2021-03-26 14:55 | カテゴリ:本について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー

衣笠商店街の三雄堂書店に、現在のNHK大河ドラマと新紙幣の肖像画で有名な渋沢栄一の講演録があり、訪米時にフリーメイスンリーと接点があった事が書いてありましたので抜粋を載せます。

フリーメーソンの新十誡
第一誡 神は永久不滅なり、全知全能なり、万代不易の名智なり、至上の霊覚なり、不朽の愛なり。ゆえに汝は神の栄を顕わし、神を尊崇し、神を愛し、かつもろもろの美徳を躬行し神に誉を帰せざるべからず。
第二誡 汝の宗教は善を行うがための宗教なり、善を行うに当りてはこれを単に義務として行わず、楽しみとしてこれを行うべし。汝もし賢き人の友たらんと欲せば、その賢き人の教えに従わざるべからず。汝の霊魂は不滅なり、決してこれを汚辱するがごとき行為あるべからず。
第三誡 罪悪に対しては絶えず戦うべし、己が受くるを好まざる行為を他人に加うべからず。汝の運命を甘受して呟くことなく、常に霊知の光を輝かすべし。
第四誡 汝の父母を尊崇せよ、老いたる人には尊敬と懇切を尽くし、若き者には良き教訓を垂れ、幼き者と無辜の民とには保護を与うべし。
第五誡 汝の妻と子とを愛くしみ、汝の国を愛し、国法を遵奉すべし。
第六誡 朋友は第二の汝自身なりと思うべし、落ちぶれて袖に涙の掛るときも決して之を棄て去るべからず。死せる友のためにも彼を愛する記念として彼のために世に善事をなすべし。
第七誡 巧言令色の交りを慎むべし、何事をなすにも決して適度を超ゆべからず。汝の記憶に汚点を印するがごとき言行をなすなかれ。
第八誡 喜怒哀楽の情に馳らるることなかれ、慾情に駆られて妄動する他人の振を見て我身の鑑戒となすべし、決して不良の行為に耽るべからず。
第九誡 聴くことを多くし、語ることを少くし、行うところに力を注ぐべし。他人より受けたる害は努めてこれを忘れ、むしろ悪に報ゆるに善をもってすべし。また汝の長所を決して悪用すべからず。
第十誡 人を知るに務めよ、これ己を知るの階梯なり、美徳は絶えずこれを追い求め、必ず正義の道を守るべし、常に心を警しめて懶惰に陥るを避けよ。

明治42年、1909年に渋沢栄一がアメリカに行ったときにポーランドのクラークという材木業の実業家のフリーメイスンから、フリーメーソンの主義目的概要という本をもらって、それを誰かに翻訳してもらって、さらに講演用に渋沢栄一風の解釈翻訳としたような一節です。モーゼの十戒を改変し、さらに渋沢栄一が得意な論語の構文をいくつか入れたような文章でしょうか。微妙に恐らく元の文章のところもモーゼの十戒にフリーメイスンリーの七元徳を混ぜて、さらに汝自身を知れや聞け見て沈黙せよといったラテン語の教訓を合わせたなかなか面白い内容にさらに渋沢栄一風味とその前の訳者の風味が加わっているようです。ウィキペディアによればこの訪問の際にはブラザータフト大統領に会ったそうで、講演ではフリーメイスンリーの会堂で会食したともあり、以前にこのブログで取り上げた四王天信孝氏の講演とよく似た、フリーメイスンのカミングアウトの内容となっているようです。渋沢栄一氏は生没年月日が天保11年2月13日〈1840年3月16日〉 - 昭和6年〈1931年〉11月11日という事で、91歳の当時としては極めて長命で、11111の並びの没年月日であり、まあいわゆるブラザー西周やブラザー津田真道と同じく、徳川幕府方のパリ万博の随行員としてフランス滞在しており、親戚なども富岡製糸場の関係者であるそうで、叔父の玄孫に澁澤龍彦がいるそうで、これもやはり四王天延孝氏と同じく、フランス系、大陸系フリーメイスンリーの系譜の、さらにアメリカ系フリーメイスンという事になるようです。亡くなられたのが満州事変勃発後という事で、翌年の5.15事件や、4年後の2.26事件の前で、大正デモクラシーを謳歌した人物であり、関東大震災の際には天罰であるという論を唱えたとあり、明治大正時代の日本の殖産興業を代表する人物であったようです。このブログでまだ書き途中になっている、複式会計の祖のルカ・パチョーリではないですが、経済界でのフリーメイスンリーという事で、明治日本ではやはり福沢諭吉が筆頭なのでしょうが、福沢諭吉もアメリカ合衆国独立宣言を翻訳していましたので、日本ではよく似た役割を果たしたという事だと思われます。ただ戦前のフリーメイスンリー関連の日本での出版では恐らく、真珠湾攻撃直前の以前も挙げた日本に現存するフリーメーソンリーが最も詳しいのだと思われますが、この時代はナチスの影響もあって十分にユダヤ陰謀論が背景としてあるという事で、渋沢栄一氏のものはユダヤ陰謀論以前の、道徳や哲学といった、老子や孔子といった中国の諸子百家と比較された、あまりキリスト教やユダヤ教を強調しない時代の解釈なんだと思われます。四福音書についても触れていますが、キリスト教については愛という言葉でまとめられているようでした。恐らく隠れキリシタンの家系であるのだと思われますが、それで一応家紋も見てみます。
IMGP9227-1024x678.jpg澁澤倉庫社章
家紋は丸に違い柏というそうで、慶応大学の紋章や、フリーメイスンリーのセクレタリーの徽章に似ている形で、上述のアメリカでのポーランドのクラークという人物にも繋がりそうですが、また渋沢家が藍染めを出荷していた時の紋章が☧カイローに似た、そごうのマークや大阪市の市章に似た形となっており、藍染めの技術も発酵などがあるそうですが、キリスト教の布教とつながりがあるのかもしれません。渋沢でセボンC'est bon. It's good.、サワSower種まく人と解釈でき、仏語英語の合成になりますが、まあ結構定番のようです。

NHK大河ドラマ、新紙幣発行の宣伝となっているようですが、どうでしょうか。国債発行額は過去最高となっており、予定ではパリオリンピックの33回記念大会の年であり、何やら大きな経済ニュースの前触れなのかもしれませんね。
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