FREEMASONRY
Blue Lodge, Scottish Rite & York Rite in Japan
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さてまあ今年3つめの台風の大接近を過ごして台風一過の日本列島ですが、3の3乗の号数で教皇の名前のフランシスコ台風という事で、3つの低気圧がくっついて三位一体なんて悪い冗談の天気図であったわけですが、本日10月27日はこちらフリーメイスンリーブログもタイフーンが過ぎ去った後の台風一過の3つの虹というところで、ロンドン・パリと同じく3つの虹というところが見られたのがこの題名のスコットランド国立美術館でした。
スコットランド王立アカデミーはスフィンクスがある目立った建物ですが、その奥にこじんまりとあるのがスコットランド国立美術館で、ロンドンの英国国立美術館やパリのルーヴル美術館のようには有名ではないと思いますが、実際その分私はいろんな意味でインパクトが大きい美術館でした。入場料も無料で、特にこれといった有名な作品があるわけではなく、どうもフリーメイスンらしい画家のスコットランドの愛国心に満ちあふれた作品があるという印象でもって、入場料も無料だしルーヴル美術館も英国国立美術館も見て回ったし、どうせブラザーターナーだろと軽んじていた部分もあり、本当に横須賀美術館を周る位の気持ちで観に行った美術館でありました。
英国国立美術館と一緒で入場料は無料で寄付金受けが入口にあったと思います。入場者はかなり少なかったと思います。ゆったりと時間をかけて2-3時間は巡れる感じであり、まあ作品の濃密さからいくと世界最高の美術館であるかと思われます。基本的に写真撮影は可能で、作品ごとに写真撮影不可が決められているシステムでしたがついそのまま勢いで撮ってしまう事が多くありました。現在はホームページもなぜか閉じられていて作品の検索などもできないようです。先に言ってしまうと美術館の質としては確実に世界最高だと思われます。とにかくその衝撃たるやなんとも言えないもので、この台風のごときまさに石工の妙技、スコットランド英国の至宝というものでした。wikipediaを参考としてください。

これがまあ大体スコットランド国立美術館というとこの作品かスケートで滑っている写真という事で、ブラザーサーヘンリー・レーバンの作品という事で、私は今回の訪問では行きませんでしたがスコットランド国立肖像画美術館というのが新市街の方にありそこに多く所蔵されているらしい肖像画画家という事だそうです。ブラザーサーウォルター・スコットの肖像画を描いたのものこの方だそうです。まあとにかく写真が出始めたかその頃ですが、きちんと肖像画を写真のように残そうという、英国、スコットランドの恐らくグランドロッジの方針というところで、実はブラザーターナーのぼかした風景画や印象派の絵画は決してあれが絵画として素晴らしいという事ではなく、きちんとした技術としてはとにかくこうした写真的な記録の絵画が大事であり、フリーメイスンリーとしてはその技術に価値を見いだすというのが、まあこの英国スコットランド国立美術館でまざまざと感じさせられた絵画の価値基準であり、それを決めているのは我々であるという強い自負が感じられる、そんな美術館でありました。
モデルはブラザーサーウォルター・スコットの処女作ウェイバリーのモデルとなったハイランド氏族の長である人物である恐らくフリーメイスンのアレクサンダー・ラナルドソン・マクドネルという方で、恐らくだからスコットランドフリーメイスンリーを全て差配した方で、フランス革命にしろアメリカ独立戦争にしろそういうのをまあ見守り続けて判断をしていた人なんではないでしょうか。私も結局スコットランド旅行でこのハイランド氏族の伝統衣装というこう言うタータンチェックのキルト地のスカート姿というのに慣らされて、ちょっとカッコイイと思いつつある状況であり、一度はこういう格好をしたいと思ってきてしまっています。実物は迫力があります。

これは新市街の方向から望むエディンバラ城ですかね。とにかく写真のような風景画が多いですが、写真の目的であったのでしょうね。実際見ている場所なので非常に分かりやすく、美しく書かれているという印象です。恐らく同じような建築中の新市街などの作品があるブラザーアレクサンダー・ネイスミスの作品ではないでしょうか。ブラザーロバート・バーンズの肖像画なども書いているそうです。まあちょっとスコットランド国立美術館のホームページにアクセスできないので分かりません。

これも誰の作品か分かりませんね。これがそのいわゆる虹です。右下にはフリジア帽をかぶった像もありますね。しかし良いコレクションです。下の作品はエディンバラ城からの眺めでしょうか。まあしかし改めて今見ると良い作品良いコレクションですね。これが近所に住んでいれば散歩コースで毎日見られるんだからたまりません。スコットランドエディンバラ住民の特権ですね。

恐らくブラザーターナーの風景画でしょうかね。まあコンセプトとしては結局ルーヴル美術館と英国国立美術館とテートブリテンのターナーコレクションの良い所でそこに置いていないものを全てスコットランド国立美術館で見られるというところでしょうかね。規模としては明らかに小さいのですが、置いてあるものの一点一点の選んだ眼力がすごすぎて、全体としてとんでもない美術館になっているという感じだと思われます。

これはヴェネチアの風景画でしょうか。ガイドを読んでも出てこないので誰の作品か全くわかりません。ホームページも止まっていますし。まあとにかく見に来てくださいというところだと思われます。

これがまあブラザーロダンの接吻なんですが、なんとも艶めかしいですね。とりあえず誰もが欲しくなる像であるかと思われます。確実にブラザーロダンの最高傑作であるかと思われます。いやまあすごい。

これがフェルメールらしいですね。真珠の首飾りの少女のフェルメールなわけですが、実は一番良いのがここにあるのですね。もうなんというか飽きれちゃいますね。マルタとマリアの家のキリストだそうです。

これが第二の虹ですね。おやっと見学したときは思うわけですが、虹が好きでたくさん出したのかなとか思いましたが、まあねえと。展示はいろいろ変わるのでそういう見る人に向けて並べているのだという事でしょう。フレデリック・エドウィン・チャーチという方の作品でアメリカ側から見たナイアガラ滝だそうです。もちろんフリーメイスンでしょうね。まあ虹ですよね。しかしきれいな作品でした。写真のようなのですね。現代アメリカ絵画という感じでしょうか。

これが実はサーピーター・ルーベンスなんですね。聖母被昇天やキリスト教の宗教絵画で有名なサーピーター・ルーベンスですが、恐らくこれは最高傑作でしょうね。いわゆるブラザーオスカー・ワイルドによるサロメで有名な洗礼者ヨハネの首を差し出す場面です。新約聖書の話ですが、恐らくヘロデ大王の時代にでもユダヤ古代誌にも書かれなかった裏話としてあったのでしょうね。画中のやりがクロスしているのが何か意味しているのではないかと思われます。しかしまあ傑作です。サーピーター・ルーベンスもナイトを受爵しているそうです

これも明らかにここにあるものが一番良いのですね。サーアンソニー・ファン・ダイクのロメリーニ家だそうです。まあ基本的に最高傑作が全部ここにあるという感覚でしょうかね。今まで見てきたものは何だったのでしょうか。しかしまあそれが集められるここスコットランドの力というか権力というかそれは何なんでしょうね。まあそれはフリーメイスンリーです。

これもサーアンソニー・ファン・ダイクでしょうかね。結局王様の前ではないのでリラックスして描いているのでしょうね。しかしまあこの美術館の収蔵品を一点でも貰えないでしょうかね。価値は計り知れないでしょうが換金はできないでしょう。

これもサーピーター・ルーベンスでしょうかね。サーピーター・ルーベンスの作品もキリスト教的福音に満ちた絵画なので非常にキリスト教徒に好まれるのでしょうね。

これもサーピーター・ルーベンスの頭部の習作(聖アンブローズ)です。まあダヴィンチの作品のようですね。まあなんというかなんというかですね。

こちらはレンブラント・ファン・レインの作品ですね。ベッドの中の女だそうです。レンブラントと言えば夜警が有名ですが、あの辺の群像画は全てオランダにあるんですね。その辺り完全にフリーメイスンリーの力関係でしょうかね。しかしこの艶めかしい女性像はスコットランドにあるんですね。完全に大事なところを掴まれている感じでしょうか。

レンブラントの自画像です。確かルーヴル美術館には螺旋階段を描いたものがあったと思います。まあ確実に最高傑作はここにあるのでしょうね。

これは何でしょうね。画題もちょっと分かりませんが、キリスト教関係である事は間違いなさそうです。ニコラ・プッサンのようでもありますがちょっと分かりません。ところで背景の色が変わってきていることに気づくでしょうか。絵画が掛けてある壁面の色が最初の赤から徐々に対立色に変化してきているのですね。こういう見せ方も科学的なのですね。徐々に宗教画が増えてくるのも一種の演出かと思われます。

これもなんでしょう。非常にカラフルです。古典を模倣した作品のようです。たった麦わらを抱えているのもシンボリズムですね。ユダヤ教のシンボルです。

これも画題は分かりませんが、3つめの虹ですね。セント・アンドルーズを思わせる城の光景です。これがスコットランド、エディンバラの3つの虹でした。しかしまあ今日は日本は久しぶりの好天です。魔笛の日と同じでしょうか。虹は出なかったようですが、スコットランドの虹をお楽しみください。

ブラザーウィリアム・ダイスのフランチェスカ・ダ・リミーニだそうです。チュッチュと言った感じでしょうか。星や月、白黒の床などシンボリズムも認めます。ギターがあったりします。

画題は分かりませんが何か大きな本を読む修道士のようです。髑髏などシンボリズムを認めます。

こちらもパンフレットにも使われていたと思いますが、ブラザーサーヘンリー・レバーンのダッディングストン湖でのスケートです。気持ち良さそうですね。

これもコンパスを認める象徴画でしょうか。誰の作品かはわかりません。


これは二階かで特別な展示室があったニコラ・プッサンの7つの秘蹟です。キリスト教のカトリックの教えを画題としたもので、解説にあるとおり新約聖書に描かれたキリストの伝道の様子や初期キリスト教徒の活動の様子を画題として、それらを個室に暗幕を掲げて一人ずつ見せる形で人々の信仰を高める目的で描かれたようです。ここは厳密に写真撮影禁止でしたが勢いで撮影してしまってとがめられました。上のものは聖餐というそうです。最後の晩餐のイメージかと思われます。毎日の食事での祈りが大事という事かと思われます。
その他にもあり全体で7つセットでありました。二つ組あるそうで、詳しくはwikipediaを参照してください。
ネット上にあった上記のものとその他のものを置いておきます。

これは結婚だそうです。二本の柱や球を上に置いた柱など微妙にフリーメイスンリーのシンボルが一つ程入っている感じでしょうか。まあ男と女とヤキン、ボアズの柱と教訓が入っているのでしょうね。

これは上記にもある聖餐です。三つの小さな光や四本の柱などいかにもシンボリズムという形でしょうか。四本の柱は四つの美徳を意味するものかと思われます。正義、剛勇、節制、思慮分別です。後ろの幕も幕屋の比喩なのだと思われます。右奥にある大鉢も友愛のシンボルになるものかと思います。実際飲み物を入れるのに使っていたのかと思われます。

堅信礼ですね。キリスト教徒の幼児洗礼後の成人してからの信仰告白の儀式だそうです。恐らく後ろのロウソクの火を移している形がコンパスの形になっているのだと思われます。同時に聖火リレーのような意味もあるのだと思われます。

これは苦行ですね。新教皇が孤児院の孤児の足を綺麗にするという様子が報道されていましたが、あの様子だと思われます。恐らく養老院の老病者の足を綺麗にする奉仕活動の様子なのだと思われます。やはり四本の柱と中の二本の柱の対比でしょうか。前の香の壺の形がユダヤ教の象徴のようでもあります。同時に洗礼を授けるという意味もあるのかと思われます。

叙階だそうです。聖職叙任だそうで、司教や司祭を任命するという意味なのだと思われます。後ろの部分がピラミッドや物見の塔や橋という建築のオーダーという意味も掛けているのだと思われます。左手で鍵をもっているのもそういう言葉の意味の鍵が渡されるという意味なのだと思われます。右手の形やその他の人の天を指す指や中心の人物を指さす様子が全てキリスト教に共通の一つのシンボルなのだと思われます。All Seeing Eyeのデザインが組み込まれているようです。洋服も多色になっていて意味があるようです。左手後方にあるのは明らかにソロモン宮殿だと思われます。まあほぼフリーメイスンリーの教えの図に近いかと思われます。そういう時代のそういう画家なのですね。
その他には終油の秘蹟と洗礼があるそうですが、ネット上ではここに展示してあった第二セットのものはありませんので第一セットのロンドンの英国国立美術館とワシントンの米国国立美術館にあるものを出しておきます。

これはロンドンにあるそうです。後ろの円が象徴なのでしょうかね。

これはワシントンにある洗礼ですね。いわゆるヨハネによる洗礼に形が近い鳩が飛んでいる形となっていますが、有翼日輪に近い形となっています。後ろにある丘の上の木々が自然のシンボルになるのだと思われます。

まあそういうわけでそういうすごい美術館という事でよろしいでしょうか。こちらはポール・ゴーギャンの説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)です。教会での説教の後で旧約聖書のヤコブと天使の格闘を皆で認めたという事でしょうか。まあ旧約聖書を読むと分かるのですが、明らかに夜間にヤコブが格闘するのは人間だよなあという話を題材としたものなのでしょうね。教会から出たところで格闘している人々を見て、それが人間の話であるという教訓なのだと思われます。株式仲買人であったゴーギャンらしい人間的な絵画ではないでしょうか。まあ最高傑作でしょうね。

これは明らかにヴィンセント・ファン・ゴッホですね。農婦の画題のものはかなり沢山あるようですが、この人は色々な角度で何度もモデルになっていて恐らくファン・ゴッホのお気に入りであったのでしょうね。しかもその他の検索で出てきたものと比べると明らかにここにあるものが一番美人に良くできています。ファン・ゴッホの好みまで分かってしまうスコットランド国立美術館でしょうか。

これは何でしょう。チェスをやっているようです。誰の作品かは全くわかりませんが、スコットランドではとにかくチェスが良く目につきました。かつてチェスの世界王者がアメリカを批判して亡命した事がありました。どうも画風はブラザーウジェーヌ・ドラクロワのもののようです。[チェスをするアラブ人」のようです。

これはシンボリズムを認める絵でしょうか。砂時計と剣を認めるようです。作者や画題は分かりません。

これは上に繋がる階段です。確か三階構造であったかと思われます。ホームページを見ると地下と一階と二階が二つに分かれた構造のようです。かなり複雑な作りではありました。まあロッジには成るのでしょうね。ブラザーウィリアム・ヘンリー・プレイフェアによる設計・建築です。

サンドロ・ボッティチェリの聖母とおさな子です。ボッティチェリといえばヴィーナスの誕生や春が有名ですが、こういう薔薇を後ろに描いたものもあるのですね。一重の薔薇だそうですが、右下にイチゴがあり、左下にスミレがあったりと様々な寓意画であるようです。解説したものがあったのでリンクしておきます。どうも描き始め当初アクセスできなかったスコットランド国立美術館のホームページが回復したようですので、これ以降参照していきますが、どうもちょっと見ると展示作品はかなり毎回異なるようですし、オンラインギャラリーにもここに挙げたような主要作品はあまり出ていないようでした。なかなか複雑です。(この作品はかなり大きく修復しているようです。ブルーがかなり鮮烈になっています。)

パブロ・ピカソの母と子です。いわゆる典型的な青の時代でしょうね。ピカソもモナ・リザの窃盗犯の疑いで拘留されたり色々あったようですが、とにかくルーヴル美術館で盛んに模写をしていた人ではあったようです。青の時代は明らかにブルーロッジの時代という事なのでしょうね。まあこれが最高傑作なんだと思われます。聖母子像なのでしょうね。

これは驚きましたね。ラファエロはわたしはそれほど好きではありませんでしたが、明らかに他では見た事のない明らかに傑作が集まっているラファエロでした。聖母子像です。これは明らかに傑作です。恐らく教皇庁から何らかの算段をして手に入れられたものかと思われます。これを見るとダ・ヴィンチよりラファエロが上に来るのが分かります。

これもラファエロですね。まあとにかくびっくりしちゃってビックリです。ヤシの木の下の聖家族です。色々な象徴が込められているようです。まあとにかくどう見てもラファエロの最高傑作です。

これもラファエロです。一枚欲しいです。幼い洗礼者ヨハネとであった聖家族です。まあはっきりした人種差別傾向が認められるかもしれませんが、しかしまあこんな絵もあったのですね。

これは恐らくダ・ヴィンチ作品なのでしょうね。糸車の聖母というそうです。弟子のものとされるのかもしれません。この辺で完敗ですね。(この作品は2003年のちょうどダヴィンチ・コードが流行したころに盗難騒動があったようです。所有者は83歳で亡くなってしまったそうですが、その後作品も見つかり犯人も逮捕されたそうです。そういえばそんな騒ぎがあった記憶があります。色々激動のミレニアムでした。その後公開されるようになりここスコットランド国立美術館に貸し出されるようになったようです。そういう経緯を考えるとかなりダヴィンチによる真作の可能性が高いのでしょうね。)

クエンティン・マサイスによる肖像画です。バラのつぼみと十字架と羽ペンをもつ形です。薔薇十字団になるのでしょうか。北方ルネッサンスの画家でルーヴル美術館にも両替商の絵があったそうです。なかなかこの人の作品は他にも変わった画題が多いようで、恐らくこの薔薇と十字架の組み合わせは当時に流行した秘密結社としての薔薇十字団の象徴であったのでしょうね。

ヨース・ファン・クレーフェの三連祭壇画というそうです。日本の国立西洋美術館にもキリストが磔になっている状態のものがあるそうです。ここには磔から降ろされた状態のキリストの後ろにタウ十字の磔板の形が大きく認められるものとなっています。なんとも象徴画としては最も大事なのがやはりここスコットランドではクロスになるのでしょうね。アッシジのフランシスコから始まるフランシスコ修道会が使用したというタウ十字ですね。キリスト教のこうしたシンボリズムの流れは結局ヘブライのユダヤ教のシンボリズムから生じ、その元がもちろんエジプトやオリエントの文字やシンボリズムの源流に行き着くという事なのですね。






これは一階から二階に繋がる曲がり階段のところにある恐らくローマやギリシアの哲学者や思想家の胸像だと思いましたがどうもまさにユダヤ古代誌とユダヤ戦記の時代のローマ皇帝たちの胸像であるようです。ローマ皇帝ガルバ、ローマ皇帝ウェスパシアヌス、ローマ皇帝ティトゥス、ローマ皇帝ドミティアヌス、ローマ皇帝アントニヌス・ピウスが確認できました。

一階から地下の売店の場所へはやはり螺旋階段です。売店とカフェとトイレがあったかと思います。極めてシンプルな感じであったかと思いますが、売店の美術の本は充実していました。

ブラザーデイヴィッド・リヴィングストンの銅像です。アフリカを探検してヴィクトリアの滝を命名したことで有名です。フリーメイスンかどうかは微妙のようですが、業績や足跡、5月1日に亡くなっていてこうして銅像があることなどからもフリーメイスンと考えられるようです。まあ生きる石ですからね。最後は60歳で白ナイル、ナイル川の源流の西側でヴィクトリア湖から流れる地域を探索していてマラリア等で亡くなったそうです。遺骸はウェストミンスター寺院に送られたそうです。まあ生前にロッジに関心は無く純粋なキリスト者であった方なのだと思われます。
さてこの後は展示はされていなかったがカタログなどからも明らかに名作と思われるスコットランド国立美術館の収蔵作品のインターネットにあった画像を載せていきます。


これがブラザーロダンの非常に艶めかしいキスと交互に置かれているらしいブラザーアントニオ・カノーヴァの三美神です。イタリアの人で11月1日生まれだそうです。これはすごいですねえ。同じものがエルミタージュ美術館にあるそうでこの写真はそちらのようです。ルーヴル美術館にも作品があるそうです。すごいですねえ。ヘッダー画像に入れています。

お墓がこの様な形だそうです。サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂にあり、心臓だけ入っているそうです。自らのデザインだそうです。

これはエル・グレコの祝福するキリストです。私もこれが来ていたらちょっとエル・グレコ展も観に行ったでしょうね。

アルブレヒト・デューラーの黙示録の四騎士です。ヨハネの黙示録に出てくる四騎士でそれぞれ疫病や飢饉、戦争、勝利などを意味しているという事です。

ブラザーウィリアム・ブレイクの契約の石板に描き示す神の図です。なかなかその選択がすさまじいですね。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオの海からあがったビーナスです。ヴェネチアの人で長生きしたそうです。

ジョン・シンガー・サージャントのレディー・アグニューです。アメリカ人の画家だそうです。アメリカ人ですがイタリア生まれでロンドンで亡くなったそうです。ボストン美術館のロタンダの内装画を描いているそうです。その他にもブラザーセオドア・ルーズベルトやブラザーロバート・ルイス・スティーブンソンの肖像画をえがいておりフリーメイスンと思われます。

ブラザーアラン・ラムゼイによるブラザージャン・ジャック・ルソーの肖像です。ブラザーヒュームの招待でロンドンを訪問した際の肖像画だそうです。公式ガイドを読んでもなかなか書いてある逸話は興味深いです。

ブラザーウィリアム・フェテス・ダグラスの魔法です。他にも有名なのが錬金術師という画題で作品がある人です。この作品は骸骨と剣の周囲に魔法陣のような線が引かれ、そこに修道士が長い棒で指し示しながら片方の手で六芒星や数学の図式を壁に描いているという、数学と魔術が融合したような興味深い絵です。

ブラザーアレクサンダー・ネイスミスによる王立協会の建築の最初のプリンスィズストリートです。王立協会の建物ができる際のプリンスィズストリートの様子です。非常に良く分かりやすいですね。セントジャイルズストリートや北橋が良く分かります。遠くにはネルソン記念塔も認めます。

ジョージ・スーラのアニエールの水浴のための習作です。これは非常に面白いですね。点描画で書くための作品のために書いた下絵という事です。

こちらもやはりアニエールの水浴のための習作の座った裸体です。ドミニク・アングルの紙というブランドの紙に描かれたスケッチのようです。荒い素材でこういう形になるそうです。これらの素描が元になって次の作品になったようです。

その他にもサンドニの畑の風景を書いたものもあるようです。

ブラザーピーター・グラハムによる移ろう影です。ウィキペディアもありませんが恐らくフリーメイスンなんだと思われます。良く見ると釣りをする高齢者と羊がいるハイランドの景色だそうです。
いやあまあとにかくすごい美術館でした。世界一の美術館なのかもしれません。絵の公式ガイドの説明もなかなかビックリなスコットランド=フリーメイスンリーという世界が垣間見える驚きの美術館でした。横須賀にも日本人フリーメイスンが増えると横須賀美術館がとんでもない美術館になるかもしれませんね。
スコットランド王立アカデミーはスフィンクスがある目立った建物ですが、その奥にこじんまりとあるのがスコットランド国立美術館で、ロンドンの英国国立美術館やパリのルーヴル美術館のようには有名ではないと思いますが、実際その分私はいろんな意味でインパクトが大きい美術館でした。入場料も無料で、特にこれといった有名な作品があるわけではなく、どうもフリーメイスンらしい画家のスコットランドの愛国心に満ちあふれた作品があるという印象でもって、入場料も無料だしルーヴル美術館も英国国立美術館も見て回ったし、どうせブラザーターナーだろと軽んじていた部分もあり、本当に横須賀美術館を周る位の気持ちで観に行った美術館でありました。
英国国立美術館と一緒で入場料は無料で寄付金受けが入口にあったと思います。入場者はかなり少なかったと思います。ゆったりと時間をかけて2-3時間は巡れる感じであり、まあ作品の濃密さからいくと世界最高の美術館であるかと思われます。基本的に写真撮影は可能で、作品ごとに写真撮影不可が決められているシステムでしたがついそのまま勢いで撮ってしまう事が多くありました。現在はホームページもなぜか閉じられていて作品の検索などもできないようです。先に言ってしまうと美術館の質としては確実に世界最高だと思われます。とにかくその衝撃たるやなんとも言えないもので、この台風のごときまさに石工の妙技、スコットランド英国の至宝というものでした。wikipediaを参考としてください。

これがまあ大体スコットランド国立美術館というとこの作品かスケートで滑っている写真という事で、ブラザーサーヘンリー・レーバンの作品という事で、私は今回の訪問では行きませんでしたがスコットランド国立肖像画美術館というのが新市街の方にありそこに多く所蔵されているらしい肖像画画家という事だそうです。ブラザーサーウォルター・スコットの肖像画を描いたのものこの方だそうです。まあとにかく写真が出始めたかその頃ですが、きちんと肖像画を写真のように残そうという、英国、スコットランドの恐らくグランドロッジの方針というところで、実はブラザーターナーのぼかした風景画や印象派の絵画は決してあれが絵画として素晴らしいという事ではなく、きちんとした技術としてはとにかくこうした写真的な記録の絵画が大事であり、フリーメイスンリーとしてはその技術に価値を見いだすというのが、まあこの英国スコットランド国立美術館でまざまざと感じさせられた絵画の価値基準であり、それを決めているのは我々であるという強い自負が感じられる、そんな美術館でありました。
モデルはブラザーサーウォルター・スコットの処女作ウェイバリーのモデルとなったハイランド氏族の長である人物である恐らくフリーメイスンのアレクサンダー・ラナルドソン・マクドネルという方で、恐らくだからスコットランドフリーメイスンリーを全て差配した方で、フランス革命にしろアメリカ独立戦争にしろそういうのをまあ見守り続けて判断をしていた人なんではないでしょうか。私も結局スコットランド旅行でこのハイランド氏族の伝統衣装というこう言うタータンチェックのキルト地のスカート姿というのに慣らされて、ちょっとカッコイイと思いつつある状況であり、一度はこういう格好をしたいと思ってきてしまっています。実物は迫力があります。

これは新市街の方向から望むエディンバラ城ですかね。とにかく写真のような風景画が多いですが、写真の目的であったのでしょうね。実際見ている場所なので非常に分かりやすく、美しく書かれているという印象です。恐らく同じような建築中の新市街などの作品があるブラザーアレクサンダー・ネイスミスの作品ではないでしょうか。ブラザーロバート・バーンズの肖像画なども書いているそうです。まあちょっとスコットランド国立美術館のホームページにアクセスできないので分かりません。

これも誰の作品か分かりませんね。これがそのいわゆる虹です。右下にはフリジア帽をかぶった像もありますね。しかし良いコレクションです。下の作品はエディンバラ城からの眺めでしょうか。まあしかし改めて今見ると良い作品良いコレクションですね。これが近所に住んでいれば散歩コースで毎日見られるんだからたまりません。スコットランドエディンバラ住民の特権ですね。

恐らくブラザーターナーの風景画でしょうかね。まあコンセプトとしては結局ルーヴル美術館と英国国立美術館とテートブリテンのターナーコレクションの良い所でそこに置いていないものを全てスコットランド国立美術館で見られるというところでしょうかね。規模としては明らかに小さいのですが、置いてあるものの一点一点の選んだ眼力がすごすぎて、全体としてとんでもない美術館になっているという感じだと思われます。

これはヴェネチアの風景画でしょうか。ガイドを読んでも出てこないので誰の作品か全くわかりません。ホームページも止まっていますし。まあとにかく見に来てくださいというところだと思われます。

これがまあブラザーロダンの接吻なんですが、なんとも艶めかしいですね。とりあえず誰もが欲しくなる像であるかと思われます。確実にブラザーロダンの最高傑作であるかと思われます。いやまあすごい。

これがフェルメールらしいですね。真珠の首飾りの少女のフェルメールなわけですが、実は一番良いのがここにあるのですね。もうなんというか飽きれちゃいますね。マルタとマリアの家のキリストだそうです。

これが第二の虹ですね。おやっと見学したときは思うわけですが、虹が好きでたくさん出したのかなとか思いましたが、まあねえと。展示はいろいろ変わるのでそういう見る人に向けて並べているのだという事でしょう。フレデリック・エドウィン・チャーチという方の作品でアメリカ側から見たナイアガラ滝だそうです。もちろんフリーメイスンでしょうね。まあ虹ですよね。しかしきれいな作品でした。写真のようなのですね。現代アメリカ絵画という感じでしょうか。

これが実はサーピーター・ルーベンスなんですね。聖母被昇天やキリスト教の宗教絵画で有名なサーピーター・ルーベンスですが、恐らくこれは最高傑作でしょうね。いわゆるブラザーオスカー・ワイルドによるサロメで有名な洗礼者ヨハネの首を差し出す場面です。新約聖書の話ですが、恐らくヘロデ大王の時代にでもユダヤ古代誌にも書かれなかった裏話としてあったのでしょうね。画中のやりがクロスしているのが何か意味しているのではないかと思われます。しかしまあ傑作です。サーピーター・ルーベンスもナイトを受爵しているそうです

これも明らかにここにあるものが一番良いのですね。サーアンソニー・ファン・ダイクのロメリーニ家だそうです。まあ基本的に最高傑作が全部ここにあるという感覚でしょうかね。今まで見てきたものは何だったのでしょうか。しかしまあそれが集められるここスコットランドの力というか権力というかそれは何なんでしょうね。まあそれはフリーメイスンリーです。

これもサーアンソニー・ファン・ダイクでしょうかね。結局王様の前ではないのでリラックスして描いているのでしょうね。しかしまあこの美術館の収蔵品を一点でも貰えないでしょうかね。価値は計り知れないでしょうが換金はできないでしょう。

これもサーピーター・ルーベンスでしょうかね。サーピーター・ルーベンスの作品もキリスト教的福音に満ちた絵画なので非常にキリスト教徒に好まれるのでしょうね。

これもサーピーター・ルーベンスの頭部の習作(聖アンブローズ)です。まあダヴィンチの作品のようですね。まあなんというかなんというかですね。

こちらはレンブラント・ファン・レインの作品ですね。ベッドの中の女だそうです。レンブラントと言えば夜警が有名ですが、あの辺の群像画は全てオランダにあるんですね。その辺り完全にフリーメイスンリーの力関係でしょうかね。しかしこの艶めかしい女性像はスコットランドにあるんですね。完全に大事なところを掴まれている感じでしょうか。

レンブラントの自画像です。確かルーヴル美術館には螺旋階段を描いたものがあったと思います。まあ確実に最高傑作はここにあるのでしょうね。

これは何でしょうね。画題もちょっと分かりませんが、キリスト教関係である事は間違いなさそうです。ニコラ・プッサンのようでもありますがちょっと分かりません。ところで背景の色が変わってきていることに気づくでしょうか。絵画が掛けてある壁面の色が最初の赤から徐々に対立色に変化してきているのですね。こういう見せ方も科学的なのですね。徐々に宗教画が増えてくるのも一種の演出かと思われます。

これもなんでしょう。非常にカラフルです。古典を模倣した作品のようです。たった麦わらを抱えているのもシンボリズムですね。ユダヤ教のシンボルです。

これも画題は分かりませんが、3つめの虹ですね。セント・アンドルーズを思わせる城の光景です。これがスコットランド、エディンバラの3つの虹でした。しかしまあ今日は日本は久しぶりの好天です。魔笛の日と同じでしょうか。虹は出なかったようですが、スコットランドの虹をお楽しみください。

ブラザーウィリアム・ダイスのフランチェスカ・ダ・リミーニだそうです。チュッチュと言った感じでしょうか。星や月、白黒の床などシンボリズムも認めます。ギターがあったりします。

画題は分かりませんが何か大きな本を読む修道士のようです。髑髏などシンボリズムを認めます。

こちらもパンフレットにも使われていたと思いますが、ブラザーサーヘンリー・レバーンのダッディングストン湖でのスケートです。気持ち良さそうですね。

これもコンパスを認める象徴画でしょうか。誰の作品かはわかりません。


これは二階かで特別な展示室があったニコラ・プッサンの7つの秘蹟です。キリスト教のカトリックの教えを画題としたもので、解説にあるとおり新約聖書に描かれたキリストの伝道の様子や初期キリスト教徒の活動の様子を画題として、それらを個室に暗幕を掲げて一人ずつ見せる形で人々の信仰を高める目的で描かれたようです。ここは厳密に写真撮影禁止でしたが勢いで撮影してしまってとがめられました。上のものは聖餐というそうです。最後の晩餐のイメージかと思われます。毎日の食事での祈りが大事という事かと思われます。
その他にもあり全体で7つセットでありました。二つ組あるそうで、詳しくはwikipediaを参照してください。
ネット上にあった上記のものとその他のものを置いておきます。

これは結婚だそうです。二本の柱や球を上に置いた柱など微妙にフリーメイスンリーのシンボルが一つ程入っている感じでしょうか。まあ男と女とヤキン、ボアズの柱と教訓が入っているのでしょうね。

これは上記にもある聖餐です。三つの小さな光や四本の柱などいかにもシンボリズムという形でしょうか。四本の柱は四つの美徳を意味するものかと思われます。正義、剛勇、節制、思慮分別です。後ろの幕も幕屋の比喩なのだと思われます。右奥にある大鉢も友愛のシンボルになるものかと思います。実際飲み物を入れるのに使っていたのかと思われます。

堅信礼ですね。キリスト教徒の幼児洗礼後の成人してからの信仰告白の儀式だそうです。恐らく後ろのロウソクの火を移している形がコンパスの形になっているのだと思われます。同時に聖火リレーのような意味もあるのだと思われます。

これは苦行ですね。新教皇が孤児院の孤児の足を綺麗にするという様子が報道されていましたが、あの様子だと思われます。恐らく養老院の老病者の足を綺麗にする奉仕活動の様子なのだと思われます。やはり四本の柱と中の二本の柱の対比でしょうか。前の香の壺の形がユダヤ教の象徴のようでもあります。同時に洗礼を授けるという意味もあるのかと思われます。

叙階だそうです。聖職叙任だそうで、司教や司祭を任命するという意味なのだと思われます。後ろの部分がピラミッドや物見の塔や橋という建築のオーダーという意味も掛けているのだと思われます。左手で鍵をもっているのもそういう言葉の意味の鍵が渡されるという意味なのだと思われます。右手の形やその他の人の天を指す指や中心の人物を指さす様子が全てキリスト教に共通の一つのシンボルなのだと思われます。All Seeing Eyeのデザインが組み込まれているようです。洋服も多色になっていて意味があるようです。左手後方にあるのは明らかにソロモン宮殿だと思われます。まあほぼフリーメイスンリーの教えの図に近いかと思われます。そういう時代のそういう画家なのですね。
その他には終油の秘蹟と洗礼があるそうですが、ネット上ではここに展示してあった第二セットのものはありませんので第一セットのロンドンの英国国立美術館とワシントンの米国国立美術館にあるものを出しておきます。

これはロンドンにあるそうです。後ろの円が象徴なのでしょうかね。

これはワシントンにある洗礼ですね。いわゆるヨハネによる洗礼に形が近い鳩が飛んでいる形となっていますが、有翼日輪に近い形となっています。後ろにある丘の上の木々が自然のシンボルになるのだと思われます。

まあそういうわけでそういうすごい美術館という事でよろしいでしょうか。こちらはポール・ゴーギャンの説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)です。教会での説教の後で旧約聖書のヤコブと天使の格闘を皆で認めたという事でしょうか。まあ旧約聖書を読むと分かるのですが、明らかに夜間にヤコブが格闘するのは人間だよなあという話を題材としたものなのでしょうね。教会から出たところで格闘している人々を見て、それが人間の話であるという教訓なのだと思われます。株式仲買人であったゴーギャンらしい人間的な絵画ではないでしょうか。まあ最高傑作でしょうね。

これは明らかにヴィンセント・ファン・ゴッホですね。農婦の画題のものはかなり沢山あるようですが、この人は色々な角度で何度もモデルになっていて恐らくファン・ゴッホのお気に入りであったのでしょうね。しかもその他の検索で出てきたものと比べると明らかにここにあるものが一番美人に良くできています。ファン・ゴッホの好みまで分かってしまうスコットランド国立美術館でしょうか。

これは何でしょう。チェスをやっているようです。誰の作品かは全くわかりませんが、スコットランドではとにかくチェスが良く目につきました。かつてチェスの世界王者がアメリカを批判して亡命した事がありました。どうも画風はブラザーウジェーヌ・ドラクロワのもののようです。[チェスをするアラブ人」のようです。

これはシンボリズムを認める絵でしょうか。砂時計と剣を認めるようです。作者や画題は分かりません。

これは上に繋がる階段です。確か三階構造であったかと思われます。ホームページを見ると地下と一階と二階が二つに分かれた構造のようです。かなり複雑な作りではありました。まあロッジには成るのでしょうね。ブラザーウィリアム・ヘンリー・プレイフェアによる設計・建築です。

サンドロ・ボッティチェリの聖母とおさな子です。ボッティチェリといえばヴィーナスの誕生や春が有名ですが、こういう薔薇を後ろに描いたものもあるのですね。一重の薔薇だそうですが、右下にイチゴがあり、左下にスミレがあったりと様々な寓意画であるようです。解説したものがあったのでリンクしておきます。どうも描き始め当初アクセスできなかったスコットランド国立美術館のホームページが回復したようですので、これ以降参照していきますが、どうもちょっと見ると展示作品はかなり毎回異なるようですし、オンラインギャラリーにもここに挙げたような主要作品はあまり出ていないようでした。なかなか複雑です。(この作品はかなり大きく修復しているようです。ブルーがかなり鮮烈になっています。)

パブロ・ピカソの母と子です。いわゆる典型的な青の時代でしょうね。ピカソもモナ・リザの窃盗犯の疑いで拘留されたり色々あったようですが、とにかくルーヴル美術館で盛んに模写をしていた人ではあったようです。青の時代は明らかにブルーロッジの時代という事なのでしょうね。まあこれが最高傑作なんだと思われます。聖母子像なのでしょうね。

これは驚きましたね。ラファエロはわたしはそれほど好きではありませんでしたが、明らかに他では見た事のない明らかに傑作が集まっているラファエロでした。聖母子像です。これは明らかに傑作です。恐らく教皇庁から何らかの算段をして手に入れられたものかと思われます。これを見るとダ・ヴィンチよりラファエロが上に来るのが分かります。

これもラファエロですね。まあとにかくびっくりしちゃってビックリです。ヤシの木の下の聖家族です。色々な象徴が込められているようです。まあとにかくどう見てもラファエロの最高傑作です。

これもラファエロです。一枚欲しいです。幼い洗礼者ヨハネとであった聖家族です。まあはっきりした人種差別傾向が認められるかもしれませんが、しかしまあこんな絵もあったのですね。

これは恐らくダ・ヴィンチ作品なのでしょうね。糸車の聖母というそうです。弟子のものとされるのかもしれません。この辺で完敗ですね。(この作品は2003年のちょうどダヴィンチ・コードが流行したころに盗難騒動があったようです。所有者は83歳で亡くなってしまったそうですが、その後作品も見つかり犯人も逮捕されたそうです。そういえばそんな騒ぎがあった記憶があります。色々激動のミレニアムでした。その後公開されるようになりここスコットランド国立美術館に貸し出されるようになったようです。そういう経緯を考えるとかなりダヴィンチによる真作の可能性が高いのでしょうね。)

クエンティン・マサイスによる肖像画です。バラのつぼみと十字架と羽ペンをもつ形です。薔薇十字団になるのでしょうか。北方ルネッサンスの画家でルーヴル美術館にも両替商の絵があったそうです。なかなかこの人の作品は他にも変わった画題が多いようで、恐らくこの薔薇と十字架の組み合わせは当時に流行した秘密結社としての薔薇十字団の象徴であったのでしょうね。

ヨース・ファン・クレーフェの三連祭壇画というそうです。日本の国立西洋美術館にもキリストが磔になっている状態のものがあるそうです。ここには磔から降ろされた状態のキリストの後ろにタウ十字の磔板の形が大きく認められるものとなっています。なんとも象徴画としては最も大事なのがやはりここスコットランドではクロスになるのでしょうね。アッシジのフランシスコから始まるフランシスコ修道会が使用したというタウ十字ですね。キリスト教のこうしたシンボリズムの流れは結局ヘブライのユダヤ教のシンボリズムから生じ、その元がもちろんエジプトやオリエントの文字やシンボリズムの源流に行き着くという事なのですね。






これは一階から二階に繋がる曲がり階段のところにある恐らくローマやギリシアの哲学者や思想家の胸像だと思いましたがどうもまさにユダヤ古代誌とユダヤ戦記の時代のローマ皇帝たちの胸像であるようです。ローマ皇帝ガルバ、ローマ皇帝ウェスパシアヌス、ローマ皇帝ティトゥス、ローマ皇帝ドミティアヌス、ローマ皇帝アントニヌス・ピウスが確認できました。

一階から地下の売店の場所へはやはり螺旋階段です。売店とカフェとトイレがあったかと思います。極めてシンプルな感じであったかと思いますが、売店の美術の本は充実していました。

ブラザーデイヴィッド・リヴィングストンの銅像です。アフリカを探検してヴィクトリアの滝を命名したことで有名です。フリーメイスンかどうかは微妙のようですが、業績や足跡、5月1日に亡くなっていてこうして銅像があることなどからもフリーメイスンと考えられるようです。まあ生きる石ですからね。最後は60歳で白ナイル、ナイル川の源流の西側でヴィクトリア湖から流れる地域を探索していてマラリア等で亡くなったそうです。遺骸はウェストミンスター寺院に送られたそうです。まあ生前にロッジに関心は無く純粋なキリスト者であった方なのだと思われます。
さてこの後は展示はされていなかったがカタログなどからも明らかに名作と思われるスコットランド国立美術館の収蔵作品のインターネットにあった画像を載せていきます。


これがブラザーロダンの非常に艶めかしいキスと交互に置かれているらしいブラザーアントニオ・カノーヴァの三美神です。イタリアの人で11月1日生まれだそうです。これはすごいですねえ。同じものがエルミタージュ美術館にあるそうでこの写真はそちらのようです。ルーヴル美術館にも作品があるそうです。すごいですねえ。ヘッダー画像に入れています。

お墓がこの様な形だそうです。サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂にあり、心臓だけ入っているそうです。自らのデザインだそうです。

これはエル・グレコの祝福するキリストです。私もこれが来ていたらちょっとエル・グレコ展も観に行ったでしょうね。

アルブレヒト・デューラーの黙示録の四騎士です。ヨハネの黙示録に出てくる四騎士でそれぞれ疫病や飢饉、戦争、勝利などを意味しているという事です。

ブラザーウィリアム・ブレイクの契約の石板に描き示す神の図です。なかなかその選択がすさまじいですね。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオの海からあがったビーナスです。ヴェネチアの人で長生きしたそうです。

ジョン・シンガー・サージャントのレディー・アグニューです。アメリカ人の画家だそうです。アメリカ人ですがイタリア生まれでロンドンで亡くなったそうです。ボストン美術館のロタンダの内装画を描いているそうです。その他にもブラザーセオドア・ルーズベルトやブラザーロバート・ルイス・スティーブンソンの肖像画をえがいておりフリーメイスンと思われます。

ブラザーアラン・ラムゼイによるブラザージャン・ジャック・ルソーの肖像です。ブラザーヒュームの招待でロンドンを訪問した際の肖像画だそうです。公式ガイドを読んでもなかなか書いてある逸話は興味深いです。

ブラザーウィリアム・フェテス・ダグラスの魔法です。他にも有名なのが錬金術師という画題で作品がある人です。この作品は骸骨と剣の周囲に魔法陣のような線が引かれ、そこに修道士が長い棒で指し示しながら片方の手で六芒星や数学の図式を壁に描いているという、数学と魔術が融合したような興味深い絵です。

ブラザーアレクサンダー・ネイスミスによる王立協会の建築の最初のプリンスィズストリートです。王立協会の建物ができる際のプリンスィズストリートの様子です。非常に良く分かりやすいですね。セントジャイルズストリートや北橋が良く分かります。遠くにはネルソン記念塔も認めます。

ジョージ・スーラのアニエールの水浴のための習作です。これは非常に面白いですね。点描画で書くための作品のために書いた下絵という事です。

こちらもやはりアニエールの水浴のための習作の座った裸体です。ドミニク・アングルの紙というブランドの紙に描かれたスケッチのようです。荒い素材でこういう形になるそうです。これらの素描が元になって次の作品になったようです。

その他にもサンドニの畑の風景を書いたものもあるようです。

ブラザーピーター・グラハムによる移ろう影です。ウィキペディアもありませんが恐らくフリーメイスンなんだと思われます。良く見ると釣りをする高齢者と羊がいるハイランドの景色だそうです。
いやあまあとにかくすごい美術館でした。世界一の美術館なのかもしれません。絵の公式ガイドの説明もなかなかビックリなスコットランド=フリーメイスンリーという世界が垣間見える驚きの美術館でした。横須賀にも日本人フリーメイスンが増えると横須賀美術館がとんでもない美術館になるかもしれませんね。
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