2014-12-23 14:57 | カテゴリ:フランス
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー

フリーメイソンと大音楽家たちフリーメイソンと大音楽家たち
(2006/12)
吉田 進

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まあブログの一等最初に挙げた本なわけですが、実は読み終えたのがブログのこの章を書き始めたときなわけです。
その位フリーメイスンリーの本は難しいという事なのかもしれませんが、なんと言っても内容がフランスフリーメイスンリーのグラントリアンのグランドマスターが協賛したものという事で、いわゆるフリーメイスンリーという表記ではない、フリーメイソンという本でありながら、公式本と同じ内容になるという、まさにグラントリアンかイングランドグランドロッジかという、スコティッシュライトに課せられた命題を示した本という事なのだと思います。
内容についてはいちいち触れませんが、ブラザーハイドン、ブラザーモーツァルトからブラザーシラーやブラザーベートーヴェンといったいわゆるフランス革命やイルミナティの時代の啓蒙時代のバロックからロマン派という時代の代表的な音楽家のフリーメイスンリーのテーマの音楽について詳しく解説し、それらからロシアのブラザーリムスキー・コルサコフやフィンランドのブラザーシベリウス、アメリカのジャズのきら星について触れて、最後は著者の専門であるフランスの現代音楽家に繋がる系譜についてフリーメイスンリーから述べて、最後は音楽はラヴェルで終わったとする論で閉じるという、まあ読んだことが無い人にはクラシックのフリーメイスンリーの視点からの正当な解説書、聖書と言った内容になっているわけですが、まあいずれにしても本の場合は中古でも買って読んでいただく他ないわけで、このブログはあくまで紹介と感想であるわけです。
まあ私の率直な感想としてはほぼ買ってから3年以上かかって読んだ本という事で、内容が長いという事と重いという事と、それだけの内容がまたグラントリアンのフリーメイスンリーには含まれるという事と、そういうのが結局スコティッシュライトであるという自覚と、文明、文化、音楽それらすべてがフリーメイスンリーに彩られるフランス、イギリスという国、フリーメイスンリーの国という文化、文明がまさに音楽というそれらの中心にあるわけで、まあ今後も音楽に触れるたびにこの本を読み返して、フリーメイスンリーと音楽の関わりについて実体験を増やしていければと思っています。

非常に売れ線ではない本になるわけですが、こういう本がベストセラーになる国にならないと結局文化的に後進国である事からは変わらないのでしょうね。というまあありがちな結論でしょうか。

この後のブログもグラントリアンによる協賛本で、来年のプーチン大統領の来日に合わせたような
ロシアを動かした秘密結社: フリーメーソンと革命家の系譜ロシアを動かした秘密結社: フリーメーソンと革命家の系譜
(2014/05/22)
植田 樹

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この本の解説と感想です。なかなか面白くて12月14日の選挙前に読み終わっていたのですが、影響も考えてこの流れで書くこととします。デカブリストの乱なんてのもあり、まあ東京タワーもありグラントリアンのロッジも一応あるという日本の現代の政治を理解するうえでも重要そうな、いわゆるロシアの啓蒙運動と共産主義革命のフリーメイスンリーの視点からの、これもやはりグラントリアンの協賛によるというか暴露というかそういう本という事になるわけです。詳しくは次のブログの章になります。

上のフリーメイソンと大音楽家たちの内容に基づいたYouTubeの曲集は現在作成中ですのでお待ち下さい。
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