2013-07-29 21:40 | カテゴリ:スコットランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さて背景も動くGIFで引き締まったところで今回のスコットランド訪問のメインテーマである学会の内容について細かく取り上げていくこととします。
基本的にはアブストラクトをコピペして内容の訳を書いて感想という事になるのですが、いかんせん実際の発表の際にはプレゼンテーションがパワーポイントがほとんどなくオーラルが多いのですが、まあ英語力がとてもじゃないが足りないのでチンプンカンプンに近い状態な訳です。そういうわけでここでアブストラクトを取り上げて翻訳するのも一つの訓練な訳ですが、実際は重要なポイントはもちろんオーラルで触れたり、そのニュアンスになったりするのがいわゆるフリーメイスンリーのポイントな訳で、しかも発表後にやはり直接聞いたり話したりすることでやり取りするのがまあいわゆる普通の学術集会以上にフリーメイスンリーが真正な学会の集まりな訳で、それはそのままロッジの集まりにも繋がるものな訳です。
というわけであえてアブストラクトを解説したところでそれで何か理解するというのはかなり難しいというところを先に挙げてしまって、まあ学会の紹介というところで書き写すことを行うこととしていきます。

今回はビデオも途中まで撮影できた最初の演題です。plenary speakersについては人物紹介もありますのでそれも転記します。

FRIDAY 24 MAY 2013
HALL I 10.00-11.00
The Rise and Fall of Empires: Britain's and the UGLE's Compared
J.W.DANIEL,UK,
帝国の繁栄と没落:大英帝国とイングランド連合グランドロッジの比較

Jim Daniel was born in Cornwall in 1941 and educated at Truro School, then Brasenose College in Oxford where he read Modern Languages. He left university after four years. He was employed by the British Council for 25 years, serving in Spain, Germany, Cambodia, Sri Lanka, Venezuala and finally as Cultural Attache at the British Embassy in Washington DC. On retiring from the British Council, in 1989 he became Grand Secretary General to the Supreme Council of the Ancient and Accepted Rite for England and Wales(the 'Rose Croix'). In April 1998 he was appointed Deputy Grand Secretary of the United Grand Lodge of England, and then served as Grand Secretary from June 1998 to February 2001 when, in his 60th year, he retired from full-time employment and returned to his native Cornwall.
ジム・ダニエルは1941年にコーンウォールに生まれて、トゥルロー学校で教育を受け、オックスフォード大学のブラセノーズ校で現代英語について学んだ。大学を四年で離れた。ブリティッシュ・カウンシル(英国の公的な国際文化交流機関)に就職して25年務め、スペイン、ドイツ、カンボジア、スリランカ、ベネズエラで働き、最後はワシントンD.C.の英国大使館の大使館員となった。ブリティッシュ・カウンシルを辞めた後は、1989年にイングランドとウェールズの古代認証位階最高評議会(薔薇十字)のグランドセクレタリーとなった。1998年4月にイングランド連合グランドロッジのグランドセクレタリー代理に任命され、1998年6月から2001年2月までグランドセクレタリーとして務め、60歳になってフルタイム勤務を辞めて引退し故郷のコーンウォールに戻った。

In his retirement, Jim successfully completed on PhD thesis at the University of Sheffield on 'The 4th Earl of Carnarvon (1831-90): Statesman and Freemason' and received his doctorate in 2009. Jim has also published a History of the Royal Alpha Lodge, No. 16(2006). Jim has contributed to many masonic and scholarly journals and a collection of his papers was published in 2007 as Masonic Networks and Connections. Jim is a Fellow of the Royal Historical Society.
引退後ジムはシェフィールド大学で「第4代カーナボン卿(1831-90):政治家でありフリーメイスン」という論文で2009年に博士号を取得した。ジムはまた「ロイヤルアルファロッジNo.16の歴史」という本を2006年に出版している。ジムは多くのフリーメイスンリーの雑誌や学術誌に貢献し、彼の論文集が2007年に「フリーメイスンリーのネットワークと繋がり」として出版された。ジムは王立歴史学会の学会員である。

Few historians have examined Freemasonry in the context of the British Empire and its successors between the 1850s and today. The most important published work touching on this topic is still Jessica Harland-Jacobs' Builders of Empire: Freemasonry and British Imperialism, 1717-1927, though, as the title indicates, her study stops in 1927, after the Balfour Declaration of 1926 (which she calls 'a turning point in Anglo- Dominion relations') and the transformation of the British Empire into the 'British Commonwealth of Nations'. In her conclusion Harland-Jacobs comments that 'As the age of late empire gave way to the era of decolonization, British Freemasons were left with several unresolved issues' and states that it is clear 'that the same ideology that had long been used to build and maintain the empire could also be used to destroy the foundations up which it rested.'
ほとんどの歴史家は1850年代と今日の間のフリーメイスンリーを大英帝国の後継者やその流れの中で検討する事は無かった。この事柄に触れた最も重要な出版されている著作は未だにジェシカ・ハーランド・ヤコブスの帝国の建築者たち、フリーメイスンリーとイギリスの帝国主義、1717-1927であるが、この題名が示す通り、彼女の研究は1927年で止まっており、1926年のバルフォア宣言(彼女が英国と自治領との関係における転換点と呼ぶもの)の後に、大英帝国は主権国家による英連邦へと変化した。彼女の結論の中でハーランド・ヤコブは「帝国の後期においては植民地からの独立の時代となり帝国は崩壊するが、イギリスのフリーメイスン達はいくつかの未解決の問題と共に残された」と述べていて、また「長きに渡って帝国を作り上げ維持してきたのと同じ理念でもってその基礎を破壊し、帝国を終焉させた」という事は明白であると述べている。

Until 1855 the only Grand Lodges in the British Empire were those of England, Ireland and Scotland. In his paper 'Grand Lodges in British Colonies' James W Daniel concentrates on the period from 1850 to 1890 and therefore on the additional Grand Lodges formed in Canada, Australia and New Zealand during that time. He concluded that these were neither imperial consolidators nor Commonwealth seedlings' and that 'their independence foreshadowed the disintegration of the British Empire.' Since 1927, however, nine more Grand Lodges have been formed in 'the Commonwealth' (as the residue of the British Empire is now called) in Africa, Australia, Canada, Europe and India. Others may yet follow.

This paper investigates the disintegration of what the prince of Wales described in the 1880s as England's 'Masonic Empire' from 1855 to the present, compares and contrasts it with disintegration of the British Empire, and considers the relations, post-independence, between London and its progeny.



さて動画が途中まであるのがこの講演だけなのですが付いてこられるでしょうか。とりあえず翻訳は後々付け加えていくこととします。

貴重な動画を見ていただくとかなり雰囲気が分かるかと思うのですが、基本的に撮影禁止な状況です。あとはスコットランド訛りの英語であったりかなり通常のプレゼンの英語は聞き取りづらいです。この最初の発表やアメリカ人の発表が聞き取りやすい英語であったと思います。また基本的に演者は読み原稿を一語一句そのまま読む形で発表して余計なアドリブは一切付け加えません。恐らく発表原稿はそのままグランドロッジに保存されるものかと思われます。またアブストラクトと発表の半分ほどを比較されると分かるかと思いますが、ほとんどアブストラクトの内容と発表の内容は一致しません。この最初の発表に関してはアブストラクトはほぼ本を読んで勉強して下さいという内容になっているかと思います。また発表そのものは撮影禁止の状況からもほぼフリーメイスンリーの秘密の暴露の内容を常に含んだ内容となっているかと思われます。もちろん興味があるかないかは個人によるかと思いますが、各グランドロッジの保管している歴史的な文書を元に構成した発表となっているかと思います。
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秘密

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