2013-12-01 20:51 | カテゴリ:本について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあブラザーダン・ブラウンの新作なわけですが、翻訳本が昨日届いたので一気に仕事と思って読んだわけなので、感想やあらすじを書いていきます。

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内容としてはちょっと荒唐無稽な話で、話の筋としても相当後付けで無理くりあてはめて解説する解説なんかあったりして、明らかにこのブラザーダン・ブラウンの一連の作品の中で作りたかったのは単にロスト・シンボルだけであり、後はまあブラザーダン・ブラウンの存在自体からプラスアルファでしかない、恐らくフリーメイスンリー関連三部作というところでダ・ヴィンチコード、ロスト・シンボル、インフェルノで終わりなのだなというところが垣間見えるわけですが、まあそのプラスアルファの中でもルネッサンスの先駆者とされるダンテ・アリギエーリによる「神曲」は恐らく3の象徴の最も顕著な芸術作品としてフィレンツェやヴェネツィアやイスタンブールの観光資源と共に紹介せずにはいられないものであったのだと思われます。
インフェルノという題名ですが、神曲の地獄編、国立西洋美術館にあるダンテの地獄の門のある、インフェルノから来ているわけですが、その他に人類の三分の一に不妊症を引き起こし人口抑制を引き起こすとされる人造ウイルスのいわゆる感染という意味でのインフルエンザや恐らく専門的にはインターフェロンのようなものにも掛けたような題名かと思います。インフルエンス(影響する)という意味も要するにインターネットにも掛けているのだと思います。基本的には人口抑制を企図したマッドサイエンティストによる生物テロのような話になっているわけですが、私も専門がワクチン製作であったこともあり、不妊ワクチンなんてのは普通にワクチンの応用としてすでに10年くらい前には実験的に作られていて、ほとんどの人が考えるような恐ろしいと想像されるウイルスというものはほとんど実現されているというのが現実なのが、実際の現代科学な訳ですが、この本の中ではいわゆるルネッサンスの社会的背景として重要とされる黒死病、ペストの感染とも重ね合わせられていて、インフルエンザやHIVともあわせて、感染症と人類との戦いやそれらの社会的な影響はどの生き物にとっても重要な要素であり、それらはまさにこのブログでも何度も取り上げている聖書でも神による不信心なものに対する懲罰や神の御業として出エジプトの10の神の御業の顕現から繰り返し現れる、古代からの自然現象や社会現象であり、またそれらの制御やそれらの回避、免疫は重要な秘められた知恵や語り継ぐべき技術でもあったわけです。
実際旧約聖書を読むとユダヤ教の戒律の大きな部分がこれら感染症の隔離や治療にあることも分かりますし、戦争と疫病が古代における最大の社会現象であり、またそれは現代も変わらないという事はすぐに分かるかと思います。インフルエンザもいわゆるスペイン風邪と第一次世界大戦の関連は言われていたり、またその後のソ連風邪のようなものは実際に実験室から流失したとも言われており、また専門的にはHIVの起源は様々に言われてはいますが実際は明らかに不明で突然アメリカのカリフォルニア州で発見されたものであり、いつの間にか人口爆発盛んなアフリカを中心とした人口抑制の大きなカギとなっているものでもあります。その他ペストにしても梅毒にしても正確な起源や流行に関しては不明であり、不明でありながらある時期に一斉に爆発的な感染力を持って人類の大多数を感染させて不治の病となってそれらを様々に克服していく中でまた社会の安定と人口の増加を繰り返すというのが人類の歴史でもあり、感染症の歴史というものはそのまま人類の歴史でもあるものかと思います。
トランスヒューマニズムという考え方というか呼称も結局はフリーメイスンリーではかつて盛んであったという優生学や現代では遺伝子操作や生殖医療、遺伝子治療と言われる技術であり、ユダヤ教の初子を撃つや過越の祭りではありませんが、フリーメイスンの生誕日や忌日の数秘術などでも認められる通り様々な要素が常に生物として存在してそれは確実に複雑化して進歩しており、私としてはそういう技術や考え方を名前を変えて新規のものとして取り扱う姿勢といったものはあまり肯定的ではありませんが、新しい技術や環境、考え方を包含する以上はそういう表現になるのは仕方のない所かと思いますが、まあ基本的に聖書の記述と同じく人類のおかれた環境はそう大きく変化はないのだと思われます。

それで、このブログのテーマとしてのフリーメイスンリーという事になるわけですが、まあ周知の通りブラザーダン・ブラウンはロンドンのグランドロッジでインフェルノの出版会見をするようなほとんどフリーメイスンリーの公式小説家のような立場であり、インフェルノにしても陰謀論によく表れるようなワクチンによる人口抑制や外交問題評議会CFRなどいわゆる陰謀論者がいかにも食いつきそうなキーワードを含めながら、フリーメイスンリー的には魔笛のごとくの味方と敵の転換のような相対論のストーリーにプロットをちょっと無理くりあてはめている事と、途中に出てくる有名な芸術家の一行の紹介が皆フリーメイスンであることなどが、このブラザーダン・ブラウンのフリーメイスンとしての実力というところになるのを見てとれるわけですが、まあどうしてもHouse of the Templeが総力を挙げて作り上げた体裁のロスト・シンボルの内容は越えられないというのはこれはまあ個人の力ではないわけで、ありえないわけですが、それは結局あとがきの中でもなんだかインフェルノの映画化が2015年で、ロスト・シンボルの映画化はそれ以降で恐らく映画化されないんだと思いますが、そういう事のようです。

というわけで、3の象徴の元としてルネサンス以前の重要な文学作品としてのダンテの神曲の紹介、これはロスト・シンボルではデューラーのメランコリアでもあったわけですが、まあ私もいつかはダンテの神曲も翻訳でも読もうと思いますが、基本的にはカトリックのキリスト教の中心的な教義とその時代のダンテの創作の融合かと思いますし、現代のフリーメイスンリーにそのまますぐに繋がるような宗教改革後のものではないかと思い、なかなかまあ日本におけるキリスト教伝道の歴史の方が若干面白いかもしれないそういうものかもしれないというところで、喫緊の全人類の課題である人口問題とそれによる環境問題というのは地球温暖化と高齢化が言われる先進国では誰もが問題として感じるものであり、そうした普遍的な問題を明確に扱ったテーマとして単なるベストセラーではないという免罪符がある、まさに現代の免罪符のような作品かと思われます。

まあ面白かったか面白くなかったかと言われれば、それは明らかにロスト・シンボルの衝撃と恐らくそれを読んでこれは自分と関係ないと思った人の面白く無さとは違った、まあなんだか大機構の総監がやたらスコッチ・ウィスキーを飲むのがスコットランドで私がおぼえた習慣の皮肉かと思わせるほど、5月の出版なんで英語版の方がスコットランドの学会より早いわけですが、結局そういう本なんだなあという、マスメディアというインターネットメディアとはだいぶ異なる技術を集積した、ちょっと過去のメディアになりつつある手法の、まあ私のブログもこの位の値段で売れたら大分生活も楽なんだけどと思う次第でしょうか。

とりあえずフィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールという流れがもちろん十字軍から騎士団の流れの地であり、それらが後のルネッサンス、宗教改革の元であり、もちろんそうした地中海世界がトルコのマウソロス霊廟を始めとして、ユダヤ教、キリスト教、ローマ帝国、中世ルネッサンスの文化の舞台であり、ヨークライト、スコッティッシュライトを始めとしたフリーメイスンリーの学習の対象であり、途中に何度も出てくる演劇や変装の話が明らかにスコティッシュライトの演劇による教訓の学習の話とリンクしてるんだなというブラザーダン・ブラウンによる秘密のプロットという表現もある事は付け加えておきます。
付け髭のアレルギーなんてあるんですね。フリーメイスンリーですね。
このブログでは後々に対日情報対策を行ってかつての横浜ロッジのあった場所にある元英国領事館の横浜開港資料館に残されるドン・ブラウン文書の恐らくブラザーダン・ブラウンの元ネタというとおかしいですが、GHQ情報課長ブラザードン・ブラウンについて本を整理して記事としようかと思っています。
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(追記:あとはフィレンツェの500人広場が主要な場面になっていましたが、これはダ・ヴィンチの隠された名画の話もあるのだと思いますが、それ以上に、いわゆるフランス革命の三部会と一緒で、中世の民主制の象徴としての場所になるのだと思われます。ウェストミンスター寺院の参事会会場Chapter houseと同じで、それは結局ほとんど全てが合衆国議会議事堂を舞台としているロスト・シンボルの話と同じく、民主主義というシステムがフリーメイスンリーの最も重要なシステムであるという象徴なのだと思われます。)
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