2012-08-26 10:07 | カテゴリ:ユダヤ教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
フリーメイスンリーと11の数字の関連はかなり難しいです。
最もはっきりわかるのは11という数字が3と絡めて33というスコティッシュライトの象徴的な数字として認められるという事です。
その他一般的な数秘術でも認められるのが、ユダヤ教との関連で12-1とか、ヨセフの兄弟が11人いたとか、ヨセフが110歳まで生きたとかそういうものがあります。
ただフリーメイスンリーについて見ていくと、必ず11という数字が3や12、33と言った数字とともにある種突出した印象を持って出現してきます。
このブログでも最初に三笠公園の電燈のピラミッドの段数が11と言うところから始まって、阪神大震災の日付1.17、アメリカ同時多発テロの日付9.11、東北大震災の日付3.11といったところから11という数字の意味についてユダヤ教を象徴するような意味という説明をしてきましたが、正確な原典というものはわからないとしてきました。(陰謀論とこの部分については重なるものを感じる方が多くいるかと思いますが、恐らくこの部分はフリーメイスンリーの秘密の真髄にあたる部分でありそういう部分と重なるのはいたしかたないのかと思いその流れで進めます。そういう表現を用いたとしても偏見や誤解を取り除くこと、正当な興味を持ってもらえるようにすることを目的としています。)

ユダヤ教関連ですが恐らく11の数字の原典となるものを発見しました。
それはいわゆるユダヤ神秘主義の象徴とされる生命の樹、セフィロトの木の丸い部分、セフィラ、ダアトと呼ばれるものの数がちょうどセフィラ10個にダアト一つで合計11あるという事です。
以前はこのブログでも触れましたが、ユダヤ教の戒律ミツワーの合計数が611+2(神直々の戒律が2つ)で11というのがここから出てくるのかと思っていましたが、やはり611から11が大事というのはちょっと不自然なのでまあ関連はあるのだろうと思ってはいましたが、613自体が365(一年の日数)+248(人間の骨と重要な器官の数)で613となっているというところなので、こちらになるのかと思います。

この生命の樹、セフィロトの木についてはこのブログではシンボリズムのフラワーオブライフに関連して触れましたが、恐らくユダヤ神秘主義、まあ要するに旧約聖書を原典とする啓典の民の教えの真髄なのだと思われます。毎度毎度ですがウィキペディアを転載します。
192px-Ktreewnames.pngTree of LifeQabbalah-Tree-of-Life.jpg
生命の樹(せいめいのき、英語:Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。
カバラではセフィロトの木 (英語: Sephirothic tree)という。
ヤハウェ・エロヒム(エールの複数形、日本語では主なる神と訳されている)がアダムとエバをエデンの園から追放した理由は、禁令を無視して知恵の樹の実を食べ、神に背く罪に陥った人間が、生命の樹の実までも食べて罪のからだのまま永遠に生きる(ユダヤ伝承では知恵の樹の実と生命の樹の実をともに食べると、神に等しき存在になるとされているので)事のないためである。

セフィロトの樹
セフィロトの樹は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされ、近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などでは生命の樹をタロットカードと結びつけての研究が行われていたことでも有名である。10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図も同じく「生命の樹」と呼ばれる。現代ではセフィロトの樹は「生命の樹」と同じと解釈される(カバラ由来の樹はセフィロトの樹が正しく生命の樹と混同すべきではない等)。

アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・オウル [Ain Soph Aur]
アインは無と訳され、0で表される。
アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
アイン・ソフ・オウルは無限光と訳され、000で表される。アイン・ソフ・アウルと表記されることもある。
アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じた。

10個のセフィラとダアト
右図の天頂の白丸のセフィラ(ケテル)から右下の灰色丸(コクマー)、左の黒丸(ビナー)、右下の青丸(ケセド)、左の赤丸(ゲブラー)、右下の黄丸(全体の中央でティフェレト)、右下の緑丸(ネツァク)、左の橙丸(ホド)、右下の紫丸(イェソド)を経て、いわゆる、ジグザグに進み、最終の虹色丸(マルクト)のセフィラへと至る。なお、第3から第4のセフィラの間に隠されたダアト(右図では点線丸)というセフィラがある。

ケテル(Kether、王冠と訳される)
第1のセフィラ。思考や創造を司る。数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。惑星は海王星を象徴し、王の横顔で表される。神名はエヘイエー。守護天使はメタトロンである。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。

コクマー(Cochma、知恵と訳される)
第2のセフィラ。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。惑星は天王星を象徴し、至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。神名はヨッド。守護天使はラツィエルである。

ビナー(Binah、理解と訳される)
第3のセフィラ。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。神名はエロヒムである。守護天使はザフキエルである。

ケセド(Chesed、慈悲と訳される)
第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴する。王座に座った王で表される。神名はエル。守護天使はザドキエルである。

ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される)
第5のセフィラ。数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。神名はエロヒム・ギボールである。守護天使はカマエルである。

ティファレト(Tiphereth、美と訳される)
第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。神名はエロハ。守護天使はミカエルである。

ネツァク(Netzach、勝利と訳される)
第7のセフィラ。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。全裸の女性で表される。神名はアドナイ・ツァオバト。守護天使はハニエルである。

ホド(Hod、栄光と訳される)
第8のセフィラ。数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴する。神名はエロヒム・ツァオバト。守護天使はラファエルである。

イェソド(Yesod、基礎と訳される)
第9のセフィラ。アストラル界を表す。数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。裸の男性で表される。神名はシャダイ・エル・カイ。守護天使はガブリエルである。

マルクト(Malchut、王国と訳される)
第10のセフィラ。物質的世界を表す。数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。王座に座った若い女性で表される。神名はアドナイ・メレク。守護天使はサンダルフォンである。

ダアト(Daath、知識と訳される)
隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。惑星は天王星を象徴し、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。隠された意味は悟り、気づき、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。

22個の小径(パス)
右に記載しているのは、対応する大アルカナ。
アレフ (ケテル → コクマー)愚者
ベート (ケテル → ビナー)魔術師
ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇
ダレット (コクマー → ビナー)女帝
ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝
ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇
ザイン (ビナー → ティファレト)恋人
ヘット (ビナー → ゲブラー)戦車
テット (ケセド → ゲブラー)力
ヨッド (ケセド → ティファレト)隠者
カフ (ケセド → ネツァク)運命の輪
ラメド (ゲブラー → ティファレト)正義
メム (ゲブラー → ホド)吊るされた男
ヌン (ティファレト → ネツァク)死神
サメフ (ティファレト → イェソド)節制
アイン (ティファレト → ホド)悪魔
ペー (ネツァク → ホド)塔
ツァディー (ネツァク → イェソド)星
コフ (ネツァク → マルクト)月
レーシュ (ホド → イェソド)太陽
シン (ホド → マルクト)審判
タヴ (イェソド → マルクト)世界

3つの柱
ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。

3つ組
ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれる。ロゴスの三角形と呼ばれることもある。
ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれる。
ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれる。魔術的三角形と呼ばれることもある。

さて全体の印象としてどうでしょうか。内容からいってもなかなかここまで読み続ける方は少ないかもしれません。また知っている人はすでに知っている内容で読み飛ばしたり興味を失ってしまうかもしれません。
とりあえず11の丸がそれぞれ、色相学、天文学、鉱物学や金属学の錬金術、社会学、さらに聖書やユダヤ教の神や天使に対応する事がわかるかと思います。また最初に出た無と無限と無限光に関する部分が数学、物理学、ニュートン力学などとの関連が感じられるかと思います。

色にしても白→灰→黒→青→赤→黄→緑→橙→紫→虹色というのは色相学、三原色や、光の合成、またフリーメイスンリーの階級を象徴する色とも重なるかと思います。

またセフィラの進みにしても王冠→知恵→理解→知識→慈悲→峻厳→美→勝利→栄光→基礎→王国と一見すると儒教道徳の修身斉家治国平天下とも繋がる並びとなっており、そのままそれが帝王学ともとれる内容となっている感じがするかと思います。

22のセフィラを連結するパスがそれぞれタロットカードの象徴となっており、それぞれの人間の状態やステージを象徴するものとなっていて、それらの間を繋ぐもの、人間の変化、進歩を促すものである事が示されているかと思われます。大アルカナに56枚のトランプの数4×13(+4ジョーカー)の小アルカナで全体で78枚のタロットカードを形成するようです。22という数字はヘブライ語の文字の数でもあるそうです。

タロットカードの解釈の成立には黄金の夜明け団が深く関わっていて、この神秘主義集団の創設にはフリーメイスンであるブラザーマグレガー・メイザースがあるようです。こういうのがあるので毎日テレビでは星座占いをやるのではないでしょうか。

また生命の木とは別にもう一つあるアダムとイブがその実を食べたとする知恵の木があり、この実(リンゴで象徴される)を社章とする現在株価更新中のスマートフォンを販売しているアメリカ企業アップルは最近亡くなったスティーブ・ジョブスと創業時からともに歩んだブラザースティーブ・ウォズニアックがやはりフリーメイスンです。色々と逸話があるようです。
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さてそんなユダヤ教とフリーメイスンリーの関連ですが、これは後にある程度知識がたまってきてから再び取り上げようかと思っています。

今回のテーマとして取り上げた11という数字の関連ですが、フリーメイスンリー関連ではフリーメイスンの行った偉業としてアポロ計画による月面着陸が取り上げられる事が良くあります。その中で最初に月面着陸を成功させたのがアポロ11号です。
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アポロ11号では月に着陸した二人の宇宙飛行士がともにフリーメイスンでした。またアメリカ人で最初に宇宙周回軌道を飛行した宇宙飛行士で後に上院議員となったブラザーグレンもフリーメイスンです。
アポロ11号では最初に月面に降り立ったブラザーニール・アームストロング船長の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」という言葉が有名です。二番目に降り立ったブラザーオルドリンは敬虔なクリスチャンで月面で聖餐式を行ったそうです。ブラザーオルドリンはその後二番目に月面に降り立った事を不名誉と感じうつ病になった事もあったそうです。二人はほぼ年齢が一緒のようです。
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スミソニアン博物館にある司令船はアポロ11号の本物なのですね。

そんな11にまつわるフリーメイスンリーの話でした。
ブラザーニール・アームストロングが心臓バイパス手術後に82歳で亡くなったそうです。
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安らかな死を願います。

(追記:ロンドンオリンピックの開会式での象徴的なシンボルツリーもまたこの生命の木を意味するものでもあるかと思います。ジャコバン派の理性の祭典でシンボルとされた木もまたこの生命の木をシンボルとしているようですが、これに関してもフェニックスのシンボルとしての共通性と同じく、神話学での生命の木として世界共通のシンボルとしてあるかと思います。ウィキペディアの項目を転載します。
生命の木 (神話学)
生命の木とは、神話学などにおいて、世界の諸神話に広く見られる、生命を象徴する木という神話モチーフを類別する概念である。代表的なものに北欧神話の世界樹、聖書の「生命の樹」、仏教の菩提樹・娑羅双樹、メソポタミアの生命の木、アッティスとキュベレーの神話などのモチーフがある。ある象徴が、同時に矛盾する複数の概念を象徴すること(融即律)は特殊なケースではないように、「生命の木」の諸象徴が同時に「世界の中心」モチーフや「境界」、「死」の象徴となることも非常に多い。)
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