2013-07-14 10:06 | カテゴリ:スコットランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあ行った人はわかるかと思いますが、エディンバラ城の眼の前にある二つの名物の博物館風の観光地の一つです。ウィキペディアではカメラ・オブスクラという日本語の項目で解説されていますので一部転載します。

カメラ・オブスクラ(英語:camera obscura、camerae obscurae、ラテン語で「暗い部屋」の意味。カメラ・オブスキュラ、カメラ・オブスクーラとも)は、素描を描くために使われた光学装置のこと。写真術発明にあたり重要な役割を果たした装置で、写真撮影用の機械を「カメラ」と呼ぶのはカメラ・オブスクラに由来する。最初に「カメラ・オブスクラ」という言葉を用いたのはヨハネス・ケプラー(1571年–1630年)とされる。
カメラ・オブスクラの原理は、ちょうどピンホールカメラと同じようなものである。原始的なタイプのカメラ・オブスクラは、部屋と同じくらいのサイズの大きな箱を用意し、片方に小さな針穴(ピンホール)を開けると外の光景の一部分からの光が穴を通り、穴と反対側の黒い内壁に像を結ぶというものであった。画家がこの箱の中に入り、壁に映った像を紙の上に描き移すことで、実際の光景とそっくりの下絵をつくるという使い方がされた。

遠近法の精密な風景画の種明かしがこれなのですね。昔はよく学研なんかの付録付き雑誌の特典でピンホールカメラの原理を利用したものがあったりしましたが、このエディンバラのカメラオブスキュラはそれの拡大版でエディンバラの光景を鏡で反転して地面に写して皆でその光景を見るという形のものです。レンズも利用しているのかと思いますが(確か解説では当初からのピンホールカメラの原理のみでレンズは利用していなかったと思います。)、ピンホールカメラのように光の屈折の技術を利用しているのだと思います。現代版の監視カメラの画像のような役割があるわけですが、一応民会の人で集まって十数人で周りで確認しながら物事を目撃できるというところなのでしょうか。1788年からあるそうでその頃には恐らくこの監視カメラとしての機能は非常に有効に機能したのではないでしょうか。実際にその画像を見ると非常に鮮明で細密な風景画のようでそれでいて人々が動いていて映写機やテレビとは異なる光の加減で非常に魅惑的でありました。
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ホームページがありましたがレビューしかありません。スコットランド観光局のカメラオブスキュラの歴史解説のページもありました。入場料は6.5ポンドのようです。日本円にすると1000円くらいで、要は双眼鏡でのぞくのと変わらないという話なので少し考えるところだと思いますが、実際はその他の映像技術のアミューズメントの数々の展示が非常に面白いので格安なんだと思われます。
実は私もこの明らかな観光地らしいアミューズメントに少し引き気味で行こうかどうか迷っていたのですが、どうも明らかにAll Seeing Eyeの形をしたシンボルマークに恐らくフリーメイスンが経営しているのだとは想像できていて、かなり様子を探ってから行くこととしました。
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日本の市章でありそうですね。
では実際に撮った写真を挙げていきます。
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カメラオブスキュラのドームとハブの尖塔です。ブラザーバーンズの詩にうたわれたドームはこのドームでしょうか。ロイヤルマイルズのドームはこのくらいだと思います。
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足元にはやはりパーフェクトアシュラーのシンボルがあります。W↑D NeIXとあります。何かの記号だとは思いますが、どういう意味なんでしょう。ぜひ皆さん考えてみてください。
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これは何なんでしょうね。アーサー王なのかロバートドゥブルースなのかというと恐らくロバート1世の方なんだと思いますが、ウィリアム・ウォレスなのかもしれません。映画ブレイブハートの衣装の事を考えるとウィリアム・ウォレスのようです。まあ良くはわかりませんが観光客向けのサービスだと思われます。
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これはカメラオブスキュラの売店のところの写真です。床が白黒になっているのを確認しています。特にフリーメイスンリー関連のお土産はありませんでしたが、へんてこなおもちゃみたいなのがたくさん売っていました。店員も別にそれほどの雰囲気はありませんでしたが、入場しないで売店だけ来るといまいちな雰囲気でした。入場しようかどうか迷っていたのですが、一旦下に下ることとしました。
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ブラザーロバート・バーンズの名前を冠したパブに行って昼ごはんのハギスを食べました。なかなかおいしかったのですが、その後変なおならが続いて困りました。店主が以前に話したフリーメイスンでした。店はあまり繁盛しておらず主にサッカー応援に力を入れている様子でした。兄弟か親戚がグランドロッジの学会のプレコンサートかその後かに出席すると言っていましたが、会うことはありませんでした。そこでロイヤルマイルズに20ほどのロッジがあり、カメラオブスキュラもそうだと聞いてやっぱり行っとこうと引き返します。
ここでもやはりブラザーロバート・バーンズの有名な詩を紹介することとします。

ハギスのために

正直なおまえの笑顔に幸いあれ!
腸詰一族の偉大な王よ、
おまえはその連中の上にどっかと腰をおろしている、
     胃袋や腸や内臓の上に。
おまえはおれの長い腕くらい
     長ったらしい食前の祈りにふさわしい立派な食べ物だ。

皿せましとどっさり山のように盛られているおまえ、
おまえの尻はまるで遠くに見える山のようだ。
おまえの焼き串、まさかのときには、
     粉挽機の修繕に大活躍だ。
やがて、おまえの毛穴から滴がしたたり落ちる、
     琥珀色の玉のような滴が。

見ろ! 田舎者労働者がナイフをぬぐい、
器用におまえを切り刻んでいく。
切り込みを入れるたんびに、
     鮮やかな中身がどっとあふれ出る、まるでどこかの溝のように。
そして、その時、おお、なんという神々しい姿か、
     もうもうと湯気が立ちのぼり、なんと豪勢なことか。

それから、一さじ一さじ手を伸ばし、せっせせっせと大奮闘。
遅れた者には見向きもせず、むさぼり食らいつく。
とうとうやつらの胃袋は
     はちきれんばかりの太鼓腹。
それから亭主、今にも爆発しそうな腹を抱えて、
     食後の祈りをぶつぶつと口にする。

フランス風煮込みや
雌豚さえも見向きもしないごった煮や
吐き気を催す蒸し焼き料理を食らいつき、
     こんな立派なご馳走を
軽蔑の目つきであざ笑い、
     見下すやつはどこにもいやしない。

哀れなやつを見ろ! つまらぬものばかり食べているやつめ。
しなびた草のように弱々しい。
脚はクモのように細長く、お上品な鞭みたいだ。
     握り拳はせいぜいクルミの大きさ。
血なまぐさい戦場に突進するなんて
     どだい無理なこと。

それにひきかえ、ハギスで育った田舎者を見ろ。
歩むたんびに大地は震え、こだまする。
その大きな握りこぶしに剣を持たせてみろ。
     ぐるぐる振ってひゅーひゅー風を起こし、
敵の脚も腕も頭もスパリスパリと切りまくる、
     まるでアザミの穂先を切るように。

ああ、天使様。あなたは人類を庇護したまい、
献立表を見せてくださる。
古き良きスコットランドには水っぽい食べ物など用はない、
     器の中でじゃぼじゃぼ音のするような。
しかし、天使様、あなたが感謝の祈りをお望みなら、
     スコットランドに、与えたまえ、ハギスを!

To a Haggis

[The vehement nationality of this poem is but a small part of its merit. The haggis of the north is the minced pie of the south; both are characteristic of the people: the ingredients which compose the former are all of Scottish growth, including the bag which contains them; the ingredients of the latter are gathered chiefly from the four quarters of the globe: the haggis is the triumph of poverty, the minced pie the triumph of wealth.]

Fair fa' your honest, sonsie face,
Great chieftain o' the pudding-race!
Aboon them a' ye tak your place,
Painch, tripe, or thairm:
Weel are ye wordy o' a grace
As lang's my arm.

The groaning trencher there ye fill,
Your hurdies like a distant hill,
Your pin wad help to mend a mill
In time o' need,
While thro' your pores the dews distil
Like amber bead.

His knife see rustic-labour dight,
An'cut you up wi' ready slight,
Trenching your gushing entrails bright
Like onie ditch;
And then, O what a glorious sight,
Warm-reekin, rich!

Then horn for horn they stretch an' strive,
Deil tak the hindmost, on they drive,
'Till a'their weel-swall'd kytes belyve
Are bent like drums;
Then auld Guidma, maist like to rive,
Bethankit hums.

Is there that o'er his French ragout,
Or olio that wad staw a sow,
Or fricassee wad mak her spew
Wi' perfect sconner,
Looks down wi' sneering, scornfu' view
On sic a dinner?

Poor devil! see him owre his trash,
As feckless as a wither'd rash,
His spindle snank a guid whip-lash,
His nieve a nit;
Thro' bloody flood or field to dash,
O how unfit!

But mark the rustic, haggis-fed,
The trembling earth resounds his tread,
Clap in his walie nieve a blade,
He'll mak it whissle;
An'legs, an' arms, an' heads will sned,
Like taps o' thrissle.

Ye pow'rs wha mak mankind your care,
And dish them out heir bill o' fare,
Auld Scotland wants nae stinking ware
That jaups in luggies;
But, if ye wish her gratefu' pray'r,
Gie her a Haggis!

感想:実際に食べてみてブラザーロバート・バーンズの詩を読んでみてください。ハギス自体は羊のいわゆる日本で言うホルモンでお肉の一番おいしい部分だと思われます。味付けが大体いわゆる胡椒と塩とウィスキーでいわゆる肉肉しい肉です。まあいわゆるソウルフードなのだと思います。日本で言うと豆腐や納豆、味噌汁や米といった植物系ですがあちらは狩猟民族で肉なのですね。ちなみにフリーメイスンリー歴史学会では昼食でハギス入りのパイがありました。同時にステーキ入りのパイもありましたがほとんどの人はステーキ入りのパイを選んでいました。ハギスはいわゆるミンチなので何か入っていてもわからないのですね。パイ包みになっていると見た目が気にならないので良い食べ方だと思いました。
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ハギスの作り方のホームページをリンクしておきます。ハギスの輸入は現在狂牛病の関係だと思いますが輸入が制限されているそうです。ベジタリアンハギスというなんだか意味がわからないものが売っています。こういうところもフリーメイスンリーなんですね。毎年1月25日のブラザーロバート・バーンズの誕生日にはバーンズナイトと言って、皆でハギスを食べるバーンズサパーを行うそうです。その際には上記のハギスの詩を朗読するそうです。最後はAuld Lang Syneで締めるそうです。

ちなみに1月24日~1月31日にかけては有名なフリーメイスンの生誕日、忌日が続きます。どうもユダヤ教のTu B'Shvatトゥビシュヴァット樹木の新年の祝日と関係があるようです。解説をコピペします。(このリンクページはセキュリティーソフトがアラートします。注意してください。)

シュヴァットの月の15日がこの樹木の新年にあたります。木を植えて最初の3年は果実を採ってはいけません。 樹齢を数えるために木に新年を設け、この日が来たら1年経ったということになります。 ちなみに4年目の果実は神への捧げ物となり、5年目にやっと食べる事ができるのです。
この日は植林の日でもあり、子供たちが野山に木を植える習慣があります。
レビ記 19章 23-25節 「あなたたちが入ろうとしている土地で、果樹を植えるときは、その実は無割礼のものと見なさねばならない。それは三年の間、無割礼のものであるから、それを食べてはならない。四年目にすべての実は聖なるものとなり、主への賛美の献げ者となる。五年目にあなたたちはその実を食べることができる。こうすれば収穫は増し加えられる。わたしはあなたたちの神、主である。」

ユダヤ暦のウィキペディアをリンクします。参照してください。
9月後半から10月前半がスコット、仮庵の祭りといい、モーゼが出エジプトした際の仮の神殿を作ったことを記憶する祭りな訳で、ちょうど12星座のてんびん座の時期です。私もてんびん座なのですが、どうもスコットランドの記事をこう長々と書いているのもそういうご縁から来るようです。どうにもこうにもです。(ちなみに私の生まれ年のユダヤ暦では新年3日目だそうです。あまり直接的に関係あるわけではなさそうです。まあ仮庵の祭りの象徴であるテントもフリーメイスンリーの象徴となり、ライオンとユニコーンのタペストリーなどでも認めたりします。スコットということでダジャレなんでしょうね。)

では続きです。
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まあ要するにみんなロッジなんですね。この変な看板もフリーメイスンが作ってると思うと少し違います。かな。
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これはハブの尖塔でしょうか。しかしキリスト教で建てたものを観光案内所にするってのも激しいですね。
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原理が良くわかるわかりやすい看板です。
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最初に屋上のところにあるカメラオブスキュラを30分ごとの解説の時間を待って見学します。終始英語でほとんどわかりませんが、まあ一人一人の様子を解説の人が反応を見ていると言った感じで内容はあまり難しくないようです。まあ観光客がその仕組みに関心があるというよりも、管理人の方が観光客に関心があるという感じではないでしょうか。その後一番上の5階から下に徐々に降りていく感じですが、最近は日本では少なくなっただまし絵やトリックアートを見ていく感じでしょうか。ところどころフリーメイスンリーのシンボルがあります。これはだまし絵では有名なブラザーマウリッツ・エッシャーの絵です。
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これはわかりやすいAll Seeing Eyeの形でしょうか。その他も非常に面白いトリックアートや視覚を利用した体験型の展示がたくさんあって、子供連れであれば2~3時間は過ごせるのではないでしょうか。大人の見学者は少なかったですが恐らくフリーメイスンリーなどの関連の展示の博物館よりはこちらの方が大概の人は面白いのではないでしょうか。
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こういうのもあります。フリーメイスンリー嫌いの人には辛そうです。
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これは自動オルガンでしたかね。白黒の床があり芸が細かいです。
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これはなんか古い写真の展示かでしたかね。わざわざ大鎌のシンボルであります。多分若いフリーメイスンが一生懸命なんでしょうね。
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その他楽しい展示がたくさんありました。最後はなんだか夢から覚めたみたいな感じで、手軽なフリーメイスンリー体験な感じでもありました。何かお土産を買っていこうかと思いましたが、あくまで子供向けの商品しか認めませんでした。まあかなり力を入れた展示ということでした。外から写真を撮ったのですが、明らかにフリーメイスンリーという表示はありませんでしたね。紋章が多少そういうのがあるのでしょうかね。この後はこのすぐ前にあるウィスキーエクスペリエンスに行きます。

(カメラオブスキュラのフリーメイスンリー的な重要性はなかなか普通には理解しがたいかもしれません。民会が発達したエディンバラでは現代の監視カメラに代わる科学設備が18世紀から存在したということなのです。ブラザーディーコン・ブロディーの犯罪の立証にしても科学的証拠や多くの人の立ち会いが必要になるということかと思います。現代日本で警察が取り調べの記録を拒むなどエディンバラではありえない考えということです。)
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