2013-07-20 20:53 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
ブログがちょっとオーバーシュート気味でしょうか。
どうも色々と書き込み過ぎててんこ盛りになってしまって影響が計り知れなくなってしまったかもしれませんがところどころ休みを入れて進める形として様子を見ながら行きましょう。

さて息抜きに近いアメリカの州章の話です。50分の9という事で大体流れに乗って来たところでしょうか。
ウィスコンシン州というと聞いたことがあるくらいで場所が正確に言える人は少ないと思います。
五大湖地域のミシガン湖の西岸で以前やったイリノイ州のシカゴの北西にあるミルウォーキーが大都市として含まれる州です。
ウィスコンシン州場所
鉛鉱山があって、そのために坑道に坑夫達が住んだことからアナグマが州のシンボルとされているそうです。大都市はシカゴに近いミルウォーキーでビール造りで有名だそうですが、ロータリークラブの発祥地のシカゴに近いせいか市の旗に歯車が認められます。
ミルウォーキー市旗
また建築ではミルウォーキー美術館が帆船の形に近いのでしょうか。
ミルウォーキー美術館
ハーレーダビッドソンの本社もここにあるようです。
ドイツ系移民が多いことからビールの醸造が盛んであるそうで、宗教も長老派会でなくルター派のプロテスタントが多いようです。
ネイティブアメリカンが多かったそうですが特に有名なモヒカン刈りで有名なマヒカン族の居留地であるそうです。
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州都マディソンには連邦議会とよく似た州議会のドームがあります。
フリーメイスンリーグランドロッジは5つあるそうですが、フリーメイスンの数は16000人位で、州人口が570万人という事で割合は300人に1人未満という事で、比較的少ないようです。もしかするとロータリアンが多いのかもしれません。ウィスコンシングランドロッジのホームページのリンクを置きます。グランドロッジという名前の子供が喜びそうなホテルもあるようです。
産業は農業、工業共に盛んで、特にドイツ系移民の歴史から上述のビールの醸造やソーセージなどの食肉加工などが有名であるようです。その他牛乳やチーズも盛んであるようです。
出身者としては、建築家のフランク・ロイド・ライトや政治家のジョセフ・マッカーシー、映画監督のオーソン・ウェルズがいるそうです。どの人もフリーメイスンであったという話はありませんが、フランク・ロイド・ライトの建築したフリーメイスンの家に後にブラザーマンリー・P・ホールが住んでいて、その家がこれだそうです。
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ロサンゼルスにあるそうですが、そのコンクリートブロックにコンパスと直角定規がデザインされているそうです。
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詳細はFreemasons for Dummiesのホームページを参照してください。このページは色々と最新のフリーメイスンリーの情報が提供されています。
まあアメリカ人で超有名建築家なのでフリーメイスンでなくともそれに準じる存在なのでしょうね。
ジョセフ・マッカーシーも赤狩りで有名な上院議員ですが、ソ連のスパイを調べる情報源がやはりブラザーフーバーであったそうなので、まあカトリック教徒という事でフリーメイスンではなさそうですがそういう準じる存在なのでしょう。オーソン・ウェルズもフリーメイスンであってもおかしくなさそうですが、そうではないようです。ロータリアンかもしれません。

さてでは本題の州章です。
ウィスコンシン州章
これまで出て来た州章の中ではアーカンソー州、アイダホ州と近い形でしょうか。本来は分類した方が良いのでしょうが、まあ後々大分分類が蓄積してきたら少しまとめることにしましょうか。紋章の楯の左右に人が囲む形となっています。背景が青色で統一されていて、いわゆる州章で最も多い形の外側を覆う二重丸の形にはなっておらず、良く見ると中央でもう一つの円があり、かなり小さな円で二重丸を形成しているようです。上部に州の標語の前へという言葉があります。その下にあるのがアナグマで、やはり州の動物であるようです。どちらもフリーメイスンリーと関連はなさそうですが、もしかするとあるのかもしれません。左右の人はウィキペディアの解説によると左が水夫、右が坑夫でそれぞれ水上で働く人と陸上で働く人という対比だそうです。坑夫はヨーマンとも解説されていて、自営農家となるのでしょうか。(ヨーマンという友愛団体がアメリカにあるそうです。)いずれもロープと鶴嘴を持っていて、鶴嘴はフリーメイスンリーのシンボルとなるようですが、ロープは友愛のシンボルになるのでしょうか。どちらもシルクハットと思われる帽子をかぶっているのが特徴的で、特に水夫でシルクハットはかなり違和感があるのではないでしょうか。坑夫の赤シャツが目立ちますし、それと対比的に水夫の白字のシャツと紺のジャケットがそれぞれあわせてフランス国旗の三色になるのも意味がありそうです。また赤シャツというと歴史的にはブラザーガリバルディの赤シャツ隊が有名であり、ブラザーガリバルディといえば炭焼党と訳されるカルボナリが有名であり、ブラザーナポレオン三世やブラザールイ・フィリップ、大英博物館の図書館を作ったブラザーアントニオ・パニッツィ、バブーフの陰謀に加担したブラザーフィリッポ・ミケーレ・ブオナローティ、イタリア統一運動で活動したブラザージュゼッペ・マッツィーニらが所属していたとされています。最後のブラザーマッツィーニは良くブラザーアルバート・パイクから彼に送られた手紙で第三次世界大戦を予言した内容が書かれていると陰謀論で有名ですが、それについては捏造であるとウィキペディアには書いてありました。まあいずれにしても赤シャツとシルクハットの奇妙な組み合わせはそうした想像を拡大する一つの材料となるのかもしれません。坑夫のシルクハットの頭のライトのようなものが、第三の目のような印象を受けるのは考えすぎでしょうか。左の水夫もどうも正統派ユダヤ人の髭を伸ばした様子のようでもあります。まあ恐らくその位の意味はそれぞれ込められているのではないでしょうか。片手が共に隠れているのは裏で握手しているからなんて想像も成り立つかもしれません。(右手と左手では普通の握手は出来ませんね。)ちょっとこれまでの州章とは少し傾向が違うかもしれませんね。
後は楯の中の紋章はそれぞれ左上が農業を表す鋤であり、これもフリーメイスンリーの象徴とされます。まあ要するにシンボリズムなのでしょうね。右上のクロスしたスコップと鶴嘴ももちろんそのクロスした形自体が聖アンドリュー十字であり、それぞれ鉱業を示すシンボルとなります。(追記:フリーメイスンリーの象徴としての意味は
真説フリーメイソン大百科 下を参照してください。ロイヤルアーチの位階の象徴であるようです。)左下の腕とハンマーは工業を示すとありますが、これもそのままでフリーメイスンリー関連団体でアメリカの労働団体の系統があり、Order of United American MechanicsやIndependent United Order of Mechanicsといった友愛団体があり、主に労働団体系と関係しているようですが、基本的には独立系の反カトリックを前面に出したアメリカ愛国主義的な団体という事になるようです。Phoenixmasonryの該当ページをリンクしておきます。まあ要するにどうもこのウィスコンシン州の州章はいわゆるアメリカやその他で無数に認められた独立系の友愛団体の象徴を様々に織り込んでいるという事のようです。楯の中の右下の錨はもちろんキリスト教とフリーメイスンリーを象徴するシンボルです。そこでいくと中央のアメリカ合衆国を象徴する13本の青黒と赤白の横線と縦線の周囲を囲むアメリカ合衆国国璽に認められる標語である多数から一つへも友愛団体についてを示しているのかもしれません。円の下にある紙づつはもちろん憲章を意味するのでしょうが、一般的にはフリーメイスンリーのシンボリズムではトーラーでありユダヤ教の象徴となります。
楯の下にあるのが左が豊穣を表すコルヌー・コピアイであり、ギリシアからのシンボルですがこれだけでフリーメイスンリーのシンボルとなるようです。角の巻数がやはり13となっています。右には鉱業を意味する金属の延べ棒の三角形が13本でピラミッド型になっています。最後に一番下に13個の五芒星を認め、一般的には独立13州という事になるのでしょうが、まあ反キリスト、反カトリックとユダヤ教の聖数となるのかと思われます。どうもユダヤ教では13歳で成人するとかにも由来するようです。
こう考えると上にある穴熊もどうもユダヤ教などのシンボルであるように思われてきます。検索するとどうも出エジプトの際の天幕の最も外側の覆いが通常はジュゴンやアザラシの皮と訳されるようですが、穴熊ではないかという説もあるようです。この辺りなのではないでしょうか。どうもややこしい話のようです。
まあその辺りで終了でしょうか。
州旗はほとんど一緒です。1848年は合衆国に州として加わった年です。
(追記:1848年はそれ自体フランスでウィーン体制が崩壊する2月革命が生じ、その影響でドイツ3月革命が生じそれぞれ第二共和制とフランクフルト国民議会が成立した諸国民の春と呼ばれる政治動乱があります。またマルクスとエンゲルスによる「共産党宣言」やワシントン記念塔の起工などもあります。日本では東郷平八郎がブラザーモーツァルトと同じ1月27日に生まれた年でもあります。どうも1848という数字が11×7×3×2×2×2という素因数分解される数字であるところが意味があるようです。)
ウィスコンシン州旗
シンボリズムもその州の人種構成や歴史を反映していてなかなかややこしいものがあります。アナグマの話にしても宗教改革の最初のルターは聖書のドイツ語訳であり、翻訳という作業において元のヘブライ語、ギリシア語で表記された単語が果たして当時の何を意味するのかというところは歴史や考古学も含めて最大の問題になったのだと思われ、アナグマの話もそういう天幕との関係で有名なシンボルであったのかもしれません。日本人は遊牧民の天幕というとモンゴルのグルなどを思い浮かべると思いますが、それらよりはるかに古いエジプトからのシナイ山のふもとでの民族の移動は旧約聖書のクライマックスであり、啓典の民の主要な関心事であったかと思われます。まあアナグマが出エジプトの際の天幕を象徴するとは初めて聞く話ですが、それが問題となる位聖書翻訳の作業というものが聖書中心主義、人間中心主義への回帰に当たって重要であったという象徴なのではないでしょうか。ちなみにマルティン・ルターの誕生日も1483年11月10日であるそうです。

(追記:FORWARD前へという標語についてですが、そのまま考えると単純に標語としてしかとれませんが、どうでしょうか。フリーメイスンリーとは異なる独立系の友愛団体を示してその上にFORWARDというところを組み合わせると隠された意味が出てきそうです。FORWARDの有名な使い方として本の前書きに対する意味があります。つまりそういう独立系の友愛団体での活動というものがその後の本番の前書きや導入であるという意味であるかもしれません。)
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