2012-05-20 10:12 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
以前らせん階段の章で某病院と出したのは横須賀市立市民病院だったわけですが、今度は同じ様に横須賀市内の病院で聖ヨゼフ病院です。
聖ヨゼフ病院はもともと海軍の関係者向けの病院の海仁病院から発し、戦後にGHQの指導のもとで、最初はアメリカで宣教師をしていたフランス人のブルトン師を創始者とする聖母訪問会が創設の主体となり聖ヨゼフ病院となり、最近になってカトリックの聖テレジア会が運営する事となりました。聖母訪問会はフランスの有名な修道会の名前であり、このアメリカ由来のものとは異なるそうですが、どちらも基本的に新約聖書ルカ福音書のキリストの聖母マリアがまだ出産前に、キリストを洗礼することになる洗礼者ヨハネの母親であるエリザベトを訪問する件に由来するようです。

洗礼者ヨハネの存在は非常にフリーメイスンリーでは重要であり、1717年6月24日にイングランドグランドロッジは合同ロッジとして近代思索的フリーメイスンリーとして発足したわけですが、その日はまさに夏至に当たる洗礼者ヨハネの日としてカトリックの記念日であり、すなわちイエス・キリストの実在を証明するユダヤ教における唯一の証人とも言うべき記録に残された宴で首をさらされて殺された洗礼者ヨハネが、後のヨハネ福音書やヨハネの黙示録で出てくる使徒ヨハネと同名であり、いわゆる洗礼派(エッセネ派)と律法派(ファリサイ派、ユダヤ教正統派)、神殿祭司派(サドカイ派)、熱心党(ユダヤ教過激派、フリーメイスンリーの源流かもしれません)の分類の、キリスト教の源流をエッセネ派に求めるものと繋がるのだと思います。洗礼者ヨハネが首を切られるくだりはブラザーオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」で有名かと思います。
いずれにしても聖書における「ヨハネ」の名前のダブルミーニングともう言うべき、洗礼者ヨハネと使徒ヨハネが同名である事は、そのままカトリックの記念日である夏至の洗礼者ヨハネの日と冬至の使徒ヨハネの日と繋がり、それはそのまま以前挙げた丸に点と平行線で挟んだフリーメイスンリーのシンボルとなります。上部にトーラーを示し、律法を示すシンボルとなります。

こういう話は仏教でも小乗と大乗や、仏陀とダイバダッダの話などほとんど同じ話が出てくるところではないかと思います。
さて英語圏では非常に多い名前として挙げられるJohnジョンですが、これは基本的にヨハネ(ラテン:Ioannes、英:John)に由来します。このダブルミーニングとしての洗礼者ヨハネと使徒ヨハネの対応と同じ様な例が旧約聖書と新約聖書の重要人物でも認められ、それが今回の謎の舞台である聖ヨゼフ病院の名前であるヨゼフです。

ヨゼフJosephはフリーメイスンリーに関して少し調べると、人名で必ず多く認めることになる重要な名前です。これは聖書を通読するとすぐに理解できるわけですが、ユダヤ人のいわゆるトーラーの創世記から列王記、ソロモン王までに至るイスラエル統一王国の歴史の中で、客観的に見て最大の功績者がこのヨゼフ、ヨセフだと思います。発音が近いのはヨセフだと思うので、基本的にはヨセフで統一させていただきます。

ヨセフが関係する聖書の有名な場面、恐らくユダヤ教における最大の神秘かもしれませんが、有名なヨセフの夢占いの場面はさすがに引用します。ヨセフのまつわる物語については直接聖書を読むことをお勧めしますが、その他はウィキペディアを読むなり、ミュージカルでもヨセフの夢占いはあるそうなので機会があれば観覧する事も良いのではないでしょうか。日本での公演は東北大震災の時期であった事から中止となっています。

まずウィキペディアのヨセフの項目を転載します。

ヨセフ(Joseph)は、『旧約聖書』の「創世記」に登場する、イスラエル人を大飢饉から救った人物。ユダヤ人の祖ヤコブの子で、母はラケル。同母弟にベニヤミン、異母兄にルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェルが、異母姉にディナがいる。妻アセナトとの間にエフライムとマナセの2男を儲ける。

生涯
「創世記」37-50ではヨセフを中心とした、いわゆる『ヨセフ物語』が語られる。その概要は次の通りである。

夢の話と異母兄弟の妬み
ヨセフは父ヤコブと母ラケルとの間に長男として生まれた。ヤコブはヨセフが年寄り子であるため、誰よりも彼を愛した。そのため10人の異母兄弟たちはヨセフを憎むようになった。ある日ヨセフは夢を見、それを語ったので、兄弟たちのねたみを買い、井戸に落とされ、やがて彼らによってミデヤン人の隊商に売られてしまう。その直後、ヨセフの服に羊の血を付け、父ヤコブにヨセフは獣に襲われて死んだと偽った。

エジプトでの受難と栄光 
隊商の手によってエジプトに渡ったヨセフは、エジプト王宮の侍従長ポティファルの下僕となるが、そこで成功を収め、ついにはその家の全財産を管理するまでとなる。ところが、ポティファルの妻の性的誘惑を拒んで、その妻にかえってぬれぎぬを着せられて監獄に入れられてしまう。しかし、ヨセフはそこの監獄の長に気に入られ、その監獄の管理人となった。やがて、その監獄にファラオに罪を犯した献酌官長と調理官長が拘留され、ある時、二人は同じ夜にそれぞれ夢を見た。ヨセフはその二人の夢をそれぞれ解き明かし、その解き明かしのとおりになったため、その能力が後にファラオに知られ、ファラオが見た夢も解き明かすことになった。その彼の解き明かしがファラオに認められて出世し、エジプトの宰相となる。その後、ヨセフはファラオからツァフェナト・パネアという名と、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナトを妻として与えられた。

兄弟たちの誠意と再会 

宰相の地位に就いたヨセフは七年間の大飢饉に備えるために食料を保存するなど、国政に腕を揮った。七年間の大飢饉はエジプトだけでなく、父ヤコブや兄弟たちのいるカナンの地にも及んだ。そこで、10人の異母兄弟たちは末の弟でヨセフとは同母弟となるベニヤミンをカナンに残し、エジプトに穀物を買いに行く。そこでヨセフと出会うが、兄弟たちは宰相ツァフェナト・パネアがヨセフであることには気付かなかった。だが、ヨセフは兄弟たちのことが分かっていた。そこで、ヨセフは兄弟たちを間者と決めつけ、末の弟ベニヤミンを連れてくるように要求、彼らの誠意を試そうとした。


兄弟たちはシメオンを人質としてエジプトに残し、穀物を持って帰ったが、エジプトで起きたことを父ヤコブに話すと、ヤコブはベニヤミンをエジプトに連れて行くことに強く反対する。しかし、穀物が尽きてしまったため、仕方なくヤコブはベニヤミンをエジプトに連れて行くことを決心、兄弟たちはベニヤミンを連れてエジプトに戻った。ヨセフはベニヤミンを見ると感激し、兄弟たちにご馳走をした。その後、兄弟たちがカナンの地に帰る前にヨセフはベニヤミンの持つ穀物の袋に、自らの使う銀の杯を入れた。そして兄弟たちが出発してすぐに、ヨセフは彼らを追い、彼らが銀の杯を奪ったと指摘、兄弟たちは自信を持って盗んでいないと主張するが、調べるとベニヤミンの袋から銀の杯が見つかった。罰としてヨセフはベニヤミンを自分の奴隷とすると言ったが、兄弟たちは自らが奴隷になってでも、ベニヤミンを帰らせるよう頼んだ。

ヨセフはその誠意にとても感激し、自らのことを明かした。兄弟たちは驚くも、その後ヨセフと抱き合い、和解を果たした。また、兄弟たちはそのことを父ヤコブにも告げた。ヤコブは最初は信じなかったものの、最終的にはヨセフに会って、劇的な再会を果たした。ヨセフは父と兄弟たちをゴジェンに移住させ、ヤコブの死後、110歳まで生き続けた。古来、エジプト人は人間の最長寿命は110歳であると考えており、ヨセフが110歳で死んだという聖書の記述はヨセフが神の愛を深く受けていたということを示している。

夢とその解き明かし

束(ヨセフの見た夢)
ヨセフとその兄弟たちが畑で束を束ねていた。すると突然、ヨセフの束が立ち上がり、兄弟たちの束はヨセフの束に向かってお辞儀をした。

解き明かし…これはヨセフが後に宰相となって、兄弟たちが皆ヨセフにひざまずくことになるということを預言している。

太陽と月と十一の星(ヨセフの見た夢)
ヨセフと太陽と月と十一の星があった。すると、太陽と月と十一の星がヨセフに向かってひれ伏した。

解き明かし…太陽というのは父、月というのは母、十一の星というのは兄弟たちのこと。束の夢と同じでヨセフの後のことを預言している。

ぶどうの木(献酌官長の見た夢)
献酌官長の前に一本のぶどうの木があり、その木には三本のつるがあった。そのつるが芽を出すと、すぐに花が咲き、ぶどうの実がなった。献酌官長がそのぶどうを摘み、ファラオの杯の中に搾って入れ、その杯をファラオに渡した。

解き明かし…三本のつるというのは三日のこと。三日後、ファラオは献酌官長を元の地位に戻し、以前のようにファラオに杯を渡すことを許されるということを預言している。

三つの枝網のかご(調理官長の見た夢)
調理官長の頭の上に枝網のかごが三つあった。すると、鳥がやってきて、一番上のかごの中に入ってあるファラオのための食事を食べてしまった。

解き明かし…三つのかごというのは三日のこと。三日後、ファラオは調理官長を木につるして殺し、鳥が死体に群がるということを預言している。

七頭の雌牛(ファラオの見た夢)
ファラオがナイル川の岸に立っていると、ナイル川から、肉づきがよくて、つやのある雌牛が七頭上がってきて、葦の中で草を食べていた。すると、そのあとに弱々しく、やせ細って、非常に醜い雌牛が七頭上がってきて、最初に上がった、肥えた雌牛七頭を食べてしまった。しかも、醜い牛は肥えた牛を食べたにもかかわらず、何も変わっていなかった。

解き明かし…七頭というのは七年、肥えた雌牛というのは豊作、醜い雌牛というのは飢饉のこと。ファラオがこの夢を見てすぐに、七年間の大豊作が訪れ、その後七年間の大飢饉が起こるということを預言している。

七つの穂(ファラオの見た夢)
一本の茎にとても豊かに実っている穂が七つあった。すると、東風に焼け、しなびた穂が七つ出てきて、豊かな穂をのみこんでしまった。

解き明かし…七つというのは七年、豊かな穂というのは豊作、しなびた穂というのは飢饉のこと。七頭の雌牛の夢と同じで七年間の大豊作と大飢饉を預言している。

まあウィキペディアでも概要はわかるのですが、やはり聖書の本文に触れたほうが良いという事で、今回はこれで終わりにして次回聖書本文の該当部分、ヨセフの夢占いからヨセフのユダヤ教での重要性とキリストの養父としてのヨセフとのダブルミーニングの意味、さらにそこから聖ヨゼフ病院に隠された謎へと展開していきます。


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