼についてフリーメイスンリーとの関連を見ていくこととします。まあそういうときにはお決まりのパターンがウィキペディアかお墓という事で、お墓を見ていくと発見があります。

カラヤンはブラザーモーツァルトと同じくザルツブルグの貴族の出身という事で、モーツァルテウム音楽院出身で、初演はフィガロの結婚という、まあまさにザルツブルグ出身のブラザーモーツァルトに次ぐ大音楽家という事になるわけですが、第二次世界大戦中のナチス党員であったという事から、まあなかなかフリーメイスンとは成り難い、この辺りが自ら退位したヒトラーユーゲント出身の前教皇のベネディクト16世とも通じるところがあるわけですが、このお墓を見る限り明らかにロレーヌ十字であり、斜めにされたスコティッシュライトの33階級の象徴とほぼ同じ十字であるわけで、まあつまりは死後に33階級に顕彰されているという事なのだと思われます。
ロレーヌ十字については第二次世界大戦中の自由フランスを率いて、戦後の第5共和政フランス共和国の初代大統領となった、イエズス会学院の校長の子供であるシャルル・ド・ゴールの亡くなった地にある記念碑も自由フランスの象徴でもあったロレーヌ十字であるそうです。シャルル・ド・ゴールについては以前も触れましたが生誕日と没日が明確なシンボリズムを表していて、まさにイエズス会とスコティッシュライト、フリーメイスンリーを象徴する存在という所であるようです。

ロレーヌ十字のウィキペディアの項目には自由フランスのロレーヌ十字のシンボルがナチスドイツのハーケンクロイツへの回答であったとも書かれており、第二次世界大戦が独仏のフリーメイスンリーのシンボリズムの対決でもあったとも考えられるのではないでしょうか。
ハーケンクロイツについては、日本では卍で仏教のシンボルでもあり、アルトゥル・ショーペンハウアーによって西洋的に解析された仏教やインド哲学の帰結としてシンボリズムの十字の一つとして象徴とされたかと思われますが、その後のニーチェや、実存主義への流れ、また現在の情報化社会やグローバリズムへの中で、ポストモダンと言うのでしょうか、まあいずれにしてもこのブログの命題ともいえる現代のフリーメイスンリーの紹介という部分でさらに追及していければと思います。
ちょっと英語の表題にしてみました。
まあ横須賀から離れて英語の環境からは遠くなったんですが、そうなると逆に英語を使いたい気になるではないですが、まあ外国語の方がノスタルジーがあるではないですが、そんな気分だと思われます。
サンパウロといえば、聖パウロであり、ブラジルの主要都市であり、日本との関係では日系人が多い都市として有名です。そこにソロモン宮殿ができたという話ですが、まあ以前の横浜にソロモン宮殿ができるらしいの結婚式場の比ではないようです。
ヤフーの国際ニュースにサンパウロにメガ教会「ソロモンの宮殿」誕生という記事がありました。
YouTubeではいくつか落成式のセレモニーの動画がありました。
まさにほぼ1か月前に落成したようです。
フリーメイスンリーの直接の関連組織のものではないようですが、プロテスタント系の福音派教会のものであるようです。
こんなことがブラジルがワールドカップで自国開催で優勝しなかったことと関係しているのかもしれませんね。2016年のオリンピックはリオデジャネイロで行われるそうです。
日本では国立競技場の建築などもこれからの予定かと思われますが、どのようになるのでしょうかね。
まあ特にソロモン宮殿の復元建築についてはアメリカフリーメイスンリーのスコティッシュライトが、スコティッシュライトテンプルで盛んなわけですが、最も巨大なフリーメイスンリーテンプルの建築は実はあの自動車産業、フォード、GM,クライスラーのビッグ3と廃墟で有名なミシガン州デトロイトで行われました。


Detroit Masonic Templeといい最も巨大なフリーメイスンリーのテンプルとして紹介されています。内部の写真が公式サイトにあります。もちろん一般にも開放されていて見学ツアーもあるようで、UGLEのメイソニックホールと同じく正式な手続きで申し込めば一般人でも借りることができるのかと思いますが、通常はいくつかのロッジがそれぞれのロッジルームを使用しているという形であるようです。ヨークライトもスコティッシュライトもその他の関連団体も皆使用しているそうです。この建物はあまりに巨大すぎるため、建築途中で止まったままのプールもあるようです。

内部の写真のリンクです。
こんな建築があの誰もが知っているハリウッド映画、ロボコップの背景にもあるのでしょうね。
ブラザーヘンリー・フォードがT型フォードを作ったその街に世界最大のフリーメイスンリーのテンプルが建築され、それとともに街の繁栄がありましたが、時代が流れて後にはアメリカで最悪の街という不名誉と、最大のフリーメイスンリーの建築という栄誉が並立するという状況になるという、街の栄光と挫折の中でいずれにしてもいかにもフリーメイスンリーらしい象徴的な存在であるかと思われます。
スコティッシュライトではかつてのグランドコマンダーが巨大な建築を指向した時代があったそうで、現代はそれほど大きな建築をすすめることはないようです。ワシントンD.C.にあるHouse of the Templeにはかつてのグランドコマンダーであったブラザーアルバート・パイクとブラザージョン・ヘンリー・コウルズのお墓がありますが、ブラザージョン・ヘンリー・コウルズはその職責にある際にHouse of the Templeで起居していて、亡くなるまでそこに居たそうです。まあロスト・シンボルではないですが、templeはそれぞれの頭蓋の側頭部を示すtempleの意味もあるという事で、キリスト教の教会などと同じく、思索的メインスンリーspeculative masonryが建築すべきなのは現実の石造りの建築ではなく、思考の上での形而上的な建築であり知の営みであるということであり、またそれらが実際の建築にどのように反映されるかという所で、今後の日本でのフリーメイスンリーの活動と、建築の実際という所で関係してくるのではないかと思われます。
(追記:この記事を書こうとしたのは、この完成したソロモン宮殿の炎上をコンピューターグラフィックで合成して映画化して上映するという記事をフェイスブックで目にしたからでした。実際のソロモン第1宮殿は印象的な神による落雷の表記があったと思いますし、第2宮殿は有名なヘロデ大王により拡張されたもので、いわゆるユダヤ戦争で焼け落ち、略奪にあい、現在の嘆きの壁として残されています。こうした巨大建築もバベルの塔のように繁栄と離散、没落という諸行無常の象徴なのかもしれません。)
(追記:ブラザーヘンリー・フォードのお墓の写真を載せます。

ブラザーヘンリー・フォードは反ユダヤ主義者で、ナチスドイツにも評価を受けていたそうです。フリーメイスンリーも時代の影響というものが強くあるものなのですね。)
まあ横須賀から離れて英語の環境からは遠くなったんですが、そうなると逆に英語を使いたい気になるではないですが、まあ外国語の方がノスタルジーがあるではないですが、そんな気分だと思われます。
サンパウロといえば、聖パウロであり、ブラジルの主要都市であり、日本との関係では日系人が多い都市として有名です。そこにソロモン宮殿ができたという話ですが、まあ以前の横浜にソロモン宮殿ができるらしいの結婚式場の比ではないようです。
ヤフーの国際ニュースにサンパウロにメガ教会「ソロモンの宮殿」誕生という記事がありました。
YouTubeではいくつか落成式のセレモニーの動画がありました。
まさにほぼ1か月前に落成したようです。
フリーメイスンリーの直接の関連組織のものではないようですが、プロテスタント系の福音派教会のものであるようです。
こんなことがブラジルがワールドカップで自国開催で優勝しなかったことと関係しているのかもしれませんね。2016年のオリンピックはリオデジャネイロで行われるそうです。
日本では国立競技場の建築などもこれからの予定かと思われますが、どのようになるのでしょうかね。
まあ特にソロモン宮殿の復元建築についてはアメリカフリーメイスンリーのスコティッシュライトが、スコティッシュライトテンプルで盛んなわけですが、最も巨大なフリーメイスンリーテンプルの建築は実はあの自動車産業、フォード、GM,クライスラーのビッグ3と廃墟で有名なミシガン州デトロイトで行われました。


Detroit Masonic Templeといい最も巨大なフリーメイスンリーのテンプルとして紹介されています。内部の写真が公式サイトにあります。もちろん一般にも開放されていて見学ツアーもあるようで、UGLEのメイソニックホールと同じく正式な手続きで申し込めば一般人でも借りることができるのかと思いますが、通常はいくつかのロッジがそれぞれのロッジルームを使用しているという形であるようです。ヨークライトもスコティッシュライトもその他の関連団体も皆使用しているそうです。この建物はあまりに巨大すぎるため、建築途中で止まったままのプールもあるようです。

内部の写真のリンクです。
こんな建築があの誰もが知っているハリウッド映画、ロボコップの背景にもあるのでしょうね。
ブラザーヘンリー・フォードがT型フォードを作ったその街に世界最大のフリーメイスンリーのテンプルが建築され、それとともに街の繁栄がありましたが、時代が流れて後にはアメリカで最悪の街という不名誉と、最大のフリーメイスンリーの建築という栄誉が並立するという状況になるという、街の栄光と挫折の中でいずれにしてもいかにもフリーメイスンリーらしい象徴的な存在であるかと思われます。
スコティッシュライトではかつてのグランドコマンダーが巨大な建築を指向した時代があったそうで、現代はそれほど大きな建築をすすめることはないようです。ワシントンD.C.にあるHouse of the Templeにはかつてのグランドコマンダーであったブラザーアルバート・パイクとブラザージョン・ヘンリー・コウルズのお墓がありますが、ブラザージョン・ヘンリー・コウルズはその職責にある際にHouse of the Templeで起居していて、亡くなるまでそこに居たそうです。まあロスト・シンボルではないですが、templeはそれぞれの頭蓋の側頭部を示すtempleの意味もあるという事で、キリスト教の教会などと同じく、思索的メインスンリーspeculative masonryが建築すべきなのは現実の石造りの建築ではなく、思考の上での形而上的な建築であり知の営みであるということであり、またそれらが実際の建築にどのように反映されるかという所で、今後の日本でのフリーメイスンリーの活動と、建築の実際という所で関係してくるのではないかと思われます。
(追記:この記事を書こうとしたのは、この完成したソロモン宮殿の炎上をコンピューターグラフィックで合成して映画化して上映するという記事をフェイスブックで目にしたからでした。実際のソロモン第1宮殿は印象的な神による落雷の表記があったと思いますし、第2宮殿は有名なヘロデ大王により拡張されたもので、いわゆるユダヤ戦争で焼け落ち、略奪にあい、現在の嘆きの壁として残されています。こうした巨大建築もバベルの塔のように繁栄と離散、没落という諸行無常の象徴なのかもしれません。)
(追記:ブラザーヘンリー・フォードのお墓の写真を載せます。

ブラザーヘンリー・フォードは反ユダヤ主義者で、ナチスドイツにも評価を受けていたそうです。フリーメイスンリーも時代の影響というものが強くあるものなのですね。)
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