2018-01-14 15:43 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
うんとまあ定期的なイングランドグランドロッジのネタ投下になるわけでしょうか。
以前にAncestry - Freemasonry Membership Registersで書いたようにブラザー林武一のイングランドグランドロッジの名簿の記録を取り上げたわけですが、今度はなんとJapaneseで検索すると、
Name: Masayuki Katsoka
Gender: Male
Initiation Age: 27
Birth Year: abt 1863
Initiation Date: 13 Dec 1890
Year Range: 1887-1909
Profession: Captn in Japanese Navy
Lodge: Grafton Lodge
Lodge Number: 2347
Folio Number: 100
という方が検索で出てきました。片岡か勝岡かわからず、全く同定できないのですが、名簿は以下の通りです。
43971_cl^l^hi^188709-00420
1893年5月に辞任したともあり、ブラザー林武一が1886年のイニシエーションなので、その4年後の入会であるそうです。1890年12月13日入会という事で、日清戦争の4年前になるようですが、いったいどういう方なのでしょうか。

追記:名簿をよく見るとKataokaのようです。片岡まさゆきで検索すると以下のページが出てきました。
片岡政行(かたおか まさゆき):南方熊楠のキャラメル箱人名事典
土居通夫というのは宇和島藩出身で通天閣を作った人という事です。2.26事件で亡くなった斎藤実元首相とも繋がるとの事で、まあ明治大正期の日本のフリーメイスンリー史として大きな人物であるようです。
大英博物館にも顕彰するページがありました。
またブラザー片山政行の業績としては「浦島太郎」の英訳があるそうです。宇和島藩や瀬戸内海という事で、望郷の念があったのでしょうか。
南方熊楠を大博物館館長のサー・ウォラストン・フランクスに紹介した人であるそうで、その後1897年11月30日に日本で詐欺で逮捕されているそうです。おそらく最期は日本で迎えたのでしょうか。

追記:日本人とは関係ありませんが、有名人のフリーメイスンリーの入会記録で検索して出てきたものを挙げます。
ブラザー・エドワード・ジェンナー 左上の一番最初です。
43970_mgl^cf^1^^^649-00310
ブラザー・ネイサン・メイアー・ロスチャイルド 左の真ん中あたり上から23番目です。
43970_mgl^ln^1^^^597-00229
ブラザー・サー・アーサー・コナン・ドイル サーの称号をもらってから再び同じロッジに登録しているようです。
43971_cl^c^cd^188709-0043543971_cl^c^cd^188709-00443
ブラザー・ジョゼフ・ラドヤード・キップリング
43970_ugl^l^750^^837-00107
ブラザー・サー・ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチル
43971_cl^l^ef^191021-00401
ブラザー・サー・アーサー・シーモア・サリヴァン
43970_ugl^l^134^^538-00238
ブラザー・オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド
43970_ugl^l^336^^407-00285
ブラザー・サー・ラザフォード・オールコック
43970_ugl^cf^h^1837-00133
ウィキペディアの名前を元に検索したのですが、まあその通りあるという事になるわけです。
逆に言うと、このブログでは散々フリーメイスンとして見ているブラザー・トーマス・ブレーク・グラバーやブラザー・アーサー・ヘスケス・グルームなんかは似たような名前の人はたくさん出てきますが、イングランドグランドロッジ傘下のロッジでの名前は認められず、日本でロッジに参加した記録は無いという事になるようです。父親がフリーメイスンであったり、親戚がそうであったり、グランドロッジが違ったり、いろんなケースがあるのですね。(ブラザー・アーサー・ヘスケス・グルームは兄のブラザー・フランシス・グルームが上海のノーザン・チャイナ・ロッジに名前がありました。ブラザーのブラザーという事のようです。
43970_ugl^l^490^^581-00251
まあ名簿ねえというところでしょうか。何をもってフリーメイスンとするかというのは永遠のテーマのようです。

追記:ビッグネームでブラザー・ジョサイア・コンドルを発見してしまいました。湯河原にも銀河館という建物があったりする、身近な方ですが、東大にも銅像があり、鹿鳴館を建築した代表的な日本の近代建築の創始者です。大隈重信と日本人加入禁止の紳士協定を結んだという、ブラザー・W・H・ストーンの名前もあります。これはなかなかの新発見でしょうか。
43971_cl^c^g2^191021-00287

同時に東大に銅像のあるブラザー・チャールズ・ディキンソン・ウェストもフリーメイスンであるようです。生年などがいまいち一致しませんが、1882年に日本に来る直前にロッジの記録が終わっており、その辺りは符合しそうです。生没年やカトリックのアイルランド出身であり、来日日時などから一致しそうです。前任者のブラザー・ヘンリー・ダイアーもフリーメイスンであるようですが、スコットランド出身のためか一致した名簿は出てきません。
43970_ugl^l^408^^489-00355

横浜医学のところで書いたブラザー・エドウィン・ウィーラーも名簿にありました。
43970_ugl^c1021^1120-00256
同時に挙げたブラザー・ジョージ・ブルース・ニュートンも名簿にありました。長崎の大浦外国人墓地にお墓があるそうです。
43970_ugl^cf^d^1837-00272
ブラザー・ウィリアム・ウィリスも確実にフリーメイスンでしょうが、スコットランドで医学を勉強しているのでその際にフリーメイスンになったと思われます。その他のアメリカ人は皆アメリカのグランドロッジとなるようです。基本的には明治期のお雇い外国人は全員がフリーメイスンと考えて差し支えなさそうです。
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