2013-11-16 10:27 | カテゴリ:ユダヤ教
ジャンル:ニュース テーマ:フリーメイスンリー
エラリー・クイーンみたいですが、ここまでこのブログを恐らく精緻に読まれてきた方、恐らくそういう方しか読んでいないと思いますが、そういう方にはすぐ想像がつく内容かと思います。

まあ要するにYodやYorkや横浜や横須賀といったYが頭文字にローマ字でつく単語の象徴性、すなわちYHWHを象徴するというところだというところです。まあこのYHWHという単語なわけですが、実際日本人が知っているのはエホバの証人のエホバという単語なわけですが、ウィキペディアで見てもすぐ分かるように、エホバという読み方自体かなり古い読み方で、最近に関してはヤハウェという日本語読みが標準的であるとされているようです。
で大事なのは結局ヘブライ文字でのつづりという事でそれより遡るとアラム文字とかフェニキア文字にさかのぼるという事で、考古学上最も古い石碑に認めるYHWHの四文字、テトラグラマトロンはメシャ碑文という死海の東岸でみつかった紀元前9世紀の古ヘブライ文字で書かれたものであり、現在ルーヴル美術館にあるそうです。まあ見た記憶は無いわけですが、なんと写真は撮っているようでした。
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で、YHWHという単語に関しては英語版のウィキペディアを見ると色々出てくるわけですが、さらにNames of God in Judaismでみるとさらにありとあらゆる神の名前が出てきてどうもシンボリズムではYHWHが重要とされて、それは聖書に出てくる回数が最も多いからなわけですが、それ以外にもいわゆるエロヒムとかアドナイという呼び方があり、英語ではGODやLORDという言葉も出てくるわけです。フリーメイスンリーのマスターメイスンの合言葉とされるMahaboneに似たHaMakomという遍在という意味の言葉もあったりしてどうも神の名前というのはシンボリズムと共にユダヤ教、フリーメイスンリーでは求められ続けたもののようです。
それでこれだけだとまああまり記事にならないというか、本当に雑学で終わってしまうわけですが、フリーメイスンリーが違うのはここでやはり神様ならぬGoogle様にお伺いをして疑問をぶつけてみるのですね。
YorkとYHWHの繋がりはあるのかなと自分の素直な思いをぶつけてみるとなんたることや一番上にその回答を見事に返してくれるわけです。
Which entity existed 1st: Amun or Yahweh?ということで、いわゆるエジプトのアモン神とヤハウェのどちらが古い神様かという事なんですが、なんでYorkで検索されたかというと書いた人がMalachi Yorkというそうですが、どうも33°と書いてあったりしてAncient Egiptian Orderとかあったりしてどうもフリーメイスンの人が書いたものらしいという事で読んでみるとアメン神がエロヒムになって、エロヒムからYHWHとなったというような事が書いてあります。まあどうもエロヒムという創世記の名前からその後YHWHになることで神の呼称が複数あり、それが神の出自が異なるという事でもあると解説しているようです。またアーメンというキリスト教やユダヤ教の言葉が、アメン神から由来する事を書き、またアメン・ラー、レーやアトゥム・ラー、レーやアテン・ラー、レーが三位一体でそれぞれのレーの神の状態を示していて、GODのそれぞれのアルファベットがヘブライ語ではそれぞれGomer、Oz、Dabarという単語に対応し、それぞれBeauty、Strength、Wisdomとnight、noon、morning(2014/12/31追記:GODの各字と朝昼夕の対応は恐らく字順の通りになるのだと思います。そうでないとGに対応するのが日没では復活の象徴ではなくなりますからね。Gに対応するのが死でもまあいいのかもしれませんが。この辺はやはりヘブライ語に通じないと謎のままかもしれません。Ozはオズの魔法使いの謎になるのだろうと思われます。)に対応すると書いてあったりします。アーメンについてはこのブログでもRのシンボリズムについてのところで触れたわけですが、太陽神を意味するアモン神、アトゥム神、アテン神の朝昼晩の状態とGODの各単語の三位一体の意味の共通性というのは目からうろこの話でちょっと感心しきりでした。
その後も聖書の文を引用して言葉が光であり、光とは太陽であると解説しています。太陽の象徴としてエジプトの有翼日輪が聖書中にも認められると書いています。この辺りは現代の聖書のルーツがエジプト文明と古代エジプトの神話を中心に伝承されていることが理解されていれば問題ないと思われます。それらが現代訳では消えてしまっていますが、ギリシア語訳やヘブライ語の原文になると単語の違いとして神の呼称も明らかに異なり、時代を追ってそれぞれの時代の神の名前が表れて継承されていくという、いわゆる旧約聖書と新約聖書の全体を追っている一神教と預言者の系譜という中でも実際にはその時代ごとの多神教の中の有力な神の系譜や、様々な国の神話の伝承をまとめた話という形のテーマの表れかと思われます。
最後にはセトの子供がエノスという名が神の名であり、またジョシュア記からエルがエロヒムの神々の一つであり、YHWHと同じであるという表記を拾ってきて要は一神教と言っても上述のようにエノスやエルやエロヒムという名前でも呼ばれていて最終的にYHWHになったという経過であり、結局その前にはエジプト文明のセトやアモン、アトゥン、アテンがあるという事なのだと思われます。ギリシア語のテオスがエロヒムと対応する言葉でありまた英語でGODに対応するものであり、ギリシア語のキュリオスがYHWHに対応する言葉であり、英語ではLORDに対応するものと書かれています。

まあここまで読むとなかなか一神教と言っても色々あっての一神教であり、要は多神教の歴史を色々重ねた上での一神教であり、それはエジプト、オリエント、ユダヤ教の歴史、ギリシア文明の歴史、ローマ帝国の歴史を経ての一神教であるという事が呼び方からも分かるという事なのだと思います。
で、重要なのが、この文章の作者の方なのですが、いったいどういう人が書いているのかなあと、イギリスのそういうブラザーカリオストロ伯のエジプシャンライトの系譜を受け継ぐ人なのかなあと検索すると、なんとドワイト・ヨークという人なのですが、このブログで出てくる人物としては極めて異例中の異例な現在禁固135年の刑で収監中の人という事で、それを知った時点でこの記事にするのが躊躇われたのですが、まあ非常にためになる文章ではないかという事であえて記事にしたわけです。どうも生まれや育ちは非常にフリーメイスンリーの影響を受けた方のようで、ボストン生まれでその後ニューヨーク育ちのようですが、祖父の影響などでスーダンの辺りのいわゆるナイル川上流の地域に行って勉強して、まあ非常にフリーメイスンリーに親和性の高い環境であったようで、黒人イスラム教やユダヤ教を折衷した新興宗教のヌワビアンというのを始めて、エホバの証人やモルモン教のようなアメリカのフリーメイスンリーの影響を受けたものであったようです。下の写真のような建物を建てて、そこに恐らく日本のオウム真理教のような信者の家族の子供たちも集めて共同生活を始めたようです。
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結局社会問題となり、組織犯罪対策法、RICO法というアメリカの法律の対象となり、主に子供に対する性的虐待や身体的虐待で本人が収監されパラノイアの診断を受けて禁固刑中という事だそうです。ヌワビアンのホームページはまだあって、そこにある本人の写真を見るとどう見てもシュライナーズの格好をしていたり、エジプトの紋様やピラミッドを多用していて、明らかにフリーメイスンリーの影響を受けていたり、本人が強烈なフリーメイスンリーへのシンパシーを示している動画などがあったりと、もしかするとどこかでフリーメイスンリーに加入した経過があるのではないかという印象を持つ人なのですが、まあこれだけの犯罪で収監中の人とあってはどう考えてもフリーメイスンとはなりえない、加入したとしていても除名の対象となる人なのだと思われますが、まあその文章は非常に印象深いものだと思われます。モルモン教に関しては現在も教祖のブラザージョセフ・スミスはフリーメイスンと書かれたりしていますが、エホバの証人の教祖となるチャールズ・テイズ・ラッセルは公式にフリーメイスンとはされていないので、そういうのが死後に評価されるのかと思われます。(最後に民衆に暴行されて亡くなったブラザージョセフ・スミスと、伝道の途中で亡くなった牧師のチャールズ・テイズ・ラッセルを比較するのも問題ですが、フリーメイスンリーに関しては入会していたか否かの点だけなのだと思われます。)日本でもオウム真理教なんてのがありましたが、このブログでも触れたオームの聖音、いわゆるインドの三位一体の表現は上記のエジプトの三位一体やキリスト教の三位一体にも繋がる万国共通の概念であり、オウム事件の後に現在収監中の教祖はまだ死刑未執行ですが、改称してヘブライ語の第一音のアレフに改称しているなどもまたそういう新興宗教共通のものかと思われますが、まあいずれにしても一部に興味深い部分があるとしても全体として反社会的組織であれば評価されるもので無いのは当然かと思われます。

というわけでこのブログが何を言いたいかというと、一神教の神の表現と言ってもそもそも聖書の中にも様々な表現があり、それは明らかに多神教の名残であり、多神教と一神教を繋ぐのがまた神の表現の多様性でもあり、それと明らかに一線を画す表現としてYHWHの名前の表現、聖書中では19×19×19=6859回現れるそうですが、そういうものがあるので、まあ一神教からさらに進んだそういう自由な多様性の中で自然な世界の一体化を促す働きを求めたフリーメイスンリーの活動としては、YHWHיהוה、GOD、LORDの表現は重要であるという事になるのだと思います。まあそれでYの頭文字を付けたものがフリーメイスンリーの関わりが強かった地名には多く認めるというのはなかなかまあ一神教から遠い日本としては受け入れがたい所もあるかと思いますが、ヨークライトから始まって、横浜や横須賀、横浜では山下公園や山手と言った地名も非常にフリーメイスンリーと関係が深い土地でもあり、東京では八重洲なんてのもありますが、これはこのブログでも触れたウィリアム・アダムスの同僚であったヤン・ヨースデンの名前から付けたなんて事になるわけですが、その他にも織田有楽斎から付けた有楽町なんて名前もあり、インターネットではもちろんYahoo!になるわけですが、Yを頭文字に使った英単語というと東海岸住民を指すYankeeや野球球団Yankeesとか、Y染色体、日本では乳製品のヤクルト、ヨーク、ヤルタ会談の地名、アジアの地名としてはヤンゴンや揚子江もそうだそうです。またアメリカのポンド系単位のヤード、あくびをさせるyawnなんてのもありますが、yesやYeahという肯定表現、year年という非常に普遍的な表現、酵母yeastなんてのもあります。人種も表すyellow、日本円のyen、Yiddishイディッシュ語、陰陽もyin and yang、YHAユースホステル協会、YMCAキリスト教青年会、YMHAユダヤ青年団、ヨーデル、ヨーガ、ヨーグルト、Yom Kipper、ヨセミテ、ヤング、ヨーマンyeoman郷紳など、まあいわゆるYのシンボリズムというものがあるという事なのだと思われます。
それでまた非常にややこしいのですが、ヘブライ文字のYodhיは10番目の文字でゲマトリア数秘術でも10の値になるそうですが、発音からYと代用されていますが、実際はアルファベットではIやJになるそうで、かつてはIHWHやJHWHと示された時代もあるそうで、アルファベット的にはこちらがより正しいという事のようです。というまさに隠された神の名前であるわけですが、こうなるとIのシンボリズムやJのシンボリズムが出てくるわけで、これはまた単語が非常に多いわけですが、聖書関連で行くとユダヤ人のJews、ヤコブ、ヨセフ、ジョシュア、イエス、ヨハネと重要な人名にみなかかって来るのがJであり、近くではJapanがあります。Iは聖書ではイサクの燔祭のイサクであり、商標などでの小文字のiが非常に多いかと思われますが、これは大文字のIが英語で一人称の私になるからであり、小文字のiで見ると日本グランドロッジの場所を借りていたセブンアンドアイホールディングズの社名や、アップル社のiMac、iBook、iPad、iPhoneと言ったほぼ一人勝ちを収めている商標と繋がるのではないかと思われます。それでIJYとYHWHのシンボリズムを考えるとどうしてもいわゆる英語の主格のI、You、He、We、What、Who、Which、Where、When、Why、Howといった単語が想起され、またその他のタウ十字のシンボリズムのTでもtheやthat、this、these、they、them、it、toといった英語で普遍的な代名詞や助詞の中にこうした聖書に由来するシンボリズムを認め、どうも英語が国際語として普及しているのにはこうした隠された神の名を確実に含んでいった言語という側面もあるというのが見えてくるかと思われます。JにしてもJoyやJourneyといったポジティブな単語が想起されますし、Gのシンボリズムとも絡めるとgetやgo、good、group、groundといったやはり活動的で積極的な単語が想起されるものかと思います。もちろん例外は多数あるかと思いますが、英語という言語とフリーメイスンリーの母国であるという事、キングジェームズ版の聖書が成立した過程など、言語を神として考える一神教、フリーメイスンリーの発想から行くと、英語にそうした神の表現を含むシンボリズムを多数認めるというのは自然な事なのかと思われます。

とまあ内容的には非常にシンプルでちまちました話なのですが、妄想的にはこのブログ最大級の限りなく普遍的なものではありますが、真の国際化とは何かを考える際に日本人に非常に参考になる内容ではないかと思います。
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(YHVHというバージョンもかつてはあったそうです。Vのシンボリズムはちょっと特殊だと思います。横須賀のスーパーのaveなんてのもありますが、V自体で直角定規のシンボルにもなるかと思いますし、∧∨のシンボルにもなるかと思われます。そういう混同もあり色々整理されたのだと思われます。voiceやvibe、vibrationといった表現はまた宗教的なものとも繋がるものでもあるかもしれません。)
(Rのシンボリズムではロータリークラブの略とも繋がりましたが、もちろんライオンズクラブのLのシンボリズムももちろんLORDの表現になるのは良いかと思われます。多神教はあくまで一神教に繋がる道というのがフリーメイスンリーの教えなのですね。)

さてまあこの話を実際どうして考えたかというきっかけのところなのですが、実はGoogleマップのグッドデザイン賞が出なかったというところの話に繋がります。ギガザインの記事で書かれているとおりこのブログでもGoogleとYahoo!のところで2chのスレッドとして挙げたのですが、まあグッドデザイン賞というのは典型的なGのシンボリズムなわけで、それがこのブログでも取り上げたGのシンボリズムの代表格のGoogleに大賞を与えるという手前味噌みたいなやり取りに日本政府が待ったをかけたというところで、その二番目の候補がイプシロンロケットという事で金賞を受賞したわけですが、JAXAのシンボリズムではないですが、まあこのイプシロンというところで記事にしようと思ったのですね。
このイプシロンという名前なんですが、ギリシア文字のΕ、ローマ字のEに当たるようですが、イプシロンで変換すると分かるようにギリシア語ではほぼ同じ発音のΥがあるのですね。これはもちろんローマ字のYに当たるわけです。まあ前段階のラムダ(Λ)ロケットやミュー(Μ)ロケットもそれぞれシンボルとしても意味が込められていたのだと思いますが、今回のイプシロンはそういう事で恐らく隠された一神教のYHWHの第一字Υイプシロンの意味もあるという事であったのではないでしょうか。
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一席落ちましたでしょうか。

(2013/11/19追記:Yのシンボリズムの企業をあげていませんでした。ヤンマー発動機と言えばかつてはヤン坊マー坊天気予報で有名でしたが、恐らくディーゼル発動機としては世界トップ企業なのでしょうね。今年になってロゴが変わって、現在日本人の香川真司が所属するイングランドプレミアリーグの名門チームであるマンチェスターユナイテッドのユニフォームにも一時期認めるなどスポンサーとなってロゴも含めてアピールしています。
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まあ明らかにシトロエンのダブルシェブロンの逆バージョンなわけですが、シェブロンを意識したものでもあるのでしょうね。Yのシンボリズムという事で、以前自動車メーカーの日本で軽自動車が好調のスズキの33のシンボリズムも取り上げましたが、同族企業という事で王子製紙やオリンパスではないですが、様々なイギリスからの働きかけの一環かと思われます。)
(YouTubeもYとTのシンボリズムなのでしょうね。ちょっと弱いかと思いますが、このブログでもお世話になっていますのでアピールさせて頂きます。日本の企業としては吉本興業や山崎製パンやヤマダ電機なんてのもあるようです。日本では多い銘柄である大和という言葉も良いのでしょうね。)

(YAGIアンテナなんてのもありました。戦時中のレーダーにまつわる逸話もあります。恐らく日本発祥の科学技術の唯一の世界レベルのものでしょうね。これに関してはブログのヘッダーで大幅に変更したうちのAre you a mason?シリーズのいわゆるフリーメイスンリーの参入志願者やその他の生贄の山羊、Goatのダジャレともかかっているようです。YAGIでもYとGとIのシンボリズムが認められるわけですが、Goatでも明らかにGodとかかる、G、O、Tのシンボリズムが認められるWorshipful MasterのWorst Masterにも通じる反語的な意味が含まれている教訓なのですね。)