2014-09-06 09:50 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてさてどうも横須賀バージョンとはかなり趣を異にしてきたこのブログですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
いろいろとネタをためている状況もあったり、また仕事もあるので読書の方もそう簡単には進んでいないのでとりあえずと言っては何なんですが、アメリカの州章シリーズを継続していくこととしようかと思います。
コネチカット州という事なんですが一体どこにあるんでしょうか。
コネチカット州場所
これまでと大分違う感じでしょうか。いわゆる独立13州というものです。当初オランダ人が多かったそうで、「憲法の州」とか「保険の首都」とかの名前があるそうです。ヘッジファンドなどがあるそうで、収入がアメリカで一番の地域と最低の地域が同居していて州内の所得格差が顕著であるそうです。マサチューセッツ州とロードアイランド州とニューヨーク州に接しているそうで、まあ何となく50州の中でも独立13州というのが別格であるというのが何となく分かるものかと思われます。人口密度が4番目で面積が48番目という事だそうです。ユダヤ人も多くいるそうで、企業ではハートフォード生命保険やゼロックス、GEの本社があるそうで、出身の有名人としてはモルガン財閥創始者のジョン・モルガンがいて、この人は1837年4月17日-1913年3月31日という事で、忌日が13331というなかなか珍しい回文数を認める方でロンドンの地下鉄入札で敗れたり結婚を何度もしたりとちょっと当時にフリーメイスンであったとは考えづらいようではありますが、アメリカの基礎を作ったカーネギーやブラザーロックフェラーとも並び称される人物であり、かのタイタニック号の沈没では保険によって巨万の富を得たとも言われるなどの逸話もあるそうです。
その他の有名人としてはフリーメイスンとしては拳銃のリボルバーの発明者であるブラザーサミュエル・コルトがいて、ハートフォードのセントジョンロッジに所属していたそうです。(追記:ウェブスター辞書の編纂者であるノア・ウェブスターも出身者で、恐らくフリーメイスンではないかと思われます。その他ブッシュ家の出身地でもあり、歌手のカーペンター兄弟の出身地でもあります。カーペンターも大工の意味ですね。タイヤのグッドイヤーもそうであるようです。ダンロップやブリジストンと共に有名かと思われます。)
フリーメイスンリーのグランドロッジは正規グランドロッジとプリンスホールグランドロッジの二つで合わせて14000人位のメンバーが登録されているようです。人口辺りにすると250人に1人という数になりますが、恐らく独立13州で最初オランダ人が開拓して、その後はオリバー・クロムウェルを支持する清教徒たちが入植したという事なので、付随団体や、関連団体の所属や関係者を含めるとイギリスやオランダなみに多いという事なのだと思われます。フリーメイスンリーのグランドロッジの認証としては1757年で独立13州の中では8-9番目、州の合衆国への加入は1788年で5番目という事で、まあそういう人数とはあまり関係ない部分もあるのだと思われます。まあこの辺りが統計や数字では分からないフリーメイスンリーという存在であるかと思われます。コネチカットグランドロッジのホームページはこちらです。建物は巨大建築は無いようですが、一軒家の様々な形のロッジが多数あるようで、この辺りも独立十三州のヨーロッパに近い価値観があるのかもしれません。Masonic Educationのページもありますので参照してください。
州の建築を見ると議事堂もこれまでのものとはちょっと違い大きさよりも装飾や美しさに基調を置いているような印象でしょうか。
800px-Connecticut_State_Capitol,_February_24,_2008
なんかバチカンの建築のようでもあります。またその他のウィキペディアにあるニューロンドンやニューヘイブンやハートフォードの写真を見ても、高層建築や近代建築はなりを潜めて、ヨーロッパの一地方都市のような教会や尖塔を基本としたオーソドックスなヨーロッパの都市を見るような風景です。やはりそういう歴史があるのでしょうね。
それで州章を見ていくとやはりなかなかこれまでとは違います。
コネチカット州
まあ一見してブドウなわけで、キリスト教のシンボルになるわけですね。まあ今でこそキリスト教ですが、そもそもはローマ帝国で最も好まれたブドウ酒の象徴であるわけで、そういう文化という意味になるのでしょうが、現代では一応ブドウ=キリスト教で問題ないかと思われます。いわゆるイエスの血の象徴としてのブドウ酒です。楕円であるのもイクトゥスと同じで、キリスト教の象徴となります。これはアメリカの州章としては他になく、自治領でのグアムの紋章が尖った形のイクトゥスの形となっているだけです。というわけで当初オランダ、その後清教徒が入植した地として、プロテスタントのキリスト教の文化の色濃い反映を受けた州章という事になるのだと思いますが、いわゆるこのブログのテーマとしてのフリーメイスンリーのシンボルとしてはどうでしょうか。ブドウそのものはシンボリズムとしてキリスト教、ローマ帝国やフランス、イタリアのブドウ生産地の象徴としてはあるでしょうが、いわゆるフリーメイスンリーとはちょっと異なるかと思われます。まあここまで読んできている人はすぐに分かるかと思いますが、ブドウの房の数、3房×3本という所なのだと思われます。房ごとのブドウの実の数は全て12個となっておりまた葉の数も規則正しく4枚ずつとなっているのもそれぞれ象徴なのだと思われます。つるの形もSやZ、$の形のようでもあり、またラバルムの形に近いようでもありますが、あまり意味は無いようです。大事なのは3本で3房の3×3なのだと思われます。後はベースの色が青になっているという所もシンボルかと思われます。標語のQui Transtulit Sustinet、He Who Transplanted Still Sustains.は入植のモットーであり、移植するものは維持される、すなわちブドウ栽培、キリスト教を広めるものは入植地でも生き延び続けるというまさにアメリカ建国の理念を象徴したものかと思われます。ユダヤ教からキリスト教の成立、そしてそのキリスト教の十字軍、大航海時代と植民地での自治独立という歴史を反映した標語だと思われます。また通常英語で書かれるSeal of the State of Connecticutがラテン語でSIGILLUM REIPUBLICÆ CONNECTICUTENSISと書かれているのも、ローマ帝国、カトリックの流れをくんだプロテスタントの正統派であるという矜持なのだと思われます。ちなみにコネチカットの意味はインディアンのモヘガン族の言葉の長い川が流れる土地という意味だそうです。
州章の成立の歴史がなかなか面白く、州章以前の入植地のシンボルでは15本のブドウの木であったようです。
StateCTOriginalSeal.jpgCTColonialSeal.jpg
当初は15本あり、恐らく15家族などの象徴であったのかと思われます。それが州章となった際に3本となり、さらに近代になって3房になったというのはまさにアメリカのキリスト教プロテスタントからフリーメイスンリーの歴史の流れを象徴するものであり、3という数字にキリスト教以上の象徴的意味を見いだしたフリーメイスンリーのシンボルなのだと思われます。
fragconnecticut.png
州旗もベースの色が青色であることの他はほとんど同じなのですが、どうも説明が全く抜けているところがあり、ブドウの周りに4房の3つずつの黄色い実を持った植物が配置され、上部に1つの黄色い実が置かれていて、これには全く説明がされていません。日本であればキンカンかレモンといった所でしょうが、あちらで普通にある植物なのだと思われますが、これらも青地に黄色で目立つ配色で3を強調して置かれています。ブドウと対応するような植物としてはオレンジやオリーブが考えられますが、色の配色からいうとオレンジやレモン系の柑橘類という事なのかもしれません。(追記:ナツメグの実のようです。ナツメグの一大生産地であったようです。)
まあちょっと謎のまま終わりますが、今後のこのブログではこうした謎が残ることが多くありそうでしょうか。フリーメイスンリーとは謎を謎として自ら考えて取り組むことが重要という事になるようですから。

ブドウと楕円の象徴が今回のポイントであるわけですが、どうでしょうか。
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