FREEMASONRY
三笠公園の本当の秘密は何でしょうか?
日本の天皇家にまつわるキリスト教との接点でしょうか?
しかし明治維新後に王政復古しドイツやイギリスの立憲君主制をまねした事は義務教育で教わります。その上で国民のほとんどがキリスト教徒の国であるアメリカと戦争して統治され、その後民主主義憲法のもとで現在の日本が成り立っている事は常識人であれば皆知っている事です。
天皇家がミッションスクールなどを通して深くキリスト教とつながりをもっている事は誰もが漠然とは知っている事ではないでしょうか。
では三笠公園に本当に秘められたメッセージとは何でしょうか?
それは三笠公園がアメリカ軍が重要な基地をもち、フリーメイスンリーのロッジが基地内にあり、ロータリークラブやライオンズクラブが盛んな横須賀のシンボルとして、真にフリーメイスンリーのシンボルを表すことで、フリーメイスンリーとは何かという事を人々に知らしめるという所なのではないでしょうか。
そういう意味ではこれまでのいかにも謎めいたおどろおどろしい戦前の軍国主義を引きずったようなシンボルもどきのようなものではなく、これぞシンボルというまさに見えていながら秘密にされているそのものというものが三笠公園にあるのではないでしょうか。もちろんそれは日米の対立をあおるようなものではなく、日米協調、友愛の精神にあふれ、両国の発展に寄与する形の象徴となるものかと思われます。
それを思うときやはりいかに三笠公園が仏教と強い結びつきがあった笹川氏の影響があったとしても、アメリカを主体とするキリスト教の影響が全体を通して象徴とされるに違いないと思わざるを得ないわけです。その視点に基づいてもう一度入り口から整理していくと、最初は見えなかったものが見えてくるように思われます。
入り口にあるのはRoyal Arch Masonryの象徴であるアーチですね。さて虹というのは聖書のどの場面で出てくるものなのでしょうか。
それでは再び聖書を引用いたします。
創世記9章 祝福と契約
神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちよ。地のすべての獣と空のすべての鳥は、地を這うすべてのものと海のすべての魚と共に、あなたたちの前に恐れおののき、あなたたちの手にゆだねられる。動いている命あるものは、すべてあなたたちの食料とするがよい。わたしはこれらすべてのものを、青草と同じようにあなたたちに与える。ただし、肉は命である血を含んだまま食べてはならない。また、あなたたちの命である血が流された場合、わたしは賠償を要求する。いかなる獣からも要求する。人間どうしの血については、人間から人間の命を賠償として要求する。人の血を流す者は人によって自分の血を流される。人は神にかたどって造られたからだ。あなたたちは産めよ、増えよ地に群がり、地に増えよ。」神はノアと彼の息子たちに言われた。「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。」更に神は言われた。「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえに私が立てる契約のしるしはこれである。すなわち、わたしは雲の中に私の虹を置く。これは私と大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものを全て滅ぼすことは決してない。雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」神はノアに言われた。「これが、わたしと地上のすべて肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。」
さてここまでで大体この三笠公園の主旨は出てきたのではないでしょうか。旧約聖書のノアの箱舟の一節に基づいた人類の救済と繁栄を願った神との契約のしるしなのです。
そういう目で見ていくとその後の入り口のモニュメントの意味が明らかになっていきます。
最初にあらわれる蓮の花のモチーフからつながって三つの三角があります。これは恐らく1.17の神戸の震災とオウム事件、9.11同時多発テロ、3.11東北大震災などの大きな天災や災害を表すかと思います。そしてそこを越えて大きな蓮の花、しかしこれは実は蓮の花に見せたバラの花で、三分の一になった日本丸のマストと合わせて薔薇十字団のシンボルになるのです。これは恐らく日本がキリスト教国になり3分の1ほどの人口か国の規模になるということなのだと思います。そしてその後にノアが神と契約した豊穣と安定が訪れるということなのだと思います。もしかするとこれは戦前の血盟団事件、5.15事件、2.26事件といった日本国内のテロの後に現在の民主主義国家になったという事を表しているのかもしれません。(追記:恐らく東京大空襲に続く一連の空襲と、広島、長崎の原爆後に日本が復興したと考えるのが公園の整備の時期からいっても適切なのだと思います。それ以上の意味があるかどうかは御想像にお任せします。)このあたりは黙示録や予言的に解釈するか、歴史書として解釈するかとなるのかで異なるかもしれません。いずれにしても三笠公園の真実の秘密は旧約聖書創世記第9章に示されたノアの箱舟と神との契約の逸話なのです。
その目で見ると三笠公園最大のシンボル戦艦三笠がより一層ノアの箱舟としてのシンボルとして鮮やかにリアルになっていきます。
ノアの箱舟としての戦艦三笠 十字架としてのマスト
それは人類共通の願いである不戦、平和の象徴としてのシンボルとなるのです。
さてこれは三笠公園の入り口付近のグーグルアースの画像です。薔薇十字団のシンボルから豊饒のシンボルを越えていくとうろこの模様のような柄を認めます。恐らくこれは菊の紋所で天皇家を意味するものと思います。(2014/5/4追記:うろこのシンボルはそのままで魚の意味となり、キリスト教の象徴となるようです。場所を考えても菊の紋というよりもうろこのシンボルという方が正しいと思われます。フリーメイスンリーも具体的な活動としては最終的には宗教となるという所は現実なのかと思われます。ブラザーリストの一生などもそういう典型かもしれません。)そしてそれらが横須賀学院を囲むような形になっています。そして横須賀学院を上から見ると十字が浮き彫りになっています。天皇家がキリスト教の信仰に帰依している事を象徴しているかと思われます。実は誰もが入り口まで歩いて感じるように設計されているのですね。面白い事に入り口わきにはヴェルニーの設計した灯台をモチーフとした電話ボックスがあります。三笠公園とヴェルニー公園が英仏としても正統派フリーメイスンリーとフランス大東社としても対になっていて、共に友好を結んでいることも象徴されているのですね。
以上をもって三笠公園については終わりたいと思いますが、何か不足や間違いがあれば是非教えてください。
それとこれは完全に余談になりますが、日付の話に関してはクリスマスについて面白い話があります。クリスマスに関してというか、クリスマスに絡めたエピソードなのです。4月1日のエイプリルフールというのはウィキペディアなどで見ても由来や起源が不明で16世紀ころのフランスで始まったとされています。誰でもその日は嘘をついて良い日とされていますが、そもそも東洋ではなくキリスト教国での発祥で、それもカトリックの強いフランスとされています。(追記:フランスではエイプリルフールの事を4月の魚(Poisson d'Avril)と言うそうです。魚はキリスト自身を示すキリスト教のシンボルです。)クリスマスとどんな関係があるのでしょうか。それはいわゆるフランス小話の世界になるかと思われます。
おあとがよろしい様で。