FREEMASONRY
Blue Lodge, Scottish Rite & York Rite in Japan
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さてさてどんな感じでしょうか。
アメリカの州章の謎ときもまさに知恵の輪のような地味な頭の体操の感じですが皆さんの知性に訴える力はあるでしょうか。
まあブログとしては適度な内容なのではないでしょうか。全州終わった辺りでこれぞという感じでMorals and Dogmaの全訳に取りかかるとちょうどよいかもしれません。またそれ以前に福澤諭吉の全訳で有名なアメリカ独立宣言の現代訳を再びここで行うのも良いかもしれません。(独立宣言の日本語訳についてはアメリカ駐日大使館のホームページに全文がありました。参照してください。)なぜってHouse of the Templeで少し物を買ったりしたらアメリカ独立宣言を含んだDYNAMIC FREEDOMSという本を一緒に送って来たからでした。
リチュアルの解説はまあ翻訳はもうあるわけで、ユダヤ神秘主義やカバラについてもう少し勉強して、リチュアルの解説本を読まないといけないかと思います。
アンダーソン憲章の翻訳については徐々に進めて行きましょう。
さてではアラバマ州についてです。
日本人でアラバマと言うととりあえず以前もYouTubeの音楽でも取り上げたフォスターのOh! Suzannaでしょうか。冒頭の歌詞でアラバマからルイジアナという言葉が現れるのが記憶の片隅にあるのではないでしょうか。
アメリカの作曲家として有名なフォスターですが、その人生はなかなか困難を極め、最後は37歳でホテルの洗面所で転倒し頸動脈を切って亡くなったそうです。生年月日と忌日が1826年7月4日 - 1864年1月13日だそうで恐らくフリーメイスンとは成らなかったがその代表的な関連人物となるのかと思われます。見事にこのブログの誕生日と忌日のシンボリズムの中からは漏れていますが、まあそういう代表例だと思われます。
まあこの曲を挙げるまでも無くいわゆる南部に含まれる代表的な州と言うイメージはあるのではないでしょうか。位置はこんな感じです。

メキシコ湾に繋がる海岸もあるそうで観光地としても良いようです。かつての綿花のプランテーションで有名で、いわゆる黒人奴隷が多くいて、南軍として南北戦争に参加し、その後はクークラックスクランなどの人種差別団体の活動が盛んで、公民権運動が激しかったところのようです。現在は米軍基地や宇宙関連の施設など合衆国政府の施設も多く、大企業の工場や施設も多数あるようです。
フリーメイスンの数はいわゆるブルーロッジのフリーメイスンが3万人弱いて、黒人が主体のプリンスホールフリーメイスンリーのフリーメイスンがやはりほぼ同数の3万人いるそうで、全体としては人口約500万人に対して約6万人で、約75人に一人がフリーメイスンと言う事です。グランドロッジが9つあるという事で特にやはりプリンスホールフリーメイスンリーが盛んなのだと思われます。出身者の有名人は比較的多く、野球のハンク・アーロンやウィキペディアの創始者のジミー・ウェールズ、奇跡の人のヘレン・ケラー、ジャズのブラザーナット・キング・コール、バスケットのチャールズ・バークレー、作家のF・スコット・フィッツジェラルド、ブッシュ政権のコンドリーザ・ライス女史、音楽のライオネル・リッチー、陸上のカール・ルイスと日本人が知っている人が多数認められます。建築はやはり議会と裁判所が典型的なドームを備えた作りとなっているようです。
(立派なグランドロッジのホームページとプリンスホールグランドロッジのホームページがありましたのでリンクしておきます。昨年のグランドロッジのグランドマスターは亡くなっているそうです。なかなか色々盛んなようです。立派なスコティッシュライトテンプルもあるそうです。

クークラックスクランとフリーメイスンリーとの関わりも興味深い話題です。今度の国際フリーメイスンリー歴史学会の演題にもありました。まさに黒人大統領の時代の注目の歴史なのでしょう。)
それでは州章に移ります。

かなり特徴的なもので象徴を入れ込んだものではなくシンプルな色分けした地図と三つの星が特徴的なものです。州章の変遷もあるようで、これが三つ目であるようで、当初のものは川と船と木が描かれ、その前にやはり地図がある形であったそうです。2番目のものがアメリカの国璽に近い星印と縞の盾の上に4本の矢を掴んだ鷲がモットーの書かれた帯を口でつまんだ形で、一つ星が左右に並び、周囲を三角のいわゆる鋸歯状のターセルが取り囲んだ形となっています。(ウィキペディアの州章の定義の原文では3本の矢のようですが、画像では4本となっています。この辺りで色々悶着があったのかもしれません。)

船と木がそれぞれシンボル、地図もそれ自体がGeographyを示すシンボルとなるのだと思います。

鋸歯状のターセルと星が三つあるのがシンボルとなるのだと思われます。まあフリーメイスンリー的には若干シンボリズムが後退した、目立たなくなった印象なのでしょうかね。色々歴史があるのだと思われます。
現在のものは地図でGeographyを象徴しているのは良いかと思います。いわゆるGのシンボルの変則型ですね。9つの川はよくわかりませんし、赤、黄色、緑、青、濃青の色分けもちょっと良くわかりません。印象としては四角い形がロッジの配置のようになっている感じでしょうか。いずれにしても地図でGのシンボルを強調して、二つの三つ星で33を象徴している感じでしょうか。まあかなりすっきりとしていてごちゃごちゃと入れ込んでいない、いわゆる象徴という感じで無い工夫のある州章だと思われます。
州旗の方もシンプルです。

いわゆる青字に白抜きの聖アンデレ十字ではなく、白字に赤の斜め十字です。南軍の赤地に青の聖アンデレ十字を意識したものかと思われます。南軍の聖アンデレ十字もそうなるまでに変遷があったようで、やはりブラザーアルバート・パイクらのスコティッシュ・ライトの33階位の確立とも何らかの関係があったのかと思います。スペイン領であったことからスペインが使用したブルゴーニュ公のサルタイアー、いわゆるハプスブルク家のスペインで使用されたのが白字に赤の鋸状の聖アンデレ十字で、配色はそこからきているようです。州旗も変遷があるようです。詳しくは英語版ウィキペディアを参照してください。(2013/6/15追記:白地に斜め十字はそのまま現在の北アイルランドを示す聖パトリック十字となります。この辺りはカトリックとプロテスタント、アイルランド、スコットランド、イングランドの関係ともなるようです。一般的には聖パトリック十字は比較的控えめなシンボルのようで、英語版ウィキペディアに沿った解説が一般的であるようです。)
まあ州章も市章も色々な土地の歴史と様々なシンボリズムが総動員されている結実であり、やはり押し並べて見て行くと特にアメリカのものは工夫が行き届いている印象であるかと思います。
アメリカの州章の謎ときもまさに知恵の輪のような地味な頭の体操の感じですが皆さんの知性に訴える力はあるでしょうか。
まあブログとしては適度な内容なのではないでしょうか。全州終わった辺りでこれぞという感じでMorals and Dogmaの全訳に取りかかるとちょうどよいかもしれません。またそれ以前に福澤諭吉の全訳で有名なアメリカ独立宣言の現代訳を再びここで行うのも良いかもしれません。(独立宣言の日本語訳についてはアメリカ駐日大使館のホームページに全文がありました。参照してください。)なぜってHouse of the Templeで少し物を買ったりしたらアメリカ独立宣言を含んだDYNAMIC FREEDOMSという本を一緒に送って来たからでした。
リチュアルの解説はまあ翻訳はもうあるわけで、ユダヤ神秘主義やカバラについてもう少し勉強して、リチュアルの解説本を読まないといけないかと思います。
アンダーソン憲章の翻訳については徐々に進めて行きましょう。
さてではアラバマ州についてです。
日本人でアラバマと言うととりあえず以前もYouTubeの音楽でも取り上げたフォスターのOh! Suzannaでしょうか。冒頭の歌詞でアラバマからルイジアナという言葉が現れるのが記憶の片隅にあるのではないでしょうか。
アメリカの作曲家として有名なフォスターですが、その人生はなかなか困難を極め、最後は37歳でホテルの洗面所で転倒し頸動脈を切って亡くなったそうです。生年月日と忌日が1826年7月4日 - 1864年1月13日だそうで恐らくフリーメイスンとは成らなかったがその代表的な関連人物となるのかと思われます。見事にこのブログの誕生日と忌日のシンボリズムの中からは漏れていますが、まあそういう代表例だと思われます。
まあこの曲を挙げるまでも無くいわゆる南部に含まれる代表的な州と言うイメージはあるのではないでしょうか。位置はこんな感じです。

メキシコ湾に繋がる海岸もあるそうで観光地としても良いようです。かつての綿花のプランテーションで有名で、いわゆる黒人奴隷が多くいて、南軍として南北戦争に参加し、その後はクークラックスクランなどの人種差別団体の活動が盛んで、公民権運動が激しかったところのようです。現在は米軍基地や宇宙関連の施設など合衆国政府の施設も多く、大企業の工場や施設も多数あるようです。
フリーメイスンの数はいわゆるブルーロッジのフリーメイスンが3万人弱いて、黒人が主体のプリンスホールフリーメイスンリーのフリーメイスンがやはりほぼ同数の3万人いるそうで、全体としては人口約500万人に対して約6万人で、約75人に一人がフリーメイスンと言う事です。グランドロッジが9つあるという事で特にやはりプリンスホールフリーメイスンリーが盛んなのだと思われます。出身者の有名人は比較的多く、野球のハンク・アーロンやウィキペディアの創始者のジミー・ウェールズ、奇跡の人のヘレン・ケラー、ジャズのブラザーナット・キング・コール、バスケットのチャールズ・バークレー、作家のF・スコット・フィッツジェラルド、ブッシュ政権のコンドリーザ・ライス女史、音楽のライオネル・リッチー、陸上のカール・ルイスと日本人が知っている人が多数認められます。建築はやはり議会と裁判所が典型的なドームを備えた作りとなっているようです。
(立派なグランドロッジのホームページとプリンスホールグランドロッジのホームページがありましたのでリンクしておきます。昨年のグランドロッジのグランドマスターは亡くなっているそうです。なかなか色々盛んなようです。立派なスコティッシュライトテンプルもあるそうです。

クークラックスクランとフリーメイスンリーとの関わりも興味深い話題です。今度の国際フリーメイスンリー歴史学会の演題にもありました。まさに黒人大統領の時代の注目の歴史なのでしょう。)
それでは州章に移ります。

かなり特徴的なもので象徴を入れ込んだものではなくシンプルな色分けした地図と三つの星が特徴的なものです。州章の変遷もあるようで、これが三つ目であるようで、当初のものは川と船と木が描かれ、その前にやはり地図がある形であったそうです。2番目のものがアメリカの国璽に近い星印と縞の盾の上に4本の矢を掴んだ鷲がモットーの書かれた帯を口でつまんだ形で、一つ星が左右に並び、周囲を三角のいわゆる鋸歯状のターセルが取り囲んだ形となっています。(ウィキペディアの州章の定義の原文では3本の矢のようですが、画像では4本となっています。この辺りで色々悶着があったのかもしれません。)

船と木がそれぞれシンボル、地図もそれ自体がGeographyを示すシンボルとなるのだと思います。

鋸歯状のターセルと星が三つあるのがシンボルとなるのだと思われます。まあフリーメイスンリー的には若干シンボリズムが後退した、目立たなくなった印象なのでしょうかね。色々歴史があるのだと思われます。
現在のものは地図でGeographyを象徴しているのは良いかと思います。いわゆるGのシンボルの変則型ですね。9つの川はよくわかりませんし、赤、黄色、緑、青、濃青の色分けもちょっと良くわかりません。印象としては四角い形がロッジの配置のようになっている感じでしょうか。いずれにしても地図でGのシンボルを強調して、二つの三つ星で33を象徴している感じでしょうか。まあかなりすっきりとしていてごちゃごちゃと入れ込んでいない、いわゆる象徴という感じで無い工夫のある州章だと思われます。
州旗の方もシンプルです。

いわゆる青字に白抜きの聖アンデレ十字ではなく、白字に赤の斜め十字です。南軍の赤地に青の聖アンデレ十字を意識したものかと思われます。南軍の聖アンデレ十字もそうなるまでに変遷があったようで、やはりブラザーアルバート・パイクらのスコティッシュ・ライトの33階位の確立とも何らかの関係があったのかと思います。スペイン領であったことからスペインが使用したブルゴーニュ公のサルタイアー、いわゆるハプスブルク家のスペインで使用されたのが白字に赤の鋸状の聖アンデレ十字で、配色はそこからきているようです。州旗も変遷があるようです。詳しくは英語版ウィキペディアを参照してください。(2013/6/15追記:白地に斜め十字はそのまま現在の北アイルランドを示す聖パトリック十字となります。この辺りはカトリックとプロテスタント、アイルランド、スコットランド、イングランドの関係ともなるようです。一般的には聖パトリック十字は比較的控えめなシンボルのようで、英語版ウィキペディアに沿った解説が一般的であるようです。)
まあ州章も市章も色々な土地の歴史と様々なシンボリズムが総動員されている結実であり、やはり押し並べて見て行くと特にアメリカのものは工夫が行き届いている印象であるかと思います。
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