2013-08-22 00:27 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
好評のようなアメリカの州章シリーズですが、記念すべき第11回目です。
課金して払う人もいないので実質タイトルだけの記事のようですが、内容はきちんと作成しいずれ見る人がいることを期待しておきます。
オクラホマ州ですが、場所は下の通りです。
オクラホマ州場所
テキサス州の北側になるのですね。東はアーカンソー州で、北はカンザス州です。完全に南部の州です。
そもそもネイティブアメリカンの居留地を作る目的で作られた州のようで、オクラホマの名前自体もチョクトー族の言葉で赤い人々という意味だそうです。その他に主要な5部族としてチェロキー族、クリーク族、セミノール族、チカソー族があり、ウィキペディアによるとそれ以外に政府に公認された部族が全体で32部族ほど、公認を要求中の部族が32部族ほどいるそうです。前に挙げた5部族はネイティブアメリカンの中でも比較的文明化を受け入れた部族とされ、元々オクラホマよりも東の土地に住んでいた部族でしたが特にブラザーアンドリュー・ジャクソン大統領などの時代に居留地に追われてその行程で数千人の死者を出したなどの悲劇もあるようです。涙の道と呼ばれるそうですが、その5部族は憲法を制定したり近代化に努めましたが後に開拓者たちにさらに土地を奪われたそうです。開拓者の土地の分配法が一斉に駆け出してその部分をその人のものにするというやり方であったようですが、抜け駆けや早い者勝ちが当たり前になったためにSooner State早い者勝ちの州というニックネームになったそうです。
文明化5部族のうちのチェロキー族をはじめネイティブアメリカンは文字を持っていませんでしたが、チェロキー族のシクウォイアという人物が苦心の末に表音文字を作成し、それが普及したことでキリスト教化や憲法の制定などに役立ったようです。シクウォイアという名前はセコイアとして、ジャイアントセコイアの巨木の名前にも残されているようです。もちろんフリーメイスンリーの普及にも役立ったようで、オクラホマのネイティブアメリカンのフリーメイスンリーの団体のページにはチェロキー族やチョクトー族の族長がフリーメイスンとなっていた事が書かれていました。数多くのネイティブアメリカンの族長や有力者がフリーメイスンであったとしてもネイティブアメリカンへの迫害は継続して行われ、強制的に狩猟生活から農耕生活へと生活スタイルを変更させられ、居留地に封じ込められてさらに土地を奪われ、あげくには配給制度で働く意欲を失わされて、特に現在ではインディアンカジノという特権を与えられてカジノの経営に携わるケースが多いようです。TPPなどの交渉を通じて日本も従来の生活スタイルを失ってしまった結果ネイティブアメリカンのような経過をたどる可能性が高い気もします。
ネイティブアメリカンのフリーメイスンが数多くいた証拠としてPhoenixmasonryにはネイティブアメリカンと白人の様子をモチーフとしたアンティークエプロンが示されていました。
1840_silk_masonic_apron.jpg
少なくとも文明化やフリーメイスンリーの影響がほとんど焼け石に水のような差別と迫害の状況であったとしても、何かしらの意味はあったと考えるのが絶滅を免れている現状に対する認識なのではないでしょうか。
この他にもやはり南部州として特にブラザーセオドア・ルーズベルトの時代に黒人の移住が進められた結果、現在ではネイティブアメリカンとともに黒人人口も7%ずつほどとなっているそうです。そのためまた南部の特徴としてクークラックスクランの活動が盛んであって、現在ではそうした影響は少ないのですが、白人至上主義者によるアメリカ史上最悪のテロとなったオクラホマシティー連邦ビル爆破事件が1995年に生じ、168人が犠牲となっています。

こうした人種の歴史的な経緯からもフリーメイスンリーの人口比は全体で3万7千人ほどで370万人の州全体の人口から100人に1人ほどで、そのうち6000人ほどがプリンスホールメイスンリーであるそうです。グランドロッジプリンスホールグランドロッジのホームページはこちらです。

ネイティブインディアンの文明化が比較的進んだ影響で、有名人におけるネイティブインディアンの血を引く混血の割合が比較的多いようで、チェロキー族の血を引く有名人としてエルヴィス・プレスリー、キム・ベイシンガー、キャメロン・ディアス、クエンティン・タランティーノ、ケヴィン・コスナー、ジェームス・ブラウン、シェール、ジミ・ヘンドリックス、ティナ・ターナー、ジョニー・デップら歌手や俳優の有名人が挙げられるようです。またオクラホマ州出身のチェロキー族の血を引く有名人として元阪神のランディー・バースがいるそうです。オクラホマ州出身のチェロキー族の末裔がGHQの一員として占領政策に関わり、日本の歌舞伎文化を保護したなどの逸話もあるそうですが、色々毀誉褒貶があるそうです。この方の名前はフォービアン・バワーズというそうですが、1917年1月29日-1999年11月20日で日付のシンボリズムが認められ、フリーメイスンである可能性が高いようです。オクラホマ州出身の有名人としてはブラッド・ピットが挙げられるようです。
現在のオクラホマ州は州都オクラホマシティーとタルサが人口が多く発展しているようです。
Oklahoma_City_Skyline_from_I-35_(cropped).jpgTulsa_Skyline.jpg
自然も多いようですが、産業も農業を初め、天然ガスや石油の資源もあり、最近では成長分野として通信やバイオテクノロジーもあるようです。
やはり州会議事堂の建築が認められます。
800px-Oklahoma_State_Capitol.jpg
美しい建築としてフィルブルック美術館があるようです。
800px-Philbrook.jpg
ネイティブアメリカンのイベントも良く行われているようです。
Grand_Entry_Omaha.jpg

それでは州章です。
オクラホマ州
まあ全体が五芒星の形な訳ですが、46番目の州という事で、45個の五芒星に囲まれた大きな五芒星の形をしています。ウィキペディアの英語版の解説がこの州章の場合には全て解説していて、フリーメイスンリーのシンボリズムとネイティブアメリカンのフリーメイスンがいた事の解説以外付けたしが必要ないわけですが、それぞれ日本語に要約していく事にします。
まず五芒星の中心部分が元々のオクラホマ州の元となったオクラホマ準州の州章に由来しています。擬人化されたアメリカ合衆国を示す女性のコロンビアが間に立って正義を示す天秤を上に示しています。合衆国における州の地位を示しているそうです。ネイティブインディアンと白人が手を握っていて平等な権利を持つことが象徴され、その下に繁栄を示すコルヌーコピアイがあり、さらに周囲を平和を示すオリーブが取り囲んでいます。背後に光明を伴った太陽があって、文明化と進歩を象徴しているそうです。多少ネイティブアメリカンの方が武器を持っているとか、特権を象徴したりしているのかもしれません。いずれにしても迫害と対立と差別からフリーメイスンリーの象徴である友愛をもって、平等と進歩と繁栄と平和となったという象徴かと思われます。モットーはLabor Omnia Vincit,“Labor Conquers All Things”労働は全てに打ち勝つだそうです。
その周囲はそれぞれ文明化五部族を象徴しているそうです。もともと現在のオクラホマ州の東部を占めたセコイア準州の州章であったそうです。1905年に設立したそうですが、州として認められず結局オクラホマ州として1907年に成立しました。
Sequoyahstateseal.png
上述したシクウォイアの姿の下に下向きの五芒星が並んでそれぞれ五部族の紋章が描かれています。五芒星が下向きであるのもそうですが、フリーメイスンリーのイースタンスターの形とよく似ています。結局現在のオクラホマ州では五芒星が上向きになっており、シンボリズムとして五芒星が反転していれば反キリストであったり、子宮を意味するとか悪魔的であるなど、いわゆる五芒星とは反対の意味になるかと思われ、女性で構成する団体であるイースタンスターでは標準的ですが、男性のネイティブアメリカンのフリーメイスンリーを象徴するシンボルとしてはふさわしくないと考えられたと思われます。
五部族の紋章を解説していきます。
左上がチェロキー族の紋章です。ナラの木の葉の輪に囲まれて七芒星の星があります。フリーメイスンリーのシンボリズムとして適っているのですが、それぞれ七つのチェロキー族の古い集団とナラの木が非常に硬いこととその葉を永続的な捧げの火の材料とすることから、力と永続的な生命を象徴するとされるようです。
上部がチカソー族の紋章です。二本の矢を右手に持って左手には長弓と楯を持った戦士が描かれています。二本の弓がチカソー族の二つの集団を示していて、弓と楯がチカソー族が戦士の一族の家系であることを示しています。
右上がチョクトー族の紋章です。弦のゆるんだ弓と三本の矢とパイプ手斧(チョクトー族が会議の際に回し飲みする手斧型のパイプのようです。)が描かれています。弦がゆるんでいるのは平和でいても常に戦いに準備ができている事を示していて、三本の矢は三人の族長を意味するそうです。
左下がクリーク族の紋章です。どうも文明化以後に作ったようで、農業を意味するそのままで州章でも良く認められる鋤と麦藁になっています。ユダヤ教の象徴でもあり、そういう配慮なのだと思われます。クリーク族がネイティブアメリカンの中で比較的初期に農業を開始し繁栄をもたらしたという解釈になるようです。マスコギ族ともいうようですが、実際の歴史はなかなか悲惨であったようです。
右下がセミノール族の紋章です。羽飾りを付けた部族の男がカヌーをこいで岸辺の取引小屋に近づいて行く様子が描かれています。部族の古代からの宗教的な儀式に基づいて取引したり保存しておいた植物を集めたりする行為にまつわる慣習のいくつかの情景を示しているそうです。ancientやritesの単語が解説に使われていて、スコティッシュライトに関する逸話のようですが、羽飾りというとヨークライトのテンプル騎士団の階位で使う羽飾りを思わされ、ヨークライトでは一般にancientという表現は使わないので、要はそういうフリーメイスンリーの多段階位を意識したような儀式という様式を表現している感じのようです。
以上で州章の解説は終わりです。

次は州旗です。
オクラホマ州旗
これは解説を読んでも意味は詳しく載っていません。そもそも下の赤地に五芒星で46番目の州という意味で数字が描かれたシンプルなものであったそうですが、アメリカ独立革命の娘たちという愛国者団体が共産主義の旗に似ているという事で変更を提案して公募ののちに変更されたそうです。
オクラホマ州旗過去
現在のものはオセージ族のバッファローの革でできた丸い楯の上にカルメットというネイティブアメリカン共通の平和を象徴するパイプと西洋の平和の象徴であるオリーブの枝がクロスして平和を象徴しています。楯の上にある6つの十字はネイティブアメリカンでは星を象徴するそうです。特に6つの部族とかそういう説明はなされていませんが恐らくそういう意味なんだと思われます。ネイティブアメリカンでは十字が星の意味であるそうです。下にある7つの鷲の羽についても恐らく部族や戦闘で亡くなった部族とか意味があるのだと思いますが解説はありません。6と7で足して13になるのは独立13州や反キリストの13に繋がる部分はあるのかもしれませんが、それにしては十字が6つも並んでいてちょっとおかしいので、恐らく合計はあまり強くは意識されないのだと思われます。恐らく部族やネイティブインディアンの英雄などを象徴するものかと思われます。周囲の青字はフリーメイスンリーの象徴でよいかと思われます。なかなかネイティブアメリカンの悲惨な歴史がかなりシンボリズムに込められている事が分かるかと思いますが、一方で平和の象徴としての喫煙のパイプなどネイティブアメリカンの伝統と習慣、それらが現代社会にまた溶け込んでいることなどが良く分かるものかと思われます。
ネイティブアメリカンの歴史や習慣についてはワシントンD.C.でも国立アメリカ・インディアン博物館が2004年にできたりしてかなり冷静に周知する体制ができてきているようですが、実際には長らくタブーに近いものであったようでもあります。フリーメイスンリーの理想の国家であるアメリカの負の側面として、実際に勝ち目のない戦争に突入し徹底した敗戦を経験した日本人として、今後日本人がどのような歴史をたどるかの予測も含めてネイティブアメリカンの歴史やそのフリーメイスンリーとの関わりは注目すべきテーマだと思われます。
このブログが8月22日になることもまた日付のシンボリズムのようです。
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