2012-03-09 13:41 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
聖アンデレ十字、要するに斜め十字なのですが、白地に青や青字に白抜きの場合にこう言うようで、基本的に青字に白抜きで斜め十字のものがスコットランドの国旗になるのですが、この事を聖アンデレ十字と呼ぶのだと思います。斜め十字だけだと紋章学ではサルタイアーというそうです。白地に赤で斜め十字だと聖パトリック十字となりグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の中でのアイルランドの国旗となり、アイルランド共和国とは異なります。

聖アンデレ十字 スコットランド国旗


聖ゲオルギオス十字+聖アンデレ十字+聖パトリック十字=ユニオンジャック
聖ゲオルギオスは12世紀のグルジアの伝説の聖人でグルジアやジョージやジョージアの語源になった人のようです。龍退治と異教の王に立ち向かい殉教した伝説があるようです。ゲオルギオス自体は語源からギリシア語の農夫を意味するようです。桃太郎伝説みたいな感じでしょうか。

聖ゲオルギオスとドラゴン

聖アンデレはセントアンドリューの地名のもとで、キリストの十二使徒の一人でペトロと共にガリラヤ湖で漁をしているときに弟子になった4番目の使徒で、もともと洗礼者ヨハネの弟子であったようです。ロシアやルーマニア方面に伝道し、ギリシアで斜め十字の磔にされて殉教したそうです。

聖アンドリューの磔
9世紀ごろにスコットランドの王がイングランドの王と戦う前にやはり斜め十字のシンボルの夢を見てから戦いに勝ち、それからスコットランドの守護聖人と讃えられるようになったようです。

聖パトリックは5世紀のアイルランドにキリスト教を布教した聖人で、シャムロック(3つ葉のクローバー)を三位一体の象徴として布教したそうです。後にアイルランドの聖パトリック騎士団が斜め十字を使用したためシンボルとなったそうですが、アイルランドからはイングランドからの押し付けとして拒否されているそうです。聖パトリックは殉教していないので十字架は関係ないようです。

アイルランドの象徴の三つ葉のクローバー


まあ普通に考えてシンボルとしての十字架と一緒で、磔刑でどのような器具を使ったかが大事なのではなく、シンボルとして十字や斜め十字の発想が最初にあり、それに殉教の逸話がくっついたのだと思います。

さて市章の中の斜め十字、聖アンデレ十字ですが、その前に昨日気が付いて追記したイクトゥスについても説明しなければならないかと思います。
イクトゥスはやはりウィキペディアで説明があるかと思いますが、キリストを魚に例える、まあ形から言っても女性器の転倒なのだと思いますが、そのシンボルで、これはフリーメイスンリーでもシンボルとして魚を表すやり方があり、これについては神戸のメリケンパークのオブジェで触れたと思います。


ユダヤ人建築家の巨大な魚のオブジェと鷲が魚を捕えるオブジェ
この解釈については日本がキリスト教国となり、その日本をアメリカの象徴である鷲が捕えるというものかと思います。市章の説明でそれらがだいぶ納得されるのではないかと思います。
さてこの魚型の象徴のイクトゥスなのですが、その目で見ると聖アンデレ十字と考えた市章にも数多く含まれており、どちらで分類するのが適切なのかというのが非常に多く認められます。いずれにしてもキリスト教のシンボルであり、フリーメイスンリーのシンボルでもあるという事になるのだと思いますが、一応分類時はイクトゥスは認知していませんでしたので、シャネルのブランドマークのようなものも聖アンデレ十字の形として分類しています。

vesica piscis二つの円が交わる領域

三つの円が交わると
Triquetra(日本では結三つ柏、三菱マークの元)

シャネルのマークもvesica piscis、聖アンデレ十字を表している事になるかと思います。
ネットでジュエリーの説明としてあるものをコピペします。

ヴェシカ・パイシーズの形は2つの円の重なり、神聖世界と物質世界の 交差点である神聖シンボル、ピタゴラスの”魚の計量”、そして創造の はじまりに由来しています。ヴェシカ・パイシーズはその象徴性を幅広く用いられています:1. 神と女神へのつながり2. ジーザス・クライストのシンボル3. 女神の性器4. フラワー・オブ・ライフの基本モチーフ5. ツリー・オブ・ライフの上面6. 平方根と調和の均整の幾何学的解説

フラワー・オブ・ライフ エジプト時代からある造形のようです。

ツリー・オブ・ライフ 生命の樹、セフィロト ユダヤ神秘主義の中心をなすカバラの教えを表したものらしいです。詳しくは知りません。タロットと関係しているようです。

フリーメイスンの説明では6番目の3の平方根が求められるとの説明をしていました。英語なのでおおざっぱな所ですが。詳しくはvesica piscisの英語版ウィキペディアの項目を見てください。

そういうわけでデザインやシンボルというのは大昔から共通の形が多く認められ、それらが特にキリスト教社会で熱心に研究された結果、キリスト教的に意味付けされたものがほとんどで、日本古来のものと意味付けは異なる事になるかもしれませんが、フリーメイスンリーとして日本に来た際にキリスト教的理解で日本古来のものと融合し結果として市章として形成されたものと考えられます。

聖ゲオルギオスと関連してそうな商標もあったので載せます。

コカ・コーラのコーヒーのブランドだと思います。もちろん地名のジョージアからきているのでしょうが、青字でOもGの形に認められ、3つのGになるのかと思います。飲んだ事があるのではないでしょうか。

さてではだいぶ色々ゴテゴテと書きましたが、興味ある方はhttp://symboldictionary.net/を見てください。作者の方は恐らくフリーメイスンのようです。

聖アンデレ十字の入った市章についてあげていきます。

萩市 山口です。ここは長州藩の本拠地で以前は六芒星だったものがこの中国の中に読めるものに変わったと前にこのブログに載せました。しかしよく見るとまさにスコットランドの聖アンデレ十字の繰り返しそのものです。松下村塾があり、昔の街並みがあります。人口は減っているようです。

米子市 鳥取です。ユニオンジャックのタイプです。横須賀市章もそうですが、八芒星はユニオンジャックと一緒でキリスト教の中ではグノーシス主義やキリストの復活の8日目であり洗礼と関係があるようです。大学病院、空港はあるようです。

半田市 愛知です。これはクロスが強いのだと思います。形的にも斜め十字はコンパスに近いのではないかと考えます。軍需工場があり伊勢湾台風の被害があったようです。人口は増えているようです。

島原市 長崎です。これはさすがに白抜きの隠し聖アンデレ十字で良いかと思います。All Seeing Eyeもかかっているようです。雲仙普賢岳の噴火もあったようです。

岩見沢市 北海道です。正方形の菱になる珍しい形です。正方形自体はパーフェクトアシュラーの形にもなるのかと思います。内部は完全にユニオンジャックです。石炭輸送の鉄道の町であったようですが最近は農工業の町のようです。

米沢市 山形です。米沢城、上杉鷹山の地です。米の字ですね。

旧栃木市 栃木です。現在は合併でGの転倒の形になっています。以前のものはユニオンジャックの形です。かつては県庁所在地であったようです。

生駒市 奈良です。茶筅、茶道具の産地のようです。Xの形で良いかと思います。お茶とキリスト教のつながりは深いかと思われます。

紀の川市 和歌山です。紀の形のようです。農業が盛んなようです。華岡青洲の出身地のようです。華岡青洲の一門は適塾塾生とは仲が悪かったようです。Xになると思います。

恵庭市 北海道です。中心の恵の上の部分も十字になると思います。斜めの長円の十字になるかと思います。自衛隊の演習場があるようです。

白井市 千葉です。丸に切れ込みのGもあります。All Seeing Eyeもあるかと思います。中心の十字が斜めになっています。

大和高田市 奈良です。カタカナの図案のようです。斜め十字ととりました。

鈴鹿市 三重です。ホンダの工場があり、鈴鹿サーキットがあります。人口は増えているようです。丸に横棒のGともとれるかと思いますが、近接する円弧で聖アンデレ十字で良いかと思います。音のなる鈴の形のようです。

八街市 千葉です。八を二つ重ねた形のようです。シャネルのマーク型の聖アンデレ十字ととりました。χの形とも近いかと思います。中心の菱型でAll Seeing Eyeを模しているのかと思います。

北杜市 山梨です。漢字の北です。小淵沢や清里などは昔から外国人と関わりがあったようです。聖アンデレ十字で良いと思います。

北斗市 北海道です。こちらも漢字の北のようです。月の形のようです。やはりχの形で聖アンデレ十字で良いと思います。

北上市 岩手です。かなり崩れた感じの北です。χで聖アンデレ十字としました。人口は増えているようです。Gもかなり苦しいかと思います。

西都市 宮崎です。古墳があるようです。χの形で聖アンデレ十字で良いと思います。

串間市 宮崎です。芋を洗う猿がいるようです。少し離れていますが聖アンデレ十字ととりました。

笠岡市 岡山です。カブトガニの生息地のようです。シャネルのマークに近いです。これは聖アンデレ十字というよりvesica piscisまたはイクトゥスが良いかと思います。全体としては聖アンデレ十字で良いのではないでしょうか。

旧宇和島市 愛媛です。現在は典型的な月と太陽となっています。少し離れていますが聖アンデレ十字で良いかと思います。All Seeing Eyeはちょっとつらい感じです。vesica piscisまたはイクトゥスもとれるかと思います。

四街道市 千葉です。これもやはりほとんど同じ形です。白抜きで強調しているところからも聖アンデレ十字、vesica piscisまたはイクトゥスがセットなんだと思います。もちろん市章作成者が意識しているかはわかりかねます。

三浦市 神奈川です。当ブログの一つのメインテーマであった横須賀地域の隣に位置する非常にそういう意味で重要な市です。三浦市の元になる鎌倉時代に勢力を誇った三浦氏の家紋は三つ引きです。

姿形が似ても似つきません。唯一三本線くらいでしょうか。横須賀市の市章の真ん中に吸収されて三浦市には残らなかったようです。
さて三浦市の市章はマグロか大根が二つ並んだ形だそうです。これは完全にイクトゥスそのものです。三浦市には教会も修道院もあり布教にも積極的のようですが、三浦市がキリスト教的である印象は受けません。聖アンデレ十字も良いかと思いますが、これだけ完全なイクトゥスの市章は他にありません。やはり市章の説明でもマグロ二匹と魚である事を強調しています。二本ある事は日本の象徴としてもかかっているのかと思います。全体として市民はどう思うのでしょうか。

四日市市 三重です。四日市ぜんそくで有名ですが、イオングループの発祥地のようです。丸に点で太陽のシンボルマークともなります。十字に円弧で十字、聖アンデレ十字、vesica piscisまたはイクトゥスとなります。vesica piscisは6個認められるようです。

市章における聖アンデレ十字はこれで終わりです。タウ十字よりも特に島原市があるために説得力があるかと思います。九州においてはやはり隠れキリシタンの歴史もあり、また近畿圏においても寺社との関係においてXPが多く認められたり、最初にやった星型の北海道などわかりやすい地域性があると説明もしやすいようです。
ただ個人的には三浦市は意外でした。キリストを魚で表すことは知っていたのですが、イクトゥスの形がここまで市章と一致しているとは驚きでした。やはり在日米軍基地の基地司令官、GHQ最高司令官が共にフリーメイスンとして基地行政に深く関わり、その横須賀の基地の立地を考えた際に歴史的に地理的に重要となる三浦市がやはりシンボリズムでも重要な印を刻まれているという事は、住民の考えや封建的な雰囲気は別として、将来の理想に向けた横須賀のシンボル建築とも繋がるフリーメイスンリーの間違いない事業の一つなのだと実感されました。

キリスト教国教化へつながるΧΡの出来事など、歴史や人間集団を動かす大きな力がシンボルにはあるとあらためて確認されました。その力が日本の市章にも込められているという事がこのブログの内容で実感されれば幸いかと思います。

次回は市章をいったん離れて福岡・博多のフリーメイスンリーのシンボルについてをやるか、またはちょっと休みをもらうかもしれません。


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