2013-06-09 14:42 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてでは一応全部読み終えたので解説を加えていくこととします。

黒船の再来―米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記黒船の再来―米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記
(2011/08)
ベントン・ウィーバー デッカー、エドウィーナ・ネイラー デッカー 他

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非常に長いのでいったい何分割で終わるのかわかりませんが、できるだけ切りのいい数字で終わらせるようにしようかと思っています。
一応本の内容をテーマにブログを書いていますので、目的としてはイルミナティのブラザーアダムヴァイス・ハウプトの本についてなどと同じく本を読んでほしいというのがあるわけですが、聖書と同じように極めて長くて甚大な量の文章になるといくらブログでその内容について語っても実際に読んでみる人は多くないわけで、実際にブログの内容としては要約とその内容について私がどう考えるかというところにポイントが置かれるのだと思います。ただし実際いくら長大な内容だと言っても内容そのものがどの部分においても重要だと思われるものを基本的には取り上げていますので、特に今回の本の内容はそもそも横須賀市としても翻訳作業に支援しているなど市を挙げて支援しているというような本というのはまあそうそう無いわけでありまして、私としてもまあこんな本を読んでこんな内容でこんな感想をもったという形では書かないように、できるだけそれぞれの各章について要約と面白い点を挙げていって全体として通読したのに近い程度にブログを読むことで理解できるように伝えられればなと思っています。まあ翻訳作業自体は70代の主に戦後教育で育った世代の方々が命がけで行っているという事もあり、また出版の最後のところになって横須賀市の顔ともいえる小泉家の小泉進次郎君が名乗りを上げたなどもありますが、まあ本の内容や量から言っても恐らく単なる首長や議員の方々や一般の方はこれらの本を読んでいる人はあまりいないと思われますので、できるだけ分かりやすく紹介したいと思っています。

まず本当に非常に長いこの本をとりあえず読み終えて主観的な感想という所を書きます。人によってはこれを読んで終わりにしてしまう人もいるかと思いますが、非常に主観的で印象的な部分だけを書いていますのでこれだけをもってこの本を評価してしまうのは良くないと思われます。けれども読んだ感想として非常に主観的なものもまた対話の一つとして重要な価値があるかと思いここに書くこととします。
この本の前提としてブラザーデッカー司令長官が何者なのかというところがあります。そもそも横須賀は江戸時代末期にブラザーヴェルニーが造船ドックを建設し、その後より日本海軍の海軍工廠と海軍基地を合わせた軍港となり発展してきました。そして第二次世界大戦の終戦を迎えてほとんど無傷の形でアメリカ軍に引き渡されることとなります。戦後間もなくしてブラザーデッカーは第四代基地司令官として着任して基地の整備と基地機能の正常化、基地周辺の横須賀市制の環境整備と横須賀市行政に積極的に介入して基地機能が円滑に機能するように働きかけていくこととなります。ではなぜブラザーデッカーはそれほどアメリカ軍の基地司令官でありながら横須賀市や横須賀市民に大げさに感謝されるような業績を日本に残し、またなぜそれほど単なる基地司令官でありながらそれほどの業績が残せたのでしょうか。その部分にはブラザーデッカーがデッカー家の4代目のフリーメイスンであり、父親も海軍少将であり、スコットランド系の出自をもつブラザーマッカーサーとも仲の良い生粋のアメリカの海軍のエスタブリッシュメントであったというところがあるかと思われます。ブラザーマッカーサーやブラザーデッカー以外にもほとんどのGHQの要職にあるメンバーはフリーメイスンであったと言われています。その中でも横須賀の基地機能の正常化、横須賀市の復興支援というテーマはその後の朝鮮戦争やベトナム戦争に備えてまず東洋一のドックをもった都市というところと、ブラザーヴェルニーから引き続くフリーメイスンリーの建築の歴史、また市町村レベルでの日本の文化や歴史、近代化やフリーメイスンリーの発展という視点で横須賀市の行政に介入するというのは日本全体に応用する意味でも欠かせない戦後の施策であったのだと思われます。その役職にブラザーデッカーが選ばれるというのは適材適所の人選であったのでしょうし、彼自身がそれによって業績を挙げて具体的に父親と同じ少将の地位に昇り詰める目的や妻を満足させる享楽的な生活を手にするといった現実的な欲求と合致して、さらにその後の朝鮮戦争での最前線基地となるなどその後に続く一連の戦後の一つの重要なステップであったと思われます。
まあ先に秘密というか要点を説明してしまうのがこのブログの良くも悪くもあるところな訳ですが、本を読むとわかるのですが、ほとんどがブラザーデッカーの自慢話に近い話で埋め尽くされています。実際現在横須賀に暮らしている日本人としては頭に来るやら詰まらなくなるやら、あからさまな歴史で非常に興味深いやら複雑ですが、基本的にはブラザーデッカーの手柄話、豪華なパーティーや楽しい旅行をしたという自慢話、悲惨な日本の状況にこれだけの貢献をしたという徳をみせつける話というのが一貫したテーマですが、それ以外にもある程度任期中の業績とされる事実について正確に客観性をもって記録を残すというのも一つの欧米、特にフリーメイスンリーで重要とされる義務、仕事であるのかと思われます。特にブラザーデッカーの場合には彼の施策で最も大事にしていた衣笠病院、聖ヨゼフ病院、横須賀市民病院、さらに旧海軍系として横須賀共済病院の運営による福祉活動があるわけですが、これらのうち衣笠病院、横須賀市民病院においては彼が去った後に痛ましい火事の災害に襲われてそれぞれ廃院に近い状況に追い込まれたりしており、必ずしも彼の施策が横須賀の日本人において全面的に評価されていたわけではない事がまずあり、また彼の二人の息子のうち軍人であった長男はその後日本の岩国基地で事故で死亡しているなど、ブラザーマッカーサーが朝鮮戦争末期の中国東北地方への核攻撃を主張してブラザートルーマンに解任され大統領候補への道を閉ざされたなどの例と同じく華々しい日本占領時代の業績とは違って、帰国後のアメリカ本土での評価というものは常に特に軍人というものは厳しいという現実があるのかと思われます。そんな中で恐らくブラザーマッカーサーが占領軍として日本に来た際にまずスコティッシュライトの33階級を受章したなどの逸話がありましたが、ブラザーデッカーも32階級で構成されるシュライナーズに横須賀時代に加入しており、それらの動機が相まってこの回想録の出版がなったのかと思われました。
まあいずれにしてもこの翻訳本自体も2011年3.11の後に出版され、それについても巻末に被爆体験とともに付記されていましたが、この本そのものが横須賀の歴史の中での創世記であり、今後を占う上での福音書であり、第二次大戦、太平洋戦争、大東亜戦争、それを終えた後の日本にとってアメリカとの関係が日本の歴史上、外交上、経済、文化の上でほとんど全てであり、それはすなわちこの横須賀の地のブラザーデッカーの施策、関係、対話に基づいて成り立っていたと言っても過言では無いのだと思われます。その記録が日本人にも読める形でこの時代に出版されたという事の意義、意味を考えると是非多くの横須賀だけではなく全日本の日本人が手にとって熟読されて、戦後という時代の成り立ち、今後日本がどのようになっていくのか、日本人がどのようになっていくのかについての考える基本となる常識とするべきであるかと思われました。
ブラザーデッカーの評価につきましては銅像が市役所前からかつて横須賀市民病院があった深田台の中央公園に移設されたりしていますが、基本的にはフリーメイスンリーでは日本グランドロッジの名誉メンバーの銘板に新しく刻まれたりとスコティッシュライト33階級に恐らく準ずる確固たる評価となっているかと思われます。先に挙げた小泉進次郎君がブログで中央公園をデッカー公園としても良いなどの話もありましたが、この本を読む限りは明らかに功罪共にある人物であり、本国で評価がほとんどされていないのは、彼の業績が恐らくフリーメイスンで無かったならできなかっただろうし、そういう人であれば誰もができる仕事ではあるが、その時に彼以外にそれを希望してやる人物はいなかったというのが実態なのだと思われます。だからある意味ブラザーデッカーの真の評価はこの回想録を日本人が読んで個々の日本人がどう思うか、どう評価するかであり、恐らくそういう意味では日本グランドロッジの銘板がそれを表しているという事になるのだと思われます。
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まあ色々と先回りしすぎな文章ですが、次回から本の最初から内容について順を追って解説していこうと思います。

ブラザーデッカーのお墓はサンディエゴのフォート・ロゼクランス国立墓地に奥さんと息子さんと共にあるそうです。
Rest In Peace.
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