2012-03-02 09:59 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さて本日は全国の市章のAll Seeing Eyeの形のものです。


All Seeing Eyeはエジプトのホルスの目の神話からキリスト教の三位一体のシンボルとして採用されたデザインで、一ドル札の裏側に表示されていることで有名です。標準的には最後の形のGlory後光を伴った形で描かれるのがフリーメイスンリーでは多いです。
ホルスの目の話はエジプト神話のイシス、オシリスの復活と再生の話のポイントで、確かハヤブサで象徴される神様だったと思います。私は成書で読んだ事はなく、インターネットの検索で見つけたブログ「無限∞空間 別館 エジプト神話研究所」という恐らくエジプト研究などされた方ではないかと思いますが、そのホームページで概略を勉強しました。機会があればローマやギリシア、プトレマイオス朝のものを読もうかと思っています。スフィンクスの逸話と同じく、人類最古の王権や神権に関する逸話であり、伝えられているものはともかくとして、日本でいう所の大化の改新や神武東征、出雲の国譲りの逸話のような、似たような逸話はあったものかと思われます。一般に王権や神権が全ての事象を見通しているようなものと考えられやすいですが、東洋の道徳から言えば「天知る、地知る、子知る、我知る。何ぞ知る無しと謂わんや」という事なのだと思います。結局悪い事は自らの理性が判断し裁くという人類普遍の真理なのだと思います。

ブラザーアルバート・マッキーによるフリーメイスンリー百科事典によるとフリーメイスンリーでの全てを見通す目の項目には、15世紀のアラビア語の書物からの引用として、ロンドンのフィロビブロン協会によって出版されたリバーエンド・W・キュアトンによって翻訳されたシナイ山における神とモーゼの対話の本からの引用があります。

モーゼは神に尋ねた。「神はお眠りになるのでしょうか?」
神はモーゼにこう言った。「私は決して眠らない。コップを取ってそのうちに水を入れなさい。」
神が彼に命じたとおりモーゼはコップを取り水でそれを満たした。そうして神はモーゼの心の中にまどろみの息を吹きかけた。すると彼は眠りコップは彼の手から落ちコップの水はこぼれた。モーゼは眠りから目覚めた。神はモーゼにこう言った。
「私は私の栄光と力をこう示す、もし私が摂理を天と地からなくしたら汝が眠ったわずかの時の間に全ては汝が手にしたコップが落ちたようにすぐに破滅と混乱状態になると。」

Macky's Encyclopediaが理解されるようになるとフリーメイスンなのかと思います。

これは企業のシンボルなどで1985年に目立つ所でフジテレビで採用されたものが有名かと思います。


ちなみにNTTのマークの入った蓋はこんな感じです。


タウ十字とAll Seeing Eyeになるわけですが、要は触るなよということになるかと思います。
通信や郵便が人間社会にとって非常に重要なものであるということを示しているのかと思われます。私も過去にソフトバンクとのADSL競争でNTTを批判する書き込みを行ったりしましたが、なかなかすごいことをしたものだと思います。要は悪い事はしてはいけない、必ず誰かが見ているし、結局は自分が見ているということになるのだと思います。また選挙が日本もアメリカも近付いてきていますね。世耕さんも最近テレビで見ませんがお元気でしょうか。フリーメイスンリーは政治とは基本的には関係ない事になっていますが、実際の人間の行動は政治や宗教、経済や人間関係に反映されるものです。

さて前置きはさておきAll Seeing Eyeをモチーフとした市章をあげていきたいと思います。

沖縄県 県章ですね。日の丸にもかかっているのでしょうが、太平洋戦争の激戦地沖縄です。基地問題にも神の摂理が反映されているかと思われます。

豊中市 大阪ですね。創価学会が強い地なのでしょうか。

前橋市 群馬ですね。総理大臣が多いかと思います。(追記:高崎のようです。)

大洲市 愛媛ですね。街並みがきれいなようです。

丸亀市 香川ですね。城があるようです。ヘキサゴンもあります。

真岡市 栃木ですね。関東平野の豊かな地のようです。

日南市 宮崎です。街並みがきれいなようです。

川口市 埼玉です。人口が多いようです。三本線も強調されています。

氷見市 富山ですね。北陸は浄土真宗が多いのでしょうか。

日向市 宮崎ですね。日の字からきているようです。

飯能市 埼玉ですね。かつてはこの形のAll Seeing Eyeの二重丸が市章でも多数だったようです。最近になり月と太陽の図柄などに変わりつつあります。あまりに有名になりすぎたせいでしょうか。

江南市 愛知です。翼のようにも見えます。フリーメイスンリーでは砂時計に羽をつけた形で時間がすぐに過ぎ去ることを象徴します。

宇土市 熊本です。九州はキリシタンが多いのでしょうか。

旧今治市 愛媛です。現在のものはGの文様型です。タオルの生産地でしょうか。

銚子市 千葉です。漁港ですね。

向日市 京都ですね。12と8です。ヒマワリを表すようです。太陽でもシンボルとして良いかと思います。

志木市 埼玉ですね。埼玉もAll Seeing Eyeが多かったように思われます。

須賀川市 福島ですね。少し変わった形の眉毛を意識したものかと思います。コンパスもかかっているようです。分度器とコンパスの組み合わせで中心に太陽を示しフリーメイスンリーではパストマスター(過去のロッジマスター)のシンボルとなります。詳しい意味はまだ知りません。(追記:ネットで解説がありました。正三角形の60度を示す様です。六分儀との絡みも一部ではあるようですが、要はフリーメイスンリーの教えに従って全人類と繋がりバランスのとれた生活をして明るく照らすという教えのようです。)

真庭市 岡山ですね。月と太陽とも取れますが、まつ毛型で良いかと思います。

下関市 山口ですね。長州藩です。魚のようなまつ毛型で良いと思います。

奥州市 岩手ですね。世界遺産の平泉も近いのでしょうか。きらめく瞳でしょうか。十字もあるようです。斜め十字の聖アンデレ十字も微妙にあるようです。ユニオンジャックと米国にもかかっているのでしょうか。

田村市 福島ですね。光る瞳で良いかと思います。十字にもかかっているのでしょう。

白河市 これも福島ですね。シンボルは地域によって傾向があるのは確かで、県単位で見たときに明らかに傾向や類似性がある事はよくあります。漢字の白を模しているようですが、眉毛型のAll Seeing Eyeで良いかと思います。月と太陽にも若干近いのかもしれませんが、赤丸が正円でないのでちょっと苦しいです。

川崎市中原区 神奈川です。東京と接した所で人口も非常に多いようです。典型的なAll Seeing Eyeですね。

All Seeing Eyeは汎宗教性が強く、メッセージ性も強く、フリーメイスンリーを象徴するものでもあるので多くのデザインで認められます。ロンドン五輪のマスコットも一つ目という事で注目されているようです。過去にもゲゲゲの鬼太郎やガンダムなど日本のアニメでも良く認められた形かと思います。その位デザイン的に目を引く、よくつかわれるものかと思います。現代の監視社会のような意味ではなく、理性の目、道徳的な意味での神の目として意識するとAll Seeing Eyeに込められた本来の意味が理解されるのではないかと思います。
次回はピラミッド、3の強調、コンスタンティヌスの十字などからどれかをやろうかと思います。


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