2012-02-05 08:18 | カテゴリ:本について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
ロスト・シンボルは皆さん読まれましたでしょうか。
ロスト・シンボル 上・下 2冊セット/ダン・ブラウン
 
¥3,780
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以前は成田空港などでもベスト・セラーで一通りフリーメイスンリーについて日本人に紹介するのにかなり役立ったのではないかと思われますが、その後映画化の話などが微妙に消えてきていたりと実際の認知という点ではあまりうまく理解されなかったのではないかと思っています。映画化はウィキペディアによれば2012年には行われるようです。

私はこの本についてもロッジで紹介されアマゾンで購入したものです。限定販売のものにはバッチが付いていて、これがEntered Apprenticeを示すものだとの事でひとしきりロッジで話題になっていました。この辺は非常に誤解を生みやすい話かもしれませんが、フリーメイスンリーの入会についてはいくつもの逸話があり誤解しないようにしないといけません。入会条件の宇宙の至高の存在を信じるなど大事なところなのです。

さてロスト・シンボルについてですが、題名のロスト・シンボルはどういう意味でしょうか。一応あらすじを言うとソロモン家というアメリカの中枢にいる一家の主である、33階級のソロモン氏の失踪に関して象徴学者のラングドン教授が呼ばれて、ソロモン氏の妹の認知心理学者のキャサリンと一緒に、CIA長官の日系人サトーと犯人探しが始まります。事件は秒単位で全てワシントンD.C.、議事堂周辺で起こるわけですが、すさまじく凶悪でCIAとお互いにあらゆる権力を使い合ってやりあう、マラークという全身刺青で去勢している人物があらわれて、どうやらその人が犯人で、実はソロモン家にまつわる悲劇の話に原因があり、マラーク自体がソロモン氏の一人息子で、彼は母親も殺しソロモン氏も殺そうとしていて、結局ソロモン氏によって彼は殺されて、ラングドン教授とキャサリンが良い感じになってワシントン記念塔で夜明けを確認して終わりという感じでしょうか。

読んでからだいぶ時間が経っているので中身に関してはいささか自信がありませんが、最後の結末に関してはこんな感じであったと思います。色々謎があるそうなのですが、それらについてはあまり詳しくありません。実際読んだ感想としてはまず似たような下敷きになる何らかの逸話がフリーメイスンリー関連であったのではないかと思った事でした。似たような事例があったのではないかなと想像しました。アメリカの政治の中枢にいる登場人物のほとんどがフリーメイスンであり、お互いの信じるところに従ってあらゆる権力を自在に操る様子や、ワシントンD.C.を庭のようにしてそれぞれの建築物の歴史や逸話を紹介しながら縦横無尽に移動する様は、ワシントンD.C.の観光案内のようであり、同時にフリーメイスンリーへの自然な誘いという感じになると思います。ストーリーについては結局ロスト・シンボルの意味はソロモン氏にとっては息子を失うという事であり、息子のマラークについては自分のシンボルを失う、去勢するという事であり、最後もワシントン記念塔で夜明けをみて終わるところからも、権力、財産の相続について、ワシントン記念塔に象徴される男根主義ともいうべき男系主義の不毛さがあるかと思われます。これは男性のみで基本的に構成されるフリーメイスンリーにとってはかなり重要なテーマであり、友愛とは何であるか、理性による欲望のコントロールとは結局いかなるものかというところで、宗教、理性の本質に関わる人類永遠のテーマになるのだと思います。その意味で象徴的にソロモンという名前が出てくるのでしょう。女王陛下のもとで繁栄したイギリスで生まれ世界に広がったフリーメイスンリーと、その落とし子とも言える巨大なアメリカという国家、そこに共通するレディーファーストの思想などの根底にあるのが実は、こういったイギリス経験主義の結果と言える革命と民主主義の理念と男系相続の不毛さという所なのだと思います。そういう意味では日系女性が矛盾的にCIA長官として登場するのも日本に対する一つのわかりやすいメッセージなのだと思います。

それに関してというかいわゆるワシントンD.C.建設の謎などとよく言われる話についてですが、ロスト・シンボルの話の伏線はそれなんだと思います。すなわちワシントンD.C.に込められた謎、三笠公園の謎で鍛えられたこのブログの読者であればだいぶ理解できるところだと思います。


House of the TempleにあるワシントンD.C.建設の礎石を置く儀式の図、ほとんど同じものが東京の日本グランドロッジにもあります。


ホワイトハウス―ジェファーソン記念館 リンカーン記念館―議事堂の二つの線が交わるところにワシントン記念塔があり、これが男根だとするとキリスト教のシンボルとしての十字とともに欲望をコントロールする理性の信仰の象徴としての十字が浮き上がってきます。それは男性を示す人間が横たわった形となり、その頭脳が議事堂に当たり、右手がホワイトハウスになるわけです。

そしてその右手と結ぶように北に逆さの五芒星が現れます。五芒星はカトリック、キリスト教の象徴であると同時に、フランス大東社系の神のシンボルでもありました。フリーメイスンリーではまさに男性と手を取る女性の団体であるイースタン・スターの象徴であります。五芒星自体が子宮を意味するなど「ダヴィンチ・コード」でも言われていましたね。五芒星、十字ともに通常の表示とは逆さまなのが重要ですね。ピラミッドと同じく正反対の意味を示しているのではないでしょうか。すなわち男性と女性が手に手を取って仲良く横たわる姿がワシントンに大きく描かれているのです。そしてワシントン記念塔とホワイトハウスを結んだ線の延長にある北西16番街路にあるのはHouse of the Templeいわゆるスコティッシュライト南部管轄区最高法院、世界のスコティッシュライトの33階級を統轄する場所なのです。(追記2/21:その他議事堂を頂点としたピラミッドや、そもそものブラザーランファンの計画では議事堂を頂点とした直角三角形のシンボル、議事堂を頂点とした∨とΛのシンボルや、やはり議事堂周囲で六芒星のシンボルなどが考えられるようです。議事堂を頭とした体に対応させるシンボルもあるようです。いずれもシンボルとしてあるのだと思います。)

ワシントンD.C.の都市計画自体はフリーメイスンであるブラザー・ランファンによって行われ、彼の墓はポトマック川を渡った対岸のアーリントン墓地の小高い丘の上にあります。アーリントン墓地自体が南北戦争での南軍のリー将軍の邸宅跡でありました。リー将軍のもとで南軍の将として南北戦争を戦った一人にスコティッシュライトを後に確立したブラザー・アルバート・パイクもいました。またアーリントン墓地の横には五角形のもっとも有名なペンタゴンがあります。シンボリズムで考えると9.11テロの意味もまた徐々に明らかになるものかと思います。

ワシントンD.C.自体がフリーメイスンリーの教えそのもの、シンボルそのものを表しているのですね。



ブラザー・ジョージ・ワシントンのマーサへの求婚

彼は忙しい戦争のさなかにお見合いで二人の子持ちの寡婦であった裕福なマーサと結婚したのでした。ワシントンD.C.に隠された秘密とは初代大統領の偉大なるフリーメイスンとしての人生そのものであると思います。


ワシントンの神格化 アメリカ国会議事堂の天蓋にある天井画です


ポセイドンがケーブルをもっていて、大西洋横断電信ケーブルの敷設を記念しているそうです。

ロスト・シンボルについては解説書なども成書が多数あるようなのでそちらを参考にしていただきたいと思います

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