2013-08-26 21:56 | カテゴリ:スコットランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
ウォレスとともに血を流したスコットランド人よ、
ブルースがしばしば率いたスコットランド人よ、
よくぞ来てくれた、血染めの床か、――
 勝利の戦場に。――

今がその日、今がその時、
見よ、戦いの機が熟すのを、
見よ、迫り来る得意顔のエドワード軍を、
 鎖と屈従をもたらすやつら。――

誰が裏切り者の悪党になろうというのか。
誰が臆病者の墓に入ろうというのか。
誰が卑しい奴隷になろうというのか。
 ――そんな奴は逃げるがよい。――

スコットランドの王と法のために、誰が
自由の剣を雄々しく抜いてくれるか、
自由人として立ち上がり、倒れるか、
 そういう者はわれと一緒に戦おう。――

あの圧政の悲しみと苦しみを思え、
隷属の鎖に縛られた息子たちを思え、
われわれはかけがえのない血を流す、
 だがそれが息子たちを自由にさせるのだ。

あの高慢な強奪者を打倒せ、
敵が一人倒れるごとに暴君は倒れる、
敵に一撃加えるごとに自由は生まれる、
 戦って勝利を、――さもなくば死を!

Robert Bruce's March To Bannockburn

Scots, wha hae wi' Wallace bled,
Scots, wham Bruce has aften led,
Welcome to your gory bed,
Or to Victorie!

Now's the day, and now's the hour;
See the front o' battle lour;
See approach proud Edward's power-
Chains and Slaverie!

Wha will be a traitor knave?
Wha can fill a coward's grave?
Wha sae base as be a Slave?
Let him turn and flee!

Wha, for Scotland's King and Law,
Freedom's sword will strongly draw,
Free-man stand, or Free-man fa',
Let him on wi' me!

By Oppression's woes and pains!
By your Sons in servile chains!
We will drain our dearest veins,
But they shall be free!

Lay the proud Usurpers low!
Tyrants fall in every foe!
Liberty's in every blow!-
Let us Do or Die!

感想:なぜこの詩を取り上げたかというとブラザーロバート・バーンズの詩を代表的な曲にのせた楽曲というのがあり、それらを聞いている中でこの曲のFree-manという部分の歌詞がどう聞いてもFreemasonを意味しているようにしか聞こえず、まあそういう意味なのでしょうが準国歌の歌詞の中にフリーメイスンの意味にかかった言葉が出てくるというのもなかなかすごい事なので取り上げました。情景はいわゆるスコットランドの英雄であるロバート・ドゥ・ブルースが一旦はイングランドに従属しながらも継続したゲリラ戦術で徐々に勢力を回復し、ついにはバノックバーンの戦いで決定的な勝利を収めてその後の治世でイングランドに軍事的優位を保ったという、スコットランドのイングランドからの独立の歴史的な経過の最も重要な場面です。ロバート・ドゥ・ブルースの死後は再びイングランド軍が優位に立ちますが、結果的にイングランド、スコットランドの恒常的な対立関係はその間の戦術や権謀術数の駆け引きの向上ややがては宗教的な独立性の確保、騎士階級や独立貴族の自立を促していったようです。すなわちそうした継続した実力主義社会が後のフリーメイスンリーの発展にも繋がったと考えられるかと思われます。ちなみにこの時代の反逆者はウィリアム・ウォレスを始めとして四つ裂きの刑が当たり前であったようです。最後の有名なものはジャコバイトの反乱の際に認められたそうです。そうした歴史からその後のフランス革命ではギロチンが流行したという事もあるのですね。日本では豊臣秀吉の時代の石川五右衛門の釜ゆでの刑や火あぶりの刑などが有名かと思います。フリーメイスンリーでも入会のリチュアルでこれに似た表現や記憶抹消の話などがあったりします。こういう時代の名残の表現であるかと思われます。
まあブラザーロバート・バーンズはその後の有名なロバートとして、セカンドネームのバーンズが含まれるバノックバーンの戦い、やはり小川という意味のようですが、その戦いを情景として詩にしたかったものかと思われます。ブラザーロバート・バーンズの名前自体がスコットランドの歴史を象徴しているものであったのですね。
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