2012-03-23 14:45 | カテゴリ:映画について
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
スカル・アンド・ボーンズについて私は詳しい事は知りません。
ただレンタルビデオみたいなペイパービューのテレビで「ザ・スカルズ」というスカル・アンド・ボーンズをモチーフとした映画を見たのでちょっと話題にしてみました。
スカル・アンド・ボーンズは前に挙げた「グッドシェパード」という映画でもCIA創設の元となるとしてイェール大学内の友愛団体として主人公が所属していました。ネットなどではブッシュ元大統領親子が所属している団体として有名かと思います。


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主人公の俳優の名前がジョシュアというのもこのブログを読んでこられた方であれば、ヨシュア記のジョシュア、黒田如水のジョシュアという事で少し反応があるかもしれません。フリーメイスンリーに関してはジョシュアよりもヨセフという名前の方が非常に重要性が高いのですが、これは少し勉強するとフリーメイスンの有名人で非常に多い事に気付かれるかと思います。ジョシュアは比較的ユダヤ人で時々認められる位の名前かと思います。
映画の内容は両親のないボート部で頭角を現したイェール大学の苦学生が、学内秘密結社スカルズに入会してから寮で同室の親友を結社の秘密に関連して死なしてしまい、その死に関してスカルズでの魂の友人とされる最高裁判事の親子と対立することとなり、結局決闘を申し込んで子供が親を撃ちスキャンダルとなって主人公はそのまま恋人と一緒にハッピーエンドという話です。
結局やはりフリーメイスンリーと一緒で悪い事をもみ消したりそういうのに結社を利用すると碌な目にあわないという話で、友愛団体共通の組織と団結力のアピールの内容かと思います。ロスト・シンボルと特に相続や親子の入会に関して良く似たストーリーかと思われます。非常によくある話なのだと思いました。
ただ大事なのは要するにそういうフリーメイスンとその関連団体共通なのが、基本人間性の向上にあるという理念なわけで、この映画も最終的にはそういう話で終わっています。まあそこがアメリカって感じになるかなというところです。アメリカ=フリーメイスンリーの国という認識を強くする映画だと思います。
スカル・アンド・ボーンズに関してはネットでも拾えると思いますが、ブッシュ大統領の父親の方のスカル・アンド・ボーンズの入会の写真があるので載せておきます。ブラザーセオドア・ルーズベルト大統領も所属していたというので、ブラザーになるのかと思いますが、フリーメイスンリーとは関連団体という事で一応異なるのだと思います。(3/30追記訂正:ブラザーセオドア・ルーズベルトはハーバード大学卒であり、スカル・アンド・ボーンズとの関連は本人についてはありません。ペンシルバニアのグランドロッジのホームページに入会の日付やロッジの名前Matinecock Lodge No. 806, Oyster Bay, New York.があります。側近にスカル・アンド・ボーンズの出身者がいたようです。一応関連団体ですが異なるという事です。)



スカル・アンド・ボーンズはCIAの母体となったという話ですが、FBIの母体になったのは去年レオナルド・ディカプリオで伝記映画が公開されたブラザージョン・エドガー・フーヴァー元FBI長官個人の業績になるかと思います。

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ブラザーフーヴァーとFBIのシンボルマーク

こちらの方も見ましたらブログに感想など載せるかもしれません。

デルタ・カッパ・イプシロンなど大学内の友愛団体はアメリカでは多数存在し、日本でも慶應大学の同窓会など似たような組織になってきているかもしれません。
今後同様の組織が日本でも各大学に色々できてくる時代になるかもしれませんが、学生とはいえ本質的な部分で間違えるとかつての学生運動組織のように碌な事にならないかもしれません。
アメリカやイギリス、ヨーロッパの大学組織の歴史は日本とは数百年単位で違いますし、日本ではそれらも戦前戦後で相当変化があるかと思います。面白い時代かもしれませんが同時に難しい時代だと思いますので、わずかの過ちも許さない精巧なノミさばきが常にフリーメイスンの作業には必要とされるかと思います。

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