FREEMASONRY
Blue Lodge, Scottish Rite & York Rite in Japan
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さてでは予告通り東京六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで5月19日まで開催中のミュシャ展についてです。

六本木ヒルズも開業10周年という事で東京タワーが虹色にライトアップしたとか、森ビルの社長で有名であった創業者次男の森稔氏が2012年3月8日に亡くなり、その未亡人の森佳子氏が2013年3月27日にフランス共和国より「レジオン・ドヌール勲章」を受章し、「シュヴァリエ」に叙されたとかでそれぞれニュースにもなっていたかと思いますが、前回触れたようにグランドロッジのある東京メソニックビルディングも森ビルを通じて賃貸をしているなど様々に繋がりがあり、六本木ヒルズの頂上にある森アーツセンターもそういった海外からのフリーメイスンリー関連の提携といった感じで時々面白い展覧会をしている事があります。

以前も恐竜博や大英博物館の死者の書の展示などを観に行ったりしたのですが、どちらも横浜ロッジのフリーメイスンが関係しているとは知っていたのですがかなり遠回しな感じで直接的な印象ではありませんでした。
六本木ヒルズもフクロウの形をしているとかテレビ東京の番組で陰謀論で取り上げたりしていましたが、その他には666の数字に絡めて住所などを取り上げられていたかと思いますが、まあビルの基部の方のゴツゴツしたラフアシュラーな感じや美術館へ上るところの三階層の螺旋階段などいわゆるかなりきちんとした形ではありませんが一部フリーメイスンリーのシンボリズムを踏襲しているところが認められます。






新しくできたのだと思いますが、六本木ヒルズのちょうど東京タワーが見えるところにバラ園とバラのモチーフと西洋風あずまやができていました。典型的なフリーメイスンリーのシンボルです。待ち合わせにちょうど良い感じですがちょっと狭いでしょうか。
でまあ都内では国立新美術館や国立西洋美術館、三菱一号館美術館などとともにフリーメイスンリー関連の展覧会の開催で期待していたわけですが、ミュシャ展をやっているという事でこれは様子を観に行かないといけないと先日行ってきました。
展覧会ではその通り解説していましたがブラザーアルフォンス・ミュシャはチェコスロバキアの著名なフリーメイスンでスコティッシュライトのグランドコマンダーを務めたそうです。Grand Lodge of British Columbia and Yukonのホームページをリンクしておきます。
ミュシャ財団のホームページへのリンクもおきます。今回の展覧会もこのミュシャ財団の所蔵の作品だそうで、プラハにはミュシャ美術館がありそこに収蔵されているようです。
今回の展示ではかなり多くの作品が系統だって展示されていて、恐らくこれまでのミュシャ展の中では最大規模なのだと思いますが、メインは四季や四芸術であったかと思います。スラブ叙事詩など大作はプラハまで見に来てくださいという内容でした。



その中でも最も入場者を驚かせていたと思うのが突然おかれていたブラザーミュシャの作ったチェコスロバキアのフリーメイスン入会証明書だと思います。他のブログからお借りしました。

まあなかなか直接的にこういう展示があることはこれまで無かったかと思いますので画期的なのではないかと思っています。(追記:戦中の昭和18年1月16日から1月31日まで銀座松屋で国際秘密力とフリーメーソンリー展という題名で開かれた展示会があったそうです。内容については詳しくわかりませんが、似たような世相なのかもしれませんね。)
ブラザーミュシャの作品ではその他に主の祈りやヘッダーにも使用している黄道十二宮などでシンボリズムが認められるかと思います。


主の祈りではAll Seeing Eyeが認められ、黄道十二宮では十二星座と太陽と月のデザインが認められます。
その他ブラザーミュシャの作品では星のシンボルが多用されていたり、四連作など四元徳や四元素に繋がるものがあります。
最後にミュシャ財団のホームページにあったブラザーミュシャのグランドコマンダーの正装姿の写真を載せておきます。

ブラザーアルフォンス・マリア・ミュシャはチェコスロバキア出身の画家でパリでの女優サラ・ベルナールのポスター作成で名声を博し、その後アメリカに渡りボストン交響楽団が演奏したブラザースメタナのモルダウを聴いてチェコスロバキアの民族主義に目醒め、チェコスロバキアの独立のために故郷で貢献しましたが、最後はナチス占領下で失意の中の死を迎えました。

ブラザーミュシャの作によるプラハ聖ヴィート大聖堂ステンドグラスにはΧΡのシンボリズムを認めます。
第二次世界大戦後の共産化したチェコスロバキアではブラザーミュシャは評価されませんでしたが、1968年のプラハの春後に再評価されたそうです。ブラザーエドヴァルド・ベネシュらによってチェコスロバキアは連合した共和国を形成していましたが、1992年に民主化後に分離して二つの国に分かれました。
ブラザーミュシャの祖国チェコの出身者としてはフランツ・カフカやブラザーヨセフ・スク、ブラザーベドジフ・スメタナ、ブラザーアントニン・ドヴォルザーク 、ヴィーチェスラフ・ノヴァーク、エトムント・フッサール、ジークムント・フロイト、フェリー・ポルシェ、ブラザーグスタフ・マーラー、グレゴール・ヨハン・メンデル、ライナー・マリア・リルケ、フランツ・クサヴァー・リヒター、ヤン・レッツェル、グスタフ・クリムト(追記:彼もフリーメイスンのようです。代表作であるアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像ではAll Seeing Eyeを認めています。)、フランツ・シューベルト、ベルタ・フォン・ズットナーらがいます。
ちなみにブラザーミュシャは生誕が1860年7月24日で亡くなったのが1939年7月14日という事でフランス革命勃発のバスティーユ監獄襲撃からちょうど150年後に亡くなったようです。ブラザーミュシャはフランスパリで1898年にフリーメイスンとなり、チェコのフリーメイスンリー創設者となりました。
Lux e tenebris

六本木ヒルズも開業10周年という事で東京タワーが虹色にライトアップしたとか、森ビルの社長で有名であった創業者次男の森稔氏が2012年3月8日に亡くなり、その未亡人の森佳子氏が2013年3月27日にフランス共和国より「レジオン・ドヌール勲章」を受章し、「シュヴァリエ」に叙されたとかでそれぞれニュースにもなっていたかと思いますが、前回触れたようにグランドロッジのある東京メソニックビルディングも森ビルを通じて賃貸をしているなど様々に繋がりがあり、六本木ヒルズの頂上にある森アーツセンターもそういった海外からのフリーメイスンリー関連の提携といった感じで時々面白い展覧会をしている事があります。

以前も恐竜博や大英博物館の死者の書の展示などを観に行ったりしたのですが、どちらも横浜ロッジのフリーメイスンが関係しているとは知っていたのですがかなり遠回しな感じで直接的な印象ではありませんでした。
六本木ヒルズもフクロウの形をしているとかテレビ東京の番組で陰謀論で取り上げたりしていましたが、その他には666の数字に絡めて住所などを取り上げられていたかと思いますが、まあビルの基部の方のゴツゴツしたラフアシュラーな感じや美術館へ上るところの三階層の螺旋階段などいわゆるかなりきちんとした形ではありませんが一部フリーメイスンリーのシンボリズムを踏襲しているところが認められます。






新しくできたのだと思いますが、六本木ヒルズのちょうど東京タワーが見えるところにバラ園とバラのモチーフと西洋風あずまやができていました。典型的なフリーメイスンリーのシンボルです。待ち合わせにちょうど良い感じですがちょっと狭いでしょうか。
でまあ都内では国立新美術館や国立西洋美術館、三菱一号館美術館などとともにフリーメイスンリー関連の展覧会の開催で期待していたわけですが、ミュシャ展をやっているという事でこれは様子を観に行かないといけないと先日行ってきました。
展覧会ではその通り解説していましたがブラザーアルフォンス・ミュシャはチェコスロバキアの著名なフリーメイスンでスコティッシュライトのグランドコマンダーを務めたそうです。Grand Lodge of British Columbia and Yukonのホームページをリンクしておきます。
ミュシャ財団のホームページへのリンクもおきます。今回の展覧会もこのミュシャ財団の所蔵の作品だそうで、プラハにはミュシャ美術館がありそこに収蔵されているようです。
今回の展示ではかなり多くの作品が系統だって展示されていて、恐らくこれまでのミュシャ展の中では最大規模なのだと思いますが、メインは四季や四芸術であったかと思います。スラブ叙事詩など大作はプラハまで見に来てくださいという内容でした。



その中でも最も入場者を驚かせていたと思うのが突然おかれていたブラザーミュシャの作ったチェコスロバキアのフリーメイスン入会証明書だと思います。他のブログからお借りしました。

まあなかなか直接的にこういう展示があることはこれまで無かったかと思いますので画期的なのではないかと思っています。(追記:戦中の昭和18年1月16日から1月31日まで銀座松屋で国際秘密力とフリーメーソンリー展という題名で開かれた展示会があったそうです。内容については詳しくわかりませんが、似たような世相なのかもしれませんね。)
ブラザーミュシャの作品ではその他に主の祈りやヘッダーにも使用している黄道十二宮などでシンボリズムが認められるかと思います。


主の祈りではAll Seeing Eyeが認められ、黄道十二宮では十二星座と太陽と月のデザインが認められます。
その他ブラザーミュシャの作品では星のシンボルが多用されていたり、四連作など四元徳や四元素に繋がるものがあります。
最後にミュシャ財団のホームページにあったブラザーミュシャのグランドコマンダーの正装姿の写真を載せておきます。

ブラザーアルフォンス・マリア・ミュシャはチェコスロバキア出身の画家でパリでの女優サラ・ベルナールのポスター作成で名声を博し、その後アメリカに渡りボストン交響楽団が演奏したブラザースメタナのモルダウを聴いてチェコスロバキアの民族主義に目醒め、チェコスロバキアの独立のために故郷で貢献しましたが、最後はナチス占領下で失意の中の死を迎えました。

ブラザーミュシャの作によるプラハ聖ヴィート大聖堂ステンドグラスにはΧΡのシンボリズムを認めます。
第二次世界大戦後の共産化したチェコスロバキアではブラザーミュシャは評価されませんでしたが、1968年のプラハの春後に再評価されたそうです。ブラザーエドヴァルド・ベネシュらによってチェコスロバキアは連合した共和国を形成していましたが、1992年に民主化後に分離して二つの国に分かれました。
ブラザーミュシャの祖国チェコの出身者としてはフランツ・カフカやブラザーヨセフ・スク、ブラザーベドジフ・スメタナ、ブラザーアントニン・ドヴォルザーク 、ヴィーチェスラフ・ノヴァーク、エトムント・フッサール、ジークムント・フロイト、フェリー・ポルシェ、ブラザーグスタフ・マーラー、グレゴール・ヨハン・メンデル、ライナー・マリア・リルケ、フランツ・クサヴァー・リヒター、ヤン・レッツェル、グスタフ・クリムト(追記:彼もフリーメイスンのようです。代表作であるアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像ではAll Seeing Eyeを認めています。)、フランツ・シューベルト、ベルタ・フォン・ズットナーらがいます。
ちなみにブラザーミュシャは生誕が1860年7月24日で亡くなったのが1939年7月14日という事でフランス革命勃発のバスティーユ監獄襲撃からちょうど150年後に亡くなったようです。ブラザーミュシャはフランスパリで1898年にフリーメイスンとなり、チェコのフリーメイスンリー創設者となりました。
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