2022-04-18 13:49 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー

横須賀や 只帆檣の 冬木立

正岡子規の俳句は自友俳句とは正反対の日本の美意識に基づいた自然主義を崇拝するものだと考えますが、まあ横須賀の港の帆柱を冬木立と見立てた寒々しい否定的な光景と見ています。まあ工場ですから自然とは対極なんでその通りだとは思いますが、恐らく帆柱ではなく、アーク灯があったらしいのでそれか電柱なんだと思います。(追記修正:初期の蒸気船は補助的に帆柱がありました。)でまあ前にも挙げましたが、正岡子規の俳句には鶏頭や瓢箪に近い糸瓜の表現が多く、まああえてフリーメイスンリーで言うとフランス大東社よりなのかなと。(追記:子規の住んでいた子規庵の鶏頭は夏目漱石の吾輩は猫であるの挿絵画家でもある中村不折から贈られたものだそうで、中村不折はフランスの万国博覧会にも参加し、フランスに留学して絵画の勉強をしたそうです。中村不折が留学したのは子規の死の直前なので、帰国時にはもう亡くなっているので、鶏頭が贈られたのはフランス留学前のようです。)俳号の子規の規の字は規矩準縄と一緒でコンパスの意味ですね。(追記:子規は本名が常規であり、喀血した際に血を吐いても鳴くというホトトギスの逸話から、ホトトギスの異名の子規を号としたそうです。それなので話からするとコンパスの規の字は偶然入ったとなるでしょうか。俳句でも鳥の俳句は非常に多いようです。)
prm1508100007-p1.jpg明治時代初期の横須賀製鉄所全景R_2022041821370572c.jpg
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XPの回廊の 列柱は ガントリークレーンを思わせり