2016-06-24 12:00 | カテゴリ:イタリア
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
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The Arch of Titus Digital Restoration Project
The Virginia Museum of Fine Arts, Dr. Peter Schertz

まあ大雨で災害も多発している梅雨の日本なわけですが、皆さんお変わりありませんでしょうか。6月24日の洗礼者ヨハネの日に記事を書くのもブログも2012年1月から始まって5年のうち3回目という事で、まあフリーメイスンリーの秘密のすべてが集約したような日なわけですが、そういうわけもあり、このような記事となっています。
それでまあ現物も有名だと思いますが、ローマのティトゥスの凱旋門という事で、屋外にある2000年近く経過している遺物という事で、非常に劣化も著しいわけで、それのデジタル修復したものが上のものです。実際は下のような感じです。
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メノーラーというユダヤ教の独特の燭台を運ぶ兵士があるわけで、それがまさにユダヤ戦争の記録であり、ユダヤ人のその後のディアスポラ、離散につながる決定的な史実を物語る、ヨハネの黙示録のネロ帝の記述から、キリスト教会のローマ帝国内での国教化への歴史をつなぐ、まさにユダヤ教とキリスト教の歴史をつなぐローマにおける最大の証拠となるわけです。
ユダヤ人の史実での存在を認める遺物はこれが最も確かでローマにあり続けたわけですが、その他には現在大英博物館にあるアッシリアのシャルマネセル3世の戦勝を記念する黒色オベリスクと、最も古いものがエジプトの石碑でイスラエルという文字が認められるBC1207年の事を記したイスラエル石碑であり、それ以外には出エジプトの記録もユダヤ人自身による旧約聖書の記録しかないわけです。

プロテスタントのキリスト教国で、真摯に神と人間に向き合い、自らの内的な向上を図る目的で結成されたフリーメイスンリーなわけですが、やはりそれはユダヤ教、キリスト教の真実の教えの探求であり、その中で歴史的な事実、聖書の記述のみに依存しない真実の追及は重要な問題であったわけで、その際にヨセフス文書とこれら聖書時代の歴史の遺物の研究は最重要の問題であるわけです。

ティトゥスの凱旋門のモチーフはフランスフリーメイスンリーではパリのエトワール凱旋門となり、ユダヤ教の浮き彫りはイングランドグランドロッジのフリーメイスンホールの扉の浮き彫りのモチーフともなっているようです。黒色オベリスクの影響もあるかと思われます。
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浮かし彫りを英語でレリーフreliefと言いますが、これはフリーメイスンリーの3つの基本理念である、Brotherly love友愛、Relief救済、Truth真実の一つともなり、まあ苦痛の除去や安堵、救助、救援、息抜きや、持ち上げられたといった意味にもなるのですが、建築のレリーフにそういう意味がかかるという事で、来年の記念すべきフリーメイスンリー結成300周年、ルターの宗教改革500周年、ロシア革命100周年という年に向けた、299周年の息抜きとなりましたでしょうか。

ちなみにブラザーモーツァルトの遺作として魔笛ほどでは有名ではないオペラ・セリア「皇帝ティートの慈悲」はこの第一次ユダヤ戦争で戦った皇帝ティトゥスが描かれており、そこではユダヤ人王女の皇帝との関係もあるなど、ローマに降り交渉役や後の歴史の記述を行ったヨセフスなど、ユダヤ人がキリスト教国教化前のローマ帝国で様々にローマ帝国に広がっていった様子が描かれており、第二次ユダヤ戦争でのバル・コクバやラビ・アキバによるユダヤ王国のまさに玉砕の結果のその後のキリスト教としての復活の史実が全体として、ユダヤ教、キリスト教の復活の教えとなる、フリーメイスンリーの教えの枢要な部分が聖書からユダヤ古代誌、戦記における時代に成立しているという事がある、まさに偉大なるフリーメイスンの遺作のモチーフがこのレリーフにあるわけです。

皇帝ティトゥスの時代にはヴェスヴィオ火山の噴火によるポンペイの火砕流もあるわけですが、フリーメイスンリー結成後の大災害としてはカトリック国であるポルトガルでのリスボン地震と津波があるわけで、もちろんその後の第一次世界大戦、第二次世界大戦を通じてイスラエル国が復活したわけですが、目に見える戦争や災害とも、目に見えない内的な向上や戦いとも関わる、フリーメイスンリーの死と復活の教えです。

(Titoに日本の名字の伊藤などのローマ字も認めることもあるようですが、蛇足でしょうか?皇帝も東郷さんのように選ばれているのでしょうか?Titusは語源がギリシア・ローマ神話のタイタンで、巨人の意味になるようです。ゼウスの登場以前の大地の神であるようで、地震とも関係しているそうです。)

(新約聖書にもテトスへの手紙として、パウロ書簡に含まれる文書に登場します。クレタ島の非ユダヤ人の信徒としてクレタ島の司教に任じられたそうです。クレタ人は皆嘘つきだという有名な逸話と関係した聖書の論理学の題材とされるようです。皇帝ティトゥスの時代とほぼ同時代であり、地中海世界にありふれた名前という事と同時に、皇帝ネロの暗喩と同じく、皇帝の暗喩でしょう。生涯を見ても、ユダヤ戦争でのエルサレム攻囲はありますが、ユダヤ王女と恋愛関係に陥っており、それがまたオペラの伏線でもあるわけですが、シーザーとクレオパトラの逸話に例えて、ローマ市民が反対して結婚しなかったそうですが、その後はローマの大火やヴェスヴィオ火山の噴火などからわずか2年の治世で急逝し、それも次代皇帝である実の弟に暗殺された可能性が高いそうですが、結果としては善政であったと後世に評価されているようです。いずれにしても皇帝の選出の時点からユダヤ人、エジプト人、ギリシア人がローマ帝国に極めて大きく影響していることが理解されるかと思います。直接選挙権のあるローマ市民以外の被支配民族を含めた多民族国家であったという事であり、それらをまとめる上でのユダヤ教からのキリスト教の成立と発展という歴史があるわけです。)

(ティトゥスへの手紙としては、ショパンの同名の親友への書簡と、ベレロフォンテ・カスタルディというルネッサンス時代のイタリアのアマチュア作曲家と分類される作曲家の作品に皇帝ティトゥス・ヴェスパジアヌスへの手紙という作品が認められます。新約聖書のテトスへの手紙が同時代の皇帝への手紙の意味であるという解釈がイタリアでそもそもあったという事なのだと思われます。ショパンに関してはあまりに仲が良いので同性愛を疑われる根拠とされたりするそうです。ショパンに関しては愛人のブラザージョルジュ・サンドについていずれ考察したいかと思います。)

(皇帝ティトゥスの父親のウェスパシアヌス帝はカエサルからの血統を持たないフラヴィウス朝の創始者で70歳まで生きて最後は立って死んだそうですが、やはり生没年が9年11月17日 - 79年6月23日とあり、シンボリズムがあり、またヨセフスと知己を得て、ヨセフスにフラヴィウスの名前を与えています。ネロ帝との逸話もあり、非常に人間的なエピソードが多い皇帝のようです。息子のティトゥス帝とは基本的に同姓同名であるようです。親子の関係は旧約聖書のダヴィデとソロモンに例えられるのでしょうかね。まさにこういったところからも「ヘロデの呪い」の如くフリーメイスンリーの始源を古代ローマ、古代ユダヤ、古代エジプトに遡る発想はあるようです。)

(追記:同日にプレミアグランドロッジの国のイギリスのEU離脱が国民投票で決定しました。何とも全く予想外の結果でしたが、まさにプレミアグランドロッジの国であるという事なのだと思います。このブログでも当初から触れていた、フランス大東社系フリーメイスンリーと正統派フリーメイスンリーとは至高の存在への信仰について憲章の違いが存在し、認証を取り消した歴史があり、その中でスコティッシュライトの存在は極めて重要なきっかけでもありました。EU成立の父と呼ばれるブラザーリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギーについてもいずれスコティッシュライトを絡めて触れられればと思います。またブラザーリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーと親交が深かったブラザー鳩山一郎の孫の鳩山邦夫氏の早すぎる死をお悔やみ申し上げます。)
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