2012-12-01 10:39 | カテゴリ:フランス
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてまあ題名がセンセーショナルなんですが、正統派フリーメイスンリーである英米フリーメイスンリーでは入会の条件として認められる宇宙の創造主の存在を信じるという神への信仰、真摯な信仰というものが、非正規のフランス大東社系では入会条件として撤廃されたということに由来するものとなっています。ウィキペディアによればそのきっかけはアメリカルイジアナ州でのスコティッシュライトのブルーロッジに対する管轄権の要求であったという事であったそうです。それはすなわちアメリカの通常のブルーロッジに対してスコティッシュライトが管轄権を持ち、さらにそのスコティッシュライトに対してフランス大東社が管轄権を持っていたという、まあイギリスグランドロッジが世界中のブルーロッジに対して認証を行うという前提という、平等と一方で正反対の管轄権や認証という良く陰謀論で言われるピラミッド構造の矛盾を意味する部分になるのだと思います。実際には上位階級や付帯組織といったものはフリーメイスンリーの中においては何度も言うようにさらなる精神的向上や様々な楽しみとしての人のつながり、色や傾向といったものでしかないのだと思われます。
まあいずれにしても正統派フリーメイスンリーが真摯な信仰を条件として挙げているのに対して、大東社系フリーメイスンリーではそれらは良心の自由と人間性の確立とされており、それが無神論者や共産主義者を受け入れ、またかつての共産国や共産国圏での影響力として傾向の違いとして表れているというところもあるかと思います。それらは本質的な違いというものではなく、大陸から離れ、王権と神権を一致させて大英帝国を築いたイギリスのフリーメイスンリーの歴史と、常にカトリックの影響を受けつつフランス革命によってフリーメイスンリーが一気に花開いたヨーロッパ大陸の歴史と地理的条件の経緯の違いであり、ユーロスターで繋がる今日において地理的にもその差異は極めて小さいものでありかつそれらが別の組織として存在する事は互いの歴史を尊重し合う現れなのだと思われます。

まあかなり難しい問題を極めて簡潔にまとめているわけですが、実際にはこの話の関連でアキレス腱が切れて渡航が難しくなった事もあるかと思われ、様々な具体的な問題は現在もあり続けているものかと想像されます。

さてノートルダム大聖堂はパリで最も有名なキリスト教カトリックの大聖堂だと思われるのですが、ウィキペディアによれば最初に建築されたのは12世紀で1345年に完成したそうで、歴史も相当古いわけですが、1789年のフランス革命時にはやはりカトリックの象徴として民衆の襲撃を受けて彫刻などは破壊されて、司教もその際にギロチンをかけられてしまったそうです。結局現在のノートルダム大聖堂の形になったのは恐らくフリーメイスンだと思われるウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクによって19世紀に修復された結果だそうで、恐らく革命からそれまでの間は廃墟に近い形で存在していたのではないかと思われます。

そういう歴史を知ってしまうとなるほどなあとわかるわけですが、良く知らないでカトリックの教会と思って訪問して私はかなり衝撃を受けました。
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まあ写真撮影禁止で無いのがこのフランスのパリらしいというところだと思われます。この辺りが非常に良くアメリカと似ています。
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いかにもな感じで十字架にかかったキリストの像が置かれています。うんうんいかにもカトリックの教会だという印象でしょうか。
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おやあきれいなステンドグラスだなあと撮影可なのでどんどん撮ろうと全てのステンドグラスを撮影していきます。まあ結局ほとんどうまく写っていませんでしたね。
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うーんきれいなステンドグラスですが、どうもなんか変だなと。あれ六芒星とかキリスト教の教会か?なんか幾何学模様が多いような。あれもしかして。
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どうもここは教会らしくないぞと。マリア様の像があったりいかにもな感じにシンボルが配置されていますが、最も目立つステンドグラスはどうも聖書の内容を語ったりはしていないぞと。幾何学で完全に構成されていてカトリックであれば絶対に示されないような六芒星やそれに似た形が繰り返し強調されていると。まあ解説すればそんな感じになりますが、実際は印象ですね。
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慣れ親しんだシンボルの形に似た形や三角形の形や床のゴシックの白黒のモザイクなど見ていてわかりました。そうかここはブラザーナポレオンが教皇の手を借りず自らの手で皇帝の戴冠を行った場所なんだなと。それを考えれば明らかにその時代にこのフランスの象徴とも言えるカトリックの大聖堂はフリーメイスンリーのロッジに変えてしまったのだと。後で知るわけですがもちろんフランス革命で司祭もギロチンにかけられてしまったという事です。それはしょうがないなと。
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うまく写っていませんがとにかく美しい幾何学模様の繰り返しです。幾何学模様という事でそのままシンボルのGeometryのGの強調という事になるのかと思います。GodとGeometryの一致という事でまさにフリーメイスンリーのシンボルの表現という事になるのだと思います。
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十字や菱形を構成し床には白黒のモザイクです。斜め十字の聖アンデレ十字もあります。まさにフリーメイスンリーのシンボル尽くしでどう考えてもフリーメイスンリーのロッジです。入場している人もフリーメイスン以外は誰もわからないのではないでしょうか。
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マルタ十字やシェブロンなど明らかにフリーメイスンリーを象徴するシンボルが満載です。さすがに革命のあったところは違うなあという感慨を通り越してあきれてしまうような圧倒的なフリーメイスンリーのシンボリズムです。しかしこれだけ大胆だとほとんどの人は気付かないだろうなと。
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垂直儀のような形、五芒星の形、All Seeing Eyeの形、三角形の形などいかにもなこのブログの市章の話のまさに実際編というシンボルの百花繚乱です。キリスト教の逸話を強調したような絵もあります。こういう教訓が大事だという教えなのでしょうね。
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教会に入ったと思ったらロッジだったわけですね。聖アンデレの磔の様子を描いたような絵もあります。もしかするとシンボルのヒントを書いた絵なのかもしれません。All Seeing Eyeのデザインのようないかにもなステンドグラスもあります。これはさすがに他所には無いのではないでしょうか。
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さすがにコンパスと直角定規をもろに書いたものはありませんでしたが、ほぼそれに近い表現を繰り返し表していました。それでいてきちんとカトリックの祭壇の形式や聖書の逸話を示したような絵画を飾ってありそれなりの知識が無いと全く気付かないでしょうね。
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なにか象徴画のようなものもありますね。この時は非常に急いでいたのでとにかく写真だけ全部撮ったという感じです。まあフリーメイスンリー博物館と同じなのですが、細かい内容や教訓についてはまた何度かいけたらそれぞれ個別に検討するという事になるのかと思います。その位の膨大な内容や示唆を含んだ印象です。それだけの歴史と蓄積がこのノートルダム大聖堂を舞台として過去にあったという証明なのだと思われます。
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Vesica Piscisになるのでしょうか。いずれにしても幾何学模様が同じ形はなく繰り返されています。様々な彫刻や絵画がありますが最後まで直接的なコンパスと直角定規の表現はありません。

まあここまでこのブログを全て読んでいる方であれば、この場所がほぼカトリックの教会ではなくフリーメイスンリーのロッジである事をご理解いただけるかと思います。そしてそうなった理由が革命に始まるフランスのフリーメイスンリーの歴史でありまた現代に至るその後の歴史がこうした知識があるものにとっては驚くべき建築となっている装飾を生み出しているという事がわかってくるのではないかと思います。そしてそれがフランスフリーメイスンリーの歴史と象徴であるのかと思われます。

次回はシテ島周辺です。
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