2012-09-05 06:53 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
いやあ長かった市章シリーズですがあと二回で終了です。
丸に切れ込み型でアンク・タウ十字の形に近いもので、このパターンも非常に多いです。
アンクはツタンカーメン展でも良く認められましたが、一応ユダヤ教、キリスト教ではタウ十字を十字の原型ととらえているようで、アンクは非常にエジプトのヒエログラフや絵画で普遍的なシンボルですが、聖書の原典に認められるユダヤ教の呪術的なシンボルとしてタウ十字が尊重されるようです。そういう意味では市章シリーズではアンクの方が数も多く、形としてもアンク型に近くなったものが多いようですが、東京都や神戸市で認められるタウ十字型の方がフリーメイスンリーとしてシンボリズムとして正しいという事になるようです。もちろんユダヤ教、キリスト教の一神教をより優れた、洗練された宗教と考える前提に立ってという事になりますが、古代エジプトでは基本的に多神教で、主神や有力な神がいたとしても地域ごとに支持する神が違うような典型的な多神教社会であり、それが日本の地方や民主主義以前の地域社会として好まれる事があるようです。まあこういった日本の現状はそもそも現実として現在も日本が島国であり、諸外国との交流が欧米のように盛んとは言い難い状況が現在でも続いており、世界的には一神教社会がほぼ多数であり宗教的に多神教を無条件で是としてしまう状況は実際には世界の常識と比較すれば明らかに後進的という事になるのかと思われます。かといって戦前のように現人神を前提とした疑似一神教的社会もまた極めて時代錯誤で逆行的であり、多神教社会を一神教的社会との優劣で比較する事は止めにして、とりあえず世界の大多数は一神教的社会であり、かつ宇宙の偉大な創造者の存在を信じるという、宗教・信仰が生活において重要であるというまあ比較的単純で素朴な原点を大事にするという人間として大事だと思われる部分を重視する事が良いのではないかと思われます。
いずれにしても現代社会を鑑みるにおいて、世界の常識やフリーメイスンリーの常識といったところは非常に重要であり、それらを考える際にユダヤ教やキリスト教の知識というものはある程度重要になってくると思われますし、それらは日本の伝統宗教である神道や仏教、地縁や祖先信仰に基づく遍在的な郷土愛に基づく信念、信仰、依るべき所といったものを考える際に相対化したり、比較したり、また己を磨く材料となり、ひいてはそういった世界宗教との共通点や普遍性を導き出してさらなる高い視点や確かな信念を得ることにもつながる事かと思います。
毎回能書きが長くなるのはシンボルの方でほとんどインパクトが無いという事になるからという説明も回りくどいパターンですね。
阿南市阿南市安芸市安芸市伊勢原市伊勢原市伊万里市伊万里市宇土市宇土市羽咋市羽咋市桶川市桶川市加西市加西市寒河江市寒河江市魚津市魚津市京都市南区京都市南区君津市君津市高萩市高萩市坂戸市坂戸市三田市三田市糸満市糸満市滋賀県滋賀県泉大津市泉大津市大津市大津市大田区大田区朝霞市朝霞市武雄市武雄市枕崎市枕崎市陸前高田市陸前高田市
全体的に見てアンクというべきか、タウ十字というべきか、むしろイクトゥスというべきかというまさにボンヤリした形ですが、やはり神戸の市章のタウ十字の形の影響が強いのかなと思われます。なんでそこまでしてアンクにしたいのかと思われるようなチョロっとした尻尾みたいなのが付いているのもありますし、見るからにイクトゥスのものもありますが、やはりAll Seeing Eyeの形が一番落ち着くようで、まあなかなか難しいというところですか。いじめ問題で注目を浴びた大津市の市章は一応五芒星の形が入っているようですが、やはり非対称の形であったので選ばなかったのだと思います。色々市章も悲喜こもごもなのですね。

市章シリーズは次回で最後で全国の市章 残り G丸に切れ込み型でどこにも分類されないものです。まあ微妙なものの残りですね。すでに挙げたものも混じっているかもしれません。気づいた時点で消していきますが、混じっていたらすみません。
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