FREEMASONRY
しかしこれは関東山梨静岡あたりでの話であって、それ以外の地域ではほとんど見られないので実はそうではありません。
富士山は文献的には紀貫之とかその位から霊山としてあがめられてきたのか、主に東日本、もともとアイヌ民族の方での象徴であったのだと思われます。
日本の象徴とされてきたのはやはり静岡、駿府を拠点とした徳川家康の影響が大きいのでしょうか。
横須賀でも大楠山や荒崎公園、立石公園からの眺めは晴れていれば美しいですし、葉山は長者ヶ崎、国際村の給水塔の上や、鎌倉であれば稲村ケ崎公園、ちょっと変わったところでは安国論寺の富士見台などの絶景ポイントがあります。
東海道沿いでは北斎の冨嶽三十六景が構図としては有名でしょうか。江戸時代は東海道を整備して人の往来を盛んにし街道の経済を潤わせる効果があったのだと思われます。
横山大観の富士山
著作権の問題あれば教えてください。
日本のフリーメイスンリーでも富士山はグランドロッジのシンボルマークに取り入れられています。
もうひとつ日本の信仰の象徴としての鳥居ですが、これについてはいくつかのロッジで象徴として取り入れられているようです。
国際ロッジは座間基地の中にあるロッジです。名古屋のロッジは鳥居メソニック・ロッジという名前です。
富士山に関しては過去に大東亜戦争盛んなころに富士山に向けた直線の参道の都市計画(9/2追記:丹下健三氏の最初のコンペ受賞作品のようです。大東亜建設忠霊神域計画というそうで、参考となるホームページホームページ2がありましたのでリンクしておきます。丹下健三氏といえばこのブログでも横須賀の芸術劇場やフジテレビの本社社屋などフリーメイスンリーのシンボルとしての建築を行っている日本の代表的な建築家であり興味深い逸話だと思います。カトリックの洗礼を受けていて受洗名がマリアの夫の大工のヨセフだそうです。)や様々な逸話もあり、また米軍が本気で原爆を落とすことを考えたとかいう逸話も聞いたことがあります。最近でもオウム真理教が上九一色村にサティアンを築いたりということもありました。
フリーメイスンリー的には富士山は三角形の形に頂点付近で白く色が変わり、また頂点部分が若干欠けていることなどもピラミッドや、それをデザイン化したAll Seeing Eyeの図柄と似た形になることなどからもシンボルとして認められやすかったのだと思われます。
鳥居に関しては国家神道の象徴とされた歴史や、明治以降につくられた国家神道の疑似キリスト教の体系などからも、果たして万物に霊が宿るとするアニミズムの一つともいえるものがキリスト教やユダヤ教と比肩できる宗教たるのかといった議論などもあります。一般的には日本人の信仰の表れと認められますが、国家神道と絡んで異論があるのが現状です。
横須賀 長井の熊野神社の鳥居
鳥居は神社の神域に入る門としての象徴であり、パリの凱旋門に認められるように(追記:パリの凱旋門は明らかにフリーメイスンリーのシンボルです。)門自体もフリーメイスンリーに限らない象徴です。墓などで使われると天国への門という意味になるようです。
国立西洋博物館にあるダンテ「神曲」からのロダンの「地獄の門」(追記:「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」の銘文があります。神曲から由来するものと思われます。アウシュビッツ収容所の門の銘文とは異なるようです。)
その他私個人としては日本のフリーメイスンリーのシンボルとして是非菊紋を加えたいと期待するのですが、天皇陛下がフリーメイスンでない現状では不可能なものだと思われます。本来のフリーメイスンリーのあり方としてはそれがふさわしいのだと思われます。(2015/10/10追記:菊紋に関してはそもそもルーツがインド伝来の仏教由来の蓮華紋であり、それらのルーツがオリエントやエジプトでの普遍的な文様であったこともあり、また欧米ではそのまま薔薇紋と共通であることなどからなかなかシンボリズムとしてあえて天皇家のシンボル、日本のシンボルとして強調するのはどうかというところのようです。逆に言うと普遍的なシンボルであり、あえて強調する意味はないという事でもあるようです。)
さてシンボルとしての富士山ですが、都心からは常に見られるわけではありません。
で、車で近くまで行って思う存分眺めるのが良いと思いますのでお勧めのスポットをお知らせします。
それは西湘バイパスを超えて、現在無料化された箱根新道を越えて芦ノ湖湖畔に至り、芦ノ湖スカイライン(片道600円、途中でUターンで往復料金1200円)の途中にある三国峠です。