2013-03-02 06:21 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Men make history and not the other way around. In periods where there is no leadership, society stands still. Progress occurs when courageous, skillful leaders seize the opportunity to change things for the better.
人類は歴史を作り、それ以外の事はしてこなかった。指導者のいない時代であっても社会は成り立っていた。進歩は勇気ある巧みな指導者が物事を良くする機会を捉えたときに生じる。

It is amazing what you can accomplish if you do not care who gets the credit.
誰がその成し得た時の名誉を受けるかを気にしなければあなたが成しうる事は驚嘆するほどである。
2013-03-02 18:24 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
A leader in the Democratic Party is a boss, in the Republican Party he is a leader.
民主党の党首は領袖であり、共和党の党首は指導者である。

A pessimist is one who makes difficulties of his opportunities and an optimist is one who makes opportunities of his difficulties.
悲観論者はチャンスの中に困難を見つける人であり、楽観論者は困難の中にチャンスを見つける人である。
2013-03-02 20:11 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてアメリカの州章シリーズ栄えある第三回目の州はアイダホ州です。
ウィキペディアを読むとどうもアイダホ州という名前は創作した冗談の名前から付いたようです。
アイダホ州
位置で言うとシアトルなどのあるワシントン州に接した西部の内陸の一部カナダとの国境を接する地域にあり、有名なイエローストーン国立公園などもあり、ネイティブアメリカンの保護地域もあるなど地形の形からも自然が多く比較的開発が遅れた地域であるようです。ネイティブアメリカンの迫害に関しては相当悲惨な歴史があるようですが、ジョセフという洗礼名で改宗した「赤いナポレオン」と呼ばれる酋長の逸話がウィキペディアにも書かれていますが、ブラザーセオドア・ルーズベルトにも直訴していたりと全く効果は無かったようですが、ハワイのブラザーカラカウアやブラザーカメハメハ4世、5世のように恐らくフリーメイスンでありながら様々な謀略により居留地に追いやられた状況であったのではないでしょうか。同じブラザージョセフ・スミス・ジュニアが設立したモルモン教がユタ州と接する関係で比較的多い土地のようです。
アイダホといえばポテトが思い浮かぶように、ジャガイモの生産が非常に多いようです。ジャガイモの州とも呼ばれるようです。また宝石の産出が多く宝石の州とも呼ばれるそうです。
フリーメイスンリーについては150万人の人口に対して約5000人と約300人に1人とこれまでの二つの州に比べると少ないようです。グランドロッジの画像はありませんでしたが、サイトがありました。州議会の建物が連邦議会の建物と似ていて立派であるようです。
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さてまあ特に起伏なく淡々と進みますが州章です。
アイダホ州 (2)
相当色々入れ込んである州章です。モットーは永遠なれという意味だそうで、大学内の友愛団体で有名なシグマ・ファイやロンドンのサミュエル・ジョンソンらが作った文学クラブと一緒だそうです。右側の鉱夫が宝石や天然資源を意味するそうですが、良く見るとボーイスカウトの格好とそっくりであり、ボーイスカウト発祥が1907年で州章は1890年という事ですが、後々に改変されていたりでそういう意味もあるのかもしれません。(2013/3/3追記:つるはしとスコップもフリーメイスンリーの象徴となるそうです。建築道具という事なのですがそれほど有名ではないかと思います。ロイヤルアーチの位階で説明されるそうです。)左側が自由の女神で、自由と正義と平等をそれぞれフリジア帽と天秤で示しています。女性の横にあるのが州の花だそうです。下に農業を意味する麦藁でこれはやはりユダヤ教のシンボルでもあるようです。二つのコルヌーコピアイは果物と穀物を示しているようです。ヘラジカは保護区を意味するようです。樹は松の木だそうですがレバノン杉のように見えるので良いのだと思われます。レバノン杉と考えると川はもちろんヨルダン川となりそこに寄り添うような街はエルサレムという事になるのですが、そこまではちょっとなかなかわからないかもしれませんが、恐らくそれがこの州章の最大の秘密でしょう。下にある五芒星はアメリカの州の共通のシンボルであり、フリーメイスンリーの象徴でもあります。コルヌーコピアイはフリーメイスンリーで特別なシンボルというわけではありませんが、シンボリズムという意味でフリーメイスンリーの象徴に近いものと考えられます。また二つのコルヌーコピアイが対称性に並んでいる事から、ヤキンとボアズの柱に示される二元性を象徴させているとも考えられます。これらの中ではやはり自由の女神と五芒星のシンボル、そしてレバノン杉に見える樹とラテン語のモットーがそれぞれフリーメイスンリー関連となるのだと思われます。古い州章を見ると五芒星が六芒星となっていたり、モットーがsalve慰安となっていたり、横向きのヘラジカではなく鹿がいわゆるサタニズムで出てくるバフォメット(山羊の頭を持った悪魔)の形になっていたりとなかなか色々とまさに入れ込んだような形になっています。(2013/10/2追記:バフォメットはちょっと陰謀論かかり過ぎていますね。エルクelkという鹿の頭を象徴とした友愛団体があったようです。恐らくそれを意味するのでしょうが、どちらにしても山羊の頭の悪魔の意味になるのだと思われます。まあいずれにしても説明が難しそうです。ウィキペディアに会員が書いてありました。ブラザーマッカーサーやフランクリンルーズベルトなど、著名なフリーメイスンが多く参加しているようです。JFKも会員であるようです。JFKが友愛結社の会員であるという記述は恐らく珍しいかと思われます。その他クリント・イーストウッドの名前などもあります。)
アイダホ州旗
州旗はほぼ州章と同じですが、下地がブルーである事と下の州の名前が入った表示の左右のひねりがGのシンボルに近い形になっている事かと思われます。まあ州の名前の由来ではありませんが、なかなかそれぞれに特徴が示されているのではないかと想像されます。こうして繰り返しシンボリズムを見ていくと、五芒星のシンボリズムの中での重要さや、麦藁のシンボルに込められた農業と隠された意味としてのユダヤ教の意味などがなかなか感じ取れるかもしれません。フリジア帽のシンボリズムや天秤のシンボリズムなど比較的欧米で普遍的でいてフリーメイスンリーでも強調されるものが日本でも浸透するかもしれませんね。
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これはロスト・シンボルでも認めたフリーメイスンリーの暗号とされる記号ですね。フェイスブックで頂きました。
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これはどこかのグランドロッジの床であるかと思うのですが、詳しくはわかりません。フェイスブックで頂きました。
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これも元が印刷した紙のデザインでしょうか。詳しくはわかりませんがフェイスブックで頂きました。
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これもフェイスブックでもらったアメリカ大統領のフリーメイスンを表した図です。
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ロスト・シンボルでも出てきたかつて議事堂のロタンダの下に置かれていたワシントンの神格化の大理石の像です。フェイスブックでもらいました。
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多分マサチューセッツのグランドロッジだと思われます。詳しくはわかりませんがフェイスブックでもらいました。
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スコティッシュライトテンプルだと思いますが、マサチューセッツのもののようです。やはりフェイスブックでもらいました。
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イングランドグランドロッジのステンドグラスだと思います。フェイスブックでもらいました。
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これはどこか全くわかりませんがどこかのグランドロッジだと思います。やはりフェイスブックです。
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これもどこかわかりませんがフェイスブックでもらったものです。
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これもフェイスブックでもらったものです。鑿はイングランドに特異的なシンボルです。
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どこかのロッジか教会の床だと思いますが、フェイスブックでもらったものです。白と黒のシンボリズムは日本でもだいぶ浸透しているようですね。
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これはロンドンの旅行記でも取り上げたグリニッジのクイーンズハウスですね。写真自体はフェイスブックでもらったものです。
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これもどこかのグランドロッジの装飾だと思われます。フェイスブックでもらったものです。
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フェイスブックで頂いたAll Seeing Eyeをモチーフとした合成画ですね。だんだん慣れてくるかと思います。
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これもフェイスブックで頂いた画像ですが、詳細は全く不明です。All Seeing Eyeをモチーフとした画像ですが合成が無いのかどうかは良くわかりません。
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フェイスブックで頂いたものです。虹やライオンと特徴的なシンボルが含まれていたので加えました。
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フェイスブックで頂いたモザイクの床の変型ですね。合成画のようです。
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フェイスブックで頂いたキティーちゃんのエプロン姿ですね。キティーちゃんのキャラクターデザインの利用にフリーメイスンが関わっているようです。
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これもフェイスブックで頂いたものですが、恐らく占星術や錬金術の記号なのだと思いますが、六芒星と組み合わさっていて全くの謎です。この意味を解説するだけで記事が書けるかと思いますが現在のところまだ謎のままです。どこかのグランドロッジのものだと思われます。(2013/7/21追記:フリーメイスンリー歴史学会の終了後にロッジへの招待を行っていたThe Lodge of Edinburgh (Mary's Chapel) No. 1のマリー教会ロッジの入り口に掲げられているシンボルでした。ストリートビューで見ることができます。Flickrにも写真がありました。)
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これもフェイスブックで頂いたものです。かなりオカルトチックな絵画ですが単なる写真の合成画よりも迫力があるかもしれません。
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Gのシンボルに特化した合成画です。フェイスブックで頂きました。
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やはりフェイスブックで頂いた白黒のモザイクのシンボルの合成画です。
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これもフェイスブックで頂いたAll Seeing Eyeとピラミッドを組み合わせた合成画です。欧米では非常にこういう合成画の制作がフリーメイスンの間で盛んです。
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これは黄金比をわかりやすく図示したものです。やはりフェイスブックで頂いたものです。
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こちらも特徴的なAll Seeing Eyeの合成画です。フェイスブックで頂きました。
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これはテレビのフリーメイスンリー特集で盛んにフクロウのシンボルについてこだわっていましたので、いくつかあるフェイスブックで頂いた画像の中から選んで出しました。五芒星とフクロウの直接の関係は無いと思います。
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これは実物がどこにあるかはわかりませんが、自らを鑿と木槌で削り出すという多く認めるモチーフです。最初がどこかは知りませんが、フリーメイスンリーを表す一つのモチーフです。フェイスブックで頂きました。
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こちらもピラミッドとスフィンクスを強調したAll Seeing Eyeの合成画です。フェイスブックで頂きました。
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実務的メイスンリーの使用する道具を象徴的に写した写真です。フェイスブックで頂きました。
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自由の女神像が天秤の代わりにフリーメイスンリーのシンボルを掲げた像です。詳細は不明です。フェイスブックで頂きました。
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白いエプロンです。Entered Aprenticeが着用する無垢を象徴するエプロンです。フェイスブックで頂いた画像です。
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これもアメリカ大統領のフリーメイスンを描いた版画です。微妙に登場人物が異なります。フェイスブックで頂きました。
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ユダヤの六芒星とフリーメイスンリーのスクエアアンドコンパスのシンボルを重ね合わせた図です。かなり基本的な構図なのですが、なかなかフリーメイスンリーとユダヤ教の接点は聖書の通読が無ければ理解しがたいもののようです。
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スコティッシュライトのシンボルマークです。House of the Templeにはピラミッドの頂点が上を向いたものが描かれています。これはモットーのDeus Meumque JusとOrdo Ab Chaoを強調したものです。フェイスブックで頂きました。
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こちらもフェイスブックで頂いたものです。
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これもフェイスブックで頂いたものですが、かつてロッジで使用した山羊のモチーフです。山羊は気まぐれを性質とする象徴のようで、その他に無垢や悪魔の象徴であるなどあります。要するにあまりあてにならない入会志願者を表す一つの象徴であり、そういう人物を乗りこなすという一つの遊びのモチーフであったようです。フリーメイスンリーのネット上での解説では由来や起源は良くわからないがかつて類似の友愛団体で多く使用された入会儀式の一つであるとあります。まあそういう気持ちが軽く心移りしてしまうような人物を利用したりする比喩のようです。実際はあまりよくない事とされますが、現在でもフリーメイスンリーでは良くある事のようです。真摯な気持ちで無いフリーメイスンリーへの興味本位での接触はろくなことにならないという戒めではないでしょうか。
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こちらもシンボルを描いた合成画です。フェイスブックで頂きました。
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こちらもフェイスブックで頂いたものです。
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これもフェイスブックで頂いたものです。勿忘草をシンボルとして示したもので欧州で作られたものだと思いますが比較的珍しいです。
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これもフェイスブックで頂いたものです。現役のブラザーがコンピュータグラフィックで原案を作成し、それをそのまま所属するロッジの壁に当てはめてステンドグラスを実際に作成したそうです。なかなかグランドロッジレベルの美しいものです。
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これもどこかのロッジの床か壁だと思いますが、なかなか美しいので使用しています。フェイスブックで頂きました。
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こちらはマウント・バーノンの記事でも写真を出した公開されているブラザーワシントンが使用した道具です。写真自体はフェイスブックで頂きました。
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ブラザーアルバート・パイクの肖像です。フェイスブックで頂きました。
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これもフェイスブックで頂きました。All Seeing Eyeをモチーフとした合成画は盛んに作られるようです。
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これもどこかのロッジの部屋ですが、恐らくマサチューセッツグランドロッジではないかと思います。フェイスブックで頂きました。
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これもフェイスブックで頂いたいものです。特に教訓的な意味ではなく美的な意味での猫だと思いますが、スフィンクスやライオンのネコ科という意味でも特に間違いではないのだと思います。
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これもフェイスブックで頂きました。チェスをモチーフとした合成画のようです。
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これもフェイスブックで頂いたものです。どこかのグランドロッジのステンドグラスだと思われます。この流れから行くとやはりマサチューセッツグランドロッジでしょうか。
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どこかの教会のモニュメントのようですが、恐らくロッジかスコティッシュライトテンプルのものなのだと思います。フェイスブックで頂きました。
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これはエッフェル塔で検索して出てきた写真の一つだと思います。
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こちらもウェストミンスター宮殿で検索して出てきた写真の一つです。
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これはフェイスブックで頂きました。エジプトをモチーフとしたAll Seeing Eyeの合成画です。
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ドレスデン爆撃で焼失したクールベの石割人夫の絵です。検索で出てきたものです。クールベがフリーメイスンかどうかは非常に微妙ですが、この作品が爆撃で焼失してしまっているという事はそういう事なのだと思います。
セザンヌメメントモリ
ブラザーセザンヌのメメントモリをテーマとした絵です。セザンヌ作品のコレクションを見ていてみつけたものです。
ルノアール桟敷席
こちらはブラザールノアールの桟敷席という題名の絵です。女性のフリーメイスンリー参加をテーマとした絵と考えられます。
エヴァゴンザレス秘密
ブラザーマネの弟子のブラザーエヴァ・ゴンザレスによる秘密という題名の絵です。女性のフリーメイスンリー参加の一つの傍証と思われます。
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こちらもブラザーエヴァ・ゴンザレスのイタリア桟敷です。桟敷席をモチーフとしてフリーメイスンリーロッジへの参加を意味しているようです。
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ブラザーロバート・バーンズの肖像画です。検索で出てきたものです。
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こちらもそうです。
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これは星空の検索で出てきたラシュモア山の上にかかる北斗七星の写真です。ラシュモア山と北斗七星を重ねた写真は好まれるモチーフのようです。北斗七星自体の美しい写真もネット上では貴重なようです。
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ブラザー西周の肖像画です。神奈川県立近代美術館で開催中の美術展で展示されているものです。
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ブラザー林董の肖像画です。検索で出てきたものです。
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ブラザー津田真道の肖像画です。検索で出てきたものです。
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ヴェルサイユ宮殿の庭園の地図です。英語版ウィキペディアにあったものだと思います。
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これはフリーメイスンリーとは直接関係ありませんが日本の象徴の富士山と桜の写真です。検索で出てきたものです。
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これはフェイスブックでアレクサンドリアロッジのイベントで出していた写真です。ブラザーワシントンの生誕日にイベントをやっていたようです。
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これはエディンバラ城の写真です。この写真の元は実は送られてきたメールの添付文書なのですが。詳細はまたこのブログで報告する事になるかもしれません。
日本グランドロッジ
日本グランドロッジの写真です。検索で出てきたものです。
首相官邸
日本の首相官邸です。検索で出てきたものです。大きなラフアシュラーが目立つでしょうか。建物自体の設計は日本グランドロッジを模した現代建築となっています。かつてのものは横浜ロッジの建築に似ていたのかもしれません。
国会議事堂
日本の国会議事堂です。以前にも触れましたが、アレクサンドリアのワシントン記念石塔と非常に良く似た形をしており、建設もほぼ同時期です。検索で出てきたものです。
天皇旗
天皇旗です。16弁菊紋は非常にイングランドのマスターメイスンのエプロンの星型の紋に似ています。菊紋を意識してそうなっているのかもしれません。これもフリーメイスンリーの秘密になるのだと思われます。
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これがそのイングランドのマスターメイスンのエプロンです。炎状星の意味になるのかと思いますが、明らかに形は菊紋です。元々この意匠はシュメール文明で認めるとかあるようです。
東御苑モニュメント
ブログで記事とした東御苑のラフアシュラーのモチーフです。

以上で一応ヘッダーの追加した画像については終わりです。今後も付け加えるものがあるかもしれませんがその際は随時報告していきます。
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あとはブログの背景ですが、検索でなんとか出てきた北斗七星の星空の画像です。NASAの画像であるかと思います。特にそれが天皇を意味するなどの意味はありませんが、星空を背景としたかったのと、その中でそれなりに意味のある星座をモチーフとしたものという事で北斗七星の画像としました。もちろん日本では北極星を示す意味にとれますが、世界では特にそればかりという事ではありません。
ちなみにファン・ゴッホの星降る夜に北斗七星を描いたものがあるそうです。
星空といえば日本グランドロッジのブルーロッジの天井に美しい星空のモチーフがありますが、どうもある特定の星座や星空を模倣したものではないようです。そういう星座のモチーフにはそれぞれ逸話があり、意味が出てしまうのでシンボルとならないという事なのだと思います。これと同じ事がヴェルニー公園の光る床にも表れていると思います。意味を持たせない事で純粋にシンボルとしての意味を持つという事なのだと思われます。まあそういう意味ではこのブログも私自身もまだまだだと思われます。それがフリーメイスンの小径のようです。
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(追記:Dedicated Masonのところにある以前鎌倉大仏を表示していたところのものは、期間限定でイングランドのフリーメイスングッズ専門店で通信販売されていたブルドッグをモチーフとした人形の写真です。もちろん私はこれだけの格好をした事はありませんが、なかなかおしゃれな人形なので使わせてもらっています。フリーメイスンリーでは良くこうした動物や子供がエプロンをした形の人形を戒めを込めて作り販売したりします。大体かなり人気が高いです。)
2013-03-03 09:03 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
I do not believe there is a problem in this country or the world today which could not be settled if approached through the teaching of the Sermon on the Mount.
私は今日のこの国の問題や世界の問題で山上の垂訓(マタイによる福音書第五章から七章)に基づいて解決できないものは無いと信じる。

You know that being an American is more than a matter of where your parents came from. It is a belief that all men are created free and equal and that everyone deserves an even break.
アメリカ人であることは両親の出自がどうであるとか以上のものである事は知られているかと思います。それは全ての人は自由で平等に作られていて、全ての人にチャンスが恵まれるという信仰です。
2013-03-03 15:53 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
America was not built on fear. America was built on courage, on imagination and an unbeatable determination to do the job at hand.
アメリカは恐怖の上に成り立ったわけではない。アメリカは勇気と、想像力に基づいた、その仕事を手ずから行うための打ち負かす事の出来ない決意の上に、成り立ったのである。

All the president is, is a glorified public relations man who spends his time flattering, kissing, and kicking people to get them to do what they are supposed to do anyway.
全ての大統領は、人々がなんとかやるべき事をやるようにへつらったり、キスしたり、足蹴にしたりして時間を費やす威厳のある社会的な関係をもった者である。
2013-03-04 21:58 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
It is understanding that gives us an ability to have peace. When we understand the other fellow's viewpoint, and he understands ours, then we can sit down and work out our differences.
平和を維持する能力を我々に与えるのは理解する事である。他者の価値観を理解する事が出来て、他者が我々の価値観を理解する事が出来たのであれば、我々はお互いの違いを克服するために座ってやり合う事ができる。

If you can't stand the heat, get out of the kitchen.
もしあなたが熱さに耐えられないのなら、台所から出なさい。(料理するには熱さに耐えなければいけない。物事を成すには困難に打ち勝たなければならない。)
2013-03-04 22:37 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
You want a friend in Washington? Get a dog.
ワシントンで友達が欲しいですか?犬を飼いなさい。

Richard Nixon is a no good, lying bastard. He can lie out of both sides of his mouth at the same time, and if he ever caught himself telling the truth, he'd lie just to keep his hand in.
リチャード・ニクソンは良くない嘘つき野郎だ。彼は同時に二枚舌で嘘をつく事ができ、もし仮に彼が自分が本当の事を言っていると気付いたら、彼は自分の嘘つきの技術が落ちないように嘘をつくだろう。
2013-03-04 22:53 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
The Marine Corps is the Navy's police force and as long as I am President that is what it will remain. They have a propaganda machine that is almost equal to Stalin's.
海兵隊は海軍の警察力であり私が大統領である限り存続させる。彼らはスターリンのそれとほとんど同じくらいのプロパガンダ機能を持っている。

Carry the battle to them. Don't let them bring it to you. Put them on the defensive and don't ever apologize for anything.
戦いは相手のところでしろ。あなたのところに戦いを持ってこさせてはいけない。相手を守勢にさせて、何事にも謝罪しない事だ。
2013-03-04 23:11 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
I had faith in Israel before it was established, I have in it now. I believe it has a glorious future before it - not just another sovereign nation, but as an embodiment of the great ideals of our civilization.
私はイスラエルが成立する前から信頼していたし、現在も信頼している。私はイスラエルの将来が、その他の主権国家と異なり、我々文明社会の偉大なる理想の体現として栄光に満ちていると信じている。

The atom bomb was no "great decision." It was merely another powerful weapon in the arsenal of righteousness.
原爆投下は大いなる決断ではなかった。それは単に正義の武器庫の新しい強力な武器でしかなかった。
2013-03-04 23:31 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Those who want the Government to regulate matters of the mind and spirit are like men who are so afraid of being murdered that they commit suicide to avoid assassination.
政府が心や精神的な事柄をコントロールするように望む人は、殺される事を恐れるあまりに暗殺されるより自殺を選ぶような人と似ている。

A bureaucrat is a Democrat who holds some office that a Republican wants.
官僚とは共和党員が望むいくつかの役職を保持している民主党員である。
2013-03-05 08:08 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Experience has shown how deeply the seeds of war are planted by economic rivalry and social injustice.
経験は経済的な対立や社会的な不正義がいかに深刻な戦争の種子をまくかという事を示している。

It's a recession when your neighbor loses his job; it's a depression when you lose yours.
お隣さんが仕事を失えば不景気であり、あなたが仕事を失えば恐慌である。
2013-03-05 08:15 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Actions are the seed of fate; deeds grow into destiny.
行動は運命の元である。行為は成長して宿命となる。

A president either is constantly on top of events or, if he hesitates, events will soon be on top of him. I never felt that I could let up for a moment.
大統領は常に物事の頂点にいるが、 もしためらったりしたら大統領の上に物事が乗る事になる。私はかつてそのように許した瞬間を感じた事は無い。
2013-03-05 08:25 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
In reading the lives of great men, I found that the first victory they won was over themselves... self-discipline with all of them came first.
偉大な人物達の伝記を読むと、必ず彼らは最初に自分自身に打ち勝つ事ができている。偉人達は全て自己鍛錬を最初に行っている。

I have no desire to crow over anybody or to see anybody eating crow, figuratively or otherwise. We should all get together and make a country in which everybody can eat turkey whenever he pleases.
ダジャレとしても比喩であれ何であれ私は誰かを打ち負かしたいと思った事はないし、誰かにカラスを食べさせたいとも思わない。我々は団結して取り組むべきだし、誰もが好きな時に七面鳥を食べられる国にすべきである。
2013-03-05 08:35 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
If you can't convince them, confuse them.
確信させる事ができないのなら、混乱させてしまえ。

The only things worth learning are the things you learn after you know it all.
唯一学ぶ価値のある事はあなたが全てを知った後に学んだ事である。
2013-03-05 08:52 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Upon books the collective education of the race depends; they are the sole instruments of registering, perpetuating and transmitting thought.
本による集団教育は民族や共同体に依存する。本は単なる記録されて永続化され伝達する考えの道具でしかない。

You can always amend a big plan, but you can never expand a little one. I don't believe in little plans. I believe in plans big enough to meet a situation which we can't possibly foresee now.
いつでも大きなプランを修正することはできるが、小さなプランを大きくする事は出来ない。私は小さなプランを信じる事は出来ない。私は現在予見する事ができないほどの状況に適う大きなプランを信じる。
2013-03-05 09:11 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
A President needs political understanding to run the government, but he may be elected without it.
大統領には政府を運営するための政治的な理解が必要である。しかし選挙で選ばれるときにそれらは持ち合わせていない。

All my life, whenever it comes time to make a decision, I make it and forget about it.
私の人生ではいつでも決断が迫られていた。私はそれをしてきてそれについて忘れてしまった。(決断する事を意識する事すらなくなった。)
2013-03-05 09:44 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Nixon is one of the few in the history of this country to run for high office talking out of both sides of his mouth at the same time and lying out of both sides.
ニクソンは高官になるために二枚舌を使い両陣営から騙し取ったこの国の歴史上数少ない一人である。

The President is always abused. If he isn't, he isn't doing anything.
大統領は常に非難される。非難されていないとしたら、何もしていない時である。
2013-03-05 10:02 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
I remember when I first came to Washington. For the first six months you wonder how the hell you ever got here. For the next six months you wonder how the hell the rest of them ever got here.
私が最初にワシントンに来た時の事を覚えている。最初の六か月はすさまじい地獄のようなところに来たと驚く事だろう。次の六カ月にはそこ以外の場所全てがどれだけすさまじい地獄かと驚く事だろう。(how the hellはスラングですさまじいという意味になるがここでは実際の地獄の意味にも掛けている。)

I have found the best way to give advice to your children is to find out what they want and then advise them to do it.
あなたの子供たちへの最良のアドバイスは子供たちが何をしたがっているかをみつけて、彼らにそれをするよう言う事です。
2013-03-05 15:49 | カテゴリ:全国の市章
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まあなんつうか色々このブログで触れたコメントについては一応ノルマが発生するというか、そういうある程度の無謬性というかそういうのがありまして、ほとんど多くの人は市章シリーズは完結していたと思われると思いますが、町村章について一応一度は取り上げると言ったので今回で取り上げることとします。

町村章は平成の大合併の影響で相当数が減ったわけですが、その中でも月と太陽のシンボルマークのように平成の大合併で増えたシンボルマークとは違い、色々町村章作成の具体的な手作りの雰囲気が感じ取れるのでシンボリズムとしてもまた違った背景が感じられるものでしょうか。
シンボリズムに関してはほぼここまで読んできている方ではさらに個人的に知識を深めている方も想像される程度に納得されているものと思いますが、基本的にシンボリズムの知識があればそれに関する展開もほぼ繰り返しや多少の知識の付け加えという事になるのもよろしいかと思います。
私自身が現在読んでいる有澤玲氏の「真説 フリーメイソン大百科」の下巻のシンボリズムの項目がほぼこのブログの市章のシンボリズムの部分に対応する項目となっており、それぞれわかりやすさなどを比較検討していただければ幸いではないかと思っています。

それではまあ久々の自治体章シリーズですが、かなりはっきりと認められるもののみ選んでおり、また町村章であるのでその地域に関する予備知識がほぼ無いので地域に関する知識はかなり限定されるものとなります。

最初はもろGです。Gそのものというものですね。
枝幸郡浜頓別町
北海道枝幸郡浜頓別町です。北海道北部宗谷岬の近くにあり、神威岬というのがあるそうです。カタカナのハマとひらがなのとんを組み合わせたようですが、明らかに苫小牧市のGそのものを模倣したのでしょうね。特に経済的効果は認めていないようです。
東筑摩郡朝日村
長野県東筑摩郡朝日村です。アサヒのアを示すようですが、どう見てもGです。特に目立ったものは認めません。
双葉郡広野町
福島県双葉郡広野町です。東北大震災の被害地域のようです。また原発事故の避難地域でもあったようです。東京電力の火力発電所があるようです。
北牟婁郡紀北町
三重県北牟婁郡紀北町です。世界遺産の熊野古道があるようです。

次はG御殿場型です。
下高井郡野沢温泉村
長野県下高井郡野沢温泉村です。スキー場と野沢菜漬で有名でしょうか。
大野郡白川村
岐阜県大野郡白川村です。世界遺産の白川郷の場所のようです。いわゆる御殿場型の形そのものとは切りこみが異なりますがほぼ同じ形と言えるかと思います。
三重郡菰野町
三重県三重郡菰野町です。温泉があり人口も多く増えているようです。名前のシンボリズムもあるのでしょうか。
厚岸郡浜中町
北海道厚岸郡浜中町です。北海道はやはり町村章でも圧倒的に多い印象です。根室市と接する場所にあり、津波被害を何度も受けていて防潮堤があるようです。
南会津郡檜枝岐村
福島県南会津郡檜枝岐村です。日本一人口密度の低い市町村だそうです。
北海道檜山支庁爾志郡乙部町
北海道檜山支庁爾志郡乙部町です。北海道の函館に近いところのようです。

転倒したGです。
三戸郡階上町
青森県三戸郡階上町です。岩手県と接しているようです。八戸工業大学がありその為に人口が増えているそうです。

小文字のgです。
東田川郡三川町
山形県東田川郡三川町です。イオンや映画館ができたようです。名前のシンボリズムもあるのでしょうかね。
稲敷郡美浦村
茨城県稲敷郡美浦村です。この形は小文字のgとともに三つ葉のクローバーの意味にもなるのでしょうね。人口も多く色々施設もあるようです。
東臼杵郡美郷町
宮崎県東臼杵郡美郷町です。三つ葉のクローバーとgとを組み合わせたシンボリズムの分解のような独特の形です。人口は減っているようです。

All Seeing Eyeです。そのような形はやはり多く認めましたが、明らかにそれそのものというものだけ挙げました。
速見郡日出町
大分県速見郡日出町です。近隣を市で囲まれていますが、単独で人口も多く増えているようです。
双葉郡楢葉町
福島県双葉郡楢葉町です。福島は市章でもAll Seeing Eyeが多かったように思いますが、恐らくその影響で町村章でもその形が多いようです。福島第二原発があり、東北大震災の被災地です。

次は3の強調です。
球磨郡三上村
熊本県球磨郡水上村です。カタカナのミから取ったようです。人口は減っているようです。
北海道渡島支庁茅部郡森町
北海道茅部郡森町です。北海道の函館に近いようです。

次は五芒星です。やはり北海道に多いようです。
紋別郡遠軽町
北海道紋別郡遠軽町です。内部にtriquentaを描くなど三位一体のカトリックをかなり意識したものでしょうか。人口は減っているようです。牛乳の工場があるせいでしょうか。
余市郡余市町
北海道余市郡余市町です。ソーラン節の発祥地で、ニッカウヰスキーの創業地だそうです。スコットランドと縁があるようです。トンネル事故などがあったと思います。宇宙飛行士の毛利衛さんの出身地だそうです。中心に十字も認めます。
土佐郡大川村
高知県土佐郡大川村です。こちらは人口密度ではなく人口そのものが最も少ない村だそうです。早明浦ダムの建設で人口が減少したそうです。やはり星に北斗七星の意味も加えるそうです。キリスト教と国家神道を組み合わせる形でしょうか。

次は六芒星です。やはり北海道に圧倒的に多いです。
余市郡仁木町
北海道余市郡仁木町です。人口は減っているようです。
北海道後志支庁虻田郡真狩村
北海道虻田郡真狩村です。人口は減っているようです。カタカナのマを組み合わせて六芒星を作ったようです。
北海道渡島支庁亀田郡七飯町
北海道亀田郡七飯町です。六芒星というよりもflower of lifeに近いのでしょうか。人口は増えているようです。
北海道渡島支庁上磯郡木古内町
北海道上磯郡木古内町です。青函トンネルのある北海道の南端です。人口は減っているようです。ヘキサゴンの形でしょうか。
大飯郡高浜町
福井県大飯郡高浜町です。原子力発電所があるようです。

さてこの後はプラスアルファですが、最初は砂時計です。医療大手のMSDのものが特徴的ですが、町村章でも全く同じ形のものがありました。
球磨郡五木村
熊本県球磨郡五木村です。人口は減っているようです。五木の子守唄の発祥地だそうです。水力発電所があるようです。五の形と臼杵の形から由来するようです。

もう一つは十字です。やはり同じ熊本県の球磨郡となります。
球磨郡相良村
熊本県球磨郡相良村です。やはり隠れキリシタンなどが影響するのでしょうか。相良村の名前の由来の相良氏は鎌倉時代より由緒がある戦国大名の流れだそうで、島津氏と同じような強い土着の歴史があるようです。相良氏の家紋とは全く関係ないようです。四つ葉のクローバーなどの説明もあるようですが、ひらがなのさの形とあります。

熊本県の球磨郡の3つの町村章が挙げられた事とゆるキャラのくまモンと関係あるのでしょうか。イスラエル大使館がゆるキャラを募集していたなどの話もあったりと関係あるのではないかと思います。まあ市町村章やゆるキャラなど地域を振興する目的で共通なのだと思います。

さていかがでしょうか。やはり町村章だと電力会社との関係が濃密に浮き出てくる感じでしょうか。余市町のニッカウヰスキーとスコットランドの繋がりはなかなか興味深いところでした。こういう話もより公的に大っぴらに話せるようになると世の中面白くなると思うのですがどんなもんでしょうか。
2013-03-05 17:37 | カテゴリ:イングランド
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
まったくもって哲学的な問題です。
フリーメイスンとは何かという根源的な問題とともに、女性はフリーメイスンとなれるのかどうか、女性の入会を基本的に認めない英国フリーメイスンリーの時代の源ともとれる、清教徒革命、名誉革命のそもそもの根本を築いたとも言える女王がフリーメイスンと認められるのかどうかという矛盾的な議論を含んだ問題です。

まあそもそも普通に考えて1717年のグランドロッジ結成以前という事でいわゆるフリーメイスンに入会するという事はありません。ではエリザベス女王はフリーメイスンではないのかというと、彼女の人生、治世が結果として清教徒革命、名誉革命を経てイングランドグランドロッジ結成に繋がるフリーメイスンリー結成の基礎となった事は間違いないわけで、横須賀における三浦按針の存在のように、フリーメイスンリーを語る上でエリザベス女王の存在は避けて通れないものであるというところは異論のないところなのではないでしょうか。

まあグランドロッジ結成以前から女性の入会はあったそうですが、少なくとも16世紀のエリザベス女王の時代に女性の君主が当時の秘密結社であり基本的に男性優位社会であったイングランドでフリーメイスンに入会する事はありえないと思うわけですが、そうかといってクイーンズハウスで認めるような初期のフリーメイスンリーの明確な思想や概念を表した帝王学のもとで教育を受け、まかりなりにもその後の大英帝国の基礎を築きあげ、またカトリックと明確に決別し独自の外交や海軍を育てて実質的なフリーメイスンリー国家としての出発点を築いた女王であり、その周辺の人物はフランシス・ベーコンやウィリアム・シェイクスピアを始めとしてフリーメイスンリーとの関わりが良く言われる人物であり、またこのブログのウェストミンスター寺院の墓で認めたエリザベス女王と同時代のブラザーヘンリー・ケアリー初代ハドソン卿の経歴やその後の子孫など、どうもこの辺りにフリーメイスンリーと大英帝国の中枢との重要な接点があるような印象です。詳しい史料や情報が無いのでなんとも言えず、結局ウィキペディアの情報で推測するしかないわけですが、良く言われるようにフリーメイスンリーがイングランドの歴史上に重要な役割をおって出現し始めるのはその後の清教徒革命、名誉革命の時代であり、明確に恐らくフリーメイスンの君主として認められるのはエリザベス女王の次代のジェームズ一世であると思われます。その時代はまさに欽定訳聖書の時代であり、ジェームズ一世が実質的なフリーメイスンの君主であったという考えには恐らく多くが異論ないところであるかと思われますが、女性のフリーメイスン加入が困難であった時代のイングランドの象徴的なエリザベス女王を形式的であれ何であれフリーメイスンと考えるかどうかはかなり異論のあるところだと思われます。少なくともそれらの時代を築いた前代のヘンリー八世は数多くの結婚歴や異常な性格などからフリーメイスンと認める論は少ないかと思われます。

まあこういう話は雲を掴むような話で、想像や定義などまさに机上の空論の最たるものなのですが、なぜ今この話題に触れなければならないかというとやはり現在の英国君主エリザベス女王の関心ともリンクしているのだと思われます。もちろん現在のエリザベス女王が直接的にフリーメイスンであるかどうかはあまり問題にならないと思われますが、少なくとも現在のイングランドグランドロッジのグランドマスターはエリザベス女王の従弟であるケント公であり、奥さんや子供たちが皆カトリックに改宗してしまったそうですが、それはともかく王室の男性がほぼフリーメイスンで構成されているのは現代英国王室の伝統と思われます。

さてまあ一方のイタリアの政界やカトリックの教皇の退位やエリザベス女王のイタリア訪問の延期など様々にあり、それらは女性のフリーメイスン参加やカトリックとフリーメイスンリーの形而上的な対立など様々に進行中の急速に解決に向けて進展するような歴史的な諸問題となるかと思いますが、いずれにしても以下のニュース映像が一つのイングランドグランドロッジのメッセージのようです。
queenElizabethfreemasonry.jpg10385817.jpg10385818.jpgqueenElizabeth.jpg
まあ相変わらずフェイスブックでもらったネタで書くように勧められた体な訳です。もちろん看護師が付けていたのがたまたまフリーメイスンリーのしかもイースタンスターと似たシンボルな訳ですが、イングランドにはイースタンスターはありませんので、女性フリーメイスンリーの団体になるのだと思いますが、まあ色々諸事情があってイタリア訪問するのに適した時期ではないということなのだと思います。
まあしかし青と赤とその他女王の髪や他の人の服の白と三色でまとめていたりと、何となくこの一日の胃腸炎の入院をもってエリザベス女王はフリーメイスンになったという事になるのだと思われます。

こんな感じがイングランドフリーメイスンリーの感じではないでしょうか。
2013-03-05 20:40 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
I've said many a time that I think the Un-American Activities Committee in the House of Representatives was the most un-American thing in America!
私は議会下院の非米活動委員会がアメリカ中で最も非アメリカ的であると何度も言い続けてきた!

Most of the problems a President has to face have their roots in the past.
大統領が直面せざるをえない問題のほとんどはその原因が過去にあるものである。
2013-03-05 20:43 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
The buck stops here!
責任は私が取る!

You can never get all the facts from just one newspaper, and unless you have all the facts, you cannot make proper judgements about what is going on.
あなたはたった一紙の新聞から全ての情報を取る事は出来ない。そして全てを把握しなければ、現実の事に適切な判断を下す事は出来ない。
2013-03-05 21:01 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Any man who has had the job I've had and didn't have a sense of humor wouldn't still be here.
私が就いていた職業についていてユーモアの感覚のない人はこれからもいないままだろう。

In my opinion eight years as president is enough and sometimes too much for any man to serve in that capacity.
私の考えでは大統領として8年務めれば十分で、時代によってはどんな人でもその期間で務め上げるには長すぎるだろう。
2013-03-06 20:30 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
It's plain hokum. If you can't convince 'em, confuse 'em. It's an old political trick. But this time it won't work.
それは単純な意味のない話です。確信させる事ができないのであれば混乱させろというのは古くからの政治的手法です。それは今の時代にはもう時代遅れです。

The reward of suffering is experience.
苦しみの代償が経験です。
2013-03-06 21:09 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
We shall never be able to remove suspicion and fear as potential causes of war until communication is permitted to flow, free and open, across international boundaries.
我々が潜在的な戦争の原因となる疑念や恐れを取り除く事ができるようになるのは、国境を越えて自由で開かれた情報交換が可能となったときです。(つまりインターネットが世界平和に繋がる事を予見しているのです。)

When you get to be President, there are all those things, the honors, the twenty-one gun salutes, all those things. You have to remember it isn't for you. It's for the Presidency.
あなたが大統領になったとしたら、そこには名誉と21発の礼砲(最上級の礼砲)の全てがあります。しかしそれらがあなたのためのものではない事を忘れてはいけません。それは大統領職に対してあるのです。
2013-03-06 21:20 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
When you have an efficient government, you have a dictatorship.
効率的な政府が欲しければ、独裁制を選択すべきだ。

Whenever a fellow tells me he's bipartisan, I know he's going to vote against me.
二大政党の連携を支持する人は私に投票しないだろう。
2013-03-06 21:45 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
A President cannot always be popular.
大統領は常に人気とはなりえない。

Always be sincere, even if you don't mean it.
たとえそれが不本意であっても常に誠実であれ。
2013-03-06 21:58 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Intense feeling too often obscures the truth.
強烈な感情はしばしば真実を見えづらくする。

A politician is a man who understands government. A statesman is a politician who's been dead for 15 years.
ポリティシャン(政治屋)とは政府を理解している人間である。ステーツマン(立派な政治家)とは死んでから15年以上経ったポリティシャンである。
2013-03-06 22:06 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Being too good is apt to be uninteresting.
あまりによくでき過ぎるのは面白くなくなりがちである。

I would rather have peace in the world than be President.
私が大統領でいるよりも世界が平和であってほしい。
2013-03-06 22:35 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
There is nothing new in the world except the history you do not know.
あなたが知らない歴史以外に世界に新しい事は無い。(全て歴史の繰り返しである。)

This administration is going to be cussed and discussed for years to come.
この政権は呪われて、来る数年は議論されるだろう。
2013-03-07 19:47 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Art is parasitic on life, just as criticism is parasitic on art.
芸術は人生にとって寄生的である。ちょうど批評が芸術にとって寄生的であるのと同様に。

If I hadn't been President of the United States, I probably would have ended up a piano player in a bawdy house.
もし私はアメリカの大統領になっていなかったら、恐らく売春宿のピアノ演奏者になっていただろう。
2013-03-07 19:58 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
If I'd known how much packing I'd have to do, I'd have run again.
どれだけの機密書類を処分しなければならないかがわかるのなら、私はもう一度やるだろう。(ホワイトハウスを去る際の言葉。)

It sure is hell to be president.
大統領は本当に大変だ。(地獄の日々だ。)
2013-03-07 20:09 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
My father was not a failure. After all, he was the father of a president of the United States.
私の父は失敗者ではない。結果的に彼はアメリカ合衆国の大統領の父親となったのだから。

The human animal cannot be trusted for anything good except en masse. The combined thought and action of the whole people of any race, creed or nationality, will always point in the right direction.
人間という生き物はひとくくりにする以外に良いという事は無い。いかなる民族や宗教や国家であっても多くの人が集まってまとめられた考えや行動というものは常に正しい方向を向いている。
2013-03-07 20:17 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
The United Nations is designed to make possible lasting freedom and independence for all its members.
国際連合は全ての参加国がそれぞれ自由に独立し続けられるようにできている。

The White House is the finest prison in the world.
ホワイトハウスは世界中で最高の刑務所だ。

Washington is a very easy city for you to forget where you came from and why you got there in the first place.
ワシントンは自分の出身地とどうしてそこに来たのかをいとも簡単に忘れさせる街である。
2013-03-07 20:31 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
Well, I wouldn't say that I was in the great class, but I had a great time while I was trying to be great.
確かに私が偉大な政治家であったとは言わないが、私は偉大になろうと良い時代を過ごした。

Whenever you put a man on the Supreme Court he ceases to be your friend.
もし誰かを最高裁判所に派遣したら、彼とは友達ではいられないだろう。

You and I are stuck with the necessity of taking the worst of two evils or none at all. So-I'm taking the immature Democrat as the best of the two. Nixon is impossible.
私たちは二人の悪人から悪い方を取るか結局誰も選べない事を余儀なくされている。だから私は二人のうちの良い方として未熟な民主党員を選択する。ニクソンはありえない。
2013-03-12 23:21 | カテゴリ:その他 雑記
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
日本テレビでルーヴル美術館の特集をやっていたようでした。
当ブログのロンドン・パリ編も残りルーヴル美術館を再び周って終わりです。
写真の数が多いので記事を作るのに色々準備が必要です。
もうしばらくお待ちください。
2013-03-17 13:12 | カテゴリ:キリスト教
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イエス・キリストの系図
アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、エッサイはダビデ王をもうけた。ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。バビロンへ移住させられた後、エコンヤはシャルティエルをもうけ、シャルティエルはゼルバベルを、ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。

イエス・キリストの誕生
イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっている事が明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアの事を表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」この全ての事が起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。


占星術の学者たちが訪れる
イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。『ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中でけっしていちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。そして、「行って、その子の事を詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。

エジプトに避難する
占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼びだした」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

ヘロデ、子供を皆殺しにする
さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、慰めてもらおうともしない、子供たちがもういないから。」

エジプトから帰国する
ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。


洗礼者ヨハネ、教えを宣べる
そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』」ヨハネは、らくだの毛布を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。そこで、エルサレムとユダヤ全土から、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石からでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」

イエス、洗礼を受ける
そのとき、イエスが、ガリラヤからヨルダン川のヨハネのところへ来られた。彼から洗礼を受けるためである。ところが、ヨハネは、それを思いとどまらせようとして言った。「わたしこそ、あなたから洗礼を受けるべきなのに、あなたが、わたしのところへ来られたのですか。」しかし、イエスはお答えになった。「今は、止めないでほしい。正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです。」そこで、ヨハネはイエスの言われるとおりにした。イエスは洗礼を受けると、すぐ水の中から上がられた。そのとき、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のようにご自分の上に降って来るのを御覧になった。そのとき、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。
2013-03-19 12:50 | カテゴリ:キリスト教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー

洗礼者ヨハネ、教えを宣べる
神の子イエス・キリストの福音の初め。預言者イザヤの書にこう書いてある。「見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの道を準備させよう。荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』」そのとおり、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の許しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネはらくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」

イエス、洗礼を受ける
そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。すると、「あなたは私の愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

誘惑を受ける
それから、“霊”はイエスを荒れ野に送り出した。イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。

ガリラヤで伝道を始める。
ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

四人の漁師を弟子にする
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。

汚れた霊に取りつかれた男をいやす
一行はカファルナウムに着いた。イエスは、安息日に会堂に入って教え始められた。人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。そのとき、この会堂に汚れた霊に取りつかれた男がいて叫んだ。「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出て行った。人々は皆驚いて、論じ合った。「これはいったいどういうことなのだ。権威ある新しい教えだ。この人が汚れた霊に命じると、その言う事を聴く。」イエスの評判は、たちまちガリラヤ地方の隅々にまで広まった。

多くの病人をいやす
すぐに、一行は会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女の事をイエスに話した。イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれたものを皆、イエスのもとに連れてきた。町中の人が、戸口に集まった。イエスは、色々な病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。

巡回して宣教する
朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。シモンとその仲間はイエスの後を追い、見つけると、「みんなが捜しています」と言った。イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのために私は出て来たのである。」そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

重い皮膚病を患っている人をいやす
さて、重い皮膚病を患っている人が、イエスのところに来てひざまずいて願い、「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。イエスはすぐにその人を立ち去らせようとし、厳しく注意して、言われた。「だれにも、何も話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたものを清めのために献げて、人々に証明しなさい。」しかし、彼はそこを立ち去ると、大いにこの出来事を人々に告げ、言い広め始めた。それで、イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。
2013-03-19 15:56 | カテゴリ:アメリカ
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてさてまあ色々と織り交ぜてブログは進行していますが、世間は色々とあり、フリーメイスンリーの世界でも色々と行事があるわけですが、とりあえず横須賀でこの時期あるのはいわゆるベースの開放であり、3月24日の予定日はどうもソメイヨシノの満開が予想される日だそうで、天気の方も急ピッチで準備しているような感じでしょうか。

それはそれとして50州+1あるアメリカの州章シリーズはコツコツと続けて行きましょう。
アイウエオ順ということでアラスカ州です。これは大概の日本人は場所がわかるのではないでしょうか。かつては欧州線のアンカレッジ中継地と言う事で多くの人がアメリカに行ったことが無くとも行ったことがある土地ということになるのかもしれません。アラスカは1867年3月30日にロシア帝国からアメリカ合衆国が買収したそうで、米露の関係なんてのはこういう時代から密接にフリーメイスンリーのシンボリズムで彩られているのですね。建物などはウィキペディアで見る限り日本のような近代的な建物のようですが、州の花は勿忘草とありシンボリズムが認められ、フリーメイスンリーのロッジは20で会員数は2000人余りとあり、人口が約70万人で全米で最も人口密度が低い地域ですが、フリーメイスンの割合も最も低いのかもしれません。およそ300人に1人という割合でしょうか。やはり先住民であるエスキモーと最近では油田や天然ガスの開発が問題になっていたかと思います。
アラスカ大きさ
アラスカの大きさを比較したウィキペディアの画像がありましたので載せておきます。場所についてはあえて載せなくても良いかと思います。

とりあえず州章を見ていくことにしましょう。
アラスカ州
まあ一見してフリーメイスンリーぽくはないですね。かつては氷河やオーロラ、エスキモーの氷の家などが描かれていたそうで、もしかすると全くフリーメイスンリーのシンボルが無かったのかもしれません。1910年に現在のものに変更されたそうです。ロッキー山脈とその周辺の色調はオーロラを意味しているようです。英語ではnorthern lightで北の光だそうです。何となく二重丸と合わせてAll Seeing Eyeのような感じでしょうか。中央にあるのは港の波止場のようですが港も一つのシンボルとなるのかと思われます。工場は鉱業を意味するそうで、農夫はそのまま農業を意味するそうです。良く見ると馬車の農夫の後ろに藁束があるようで、英語の解説では三つあると書かれています。ユダヤ教とシンボリズムの3なのだと思われます。港の波止場の左には鉄道があるそうですが、ウィキペディアのこの画像ではほぼ判別ができなくなっています。杉の林の中に四角い建造物があるのは明らかにレバノン杉とソロモン宮殿を意識したものだと思われますが、一応林業を象徴しているということになっています。最もわかりやすいフリーメイスンリーのシンボルはやはり船だと思われます。船はこの後も州章で多く認められますが、ノアの箱舟の象徴からのフリーメイスンリーの象徴です。船の向きについてはちょっとわかりませんが、ソロモン宮殿とレバノン杉とすると後方の山はシナイ山を意識した構成で全体でイスラエルの土地を意味しているのかもしれません。そうすると馬車に乗った農夫も戦車に乗ったようなソロモン王とかそういう意味になるのかもしれません。恐らくそれらのヒントが3つの藁束ということなのだと思います。
二重丸の外の魚とアシカは魚はキリスト教のシンボルとなり、アシカは人魚からスターバックスのシンボルのような異教の神となるのかもしれません。母子の形をとっているので聖母子やイシス神の関連となるのかもしれません。いずれにしても1910年以前の恐らく全くフリーメイスンリーを意識していなかった州章から、強烈にフリーメイスンリーを意識していながらかなり想像を膨らませないとわかりづらいシンボルに変更となったことが想定されます。

さてまあ船以外はかなり絵の感じも漠然とした州章でしたが州旗はかなり面白いです。
アラスカ州旗
そのものズバリ北斗七星と北極星ですね。もちろん天皇陛下を意味するということはありません。青の背景で勿忘草を意味するなどシンボリズム満載ですが、13歳の少年による1927年に公募から選ばれたデザインという事です。日露戦争も第一次世界大戦も終わった後であり、なかなかその後の太平洋戦争を意識したシンボリズムであったことが仮定されるでしょうか。キリスト教的には7+1で復活やユダヤ教の7の数字などもちろんどの地域であってもシンボルとなる北斗七星と北極星の組み合わせですが、極北の地であり地理的に重要な地となるアラスカにこのシンボリズムが取られるのがやはりフリーメイスンリーの国アメリカを象徴している感じだと思われます。
(2013/7/21追記:アラスカの州章の以前のものについてはウィキペディアからも消えてしまったようです。シンボリズムの現在進行形の動きを是非見逃さないようにしてください。)
2013-03-21 23:04 | カテゴリ:キリスト教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー

献呈の言葉
わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。そこで、敬愛するテオフィロさま、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。

洗礼者ヨハネの誕生、予告される
ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。二人とも神の前に正しい人で、主の掟と定めをすべて守り、非のうちどころがなかった。しかし、エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた。さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。彼はエリヤの霊と力で主に先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備のできた民を主のために用意する。」そこで、ザカリアは天使に言った。「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現する私の言葉を信じなかったからである。」民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。ザカリアはやっと出て来たけれども、話すことができなかった。そこで、人々は彼が聖所で幻を見たのだと悟った。ザカリアは身振りで示すだけで、口が利けないままだった。やがて、務めの期間が終わって自分の家に帰った。その後、妻エリサベトは身ごもって、五か月の間身を隠していた。そして、こう言った。「主は今こそ、こうして、わたしに目を留め、人々の間からわたしの恥を取り去ってくださいました。」

イエスの誕生が予告される
六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。神にできないことは何一つない。」マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

マリア、エリサベトを訪ねる
そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その体内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

マリアの賛歌
そこで、マリアは言った。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、その憐れみは代々に限りなく、主を畏れる者に及びます。主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。その僕イスラエルを受け入れて、憐れみをお忘れになりません、わたしたちの先祖におっしゃったとおり、アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。

洗礼者ヨハネの誕生
さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名をとってザカリアと名付けようとした。ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手ぶりで尋ねた。父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。

ザカリアの預言
父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。主はその民を訪れて解放し、彼らのために救いの角を、僕ダビデの家から起こされた。昔から聖なる預言者たちの口を通して語られたとおりに。それは、我らの敵、全て我らを憎む者の手からの救い。主は我らの先祖を憐れみ、その聖なる契約を覚えていてくださる。これは我らの父アブラハムに立てられた誓い。こうして我らは、敵の手から救われ、恐れなく主に仕える、生涯、主の御前に清く正しく。幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを知らせるからである。これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの歩みを平和の道に導く。」幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。


イエスの誕生
そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

羊飼いと天使
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、羊飼いたちは、その幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いたものは皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。

神殿で献げられる
さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです。」父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

ナザレに帰る
親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

神殿での少年イエス
さて、両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上がった。祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。イエスが道連れの中にいるものと思い、一日分の道のりを行ってしまい、それから、親類や知人の間を捜し回ったが、見つからなかったので、捜しながらエルサレムに引き返した。三日の後、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。聞いている人は皆、イエスの賢い受け答えに驚いていた。両親はイエスを見て驚き、母が言った。「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。」すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」しかし、両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった。それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。


洗礼者ヨハネ、教えを宣べる
皇帝ティベリウスの治世の第十五年、ポンティオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟フィリポがイトラヤとトラコン地方の領主、リサニアがアビレネの領主、アンナスとカイアファとが大祭司であったとき、神の言葉が荒れ野でザカリアの子ヨハネに降った。そこで、ヨハネはヨルダン川沿いの地方一帯に行って、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。これは、預言者イザヤの書に書いてあるとおりである。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。曲がった道はまっすぐに、でこぼこの道は平らになり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る。』」そこでヨハネは、洗礼を授けてもらおうとして出て来た群衆に言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。」そこで群衆は、「では、わたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「下着を二枚持っている者は、一枚も持たない者に分けてやれ。食べ物を持っている者も同じようにせよ」と答えた。徴税人も洗礼を受けるために来て、「先生、わたしたちはどうすればよいのですか」と言った。ヨハネは、「規定以上のものは取り立てるな」と言った。兵士も、「このわたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言った。民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」ヨハネは、ほかにもさまざまな勧めをして、民衆に福音を告げ知らせた。ところで、領主ヘロデは、自分の兄弟の妻ヘロディアとのことについて、また、自分の行ったあらゆる悪事について、ヨハネに責められたので、ヨハネを牢に閉じ込めた。こうしてヘロデは、それまでの悪事にもう一つの悪事を加えた。

イエス、洗礼を受ける
民衆が皆洗礼を受け、イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開け、聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

イエスの系図
イエスが宣教を始められたときはおよそ三十歳であった。イエスはヨセフの子と思われていた。ヨセフはエリの子、それからさかのぼると、マタト、レビ、メルキ、ヤナイ、ヨセフ、マタティア、アモス、ナウム、エスリ、ナガイ、マハト、マタティア、セメイン、ヨセク、ヨダ、ヨハナン、レサ、ゼルバベル、シャルティエル、ネリ、メルキ、アディ、コサム、エルマダム、エル、ヨシュア、エリエゼル、ヨリム、マタト、レビ、シメオン、ユダ、ヨセフ、ヨナム、エリアキム、メレア、メンナ、マタタ、ナタン、ダビデ、エッサイ、オベド、ボアズ、サラ、ナフション、アミナダブ、アドミン、アルニ、ヘツロン、ペレツ、ユダ、ヤコブ、イサク、アブラハム、テラ、ナホル、セルグ、レウ、ペレグ、エベル、シェラ、カイナム、アルパクシャド、セム、ノア、レメク、メトシェラ、エノク、イエレド、マハラルエル、ケナン、エノシュ、セト、アダム。そして神に至る。
2013-03-23 11:16 | カテゴリ:キリスト教
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言が肉となった
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。彼は光ではなく、光について証しをするために来た。その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。

洗礼者ヨハネの証し
さて、ヨハネの証しはこうである。エルサレムのユダヤ人たちが、祭司やレビ人たちをヨハネのもとへ遣わして、「あなたは、どなたですか」と質問させたとき、彼は公言して隠さず、「わたしはメシアではない」と言い表した。彼らがまた、「では何ですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「違う」と言った。更に、「あなたは、あの預言者なのですか」と尋ねると、「そうではない」と答えた。そこで、彼らは言った。「それではいったい、だれなのです。わたしたちを遣わした人々に返事をしなければなりません。あなたは自分を何だと言うのですか。」ヨハネは、預言者イザヤの言葉を用いて言った。「わたしは荒れ野で叫ぶ声である。『主の道をまっすぐにせよ』と。」遣わされた人たちはファリサイ派に属していた。彼らがヨハネに尋ねて、「あなたはメシアでも、エリヤでも、またあの預言者でもないのに、なぜ、洗礼を授けるのですか」と言うと、ヨハネは答えた。「わたしは水で洗礼を授けるが、あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。その人はわたしの後から来られる方で、わたしはその履物のひもを解く資格もない。」これは、ヨハネが洗礼を授けていたヨルダン川の向こう側、ベタニアでの出来事であった。

神の子羊
その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊だ。『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。わたしはこの方を知らなかった。しかし、この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た。」そしてヨハネは証しした。「わたしは、“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。わたしはこの方を知らなかった。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、『“霊”が降って、ある人にとどまるのを見たら、その人が、聖霊によって洗礼を授ける人である』とわたしに言われた。わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」

最初の弟子たち
その翌日、また、ヨハネは二人の弟子と一緒にいた。そして、歩いておられるイエスを見つめて、「見よ、神の子羊だ」と言った。二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った。イエスは振り返り、彼らが従って来るのを見て、「何を求めているのか」と言われた。彼らが、「ラビ――『先生』という意味――どこに泊まっておられるのですか」と言うと、イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。そこで、彼らはついて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。そしてその日は、イエスのもとに泊まった。午後四時ごろのことである。ヨハネの言葉を聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った。そして、シモンをイエスのところに連れて行った。イエスは彼を見つめて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――と呼ぶことにする」と言われた。

フィリポとナタナエル、弟子となる
その翌日、イエスは、ガリラヤへ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「わたしに従いなさい」と言われた。フィリポは、アンデレとペトロの町、ベトサイダの出身であった。フィリポはナタナエルに出会って言った。「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレの人で、ヨセフの子イエスだ。」するとナタナエルが、「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。イエスは、ナタナエルが御自分の方へ来るのを見て、彼のことをこう言われた。「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない。」ナタナエルが、「どうしてわたしを知っておられるのですか」と言うと、イエスは答えて、「わたしは、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじくの木の下にいるのを見た」と言われた。ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」イエスは答えて言われた。「いちじくの木の下にあなたがいるのを見たと言ったので、信じるのか。もっと偉大なことをあなたは見ることになる。」更に言われた。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」
2013-03-27 11:33 | カテゴリ:キリスト教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
これは非常に危うい話題なのですが、フリーメイスンリーについて語る際には避けて通れない話題でもあります。基本的にフリーメイスンリーのロッジの中では宗教の話題は禁忌な訳ですが、フリーメイスンリーに集まる理由のかなり大きな部分が宗教に関する部分でもあり、その点では特に以前にも触れたヨセフ物語の話ではないですが、ユダヤ教とキリスト教とフリーメイスンリーとの関わりは多くのフリーメイスンにとって興味の対象であり、それは多くの伝統宗教に対して寛容とすることを憲章とした今日のフリーメイスンリーにおいてもフリーメイスンリーのメインテーマとも言える話題であるかと思います。
わたしはもちろんフリーメイスンリーについて触れる以前にはキリスト教やユダヤ教の知識を持ちえない、いわゆる典型的な日本人の宗教観でいたわけで、そもそも聖書を通読してユダヤ教やキリスト教について知ろうと思い立った直接的な動機はこのブログでも何度も触れた「ロストシンボル」を読んでフリーメイスンリーを理解するためには聖書を読んでそれらを理解しなければならないと思ったからです。
キリスト教の一般的な理解については日本ではほとんどが新約聖書の概略であり、それもほぼこの前に挙げた四福音書の最初のマタイによる福音書の内容に基づくかと思います。わたしも聖書を通読してから後にいわゆるキリスト教に理解のある日本のカトリックの信者や準信者という人々に会う機会が増えましたが、ほとんどの場合においてマタイによる福音書の内容以上の理解はしていないことがほとんどでした。特に多くの場合には決まり事のように日本語への翻訳によって内容が歪められているので、聖書の内容を語るのであれば日本語訳を読んではいけないというチンプンカンプンな意見でありました。まあ多少キリスト教に関する知識が増えてくると、それがいわゆるカトリックの方針の一つの怠慢とも言うべき伝統的な姿勢であり、それがそもそもプロテスタントとカトリックの対立の原因であり、その後のフリーメイスンリーを生み出すそもそものきっかけとも言えるものであることが分かってきました。
さてまあ今回はキリスト教とフリーメイスンリーという話題にしたわけですが、その中でも最も重点を置くのはキリスト教からフリーメイスンリーが誕生していくきっかけや違いであり、その共有するものや相似の部分ではないというところでしょうか。キリスト教とフリーメイスンリーの類似性と言えば洗礼や聖餐といった儀式や、アーメンとか格式ばった用語の共通性、聖書に対する取り扱い方やチャリティー、奉仕の精神や活動などの点で非常に似ているというか、そもそもキリスト教の伝統の中にそれらを見いだすものが多数認めらるという点でしょうか。それらもまたキリスト教の中でもカトリックとプロテスタントと分けると、カトリック→プロテスタント→フリーメイスンリーという連続性が認められるのが歴史的な起源となるのだと思われます。さらにそれらに旧約聖書の内容や考古学的な起源を付け加えると、エジプト宗教→原始一神教→ユダヤ教→カトリック→プロテスタント→フリーメイスンリーという流れが成り立つと思われ、こうするとフリーメイスンリーが宗教なのか、一神教なのかというところが問題になりますが、理解としては宗教ではなく宗教を越えた存在と言うのが良いのだと思われます。現実に存在する数多くの世界の宗教の神々を統一しうる一つの一神教的な宗教を越えた考え方もしくはそれに至る道とでもなるのかなというところでしょうか。ただしそもそもエジプト宗教はオリエントの様々な神々を含み、またエジプトの各地域の神々を取り込んだ多神教であり、アテン信仰に基づく原始一神教もそもそも王による強引な宗教改革による混乱を引き起こした社会実験であり、その後のユダヤ教にしてもこれはまさに旧約聖書やユダヤ古代誌の通読によって理解がなされると思いますが、地中海社会の安定を目指した古代エジプト王国と古代オリエント王国の妥協の結果成り立ったような時限的な滅びの必然を含んだ異民族排斥の民族教であり、いわゆるキリスト教の世界観で示されるような一神教の世界宗教ではありません。そのキリスト教であってもそもそも旧約聖書の世界からそういったオリエントやエジプトの多神教の神々や逸話を豊富に取り込んだ豊かな多神教世界を基礎として、一応貫かれたテーマが一神教における預言者を通した神との契約という、いわゆるアブラハムの宗教という世界観を示していますが、実際にはローマ帝国の勃興による地中海世界の世界帝国化の中で滅びゆくユダヤ教を、神と一体化された預言者を越えた存在という特別な神の子であるイエス・キリストの存在によって、新たに世界宗教化するというそれまでの流れからいうとかなり大きな方向転換をして成り立った、旧約聖書の内容と新約聖書の内容の分量や重要さの比較から言うと基本的にはユダヤ教の大改革の上に成立した考え方と言えるかと思います。

もちろんそうなると今回のテーマとも言えるキリスト教からフリーメイスンリーへの転換点、一般的にはグーテンベルクの活版印刷術によって始まった聖書の印刷による、聖書を読んでカトリック教会に抗議する人々、プロテスタントの出現、そしてそれらがイングランドやスコットランド、フランス、北方ドイツなどで石工のギルドの組織と相混じり合った結果フリーメイスンリーとして成立するわけですが、そのキリスト教からフリーメイスンリー成立へのポイントであるイエス・キリストの聖書における解説である新約聖書の四福音書の内容に必然的に注目が集まるかと思います。
このテーマを論じるために四福音書の内容を洗礼者ヨハネのキリストの洗礼までの項目を含んだ章までで抜粋してこれ以前に載せたわけですが、すでに読んでいただけたでしょうか。もちろん旧約・新約を含めた聖書の通読が勧められるわけですが、ブログという形態上ブログの枠に基本となる情報を載せていかないと話題となりえないという制約があり、色々な聖書の本文抜粋という著作権の問題もはらみながらあえて掲載したわけです。

まあここまでいくと聖書にもキリスト教にも興味のない人を無理やりフリーメイスンリーに絡めて強引に誘導しているような形になってしまいますが、基本的にはごくごくわかりやすい形にして日本人からは理解しがたいキリスト教とフリーメイスンリーの繋がりをできるだけ簡潔に少ない情報量でわかりやすく、誤解のないように適切に伝えようと苦労しているわけです。

まあいずれにしても四福音書の抜粋部分は全て読んでいただけたということを前提として話を進めていきます。それでは四福音書の抜粋した洗礼者ヨハネによるキリストの洗礼までを含む章までの本文について細かく見ていくこととします。

長くなりそうなので毎度のように3分割して掲載していくこととします。今回はここまでで終わりです。
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(キリスト教と関係していそうな十字やペリカン、三角形や聖書、神がコンパスを持つ図を載せました。参考としてください。)

2013-03-28 19:48 | カテゴリ:横須賀
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
あの月は 古今の 友の 見し 月か
2013年3月31日は今年の春分の日の後の最初の満月の後でカトリックの復活祭イースターの日です。ユダヤ教の過越祭です。何かあるでしょうか?
2013-03-29 09:30 | カテゴリ:キリスト教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてかなり難しい話題で分割して掲載するのも色々問題があるようですが、あまりに内容が長くなりそうなのでどうしても分割して掲載することとします。

それでは四福音書の内容についてですが、もちろん是非全文を読んでほしいわけですが、ここでは洗礼者ヨハネのキリストの洗礼までの内容を含んだ章に限定して見ていくこととします。

まずは新約聖書の内容を読む前に前提として旧約聖書の内容を私なりに概括したものをここで示します。非常に長いのですが実際には個々人で通読することをお勧めしますが、ほとんどそれは絶望的なので解説することとします。まずユダヤ教は前提としてアブラハムと神との契約、預言者を通した民族の神との契約というものがあります。契約とはいわば民族の保護と安寧を神への信仰で約束されるというもので、そのための重要な約束が出エジプトで示される十戒とされますが、実際にはユダヤ教で最も重要なことは「異民族と交わってはいけない」です。そしてその次に大事なことが「異民族の宗教やそれに類する偶像を崇拝してはいけない」、つまり一神教を頑なに信仰し、その権威である預言者、司祭、神殿、戒律、民族集合体を絶対に信奉しなければならないという事です。ほぼこれら二大信条にプラスするのがいわゆる割礼のアイデンティティーと神殿や聖櫃と言ったいわゆる出エジプトやその後のイスラエル王国に関わる聖別されたものへの信仰で、戒律に占める重要なものが生贄とそれら神殿に納める貢物に関わるレビ達司祭階級の特権といったところでしょうか。基本的にイスラエル王国では共産主義と神官貴族並列制とも言うべき、部族を主体としたいわゆる嗣業の土地という、日本の班田収受の法のようなシステムが存在しますが、ほぼ部族間同士の抗争でシステム自体が壊滅していき、結果的に必然という形で新バビロニアなどメソポタミア文明の王国に滅ぼされていきます。出エジプト後のわずかな期間の最大最高のイスラエル王国の成功時期がいわゆるダビデ王とその息子ソロモン王の時代で、ダビデ王が貧しい羊飼いから異民族の戦士であるゴリアテを投石器で命中して手柄を立てその後王となっていくまでの過程はナポレオンの出世のような話で物語として良く知られ、非常に興味深い旧約聖書最大の盛り上がりであります。その後のダビデ王が愛妾から産ませたソロモン王への相続と、ソロモン王がエジプトのファラオの娘を正妻としてイスラエル王国が最大の繁栄を築くのがユダヤ民族の最も栄光の時代であり、その際に築かれたというソロモン神殿がフリーメイスンリーのほとんどの建物の規範となる建築とされています。もちろんその後のユダヤ民族の衰退がこの時点でもソロモン王が妾を多数抱えていたとか、その後の王たちが皆妾を多数抱えて神から離れたという表現をなされているのも旧約聖書の非常に興味深い歴史書とも教訓書とも言える部分であるかと思われます。結局新バビロニアに侵略された結果、必然とも言う形でバビロン捕囚が行われ、イスラエル王国分裂後のユダ王国は一時的に滅びますが、有能なユダヤ民族は新バビロニアでも結果的に王を操ったり様々に活躍し、史実ではこの時期に旧約聖書やユダヤ教の形態を整えたと言われています。その後ペルシアのキュロス2世の時代にイスラエルの土地に帰ることを許されますが、大半の民族は現地に残ったそうで、この時点で最初に挙げた「異民族と交わるな」という教えは現実的には空文化していながら、民族のアイデンティティーとして強化され、結果として現在まで残るイスラエルとして成り立っているようです。その後はいわゆる第二のソロモン神殿の建設やアレクサンダー大王の東征などで、地中海世界自体も大きく変化し、古代エジプトの力がほとんど過去のものとなり、ローマ帝国が勃興してくることでユダヤ民族のアイデンティティーの危機は頂点に達し、いわゆる救世主、メシア信仰が強くなってくるわけです。そもそもユダヤ教にはアブラハムから始まる族長が同時に宗教的長である預言者を兼ねるという部分と、ほぼ周囲には理解不能な挙動を示しながら高次の情報判断を行って独自の情報分析能力を持つ独立した預言者という存在の二つのパターンがあり、それらは特に出エジプト以降の分業化したイスラエル王国では貴族制や王制と、神殿の司祭と在野の預言者と言う分業が明確になってきて、特に在野の預言者というのは辻立ち説法のような形で政権野党の形をとり、旧約聖書に定義されるところの偽の預言者や真の預言者が入り混じりながら奇跡や預言を巧みに示して王が神に近づいたり離れたりと表現されつつ、時に王にとって邪魔な預言者が悲劇的な死を迎えたり、王が敬って治世を成功に導いたりと様々な事例が順を追って出てきます。アレクサンダー大王の東征以降はいわゆるその後のローマの歴史になるのだと思いますが、恐らく聖書が成立した2世紀から3世紀のローマ帝国では常識であったのであえてその時代の歴史は聖書に加えられなかったのだと思われますが、実際にはフラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌に示されるように非常に陰惨で現実的でそれでいてダビデ王の物語を彷彿とさせるような壮大ないわゆるヘロデ大王の時代(新約聖書に出てくる幼児を皆殺しにしたというヘロデ王、その後の息子達もヘロデを名乗った。)があり、シーザーなどローマの歴史上の人物と丁々発止のやり合いがありながら、既にエジプト王国が勢いをなくし、ユダヤ王国も明らかな危機を感じている時代となって新約聖書のキリストの時代に入るわけです。ヘロデ大王がまさに苦悩の中で死んだ時をキリストの生誕としているわけですが、ユダヤ王国は結果的にローマの直轄領となりユダヤ教自体の政治的自立性がほぼ失われた時と同時になるようです。

さてでは色々問題のありそうな旧約聖書の要約はここまでとして最初にマタイによる福音書を見ていきます。
まず最初にイエス・キリストの系図が出てきます。旧約聖書でも特にアブラハムやイサク、ヤコブ、ヨセフ、モーゼ、アロン、ヨシュアなどの時代には何度も何度も繰り返し系図の記述が出てきます。これは古事記や日本書紀などでも同様に認めますが、神代から人代に至る際にそれらが綿々と繋がっているという権威の象徴であり、逆に言うと曖昧な伝承と言えるかもしれません。この系図ではバビロン捕囚までの系図までは歴代のユダヤ王国の王の名前を挙げているようですが、その後の系図に関しては後に出るルカによる福音書の最後に出る系図と比較しても最後のヤコブとヨセフとイエス(ジョシュア)の最後の二人だけが一致しており、14という数字とその三名の名前にだけ意味があるということなのかもしれません。ヤコブとヨセフとジョシュアと言えば旧約聖書ではそれぞれ重要な役割を行っている人物であり、新約聖書を読む者は当然その知識を持つべきであるという前提で書かれたものと思われます。

その後がいわゆる有名なマリアの処女懐胎ですが、ここでは絵画で有名なジョルジュ・ド・ラトゥールによる聖ヨセフの夢の話が語られます。
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これについては以前にヨセフ物語の回で取り上げたことかと思います。

その後はいわゆる東方の三博士で知られる占星術師の訪問ですが、原文では少なくとも新共同訳では三人とは書かれていません。ベツレヘムからメシアが生まれるというのはダビデ王の出身地と重ね合わせているそうです。ちなみにヘロデ大王が幼児を殺したというような話は全くその他の歴史書にはないそうですが、フラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌にはヘロデ大王が様々な悩みをこじらせながら最終的に愛した妻とその子供たちを権力に任せて死刑にするという過程が壮大な史実として描かれていて、恐らくそのオマージュなのではないかと思われます。その後いわゆる「ナザレのイエス」の表現が出てきており、これは四福音書に共通するものであり、この点に関しては関連はわかりません。実在であるかもしれないというところでしょうか。

そしてその後在野の預言者として洗礼者ヨハネがヨルダン川に現れ、いわゆる旧約聖書に多く認められる預言者のいでたちで洗礼というかつてありえなかった儀式を行い、その当時の主流派であったファリサイ派(戒律主義、現在のユダヤ教)やサドカイ派(神殿祭司派、当時の現実主義で神殿の崩壊で消滅した)の人々が洗礼に来たとあり、ヨハネらがいわゆるエッセネ派(洗礼派)という存在であったと考えられます。そこでイエスが洗礼を受けて、鳩が天から降りてくる光景が描かれます。鳩のシンボリズムは聖書ではここにも認められます。

それでは次にマルコによる福音書です。
マルコによる福音書はいわゆるQ資料仮説に基づく最古の共観福音書とされ、内容は簡潔でキリストの活動が淡々と描かれています。処女懐胎などの話は一切なくいきなり洗礼者ヨハネによるキリストの洗礼です。この洗礼者ヨハネの話は福音書に基づくブラザーオスカー・ワイルドのサロメの伝説が有名ですが、いわゆるフラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌では王に対する批判などではなく、単に洗礼によって人気が出たヨハネを政権の危機と予知して扇動の罪で処刑したとあるのみです。恐らくわたしはこの洗礼者ヨハネがキリストのモデルであり、ローマ帝国直轄地の領主の命令によって殺された洗礼者ヨハネを直接の指導者と仰ぐことは、ローマ帝国に対する直接の反逆となるために、前駆洗礼者としてその後のジョシュアの名を持つ救世主を想像したのだと思われます。その後の四門出遊などのようなキリストの伝道の話はそれこそガンジスの洗礼のように様々なアレクサンダー大王東征後の世界にもたらされた東の新しい方法の導入だと思われます。漁師を弟子にするなどの話からの魚を食べる文化も主に東の方から来たのかもしれません。その後のイエスの伝道の話のほとんどはいわゆる医療に類するか奇跡の類であり、これらも旧約聖書で神の所業とされるユダヤ教の知恵が医療や衛生の知恵であったり、数々の奇跡の類であることと共通であるかと思われます。もちろん規模や種類が時代と共に変遷していることがあるのだと思われます。ユダヤ教のラビによればイエスの教えのほとんどは高名なユダヤ教のラビ、特に時代の近い以前取り上げたアキバ・ベン・ヨセフによるものであるとしています。(ユダヤ5000年の知恵 ラビ・マービン トケイヤー)
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さて段々偏って来たようですが、次がルカによる福音書です。
長くなりそうなのでここで分割します。
2013-03-30 09:09 | カテゴリ:フランス
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さてさて大分間があいてしまって、間に色々入ったので何が何やらわからなくなった方が多いのかもしれませんが、まだロンドン・パリ編の最後が終わっていなかったのですね。まあパリもヴェルサイユ宮殿を周るといかにもフリーメイスンリー関連というところが終わってしまうわけですが、あえてヴェルサイユ宮殿を超特急で周ったのはこの最後のルーヴル美術館をぜひ再び周りたかったからでした。前回周って写真を撮りまくってiPhoneの電池が切れたというのもあるのですが、一度周ってその収蔵物のフリーメイスンリーに与えた影響の大きさと、そのコレクションの洗練さ、重要さ、美的要素の整いをあからさまに感じてこれは出来れば一週間くらいかけてじっくり見たいものだと思ったので、せめて短い滞在時間の中でもう一回周っていこうと思うのはまあ自然な事であったと思います。あとはやはり私自身の陥りやすい特性だと思いますが、コンピューターも壊れてしまっていたせいで事前にあまり詳しい勉強をせずに見に行った事で、どれがポイントの展示物なのかというところがガイドブックの知識ですら入っていなかったので、せめてガイドブックに載っているものは確認しておこうというところが思われたからでした。
私個人としての現在思う事は是非事前に英語版でも日本語版でも最低ウィキペディアの内容に目を通してから見学に行くのが現代の最も効率的で重要な予備知識ではないかと思っています。もちろんその上でガイドブックに目を通しておかなければならないかと思います。

さてあとは題名なんですが、フランス大東社の綱領である無神論者でも認めるという部分に拘るわけではありませんが、直接ルーヴル美術館を周っていてそれを強く感じたわけではありませんが、パリを巡っていてこのブログに書く副題として色々考えて思い浮かんだものであったので、パリ篇最後の項目として再び用いることとしました。後でフリーメイスンリーとキリスト教についてという題名で、ユダヤ教、カトリック、プロテスタントとフリーメイスンリーの繋がりについて多少問題になるかもしれませんが書こうと思っています。その際にはフランス大東社の無神論者でもフリーメイスンとして認めるという部分が一つのフリーメイスンリーの啓蒙思想や理神論と呼ばれる考え方の追求の結果としてポイントになってくるのだと思われます。もちろんフランス大東社で認められる無神論者とは非道徳的な無神論者ではなく、信仰や道徳を追及していった結果としての極めて現実的で建設的な無神論者であり、フリーメイスンリーの追及する理論や理想から外れたものではありません。

さて能書きが長くなりましたがサンラザール駅からタクシーでルーヴル美術館に移動します。
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途中タクシーで前を通ったので写真を撮りました。マドレーヌ寺院というそうです。カトリック教会だそうですが革命期を過ごしているのでこんな形だそうです。上部の彫刻は最後の審判を表しているそうです。カトリック教会とは思いもよりませんでした。まさにフリーメイスンリーの街パリです。
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天気が良いので改めて入口の写真を撮ります。なかなか美術館自体が極めて立派で美しい建築になっているのですね。何度でも行きたいものです。
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有名な逆さのピラミッドも探して撮りました。カルーセル入口の方で、正面入り口から入って左の方であったと思います。微妙に上部のピラミッドとは場所が違うところなのですね。
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自然と虹色が出ていましたが、前々日の虹が白日夢のようで、毎日観光客が異なるパリでは特にそれに注目する人はいないようでした。
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パリでも有名な場所には必ず人が集まっていましたが、意味も無く集まる感じは世界各国一緒のようです。
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地下鉄からの連絡口なのでしたかね。正面から入るとわざわざ行く事はありません。ブティックなどが並んでいて、一旦退場すると再入場でセキュリティーを受けなおさないといけません。
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再び入場して彫刻の展示室です。写真の撮り方も少しこなれています。どれが良いとかいうのまではわかりませんが、全体の雰囲気は伝わるでしょうか。この左手の方のオリエントの展示室に向かいます。
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バビロニアのハンムラビ法典の本物でしょうかね。目には目を、歯には歯をは実は旧約聖書のトーラーの有名な文句でもあります。実際問題旧約聖書はバビロン捕囚の時代に成立した事が有力なので、当然のことながらバビロニアの法律を引き継いだメソポタミア地方の逸話がふんだんに取り込まれているのですね。つまり旧約聖書の世界、古代ユダヤの世界を知るにはエジプトだけではなく現在のイラクやイランにまたがる古代メソポタミアの世界を知らなければ完全な片手落ちになるのです。そして古代世界のそれら二大文明の刺激のしあいがイスラエル王国の存在の源であり、また後のローマ帝国と古代ペルシアの両立や、後の地中海世界とイスラム王朝の並立にも繋がっていくのだと思われます。十字軍や後の大航海時代にもつながっていき、フランスフリーメイスンリーのGrand Orient大東社という名前にもあらわされるものとなるのだと思います。
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太陽信仰なのでしょうかね。
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オリエントの絵画の方が数が少ないせいもあるのかエジプトのかなり型があるものより自由な印象がありますね。実際には流行や型が長い時代でそれぞれ地方ごとにあるのだと思われますが。
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大英博物館でも目立っていたラマッス(人頭有翼獣)ですかね。こちらはそれが何組もありました。これだけ見ても良いものはフランスがイギリスの何倍も取っているという構図があったりします。なかなか実際のヨーロッパの関係は直接見ないとわかりません。
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まあフリーメイスンリーの歴史を見るまでも無く、こういう代表的な美術館、博物館を見るとそれぞれの国同士の関係が単純に透けて見える感じがあります。とにかく一番良いもののコレクション冥利に尽きる完品で学術的価値の高いものは今回はルーヴル美術館にある感じでした。そしてフランスの場合はそれが植民地からの略奪品の感じがしないで、極めて学術的な美術品として扱われている印象が強いというかそれだけなのですね。やはりその辺りが革命で流された血の代償なのでしょうか。
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陳列の仕方も工夫が行きとどいています。
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この辺の展示物も説明したいのですが、まあルーヴルの公式を参照してください。
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オリエントはライオンとか牛とかが多いのでしょうかね。
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展示物の細かい説明はちょっとわかりませんね。日本テレビでやっていたルーヴルの特集で巨大な建築として紹介されていましたかね。日本語のオーディオガイドを聴きながら一週間くらいかけて回るのが正しい観覧なのでしょうが、そういうことをできる人は少ないでしょうね。
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ギリシア彫刻の方へ来たのでしょうか。ミロのヴィーナスを観ていなかったのですね。床が若干モザイクです。
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ミロのヴィーナスの周りもなかなかの人だかりです。奥さんや彼女をミロのヴィーナスと対比させるのは何なんでしょうね。まああまり美術に興味はないというところでしょうか。
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実際には似たような彫刻が他にもたくさんあり、見た目はほとんど変わりません。
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いかにも美の殿堂と言う雰囲気ですが、いかにも過ぎて客の興味は低下するというのは世の常です。
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再びエジプト関連展示です。
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太陽の船でしょうか。船のシンボリズムは古代エジプトからのもののようです。
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神殿の移築でしょうかね。
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王名表でしょうかね。
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ヒエログリフの解説でしょうか。フクロウのmの由来も書いてありました。ヘッダーの画像に使用しています。MM21や3Mやマクドナルドのシンボリズムとも一部関連するのでしょうが、UGLEのフクロウとのダジャレが濃いのではないでしょうか。まあフリーメイスンリーの一般的なシンボリズムとはちょっと異なります。Rのシンボリズムとも近いような、いわゆるアルファベットのシンボリズムと言うところでしょう。
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前回撮らなかったものでしょうかね。時代が比較的下ったものが多いようです。
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パピルスでしょうかね。かなり時代は下っているのだと思います。
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ギリシア・エーゲ海文明でしょうか。
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ギリシア語の石板ですね。これはオーディオガイドを聞かないと全くわかりません。色々内容の説明があるのだと思います。
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十字架やvesica piscisのようなキリスト教のシンボリズムが現れてきます。四獣でしょうか。ちょっと種類が違うようですが、東と西に分かれたエジプトやオリエントの共通の起源からできた珍しい動物のセットでしょうね。人類の起源がアフリカであった事の証拠かもしれません。
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これは確か有名な像であったかと思います。写真のない時代の生き映しの技術ですね。恐らく初めてみた人は驚嘆したのだと思います。
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ミケランジェロでしょうかね。ミケランジェロは多くがイタリア、ローマ、フィレンツェにあるのだと思います。ルーヴルではこれとその他少しであったと思います。
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ここから絵画です。なんでしょうね。アラブの王様みたいです。
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ジェリコーのメデューズ号の筏です。実際の事件を元にしたものだそうです。ブラザーナポレオンの帝政の後の王政復古の時代だそうです。ジェリコーは32歳で早世しておりフリーメイスンにはならなかったようです。
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恐らくキリストの神殿での説教とかをモチーフとしているのでしょうが、ちょっと絵の規模が大きすぎてわかりませんね。この絵の解説を作るだけで論文が書けそうです。しかしカラフルです。
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これはダヴィンチでしょうかね。ルーヴルの主要な作品一つで日本では何万人の大行列で何億円も集まるのが現実ですね。
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ダヴィンチの三作品ですね。もちろんこれらのモチーフが四福音書にあるのはご理解いただけたかと思います。
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東方正教会のイコンの様式でしょうか。平面的で東の文化の影響を感じます。
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ルイ十四世の間ですかね。ブルボン王朝の秘宝はほとんどがフランス革命で散逸してしまったそうです。まあ実際にはそれがフランス革命の一つの原動力でもあったのでしょうね。
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再びエジプトです。オベリスクの冠石でしょうか。
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なんですかねえ。有名な座像なんだと思います。
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書記坐像ですね。以前も撮っていましたが、ガイドブックを見てわざわざ再び来たのです。色がどの程度褪せているのかわかりませんが、少なくとも古代エジプト人がアフリカ人に近い有色人種であったことがわかります。まあほぼ現代のエジプト人とほとんど変わらないのでしょうね。古代ユダヤ人がいわゆるアラブ系の現代のパレスチナ人と同じというのも説得力があります。
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ミケーネ文明やエーゲ海文明というものではないでしょうか。
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これはミケーネ文明の青銅器でしょうか。
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これはいかにもフリーメイスンリーのロッジの天井のようですが、エーゲ海の海をイメージしたものかもしれません。書いてある文字はギリシアの高名な彫刻家の名前であるようです。

さて最後のルーヴル巡りも三分割ですが、再びめぐる機会があれば更に詳しく解説する事があるかもしれません。横須賀の博物館もなかなかですが、あまり人が多くないですね。東京国立博物館も私のフリーメイスンリーグッズを展示していただいてもう少し雰囲気を変えてみたらいかがでしょうか。まあ様々なインスピレーションに満ちあふれる場所が博物館であるようです。
2013-03-31 13:03 | カテゴリ:キリスト教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
さて次が共観福音書最後のルカによる福音書です。
最初にテオフィロという謎の人物への献呈文が書かれています。神を愛する者という意味だそうで、ローマの高官と解釈されているそうですが、どうでしょうか。
ルカによる福音書では何と冒頭でいきなり洗礼者ヨハネの生誕の由来が描かれます。母親の名前がエリサベトと言い、現在のエリザベスの由来となっています。不妊で高齢でありながら天使の前触れによって妊娠するという話は旧約聖書に認められる有名な話です。アブラハムとサラの子供イサクは神への捧げものとしてモリヤ山の山頂で生贄とされましたが、神がそのアブラハムの信仰心を確かめて、イサクは殺されませんでした。そのささげた岩が現在エルサレムの象徴である岩のドームの中にある岩とされています。つまり洗礼者ヨハネが神への捧げものとしての預言者イサクと同じであるとの象徴を意味しているのかもしれません。
その後同様にしてマリアにも天使のお告げがあり、エリサベトとマリアは親戚であったとされ出産前に会っていることとなりました。これは恐らく生前からその運命が決まっているという例えと共に、キリストの存在=洗礼者ヨハネであるという解説になるのだと思われます。その後洗礼者ヨハネは荒野をさまようわけですが、ユダヤ教において祭司の息子が荒野をさまようというのは、牧師の子供でありながら画家となったファン・ゴッホのようにあり得ない経過であり、相当の解説が必要なのですが、突然父親が祭司であると出てきているので、実際には当時のユダヤ教社会では旧約聖書に出てくるほど安定した系図や戸籍の形は成り立たず、突然のぽっと出の人物が歴史上に名前を残す人物であるというのが実際だったのではないでしょうか。それはアキバ・ベン・ヨセフの経歴などからも考えられます。
イエスの誕生が住民登録のためにベツレヘムで行われたとありますが、もちろん記録には残っていません。恐らくその後のローマ帝国の治世でそういう系図や住民登録のシステムが成立した時代の発想なのだと思われます。
羊飼いが見張りをしている逸話は有名であると思いますが、これは現在でも羊と羊飼いの関係として象徴とされることが多いです。神殿で献げられる際の心臓と剣の逸話はフリーメイスンリーの象徴とされています。もしかするとこの神殿での逸話は洗礼者ヨハネの実話であるのかもしれません。
その後の神殿での少年イエスの説教の逸話も有名ですが、ここでもやはりナザレの地名が出てきますが、どうも神殿に連れてきてそのまま両親が置いてきてしまうというのは捨て子のようです。実際には貧しかった洗礼者ヨハネの家では神殿に洗礼者ヨハネを捨てて行ったのかもしれません。
その後洗礼者ヨハネが現れいわゆるキリストと同じような内容の教えを説きます。洗礼者ヨハネは王の批判を行ったというかどで捕えられ殺されます。その際にイエスも洗礼を受け他の共観福音書と同様に鳩が降りて来ます。
マタイによる福音書の冒頭と同じようなイエスの系図がありますが、既に説明した通りイエスの父親のヨセフと言うところ以外はダビデ王からとバビロン捕囚からとほとんど一致するものがありません。それがそのまま聖典とされているのが新約聖書の福音書なのです。果たしてどういう意味なのでしょうか。

さて最後が最も格調高くフリーメイスンリーでもヨハネによる福音書の冒頭のページを儀式の際には開く決まりとなっている、四福音書で最後に100年ほど遅れて成立したと言われるヨハネによる福音書です。フリーメイスンリーではイエス・キリストの弟子の使徒ヨハネと洗礼者ヨハネを対峙した円と平行線で示したシンボルがありますが、このヨハネによる福音書は冒頭から使徒ヨハネと洗礼者ヨハネとを混同するような文章が続きます。というより同じ意味で書いているのかもしれません。言葉が神であり、言葉のうちに命があり、命は光であったとは名文とされています。宗教の本質、神の本質、人間性の本質を的確に捉えた文章といえるのだと思います。
洗礼者ヨハネは自ら預言者である事もメシアである事もないと否定します。フラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌によれば、洗礼者ヨハネは根っからの善人であったと描かれています。根っからの善人であり、洗礼という新しい習慣により大衆の絶大な支持を受けたが、王から危険視されて殺されたと記述されており、後代の加筆もあるそうですが、キリストに関する記述と異なり信用性があるものとされています。
イエスの洗礼が再び描かれます。イエスは神の子羊と表現され、これはルカによる福音書の羊飼いが生誕を見守ったことと対応するものと考えられます。ここでは鳩が霊の表現であると記述されています。この前3つの共観福音書の記述がさらに神秘的な象徴の表現に高められていっています。時間や比喩表現などやや謎めいた象徴的な表現が増えてきます。
やはりナザレの地名の表現が出てきます。恐らくわたしはこれが洗礼者ヨハネの出身地なのだと思います。その後ヤコブの梯子の天使が昇り降りする梯子の象徴が表現されます。

さて四福音書の抜粋を読んで比較してどのような感想を抱くでしょうか。2世紀の聖人エイレナイオスはこの四つの福音書をそれぞれ聖櫃のアークの上にある智天使の象徴であるケルビムを構成する四つの動物、鷲と牛とライオンと人に当てはめたそうです。四という数字は同時に映画フィフスエレメントでも有名になった、ギリシア哲学から生まれた四大元素を構成する数字であり、空気・火・土・水から世界は構成され、それらの結合や交わりによって世界は構成されているとするものです。プラトンはこれらに結晶のような正多面体の理論を加え、それらが後に錬金術やタロットの考え方にも取り入れられているそうです。
恐らくこのブログの読者の方で旧約・新約聖書をすべて通読した方は居ないでしょうし、フラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌を読んだ方もいないでしょう。わたしも後者に関してはまだすべて読み切ってはいませんが、とりあえず大体の概要を掴んだところでここまでの記事としました。ユダヤ教に関してはまだタルムードやユダヤ神秘主義について多くの知識が必要とされており、そこまでの時間が現在は得られていませんが、いずれ内容を咀嚼して理解したところでそれなりに記事にしていくつもりです。私としてはこの様な形式の聖書の通読の勧めとなるのは不本意ではありますが、実際に通読して得られたもの、残るものというものが過去と現在のフリーメイスンリーの原動力となっていることが理解されるかと思います。アイザック・ニュートンは万有引力の法則など様々な物理学の新発見を行った後に晩年を聖書研究と錬金術研究に没頭したとありますが、現代はその時代とは異なり数々の考古学上の発見や聖書に関しても死海文書やナグハマディ文書などそれら周囲の時代的背景を詳細に語る資料が発見されており、またカトリック教会の改革開放が進めばさらなるキリスト教についての新たな知見が世間に広まる事もありうるかと思います。私の解釈は恐らく現在でもまだ異端の部類に入るのではないかと思います。恐らく1717年6月24日の洗礼者ヨハネの日にイングランドグランドロッジを結成したブラザークリストファー・レン、ブラザージョン・デサグリエらにとっては最大の関心事であったのかもしれません。1717年という11とユダヤ教の聖数77とをまたいだ数字の年に結成したとされるフリーメイスンリーにとって、キリスト教の精神とその歴史は欠くことができない最高の秘密であるかと思われます。ちなみにイングランド連合グランドロッジの紋章には四つのケルビムと紋章中にはそれらを構成する四つの生き物が描かれています。四福音書の解き明かしこそ近代フリーメイスンリーの結成の原動力であったと思われます。(ちなみにGrand Lodge of British Columbia and Yukonのホームページではこれら四つの動物とユダヤの四部族を対応して説明する説を載せていました。)
davinci_giovanni00.jpgdavinci_cena00.jpgUGLEcoat of arms
2013-03-31 22:41 | カテゴリ:その他 雑記
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
とりあえず新約聖書とフリーメイスンリーという大きなテーマを自分なりに終えたので、再び中間まとめとして現在このブログで進行中の内容と、今後やってみようと思っている内容についてまとめてみます。

市章と町村章についてはほぼやり終えたので、その他の企業や大学の社章や学章について色々ネタが増えてきたら一回くらい追加したいと思っています。これはまあライオンズクラブやロータリークラブの関連で期待が大きいのでしょうが、基本的には繰り返しできりがありませんから。
アメリカの州章はかなり大事で面白いのですが、もう少し膨らませていきたいのでゆっくりと時間をかけて消化していきます。
モーツァルト生誕コンサートの様子とブラザースタンダールのモーツァルトの伝記はブラザーモーツァルトやその他の音楽家についてもう少し知識が増えてきたら書こうと思っています。スコティッシュライトホールの写真もたくさん撮ったのですが、いかんせんコンサート自体が相変わらずのフリーメイスンリーのイベントで私自身色々感じる事が多くて。
ベースの基地開放については非常に良かったわけですが、逆に言うとあえて記事にする程の内容がないというか、まあフリーメイスンリーの現実という感じで、いずれ記事にしますがそれほど大した写真を撮っていません。

その他徐々にブログも進化というか遂にというか、いわゆるマザーロッジになる横浜のフリーメイスンリーのシンボルについて詳しく触れていくのと、さらに港が見える丘の横浜外国人墓地のフリーメイスン達の墓標から人生を探っていく企画と、横浜市開港記念会館や横浜開港資料館を巡ってフリーメイスン達の残した資料やそれらブラザー達の与えた影響を探っていく企画を考えています。まあこれらは相当現実の日本のフリーメイスンリーの歴史やフリーメイスン達の活動に直結しますので、フリーメイスンリーとしてはまっとうな企画という事になるかと思います。フリーメイスンリーの原点であるロンドン、パリ、ワシントンまで行くくらいであれば、横浜のフリーメイスンリーについてまずは公開情報をあたるというのはまあ当然かもしれません。

後はやはり読書によるもので、ブラザージョージ・アイ・パーディーの「終わりのない夏」やブラザーベントン・デッカーの「黒船の再来―米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記 」ですが、どちらも半分ほど読んでいる訳ですが、まあやっぱり記事にするにはしっかりと腑に落ちて理解されたところで書かないとなかなかまとまらないし読ませる内容にならないのでもう少し時間がかかりそうです。そういう点では内山岩太郎氏の活動についてもまかりなりにも自叙伝を読んでおいたので、人となりが少し理解されてその後の様々な点で有益であったと思います。
読書に関してはブラザーマッカーサーの回顧録やブラザージョルジュ・サンドの小説なども衝動買いしており、またまだブラザーエドマンド・バーグの「フランス革命の省察」も読了しておらずなかなか大変な状況です。実はその他にもブラザーマンリー・P・ホールの著作の日本語訳や、キリスト教関連の日本語訳の文庫、その他英文のフリーメイスンリーの関連の本がどっさりあって、まあ一生かかっても読み切れないほどの本が既にあり、さらに増えそうな感じなのできりがないというところでしょうか。

フリーメイスンリー関連の時計や憲章、アンティークの博物館や鑑定番組への出品は難しそうですが、少なくともアンダーソン憲章の邦訳は徐々に進めていくつもりです。その前にロンドン・パリへのグランドロッジ訪問の旅から時間が空いていませんがスコットランドで第四回フリーメイスンリー国際歴史学会というのが開催されるというのでそれに行く予定です。ヘッダーにエジンバラ城の写真を載せたのはそのためです。出来れば動画で講演を記録して内容について検討出来ればと考えています。

フラヴィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌やユダヤ戦記を読了したところで、ショーレムのユダヤ神秘主義やタルムード入門について読み進め、さらにリチュアルについて解説を進めていければと考えています。アンネの日記についても一度は読みたいですね。まあオランダに行く機会でもあればその時に読むことになるかもしれません。
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