2013-03-05 17:37 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まったくもって哲学的な問題です。
フリーメイスンとは何かという根源的な問題とともに、女性はフリーメイスンとなれるのかどうか、女性の入会を基本的に認めない英国フリーメイスンリーの時代の源ともとれる、清教徒革命、名誉革命のそもそもの根本を築いたとも言える女王がフリーメイスンと認められるのかどうかという矛盾的な議論を含んだ問題です。

まあそもそも普通に考えて1717年のグランドロッジ結成以前という事でいわゆるフリーメイスンに入会するという事はありません。ではエリザベス女王はフリーメイスンではないのかというと、彼女の人生、治世が結果として清教徒革命、名誉革命を経てイングランドグランドロッジ結成に繋がるフリーメイスンリー結成の基礎となった事は間違いないわけで、横須賀における三浦按針の存在のように、フリーメイスンリーを語る上でエリザベス女王の存在は避けて通れないものであるというところは異論のないところなのではないでしょうか。

まあグランドロッジ結成以前から女性の入会はあったそうですが、少なくとも16世紀のエリザベス女王の時代に女性の君主が当時の秘密結社であり基本的に男性優位社会であったイングランドでフリーメイスンに入会する事はありえないと思うわけですが、そうかといってクイーンズハウスで認めるような初期のフリーメイスンリーの明確な思想や概念を表した帝王学のもとで教育を受け、まかりなりにもその後の大英帝国の基礎を築きあげ、またカトリックと明確に決別し独自の外交や海軍を育てて実質的なフリーメイスンリー国家としての出発点を築いた女王であり、その周辺の人物はフランシス・ベーコンやウィリアム・シェイクスピアを始めとしてフリーメイスンリーとの関わりが良く言われる人物であり、またこのブログのウェストミンスター寺院の墓で認めたエリザベス女王と同時代のブラザーヘンリー・ケアリー初代ハドソン卿の経歴やその後の子孫など、どうもこの辺りにフリーメイスンリーと大英帝国の中枢との重要な接点があるような印象です。詳しい史料や情報が無いのでなんとも言えず、結局ウィキペディアの情報で推測するしかないわけですが、良く言われるようにフリーメイスンリーがイングランドの歴史上に重要な役割をおって出現し始めるのはその後の清教徒革命、名誉革命の時代であり、明確に恐らくフリーメイスンの君主として認められるのはエリザベス女王の次代のジェームズ一世であると思われます。その時代はまさに欽定訳聖書の時代であり、ジェームズ一世が実質的なフリーメイスンの君主であったという考えには恐らく多くが異論ないところであるかと思われますが、女性のフリーメイスン加入が困難であった時代のイングランドの象徴的なエリザベス女王を形式的であれ何であれフリーメイスンと考えるかどうかはかなり異論のあるところだと思われます。少なくともそれらの時代を築いた前代のヘンリー八世は数多くの結婚歴や異常な性格などからフリーメイスンと認める論は少ないかと思われます。

まあこういう話は雲を掴むような話で、想像や定義などまさに机上の空論の最たるものなのですが、なぜ今この話題に触れなければならないかというとやはり現在の英国君主エリザベス女王の関心ともリンクしているのだと思われます。もちろん現在のエリザベス女王が直接的にフリーメイスンであるかどうかはあまり問題にならないと思われますが、少なくとも現在のイングランドグランドロッジのグランドマスターはエリザベス女王の従弟であるケント公であり、奥さんや子供たちが皆カトリックに改宗してしまったそうですが、それはともかく王室の男性がほぼフリーメイスンで構成されているのは現代英国王室の伝統と思われます。

さてまあ一方のイタリアの政界やカトリックの教皇の退位やエリザベス女王のイタリア訪問の延期など様々にあり、それらは女性のフリーメイスン参加やカトリックとフリーメイスンリーの形而上的な対立など様々に進行中の急速に解決に向けて進展するような歴史的な諸問題となるかと思いますが、いずれにしても以下のニュース映像が一つのイングランドグランドロッジのメッセージのようです。
queenElizabethfreemasonry.jpg10385817.jpg10385818.jpgqueenElizabeth.jpg
まあ相変わらずフェイスブックでもらったネタで書くように勧められた体な訳です。もちろん看護師が付けていたのがたまたまフリーメイスンリーのしかもイースタンスターと似たシンボルな訳ですが、イングランドにはイースタンスターはありませんので、女性フリーメイスンリーの団体になるのだと思いますが、まあ色々諸事情があってイタリア訪問するのに適した時期ではないということなのだと思います。
まあしかし青と赤とその他女王の髪や他の人の服の白と三色でまとめていたりと、何となくこの一日の胃腸炎の入院をもってエリザベス女王はフリーメイスンになったという事になるのだと思われます。

こんな感じがイングランドフリーメイスンリーの感じではないでしょうか。
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